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江ノ島・寒中神輿錬成大会に行ってきました。藤沢市片瀬海岸東浜で行われる新成人を祝うお神輿です。毎年成人の日近くに開かれるようです。
実は今回がお神輿初体験なのでした。裸祭りには去年くらいから興味を持ち始めて何度か参加していたのですが、なんかお神輿って敷居が高そうでちょっと敬遠していたのです。でも、去年末の裸祭りで知り合った方達の手引きもあり、今回参加することができました。感謝です。また、この寒中神輿は法被が要らないので、比較的容易に参加できるそうです。

11時からの開始なので、6時半に高崎発の電車です(>_<)。新宿経由で一気に横浜方面に行けてしまう高崎線なのです。スゴイ便利。故に早朝なのにスゴイ混んでました。熊谷辺りでオジサンとオバサンの集団が乗り込んできました。どうやら写真マニアの人達みたいで江ノ島に撮影しに行くそうです。ドキッ。大声で話しているので、まる聞こえ。なんか、どこどこの写真コンテストに優勝するには、こんな写真じゃなきゃダメだ…とか、あの審査員にはどんな写真が受けるか…とか、なんかオバサンらしからぬ会話です。
大宮で一緒に参加する友達と合流、電車乗り継いで片瀬江ノ島に到着。ほんと久しぶりの江ノ島です。すごくキレイになっていてビックリでした。海岸なんて砂浜に降りる所が石畳の遊歩道になっていたり、段々ができてて座れるようになってます。一緒に参加する人達と合流して、お神輿会の人達に紹介してもらったりしていると、だんだん人も増えてきました。っと周りを見渡すと、もーこれがイイ感じの兄貴ばっかりなのですっ。坊主・短髪がすっごく多くて、これが「頑張って挑戦してみましたー」ってな黒々した坊主じゃなくて、もー気合い入りまくりの青々した坊主ばかりなのですっ。坊主好きのオレとしては、たまりませんって…(>_<)。しかも、たぶん、ほとんど、お仲間だし…(>o<)/
そうこうしているうちに、そろそろ着替えて準備です。このお神輿は海岸から海に入るので、六尺、鉢巻、足袋ってな格好です。法被を持っている人達は担ぐまでの間、着ている人もいました。カッコイイんだなぁこれが。オレは持ってないので、いきなり裸。やっぱり最初はちょっと恥ずかしいです。4機お神輿が出るようで、まずはその前で新成人の人達や役人達が集まって、祝辞を読んだり、祈祷したりします。その間、担ぐ人達はその周りで見物人に混じって立って待っています。どうやらこの時間が格好の撮影タイムらしく、いつの間にか担ぎ手の周りはカメラマンだらけ…。前だけだと思ったら後ろにも横にもっ、もー360度カメラマンだらけー!まるで芸能人の記者会見状態ですっ。スゴイって聞いていたけど、これほどとは思いませんでした。蘇民祭と池ノ上で慣れているつもりだったけど、まだまだですね。いやぁ緊張しましたー。もー動きとか超ぎこちなくなっていたはず…。でも、なんか気持ちイイのです。スターになったような気分…。ナルですねぇ…(>_<;;;
行事が終わって、いよいよお神輿の出動ですっ。うおぉーって感じで皆一斉にお神輿に取り付きます。お神輿は前後に2本棒が出ているタイプと4本棒が出ているタイプがありました。オレ達は先輩方の案内で4本棒の「良く写る外側(^o^)」に陣取りました。第一印象=すっごい、棒太い。まさに面取した角材ですっ。合図で「一本締め」があって、直ぐ担ぎ始めます。「わっしょい。わっしょい。」って掛け声と共にお神輿が上下に揺れます。その度に棒が肩にガッツンガッツン。堅い。痛い。やばーい!なんと言うか、、、お神輿と言うものを持っていると言うよりも、激しくピストン運動する餅つき機に肩を叩かれていると言う感じ。この肩の上にあるのは、とても人の力で担げる代物ではないような…なんか建物がのし掛かっているって感じ。最初はかなりの恐怖感を覚えました…潰されるぅぅぅって。ヘタに担ごうとして力を入れると、ガッツンガッツンやられちゃうので、腕で棒を抱えるように持って、肩を離さないように、しがみつく!って感じに…。あ、でも、これって誰かが「担いでいる」モノなんですよね…やっぱり(^_^;;;
砂浜でしばらく担いだ後、海に入ります。海は腰くらいの深さまで入りました。例年だと胸くらいまで入るらしいんだけど、今年はお神輿の上に!着物をきた新成人がずーっと乗っていたからか、あまり深くは入りませんでした。で、海に入ってからが、もー大変。砂で足を取られてしまうため、お神輿がめちゃくちゃ揺れるのです。転びそうになるわ、隣りのお神輿にぶつかりそうになるわ、後ろの人の足踏みまくっちゃうし、その間も肩にガッツンガッツンだし、、、すごかった…です。前の方では入れ墨の兄さん達がめちゃくちゃ盛り上がっていて楽しそう。いっぱい、いっぱいでイマイチ楽しめていないオレ。。。くう〜。
浜に上がったら、だいぶ安定。リズムも取れて、ちょっとだけ担いでる気分?になれました。最初の場所まで戻って、最後にお神輿を高く持ち上げて、「3本締め」で終了しましたー。ふ〜お疲れさま。この日は風もなくポカポカ陽気で外はかなり暖かかったせいか、海水は冷ため。でも、腰までだから辛くはなかったけども、外に上がってからの濡れた六尺が冷たいっ!チンコがキュ〜って感じ。モッコリ感がぁぁぁーって。
終わった後は豚汁と日本酒が用意されていましたー。感謝です。食べてる間も周りはカメラマンだらけ、なんか「食いしん坊万歳!」やってる気分ですっ。食べ終わって帰り支度。そうそう、着替えは当然のごとく道端なのです。脱ぐときはかなり恥ずかしかったのですが、、、慣れというのは恐ろしいもので、着るときはぜんぜんへっちゃら。家族連れの車が立ち往生してるすぐ横で、手隠しだけで着替えちゃってイイんでしょうか…。

一緒に参加した人達とデニーズで食事して皆とは藤沢駅で別れました。その後、オレは撮影に来ていた神奈川の友達と近くのスーパー銭湯に寄って、町田に住んでいた頃良く遊びに行った、懐かしの本厚木でちょっと買い物して帰ってきました。
始めてのお神輿は、掴まっているだけで、とても担いでいるなんて言えるモノではなかったけれど、現場の空気と言うか、何もかも新鮮でスゴク良かったー。今まで見ている側だったけれど、参加できて嬉しかったし、褌一丁で担ぐのも解放感があって最高でしたー。 |
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