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ざるやぶり神事に行ってきました。三重県・安芸郡の八雲神社で、毎年7月15日に行われる裸祭りです。
3月の愛知の裸祭り以来なので実に4ヶ月ぶりの祭り参加でした。期間が開くと熱も冷めるもので…台風も接近していたため、今回の参加は中止しようと思っていたのですが、調べてみると当日発の高速バスでも時間的に間に合うようだし、天気も大丈夫そうなので、急遽参加することに決めました。
昼行の高速バスはやっぱりガラガラで(^_^;;; 満席の夜行よりよっぽど快適でした。さすが時間を無駄に使っているだけのコトはある…。昼間の4時過ぎに名古屋に着いて、近鉄で三重の豊津上野へ向います。乗り換え駅の白子でホームに降りると、プ〜ンと磯の香りが。電車からは全然見えなかったけど海が近いんでしょうか。今年はまだ海に行ってないので、なんかちょっと旅気分出てきました。5時半頃、豊津上野に到着。想像以上に田舎の駅でイイ感じです。

改札出ると、何度かお祭りで一緒になった方達がいました。一緒に神社に向います。道中、明日、名古屋の神社で神輿が出て、一般参加が可能だと言う情報を教えて頂き、早速、その神社に携帯で連絡して、なんと!神輿に参加させてもらえることになりましたー!でも、雨天中止だということで台風がとっても心配です。。。この時点では雲は多めだけど日も射していました。10分ほど歩いて八雲神社に到着。小ぢんまりした神社です。神社から真っ直ぐ細い路地が延びていて、途中の空き地にテントが点々と建っており、着替え場所とか受付とか関係者の詰所とかになっていました。受付をして、晒しを貰います。1反くれるのかと思ったら半反です。なんとなく…足りない予感。。。あ、このお祭りは手ぶら参加なのです。ゆえにコスチュームはこの晒しだけ、足袋ナシです。くぅ〜辛そう。受付にいたおじさんが荷物置場として近くの公民館に案内してくれました。お祭り終わった後はそこで体も洗えるそうです。8時くらいから開始だそうなので、公民館に荷物を置いて着替え場所のテント近くに戻って暫く雑談。着替え場所には水槽に飲み物が冷やしてあって参加者が自由に飲めるようになっていました。感謝、感謝。
そろそろ着替えの時間です。テントの中には褌締めてくれるおじさんが2人とカメラマンの皆さんが沢山。。。テントの壁1面がカメラマンです…(^^;;; 公開生着替えって感じでしょうか…。いやぁ、いろいろ裸祭りに参加してきましたけど、ここまで露骨なのは初めてですぅ。しかも自然に行われているコトにびっくり…。人に締めてもらう時って無防備になるから…イイ画が撮れそうですね。。。素直に見たいですっ(>o<)/ 褌は前垂れ&腹巻き付きの締め方でした。厄年の人は赤フンでその他は白フンです。やっぱりオレは半反では足りなくて…締めてる途中の状態で受付まで追加の晒しを貰いに行く羽目になりました…。路地には人がすごく増えていて、コレが一番恥ずかしかったかも…。で、新たに締め直すと思って1反もらってきたのだけど、なんとその上から締めるのですよぉ。1反半も腹に巻いてしまって、もーすっごいコルセット状態…く、く、苦しい。。。
皆の支度が整ったところで、代表のおじさんが段取り説明。練り(簡単に言うと押しくら饅頭です)のやり方で、ケガをしないように背中向きになって腕を組んでひと塊になるようにするとか言ってました。練りは全部で3回あって、3回目に大きなザルが出てきて、それを奪い合うのがこのお祭りのメインイベントだそうです。

花火が上がって、1回目の練りに出発です。提灯を持った先導役の人を先頭に「わっしょい、わっしょい」って掛け声と共に、路地を神社へ向います。でも、この先導役の人が20代くらいの若くて大人しい感じの子だったから、イマイチまとまりと勢いがありません。う〜む。境内に到着。暫く練りを行います。裸足なのだけど、境内は砂地なので足はあまり痛くありませんでした。練りの最中は桶で水がガンガン掛けられます。これが、耳の中に沢山入って辛かったぁ。1回目の練りを終えて着替え場所に戻ります。暫し休憩。。。はっ!寒くなーい!!!そう、夏の裸祭りは初体験なのですが、冬だとこの休憩時間がガタガタブルブルの辛い時間なのだけど、夏だから当然寒くないのです。なんかぬるい!変な気分でした。
また花火が上がって、2回目です。徐々に裸男が増えていきます。最終的には100人くらいはいたのかなー見物客もあまり多くないし規模は小さめです。2回目の練りからは途中でお堂に入って格子に登ったりして威勢を上げます。このお祭り、若者の参加が多かったのですが、悪乗りする奴がすごく多くて、練りは大荒れでした。すごい勢いでタックルしたり、見物人を引き込んでボコっちゃったりとか、倒れる人も多かったし。普通、世話役の人が抑えるものなんだけど、もーやりたい放題って感じで参りましたよ。トホホ。
3回目。ザル投入。すっごい巨大なの想像してたんですけど、普通に大きな竹製のザルでした。このザルをばらばらにして破片を奪い合います。ちょっと触れたけど、どうやって素手でバラすんだろうって感じの丈夫なザルでしたが、やがて手が貫通してる人とか現れて、次第にバラバラになっていきました。見物人とか入り交じっての激しい奪い合いです。つかんだ破片を巡って殴り合いのケンカになってる人とかいて、ビビリながらも落ちてる破片をなんとかゲットぉ!「落ちているのはご利益無い」とか言われたんだけど…イイのですっ!ザルが無くなった後も暫く練りが続いて次第に人が少なくなり祭りは終了です。公民館に戻って体を洗わせてもらって着替えて名古屋に戻りました。お疲れさまでした。 |
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