イタリア旅行 98年10月28日

フィレンツェ滞在

1028-m 前夜ベニスから到着した街フィレンツェはイタリアの中央部にある、周囲を山に囲まれた都市です。まず最初に街の西側の丘へ登り、街を見下ろす予定でしたが交通事故の混雑で丘へあがる道が渋滞して、ウフィツィ美術館の予約時間(朝9時)が迫ってきたために丘は後回しにして先に美術館とドォーモを見学しました。そして市内でお昼を食べてから再度丘に挑戦です。

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フィレンツェの西側の丘(ミケランジェロ広場)から街を写しました。この写真は午後から再び丘へ登って写したものです。この丘と目の前に見える市街との間にはアルノ川という川が流れています。ウフィッツィ美術館の左下に少しだけ見えているお城は川の手前です。美術館から手前のお城までの間にかけられた橋がベッキオ橋と呼ばれる橋のはずですが地図からみると美術館はもっと左、ドゥォーモのすぐ左下に重なって見えるはずです。写真に書き込んだウフィッツィ美術館とベッキオ橋は私の勘違いです。

実際は、ウフィッツィ美術館はドゥオーモの左手前、ベッキオ橋はさらにその左手前です。

ウフィツィ美術館は三美神やビーナス誕生など、世界的に有名な絵画があるためいつも混雑しており、入場に2〜3時間待つのが当たり前なのだそうです。なるほど結構並んでいます。今回のツアーは入場予約しており、9時に入る事にしていましたので並んでいる人たちを後目にさっさと入ってしまいました。団体では入れない部屋があるのでいつの日にか個人的に見に来てじっくりとみないとダメですね。でも有名だというだけで私にはさほど感動する物は無かった様な気がします。

1028-1 ややこぢんまりとしたウフィッツィ美術館を見学したあと、ドォーモまで歩いて行きました。

ここも大理石でできています。色がわかりにくいのですが、写真で白く見える部分はピンク色です。横方向に黒く細い帯が見える部分が濃い青色です。これらの色はあとから塗ったものではなく、大理石そのものの色なのです。つまり色々な石をそれぞれの部分に配置して行き、全体としてこのような色となっているわけです。内部はふつうの教会でした。

このドォーモの手前に『洗礼堂』があります。洗礼堂の壁には天国の門があり、内部はがらんとして何もありません。しかし、きれいな天井画があります。入場料を取られますが入ってみるのも良いと思います。

1028-3 ミケランジェロの丘などにダビデのコピーがありますが、本物はここアッカデミア美術館にあります。アッカデミア美術館はドォーモから歩いて15分ほどでしょうか。

周囲の人からダビデの像の大きさがわかると思いますが8mくらいあるんじゃないでしょうか? こんな大きな石を探すのも大変でしょうが彫刻するのはさらに大変でしょうねぇ。しかもすばらしい彫刻です。よく見ると血管までもが実に緻密に掘られています。

1028-4 イタリアでは、市内にはどこでも石の建物が並んでいます。

ここフィレンツェ(英語読み:フローレンス=花の街)も同じです。右の写真は石垣ではありません。建物の壁です。

アッカデミア美術館からドォーモへ戻り、夕飯の集合場所となっている駅へ向かって歩いていたら道路にたくさんの露店が出ていました。フィレンツェは、主に革製品が有名?皮で作った仮面や小物がたくさん売られていました。ただし、店によっては観光客はぼられます。23000リラだと言っていたのに、大きなお金で払おうとすると、いつのまにか25000リラに上がっています。23000だったじゃないか、と交渉しましたが折り合わないので買ってきましたが、みなさん気をつけましょうね。

1028-5 今夜の夕飯はオプショナルツアーで7万リラ(5600円)です。レストランは山の中にありました。狭い道路を大型の観光バスで入って行くのは大変ですね。フィレンツェ名物は子牛のステーキだそうです。大きな、脂のない、ぱさぱさのステーキです。日本人と異なり海外では健康のために脂のない肉を食べています。しかも結構堅いんです。一昨年オーストラリアへ行ったときもそうでした。

食事が中盤ともなるともうほとんど宴会状態です。グループの中に40歳(前後?)の新婚カップルが居ました、この旦那さんがグループの宴会部長、偉く乗っていました。

1028-6 夜遅くまで、飲み放題のレストランで飲んで騒いだあと、ホテルへ向かいます。山を降りてくるとバスの窓から山の上にライトアップされた修道院が見えます。(左の写真)

すでに旅行も終盤、明日も早朝(6時?)出発です。アッシジを経て最後の観光地ローマへと向かいます。


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