99年4月15日
3日目
ローテンブルク
(自由行動)
ロマンチック街道を
経由して
フッセンへ
(続き)

ロマンチック街道
ローデンブルクは東西に走る古城街道と南北に走るロマンチック街道の交差点の街です。午後は、南ドイツのフッセンへ向けてロマンチック街道を走ります。雨のロマンチック街道をバスで走るのでは、風情はありませんねぇ。日本の田舎道を走っているのとなんら変わらないような気分です。 15-21 15-22 こういう田舎道は、レンタカーでも借りてドライブしたら良いかもしれない。もちろん隣の席にかわいい女性でも居たら最高でしょうが。
道路の左右、遠くに見える村々は日本とは違う家並みが見えます。村には塔が見えます。教会の塔かな?日本ではお寺の梵鐘にあたる物でしょうか?
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ロマンチック街道の途中には、いくつかの街があります。ここはネルトリンゲンと言う街で、きれいな円形の城壁に囲まれた街なのだそうです。普通丸くならないで地形によって城壁が変形するのにここは隕石の落ちたあとで月のクレーターと同じ、きれいな丸い盆地となっており街がきれいに円形となったんだそうな。
ところで家々の三角屋根の上の方に棒が出ています。屋根裏部屋は食料の貯蔵に使われていたんだそうで、そこへ穀物を上げるための道具(今で言うとクレーン?)だそうです。
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正面は城壁です。城壁の穴?を通過すると、再び郊外の道へと出てきます。今でもこのように中世の城壁がキチンと残っているのはなんだか凄いですねぇ
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郊外を走る列車を眺めながら延々と続くドイツの平地をひたすら南へと走って行きます。
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突然、大きな街へ出ました。アウグスブルクです。路面電車が走る周辺から市の中心へと向かいます。ローマ時代のアウグストス?にちなんでつけられたと言うアウグスブルクという街です。
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アウグスブルクの広場にて
画面は添乗員の林さんです

やがて市の中心にある広場に到着し、ここで15分の小休止となりました。

市内ではバスを停めるのが難しい様です。ここでは、ただ単にトイレへ行く程度で何もできません。有料トイレをあとにしてバスを進めます。

中世の都市には大富豪が居ます。イタリア・フィレンツェのメジチ家などの様に、、ここでもお金持ちが慈善事業として作った有料老人ホームがありました。有料と言っても家賃は1ヶ月1.5マルク(約130円)と言うただみたいな値段です。
15-28 壁の向こうに見えるアパートが老人ホームです。どの家もきれいに窓を飾っています。これはドイツのどの家でもやる事だそうです。カーテンや花、それに人形などで窓を飾るんです。
日本の長屋と言った雰囲気の一角を見て回りました。入居条件がクリスチャンであること、というだけあってみなさん物静かな感じがしますねぇ。

教会
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ひたすら平地を走ってきましたが、遠くに山が見えるようになりました。アルプスの麓です。

平地からいきなり高い山々の麓になってしまうんですねぇ。こういうところが日本とは違いますねぇ。
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すでに夕方ですが本日の宿泊地フッセンまではあと一息です。そこで予定外ですが、近くにあるきれいな教会へ寄ることにしました。ドイツにはイタリア風のカトリックと、新しくて質素なプロテスタントの2つの宗派があり、この教会は華やかなカトリックの教会だそうです。 15-35 15-36
教会の庭?には鶏が遊んでいます。

教会を過ぎるとどんどん山が近づいてきます。いままでず〜っと平地でした。高い山はひさしぶりに見た気がします。平地からいきなり高い山の麓へ出てしまうと言うところが日本にありましたっけ? いきなり高い山々が目の前に立ちはだかります。 15-37 15-38

フッセン
夕方、今夜の宿泊地『フッセン』の手前でノイシュバンシュタイン城が見えました。今回の旅のきっかけとなったのはこの城です。私は、この城とは、はじめてのご対面です。
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アルプスの麓、降りしきる雪にかすみながら、ノイシュバンシュタイン城がかすかに見えてきました。
もっと山の中にあるのかと想像していましたが、こんな平野から、ふと見上げられる場所に作ってあったんですねぇ。
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あいにくの雪で、かなりかすんでいますねぇ。しかも、すでに夕方です。薄暗い中でよく見えません。

上の写真の緑で囲った部分を拡大すると右の写真になります。

明日はこのお城を見物します。
夕方、雪にかすむノイシュバンシュタイン城を遠くに見ながら、城の前を通り過ぎて今夜の宿フッセンと言う小さな街のホテルへ向かいます。

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ホテルへ到着しました。

とりあえず部屋へ入って窓から外を見ると、雪はいっそう強くなってきています。明日のお城見学はどうなるんでしょうねぇ。ここから城まではバスで5分と言う距離です。
まぁ、とりあえず夕飯にしましょう。
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誰かが茶碗を見つけました。このホテルのオーナーは親日家だそうで普通の夕飯の他にカレーライス、海苔、などをサービスしてくれました。日本を出てからはじめてご飯をみたツアーのメンバーはご飯に殺到しています。でも日本の米ではないので独特の香りがあり、食べづらそうです。
夕飯にはビールも付きました。
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夕飯も一段落する頃を見計らってオーナーの登場です。

親日家のオーナーは片言の日本語を話します。みんなを笑わせながら手品をしています。

←中村さんの奥さん
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←中村さんの旦那さん

なんせ今回の参加者はほとんどが新婚カップルです。旦那に代わって赤ちゃんを作ってあげようなどと言って笑わせていました。
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オーナーは盛んにお客さんに声を掛けて、ピアノを弾かせようとしています。
←岩手の玉山夫妻です。
 立っているのが奥さん
 向こうを向いているの
 が旦那さんです。

オーナーは、この街の音楽隊の指揮者だそうで、ピアノを上手に弾きます。ピアノの上には宇都宮で開いたコンサート(合唱?)の写真も置いてありました。
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夕飯も終わり部屋から外を見ると雪がかなり積もって来ました。家々の屋根は真っ白です。窓から見える所にも小さな城か教会らしい物が見えます。

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ホテル内部はきれいにしていますねぇ。暖房も効いています。
たまたま私だけは風呂が無い部屋でしたがまぁまぁの部屋です。

といったところで、観光2日目もおしまい。
明日は今回の目的の一つ目、ノイシュバンシュタイン城です。
この大雪はいったいどうなるんでしょうねぇ。
おやすみなさ〜い。

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