じゃりまん小学校
じゃりまん読書感想文
2005年5月分

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今月読んだマンガリスト:12冊
NICE! は特に良かったと思う作品
別冊コロコロコミックSpecial2005年6月号 小学一年生2005年6月号 小学二年生2005年6月号
小学三年生2005年6月号 小学四年生2005年6月号 小学五年生2005年6月号
小学六年生2005年6月号 プレコミックブンブン2005年6月号 コミックボンボン2005年6月号
月刊コロコロコミック2005年6月号 コロコロイチバン!2005年2号 かっとびレーサー!ダンガン狼1巻
総評



2005年5月度
総評
じゃりまんの部
んー、全体的に平凡ですかねー。まあ普通。
でも地味におもしろいマンガが多し。
以下、該当する作者名をテキトーに見つくろってみる。(敬称略)

コロコロ系
黒葉潤一、小西紀行、桜ナオキ、板垣雅也、難波孝

ブンブン系
津島っくす

以上。
ここに挙げた人は派手さはないけど
それぞれの作者独特のギャグセンスが窺えてオススメ。
これからも長い目で見守りたいっすね。

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2005年5月31日 火曜日


かっとびレーサー!ダンガン狼 1巻
こしたてつひろ
小学館 てんとう虫コミックス 409円
こしたてつひろ氏お得意のかっとびマシンレースマンガ。

“ダンガン”というかっとびマシンを主題としたホビーマンガで
主人公は勿論、ダンガンに全てを賭けた少年。
その名は織田信士郎(おだしんじろう・11)。

シンジローが、初代ダンガンウルフより
町一番のレーサーの証“ダンガンウルフ”の称号を受け継ぎ、
以降、ダンガンによる戦国時代のまっただ中で
愛機・ウイングバルカンと共に
ダンガン界の天下統一を目指す伝説の物語。

シンジローはレツゴー兄弟の星馬豪みたいなヤツで、
仲間思いだが性格は基本的にお調子者。
とにかくガムシャラに突っ走り、失敗を何度も繰り返して成長していくタイプ。
レースの際も、愛機・ウイングバルカン号の走りを信じて、
常にマシンを信じる“マシンじる心”をモットーにしている。

ウルフの称号を受けたシンジローの前に
領地を拡げようとシンジローの町を侵略しようとする敵が次々登場。
シンジローも気合いだけは人一倍だし、勝てる要素もあるのだけど
残念ながらまだ勝利に結びついていない。
しかし不思議なことにシンジローの住む町は未だ敵の手に堕ちておらず、
ダンガンレースでバトルした後は皆、好敵手(要するにいいヤツ)となり去っていく。
みなさんシンジローの“マシンじる心”に心打たれたのでしょうか?
いい傾向ではあるけれど。

シンジローの行くところにダンガン仲間が集い、
そして熱いダンガンレースで一汗かいた後には
レーサー同士の友情、ライバルとしての闘争心が芽生える。
それもウルフの称号を受け継いだシンジローの魅力の1つかもしれないけど、
それにしても2代目ダンガンウルフの夜明けはまだか。
負けても負けても敗北感が感じられないシンジローの性格からして
次巻辺りでもうダンガンレースに勝ってもいい頃合いだと思いますがね。

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2005年5月30日 月曜日


コロコロイチバン! 2005年2号
2005年5月25日発売
小学館 440円
話題のコロコロイチバン!の第2号が刊行。
今月号は付録として「わざぼー」に登場するみみみの必勝アイテム・
特大わざぼーのボールペンがついてきてます。
振ると音が鳴ってかわいらしい。
文房具として実用性があるかどうか別として
こういう付録はなぜか不思議と欲しくなっちゃいますよね。
欲を言えば目も動くと良かったんですが(ムリか!?)

▼ポケモンコミック・スペシャル ミュウをさがせ!:
原案協力/岡崎信治郎・まんが/大内水軍

読み切りポケモンマンガ。
リョウマとタカシが強くてかわいいポケモン・ミューを
なんとかしてつかまえようとシャカリキにがんばるお話。

2人の少年がいいようにポケモンに振り回されてるのがなんとも微笑ましい。
たまにはポケモンバトルから離れてこういう物語を堪能するのもまた
一興ではあるまいか。

▼熱血!!!ポケモンホビーたんけん隊:原案協力/岡崎信治郎・まんが/板垣雅也
こちらは新連載。
売れないマンガ家・イタガキとコロコロイチバン!編集部・オカザキ記者が贈る、
ポケモンに関するホビーを攻略していく趣旨のマンガ。

今回はトミーから発売されている「DXモンスターボール」のおもしろさを紹介。
DXモンスターボールは実際身につけて投げる動作をしたり、手で振ったり
歩く際に起きる振動などでポケモンをゲットできるようになってるらしい。
少なくとも漫画やアニメで見られるように実際に投げたりはしないのだそうです。
みんなもDXモンスターボールを本当に投げないように気をつけましょう。
壊れたら大変だぞ。税込3129円もするんだから。

▼ガリガリ君:小ガエル
前号で、あんまりガリガリ君の印象を損ねるようなマンガを描いていたので
思わず首をかしげてしまったんですが、
今号もそれと似たり寄ったりの内容。

それでもガリガリ君が虫歯の危機を脱したり、
友達の宇宙デートを成功させたりと
一応、前向きなお話にはなって・・・いるのか?
そんな悩みを持たせつつ3号も多分読む。

マンガ以上に興味深かったのが、
今年の夏に発売されるゲームボーイアドバンス用ソフト・
「新ボクらの太陽〜逆襲のサバタ〜」にガリガリ君が登場していること。
ジャンゴと一緒にガリガリ君アイスを持って決めポーズをしてる姿がかっこいい。
もしかしたらひじおか誠氏によるジャンゴとガリガリ君による
夢の共演マンガが見られるのかも。
・・・というより見たい。見せてくれ。

▼金色のガッシュベル!!:原作/雷句誠・まんが/矢高鈴央
キャンチョメの足が手のひらになっても
あんまり違和感ないな。
逆に猿みたいでしっくりくる。

▼わざぼー:曽山一寿
みみみが持つわざぼーは打撃だけじゃなく
相手にして欲しいことをやらせることもできるんだなー
・・・ってことでホントになんでもアリの魔法のアイテムですね♪

今回みみみの前に現れた敵キャラ・アーマンは
リアルすぎず、へなちょこすぎずでデザイン的にも
なかなかかっこいいキャラでした。
中身がアレでしたけど。

▼つるぜ!カメスケくん:むぎわらしんたろう
巨大ウツボの次は人食いザメ。
サメなんか釣りあげて食えるところあるのかよと思っていたけど
そうか、フカヒレって手があったか。
カメスケは自分がエサになるだけでなく商売の才能もあるようだな。

ところでカメスケって甲羅が脱げるんだ。
甲羅を脱いだカメスケの姿ってずんぐりした小型の怪獣みたいで
愛くるしいっすね。

▼パパロボ!:高野あつのり
小学館児童誌でしばしば見かける高野あつのり氏による読み切りマンガ。

ごく普通の少年・ワタルくんのパパさんはなんとロボットだった!
突然ワタルくんに知らされるショッキングな事実。
しかしワタルくんは

ま、いいや!
パパはパパだもんね!


と軽く受けとめてしまいます。
何て能天気な子なんでしょう。

以後、ワタルくんがテレビを見ようとすると
パパロボのとんでもないお邪魔行為に振り回されてしまうのですが
不思議と温かみを感じる親子ギャグマンガになってますね。
もともと父子2人だけで暮らしているせいか哀愁漂うのよね。

母親はどうしたんだろう?
亡くなってしまったのか。それとも夫がロボットだったことを知り
逃げてしまったのか・・・
などと考えながら読んでしまったので2人に情が移ってしまい、
パパロボの非常識な行動も息子への愛情表現の1つなんだと。
ちょっと過激な親子の会話なんだと容認してしまう。

パパがロボットである以上、ワタルくんの置かれた状況を鑑みるに
怒ったり泣いたりの負のオーラが漂ってきそうなものですが
パパロボもワタルくんも一貫して笑顔で動きまくってるので
ドタバタしながら嫌な気分もそのまま忘れてしまいそうな
読後感の良いマンガになってます。
ギャグの基本をきっちり押さえた佳作だ。NICE!

▼甲虫王者ムシキング 森の民の伝説:犬木栄治
ということで改めて犬木ムシキングマンガがスタート。
平和だった森に異変が起こり、花にされてしまった母親を元に戻すため、
まずは森の異変の謎を解くキーとなる父親を探しに
少年ポポとカブトムシのチビキングの旅が始まる。

アニメ版はよく知らないけど、このマンガに登場するポポとムシキングは
カードもパワーアップアイテムも一切使わずに、
ほぼ己の力だけで敵の甲虫と戦ってるんですね。
ポポは森の民ってことで人間じゃないらしいから
森の民らしい不思議な力くらい持っていても良さそうなモンですがね。

▼オレってムシキング!?:穴久保幸作
ジョニーの相棒・カブ助くんは一応、昆虫だよな?
最後のパワーアップシーンはカブトムシどころか
昆虫の姿ですらなくなってるんですケド。

▼どーぶつのはなし。:河合じゅんじ
シロクマがモモンガやインドゾウなどの他の動物に変身するのはムリざます。
でも子供のワガママのためにいろんな動物に変身してしまうのが
シロクマお父さんのお優しいところだ。
半ばやけくそになってるのが笑えるなあ。

▼われら!キーボッツ学園:さいとう ひろ
生徒達は体育の時間にコアモンスターと一緒にサッカーをするんですか。
分解するコアモンスターの特性を活かしたサッカーがとても楽しそうですね。

▼古代ふしぎ!?大冒険ブック 恐竜イチバン研究所:
監修/富田京一・まんが・小西紀行
読み切り。
“イチバンなんでも研究所”で働く羽賀鬼(はがき)ハカセとアポッター助手が
大昔の時代を探検して、いろんな恐竜の秘密に迫る。

人間と恐竜の夢の共演!
恐竜の魅力もさることながら、ハカセと助手が繰り出すおバカなコントも冴えており、
笑えながら恐竜の実態を学べるかなりお得なマンガといえますぞ。

さらにハカセが「恐竜が絶滅したのは6500万年前だ」と教えると
すかさずアポッター助手が

なんでわかるんですか!?
見たんですか!?
6500万年前の何時何分何秒ですか!?


とバカバカしくも鋭いところを突く発言をしてます。

確かに写真も文字もなく、これといった時代の決め手となる証拠がないのに
6500万年前だと分かってしまうのは私も前々から不思議で仕方がなかった。
そのアポッター助手が挙げた重要な疑問点を「子どものケンカ」で一蹴するとは、
せっかく芽生えた探求心を潰すようなことするなよハカセ。

でもおもしろかったです。
ここで描かれた愉快な恐竜ワールドも、
常に探求心を絶やすことがなかった
恐竜研究家達の賜物だよ。多分。

▼ブタクイズ:黒葉潤一
ブタが人間の先祖だったなんて冗談でしょ。
そもそもブタって人間の手によって
イノシシから家畜用に改良されたんじゃなかったでしたっけ・・・???

つまり人間の胃袋に入るためだけに生存してるも同然なのだよ
ブヒカンセンセ♪

▼ミニドラにおまかせ!:原作/藤子・F・不二雄・まんが/岡田康則
のび太がどこでもドアでしずかちゃんの家のお風呂場に
ついつい行ってしまうクセを、スネ夫は既に熟知していたとは。
こんなこと読者しか知らないと思ってたんだけどな〜。

いつものようにのび太だけを仲間はずれにするのは卑劣な行為だが
今回はスネ夫の逆転勝ちといったところだな。許す。

▼ブングサーガ ミニミニ大バトル!!:難波孝
ハヤト以外にもブングナイトを持っているヤツがいた!
そいつの名は飛田トビオ!!
ブングナイトを使ってスカートをめくったり
背中に落書きをしたりして悪用するとんでもないヤツ。
・・・といってもハヤトもブングナイトを使って
授業をサボろうとしていたから人のこと言えないけど。

トビオのイタズラがお子様じみてて見ていて楽しい。
校長のたった1本の髪の毛を抜こうと企むなんて
そんなあくどくもスケールのものすごい小さいイタズラは
まさしく子供の発想だ。
しかもブングナイトの特性をうまく活かした使い方している。

ハヤトもトビオのイタズラのおかげで
ブングナイトの正しい使い方を伝授したし、
今後の2人の活躍が楽しみだ。

・・・ところでトビオにブングナイトを与えた人物って
誰だろ・・・?

▼ジャンケンひとすじ!!ジャポニカ王子:原田ヒデキ
ま、つまりは強い者とは敵対するよりも
サインもらって仲間にしちゃえということですか。
ジャポニカ王子は平和主義者のようで。

▼だらだらRPG アミーバ!!:山下たかひろ
主人公の名前は「ベッたん」に決定。
なるほど、いい名前じゃないか。

・・・で、今回、ベッたん達はなぜかレストランを経営。
早速カレーを作り始めるも
結局自分たちがカレーの具材になっちまいました。
こいつらに食べ物を扱わせちゃイカンな。

▼ゴーストキャッチャー鬼丸:藤岡俊介
鬼丸くん、今度は竹馬で魔物退治ですか。
影男爵を踏みつぶした大きな足は鬼丸くんの足ではなく、
竹馬が大きな足に変化したのね。
なるほど、遊び道具をパワーアップさせるとは
さすが遊びの天才鬼丸の成せる技だなあ。

ところで、「けいさんおとこしゃく」と間違えて呼ばれてしまった影男爵が
電卓なんか叩いて一体なんのこっちゃ?と思ったけど
「計算男」ってことだったのね。ちょっとヒネリ過ぎ。

▼お助け人すけかく参上!!:永井ゆうじ
前号で、読み切りとして登場したけれど、
大人気に応えてもっかい登場。
でも次号ですぐに再登場させるくらいなら
そのまま連載化しちゃってもいいと思うんだけどね。
このマンガ素直におもしろいと思うし。

今回も自称お助け人、すけさんとかくさんが
かつまさくんのピンチを救うため、小学校に参上!
かつまさくんを困らせるすけかくコンビの余計な親切の中にも
ブラックな面がちらっと見えていて
そこがまたおもしろいっすよね。


「パパロボ!」と「お助け人すけかく参上!!」の2作品が
読み切りなのが惜しいくらいのおもしろさでした。
現在の連載陣も読み切り作品に負けないよう
読者を楽しませてほしい。

気になる3号は7月25日発売。
第3号をお楽しみに。

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2005年5月27日 金曜日


月刊コロコロコミック 2005年6月号
2005年5月14日発売
小学館 480円
▼じーカスくん:曽山一寿×村瀬範行
じーさんとケシカスくん、コロコロ2大しょーもないマンガが
ついに合作マンガとして登場。
どんなマンガになるのかなーと期待しつつ読んでみたら、
なあんだ。お互いの作品の欠点を言い合ってるだけじゃん。
なんとも後ろ向きな内容のマンガだ。

まあどっちももともと負のオーラ漂いまくりのマンガなので
じーさんとケシカスくんがお互いの傷口をつつきあったところで
いつもと変わらないんだけどね。
後ろ向きなりにはおもしろかったですよ、ええ。

でもオレはカリスマくんよりはケシカスくんのほうが
キャラが愛らしいんで好きだなあ。

▼デュエルマスターズFE:松本しげのぶ
勝ちゃんが死んだと思われていた父・勝利と感動の再会を果たしたのも束の間、
いきなり凶死郎を相手に地獄の修行をさせられるハメになったり、
トーイは勝ちゃんと会う前にザキラにあっさり倒されて
デュエルマスターの証を奪われたりと、戦況が目まぐるしく変わり、
世界がデュエルを通して恐怖へ傾きかけているかのような
そんな不安感を募らせる展開。
今月も目が離せず魅せてくれますこのマンガ。
熱筆とはまさにこのこと。

▼デュエル・ジャック!!:伊原しげかつ
マナトとショーが雷に打たれても即死せずになぜか戦国時代にタイムスリップし、
さらに、戦国時代にありもしないデュエルでショーの先祖とバトルする。
いかにもお子さまマンガじみたバカバカしいノリだったんで
全体的におもしろく読めた。

あと、ショーの先祖の「ござる口調」と戦国武士の恰好が
全然似合ってないのも味があってまた良し。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
おいおい孫よ、邪魔すんなよ。
オレ様は特別マンガの主人公・エロ美ちゃんの行く末を見届けたかったんだよ!
まじめに。

読者の皆さんも興味あるだろ?
彼女(?)が男湯へ行って何をするのかを・・・

▼ケシカスくん:村瀬範行
いやあ、明日の遠足の動物園行きを心待ちにしているケシカスくんときたら・・・
くだらないダジャレを言うわ、墨汁を一気飲みするわ
よほど楽しみにしてたんだろーなー。

なのにオチともども、最悪な結末・・・
前半がとても楽しく読めただけにそのオチは笑えねえ・・・
笑えねえよ。

▼ドラベース:まんが/むぎわらしんたろう・原案協力/藤子プロ
ほほう。宿命のホワイターズ戦、WWWボール攻略以外にも
見るべき点があったか。
あのボボ太の投法は今までにない(あるわけがない)斬新な投法。
胸がすく思いがした。モーションのないその必殺投法はブタにしかできない技だ。
GOOD。

▼コロッケ!:樫本学ヴ
敵ながら、レモネードとチェリーのコンビネーション攻撃はかっちょいい。
タツノオトシゴの貯金箱が水のドラゴンに変化する様が豪快。

▼ミラクルボール:ながとしやすなり
そういえば三中野球部って、もし2年D組に負けてしまったら、
野球部解散、栗男くんは修理してもらえず、
さらに不滅も永久に野球ができなくなるという
三重(さんじゅう)のピンチに立たされてるんだよなあ。

でも不滅はそれらの不安要素を全然気にしてない感じですね。
彼の気合いがチーム全体を引き締めてる。
試合じゃ今のところ負けてるけど気力はこちらの方が上。
負けムードが漂ってないうちはまだまだダイジョブ。
ってなことで佐々木くん、二度と弱音を吐かないよーに。

▼ロックマンエグゼ:鷹岬諒
ダークロックマン誕生かー。
でもこれってかつての敵キャラ・ダークソールにそっくりじゃん。
といっても心までは完全に闇に染まってないようで
性格悪となったロックマンの大暴れっぷりに期待がかかる。

▼星のカービィデデデでプププなものがたり:ひかわ博一
カービィがプププ池のぬし?
うーーーーーーん、ありえん。
だってカービィは池のぬしってガラじゃないよ。

▼金色のガッシュベル!!:原作/雷句誠・まんが/矢高鈴央
うん、普通のギャグマンガとしては十分おもしろいよ。
万有引力と自動車のハンドルがゲームのコントロールになってるギャグは良かったし、
ガッシュを知らない人でも多分笑える。

▼ハガキ伝説バカベンチャー(読者投稿ページ)
新しいお茶を考えろ!のコーナーで、
“でんじゃらすティーさん”に対して「まごカップ(マグカップ)で飲むのじゃー!」の
切り返しの方がおもしろかった。
だめじゃん。投稿者をダシにしちゃ。

▼B−伝説! バトルビーダマン:犬木英治
やや、ジャンクビーダーの中にも仲間を思いやる者が・・・
いい傾向ですねー。
あとはビアスをどう料理するかですか。

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
天樹にたどり着いたザックとカブト丸ですが、
いきなりシビアなシーンを見せつけてくれますねー。
・・・とはいうもののあのままヤイバが堕ちてしまうとは思えません。
話の最初にヤイバが自分の正体を思い出す場面がありましたし、
もしかしたら謎の敵・メッサーノと何か関わりがあるかも。

▼太陽少年ジャンゴ:原案/小島秀夫・まんが/ひじおか誠
ジャンゴに全てを託した父・リンゴは門番犬を倒すため自らの命を断ち、
そして兄・サバタは依然囚われの身状態。

もはや地球の運命は太陽少年ジャンゴ、たった1人の双肩に懸かっている。
・・・あ、いや、おてんことアルニカも一緒か。
でも太陽少年としてはただの1人。
地球に太陽の光を取り戻す小さな希望なのだ。

なんにせよ、ダーインと決戦の時はもうまもなく。
まずは地球を自分1人だけの物にせんと企むダーインが
どんな手てジャンゴを苦しめるのか。
そしてジャンゴの対抗策は?
密かに目が離せない展開。

▼モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん:河合じゅんじ

ちっちゃ〜い!!
 みじか〜い!!


・・・って何のことを言っているんだ?
多分、背がちっちゃい、足が短いってことなんだろうけど
オレにはどうもアレのことを言っているとしか思えんのだな。
イヤですね、男って。

▼かっとびレーサー!ダンガン狼:こしたてつひろ
さすがシンジロー、熱血ダンガンバカ。
ダンガンが破壊されるのは自分のも他人のも我慢がならないってか。
そのダンガンを愛する心が結果として
皆から信頼を得られるべき存在になってるんだと思うぞ。
シンジローは荒削りな走りだけど
人を惹きつける魅力は十分だってことはよく分かった。

しかし先代ウルフがシンジローの前に現れた理由が分からないなあ。
なぜ?

▼爆封スラッシュ!キズナ:青木たかお
炎は随分好戦的な性格だな。
突然現れるビーストを前に常に勝機を見いだしている。
つけいる隙がないくらいに。

もともと成績優秀・スポーツ万能の天才少年だから
それが戦いにも活かせてるのかもな。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
ヒロキくん!泣くな!バットになったキミは今、十分に目立ってるぞ!
・・・・・・オレの中ではネ。

スペクターは、ピンクが目覚まし時計を破壊するのをその目で見ておきながら
彼女をたたき起こす役を自ら買って出るとは勇気があるというか無謀というか
ただのおバカさんというか。

▼ミュウと波導の勇者ルカリオ:伊原しげかつ
今年の夏に上映されるポケモン映画をコミック化。
今月号と来月号の前後編でお届けする。
学年誌でも同タイトルのマンガが掲載されてるけど
まともに読んだのは伊原ポケモンだけ。
・・・というかポケモン自体あまり興味ないので
伊原しげかつ氏が描いたマンガだから読んだってのが本音。

ストーリーはその昔、ポケモン達による戦争を止めたといわれる
「波導の勇者アーロン」を称えるお祭りがオルドラン城で行われ、
そこで開催されるポケモンバトルに参加して優勝したサトシが
「波導の勇者の杖」を天に掲げたところ、
中から封印されていたポケモン・ルカリオが出現、
さらにピカチュウがサトシのもとから消えてしまい、
さーどーしましょーみたいな。
ゴメン、オレ、ポケモンよく知らないから
大まかな概要だけで勘弁してくんろ。

・・・ってなことで見るべき点は伊原しげかつ氏が描く
主要キャラ達ですな。
サトシ、マサト、タケシ、ハルカ・・・
皆、いかにも伊原キャラらしい顔立ちでそれだけで見るに値しますよ。ハイ。

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2005年5月23日 月曜日


コミックボンボン 2005年6月号
2005年5月14日発売
講談社 480円
▼愛とグルメの栄養戦士 LaLaLaクッキンガー:松下幸志
ははは。ごとうさんを強盗と間違えるなんて
九十九本島は平和だね〜。
しかしピザを作るための大切な道具を
あんな乱暴に袋の中に入れて良いのか?
ピザ業界でちったあ名の知れた職人さんなのにね。

▼やわらか忍法SOS:帯ひろ志
快太はいつもはアヤメと一緒に忍術の修行をするけれど
今回は特別にお姫様といっちょに修行をちまちゅ。
でも修行はそんなに甘くなく快太にとっては命がけの修行。

終盤には快太と明日香姫が洞窟内に閉じこめられるピンチに陥ってしまうが
最後にはやっぱり裸で脱出してハッピーエンド。
快太にとっては散々だったけど
明日香姫と2人きりのハラハラドキドキのデートを楽しんだと思えば良しでしょ。

▼ドクターマリオくん:あおきけい&みかまる
ドクターマリオの時代劇ですか。
殿様姿のクッパが、着物を着たピーチ姫の帯をほどくシーンを
見たかったんですがねー。
ピーチ姫がだめなら代わりに緑の用心棒でも良かったのに。

▼へろへろくんめっちゃワールド:かみやたかひろ
へろへろくんがめでたく連載10周年を迎えたということで
今月号は一部実写版でおとどけしています。
へろへろくん、バリバリくん、キラキラちゃんの3人が
実写版として登場してるけど
やっぱりへろへろくんが一番ムリがあるよなー。

へろへろくんのとんでもないギャグを今まで何気なく見てたけど、
こうして実写版と比べてみるとへろへろくんが一番人間離れしているのがよく分かる。

▼マジシャン探偵A:石垣ゆうき
ゾディアックの塔の部屋には星座の名前がつけられているけど
でもいくつかは省略されるんだろうな。
1ヶ月毎に1つの部屋を攻略しても丸1年かかるわけだし。
まさか「へびつかい座」なんてオマケの部屋が出てくるとも思えない。

ま、そんなゴタクはさておき、
今月号はトリックアートを使った部屋をアキラが見破って見事突破!
トリックアートを使った敵の作戦がなかなかおもしろいし、
アキラも今回は目、耳、体全体を駆使してトリックを見破り、大活躍したので
見てて気持ちよかったっすね。

▼とびだせ!!ターパン:やまにのぼる
そうですか。ターパンが単行本化決定ですか。
そりゃ大変だ!おめでたい。おもしろ半分で買ってみようかな?

今月はターパンに新たな能力が!!
人間(ターパン)とカンガルーの合成獣が誕生です。
この分だとターパンは生きた動物を口の中に入れれば
あっという間に何にでも融合できそうですね。
怖っ!

▼スパイダーマンJ:山中あきら
今月はスパイダーマンJ版忍法帖みたいなノリでおもしろかったな〜。
戦いの場となった五重の塔には被害が出てしまったけど
Jが敵から必死に守った「無敵の極意書」に書かれた言葉にウソ偽りは無し。
そんな世の中になることを皆も願おう。

▼ゲゲゲの鬼太郎R 妖怪千物語:原作/水木しげる・作画/ほしの竜一
鬼太郎がものすごくありがちな方法で妖怪樹を倒したのはともかく、
最強の悪魔が降臨するとは思ってもみなかったな。
バックベアードが西洋妖怪の親玉じゃなかったのか。

▼怪盗スライクーパー:今木商事

怪盗スライクーパー 終わり
今木先生の次回作をお楽しみにね!


今回はとりあえずウソで済んだけど、
本当にこうなる日はそう遠くはないだろうな(苦笑)。
ボンボンのホビーマンガとは得てしてそういうもの。

▼棋神伝バトルコマンダー:津島直人
ナマズを倒したのはいいけれど、暴の国の香車機はもう登場しないのかしら?
バイクに乗ってて敵キャラとしてはいろいろと楽しませてくれそうなんですが。

▼ウルトラ忍法帖 輝(フラッシュ):御童カズヒコ

どばどばどばどば
どばどばどばどば

・・・・・・ある意味ターパンを上回る汚さだな・・・(滝汗)

▼IDATEN翔:藤原としひろ

オレたちは人を傷つけることが
目的じゃないはずだ


そうそう、翔ちゃんの言うとおりだよ。
オレたち・・・というよりも自転車そのものが
人を傷つける目的で作られた道具ではないのだ。
決して首を狩るために作られた物ではない。
ね、牙舞ちゃん♪

▼ウェブレーサー爆人:細井雄二
バクシードというミニ四駆みたいなクルマのおもちゃのテーマとした
前後編読み切りホビーマンガ。
主人公はバクシード大好き少年・進藤爆人(しんどうばくと・小4)。
爆人はある日、ひょんなことで伝説のウェブチャンピオン・橘爆斗(たちばなばくと・小6)から
ヴォルテックスシャークなるマシンを受け取り、そのマシンで全国大会に臨むも
「バクト」と名前が同じことからウェブチャンピオンに間違えられ、
さらにイカレたあんちゃんに勝負を申し込まれる。
運命の日は一週間後の本戦。さあどうするか爆人。

・・・ってな感じで後編へ続く形になってます。

なんか時代の流れをちょっと感じる絵ですね。
一昔前のボンボンみたいな。
お話の方もホビーマンガとしてありがちで良く言えば正統派。

しかしこれはどう見ても毎号読み切りマンガを掲載するボンボンの企画を利用して
バクシード販促マンガを掲載したようにしか思えんな〜。
しかも前後編だし。

まあ、マンガ自体はつまらなくはないので
イカレたあんちゃんを爆人がどうやって倒すのか
それを楽しみにしますよ。

▼ラクガキ王国 ピクセルの大冒険!!:コイトデルタ
最終回。
最後の決戦はピクセルがまるで子供のワガママみたいな戦いっぷりを見せてくれました。
それがピクセルというキャラの持ち味といってしまえばそれまでだけど
まるでタチの悪いルフィを見ている気分でしたよアナタ。

最後に、ハコイヌの正体が見られなくて残念。

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2005年5月18日 水曜日


プレコミックブンブン 2005年6月号
2005年5月6日発売
ポプラ社 480円
▼からどろ:大西俊輔
洋平くんは零にも対抗できるくらいに強くなるため、
姉や美奈子らとに一緒に母のいるイギリスへと旅立つ。

・・・ところで洋平の母ちゃんってどんな人だっけ?
そしてどんな強さを手に入れるんだ?
今のところ全く不明。
姉が信心深いんで母親もそれと関係があるのかな?

▼ケッタ・ゴール!:かわせひろし
サッカー部をバラバラにしたと噂されるタケちゃんは
どうやらちょっとばかり頑固者のようですね。
この子の心を開くには小学4年生の大ちゃんの力がぜひとも必要だ。
タケちゃんったら全く世話の焼けるヤツだ。

▼ラッキーナイト カスタードくん:渡辺道明
しかしまあ、わがままなチョコ・パ姫のために
エクレアとの悪魔じみた戦いをなぜカスタードくんが受けて立つのか
よう分からんわ。
ここは素直にエクレアに勝たせた方が
デザート国のためにはいいんじゃないのか?
それとも勝利の先に見える希望の光があるとでもいうのか?

▼かいけつゾロリ4コマ大作戦:原作・監修/原ゆたか・
まんが/きむらひろき・滝沢のぼる・熊沢かえで・村上ゆみ子

イシシとノシシがトイレでキノコ栽培。
観賞用として育てているのであれば
トイレで憩いのひとときを味わうことができて
よろしいんじゃないでしょうか。
さすがに食べたらまずいだろうけど。

▼名探偵ズッコケ三人組:シナリオ/矢澤和重・まんが/新山たかし
ズッコケ三人組のライバル(?)、明智小枝ちゃんは
あっさりとモーちゃんにキスなんかしちゃって
こういうことには遠慮のない女の子なんだな。
きっと普段からところかまわず誰にでもキスをしているに違いない。

▼ファントム:大斗改
ブラックホールを含む9人のトップクリーナーって
コードナンバーが全員ゾロ目なんだな。
一瞬、銀河鉄道999を思い出してしまった・・・

しかしコイツらファントムを徹底的に根絶やしにするとか言ってるけど
お前ら自身もファントムとそう変わりない奇妙な姿をしてるじゃないか。
・・・っつーかブラックホール以外怪しい風貌のヤツばかり。

それはともかく、エイプがブラックホールをかばうために
トップクリーナー全員を敵に回した展開になってるんだけど、
ファントムの中にはいいヤツもいるんだし、
このまま行けばエイプが人間とファントムが
お互い平和に暮らせる世の中を作ろうみたいな
感じになっていきそうかな〜。

▼フェアリーアイドルかのん:袴田めら
アルトは、シャープの嫌がらせによって
主人が憎たらしく感じる呪(のろ)いの薬を飲まされて
今度こそかのんちゃんが大ピンチになるかと思ったけど、
アルトの人を憎む気持ちのあまりのヘタレっぷりに多大な脱力感。
やはりアルトは人を憎むことなどできないと分かっちゃいても
あまりのベタベタな展開に絶大なる溜息。

▼まかせてペットくん:そにしけんじ
今月も3本立て。気合い入ってるなあ。
どれも水準以上のおもしろさだ。
今回はペットくんがのぼるくんのために
ゲーセンで結構がんばった。
お金の支出はちょっとでかかったけど
不良学生をギャフンと言わせただけでもオレは満足ですよ、ええ。


★ブンブン4コマバトル!!GAG−1グランプリ
4人の漫画家による4コママンガギャグバトルがここに開幕。
まず今月号の4作品のうち、読者の投票によって
人気の高かった上位2作品が次月号に掲載され、
さらにその2作品のどちらか人気の高かった方が
8月号にも掲載され優勝となる。
優勝者には連載決定のご褒美がもらえるかどうかは未定。

▼アキラのうどんはサヌキもり!!:津島っくす
これは3月号にも掲載されていた「インスタントかんむりのやつ」という作品と
ほぼ同じ内容のマンガ。
いつもひとりぼっちでつまらない生活を送っている小学5年生のアキラくんが
唯一の楽しみであるカップうどんを食おうとしたら
中からうどん王国のサヌキが現れて、1人で暴走しながらも
だんだんアキラと仲良くなっていくお話。

まあ、前作のアレンジバージョンなんでしょうかね。
だったらハナからこのマンガを連載化しちゃったらいいと思いますが。
アキラの唯一のお友だち(?)であるサヌキとのやりとりを今後も見てみたいし。

あと、うどんだけにラーメンが敵だなんて設定がマヌケでおもしろいです。

▼大仏刑事(デカ):大崎亮平
観音署の大仏刑事が繰り広げる大仏ギャグ。
これでもかってくらいに大仏刑事が大仏ギャグを連発する。

とことん大仏ギャグだけで終始しているこのマンガ。
こうなると大仏が刑事であることにあまり意味がないようにも思いますが、
ギャグマンガは笑えればそれで良しなので
そこら辺は気にしないことにしておきましょう。
実際、胡散臭い大仏が織りなすギャグは笑えたしね。

▼ふるすいんぐタタリン:北枕よしたけ
かわいい顔した悪魔・タタリンが、
万年弱小野球チームに呼び出されて助っ人するお話。

うーん、タタリンがあんまりかわいすぎるので
悪魔が野球してるって感じがしないな・・・
悪魔と言うよりは愛くるしいモンスターのイメージが強い。
タタリンはきっと魔界ではかなり下の階級じゃないですかね?

▼魔王ゴーリー:ねじまき我人
チビスケな魔王・ゴーリーと、魔物ハンター・ケイトが贈る
ファンタジーギャグ。

ゴーリー一家は人間を料理して食べるのが大好き。
・・・と、言葉だけなら身震いするくらい恐ろしいですが、
なにぶん言葉だけで実際人間を食うシーンはありませんので
なんかがっかりしたようなホッとしたような。
そんな感じ。


・・・こうして4作品読み終えてみると
どれも「ガハハ!」と笑うタイプのマンガはないですね。
ほのぼの系を重視しているような気がする。
個人的には今後も見守っていきたいと思わせた作品、
「アキラのうどんはサヌキもり!!」
一番ギャグマンガらしかった「大仏刑事」をプッシュしたい。

▼いたずらまじょ子の大冒険:原作・監修/藤真知子・まんが/みずなともみ
うわあ、かっこいいマン、さんざん苦労して、
勇気を振り絞って彼女に愛の告白をしようとしたのに
惚れた相手は少年だったのかよ・・・悲しすぎる。

でも愛の告白をしようとしたすんでのところで
男だと分かったのがせめてもの救いか。
あれで愛の告白なんぞしてしまったら
かっこいいマンのことを憧れの目で見ていた少年が
軽蔑の目で見られるところだったからな。
ヨカッタヨカッタ。

▼キュウマ:前田春信

わははは

キュウマの風邪がイナミの丸薬1つで一瞬で治っちまった!!
なんてヤツだ!!

ま、それは冗談として、前にも言ったけどキュウマは間違いなく
努力するタイプの少年だと思いますよ。
チームメイトのために。友情のために。

確かに忍者としての天性の才能が野球で遺憾なく発揮されてるけど
野球選手としてはキュウマは決して天才じゃないのです。
誌面ではなかなか見られないけど
今までのキュウマの行動を見ていれば
影で努力しているだろうなってのが分かるよね。
ショウくんにもそれが伝わればいいですが。

▼スパナ:凪沢亮介
動物園からサイが逃げ出すってのも
マンガでは珍しい話だな・・・

▼とつげき!ぷるぷる学園:くぼたまこと
ぷるぷる学園の教師たちが今回の校長先生や校舎みたいなヤツばかりだったら
歓迎なんだけどね。
逆に体育の先生みたいなヤツばかりだったら大迷惑。

▼銀河特命隊パキントキント:作/並木さとし・まんが/山上正月
パキントキントが作られたエピソードを
開発者・キトンキ博士のちょっとした過去話も交えて綴る。
ついでにイチローがパキントキントのパイロットから外された場面もしっかり収録。

イチローはパイロットの才能がミライより劣ってるんってことじゃないんで
それが分かっただけでも一安心。
しかし「何も考えないことを上回る能力を身につけろ」とは
難しい課題を出されたモンですな、イチローは。

▼ブンブンまんがクラブ:構成/小山田つとむ・まんが/赤垣新二
今回はマンガを描く時に使うペンの紹介。
Gペンって良く聞くんだけど実際見たことはないのよね〜。
どんなもんなんでしょ。

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2005年5月17日 火曜日


小学六年生 2005年6月号
2005年4月30日発売
小学館 540円
▼胸キュン♪マンガ 甘い運動会:河村じゅん
タイトルの通り、小六男女による運動会で起こった
濃縮カルピスの如く甘い甘いラブラブストーリーを
2ページのショートで贈る。

彼氏役の小沢くんが彼女に言った
「おれね、100メートルを11秒で走れるんだ。」
「でもね。」
「それより速いスピードで、君を好きになったんだ!」

の、鼻つまんでしまうくらいクサイセリフに思わず吹き出してしまった。

確かにこんな稚拙(笑えるという意味で)な口説き方じゃあ
外野からツッコミも入れたくなるやね。
実際、小沢くんみたいなセリフ吐く小学生がいたらただのバカだよねー。

▼僕たちの偉人伝シリーズ 実録エンタの神様物語
〜波田陽区の章〜:原作/福田幸江・作画/鈴木小波

ギター弾きながら「って言うじゃなあ〜い」のフレーズでおなじみの
お笑い芸人・波田陽区が一般募集からエンタの神様で活躍するまでの
苦労話を綴る。

それにしても新人が大物タレント(明石家さんま)の離婚話をネタにするのは
度胸があるというよりはセクハラの域に足つっこんでる気もしますが
まあ笑えればなんでもアリってことですかね。
オレだったら誌面やテレビで離婚話を笑いのネタにされたら激怒モンだけど
それを笑ってすませられるのが大物タレントの懐の広いところ。

でも、もし今月号のこのマンガを明石家さんま氏が見ていたらどう思うんだろうな・・・
堂々と「あんた、結婚生活すぐ終わっちゃいましたカラ!!!残念!!!」と
見開きページで描かれたらオレだったらやっぱ激怒モン。

▼遭遇!たこちくび星人:あべさより
今月のたこちくび星人は恋のキューピッド役。
一度はフラれた女性には再び彼氏が戻ってきて、
フラれた男性にも可愛い女性を見事くっつけさせ、
キッチリ2組のカップルを誕生させました。
間違ったカップルが誕生しそうなところを阻止して、
正しいカップルを誕生させたのが良いやね。


★目指せ連載!!ギャグ漫画バトル
8人の漫画家による4ページギャグ漫画バトル。
今回は全作品読み切りだけど、読者の人気投票によって
連載されるかもしれない・・・のか?

▼あっち行ってイルカン:市橋俊介
なぜか地上に現れたイルカがコンビニでバイトするため店長と面接するお話。
店長とイルカの訳の分からないやりとりを楽しむマンガだと思う。

イルカが店長の機嫌をとるために
犬や猫の鳴きまねをするところがおもしろかったかな。
イルカが子犬のような鳴き声を出して四つんばいになってる姿が妙に笑える。
店長にあめ玉1個で追い出されるオチもまたおもしろし。

▼トイレ童子(わらし) おしりくん:尾玉なみえ
切れ痔のおじいさんが地獄にいるかの如く苦しむトイレタイムを
解消したいと望む水洗便所ちゃんのために
トイレ童子・おしりくんが切れ痔の人の立場になって
解決しようとするお話。

下品な上にギャグもいまひとつなのでなんだかな〜って感じですが、
トイレで起こる「おつり現象」の解説がしてあるのでお勉強にはなるやね。

▼セレブちゃん:いかりん
都会からやってきたオジョー(♀)を
地元ナンバーワンのおしゃれさん・セレブ(♀)が道案内をするお話。

セレブは地元(というか田舎?)の六本木ヒルズや109、原宿などを案内。
地元では「6本の木が生えた丘(hills)」が六本木ヒルズなのだそうです。
そういう語呂合わせ的な名所案内ならどこの地だってできるよね。
なんかのどかでハイカラな雰囲気が出てていいですね。
話全体に子供らしさがにじみ出てる作品。健全。

▼ひばりちゃん:朝倉世界一
巨大化した鳥の化け物のひばりちゃんが
あこがれの惣介くんとお話しするため、
自分の心の中にいるココロちゃん(♂?)に呼びかけて
心の準備をするというお話。

果たしてこれはギャグと呼んでいいのか?ってくらい大人しい作品。
全体的に少女マンガらしく、毒気のないさっぱりした読後感が良いけれど、
ひばりちゃんの心の中にいるココロちゃんの魅力が描ききれてない感じですね。
つまり2回、3回と連載を続けてみないとこのマンガの真のおもしろさが
発揮できないんじゃないかなあ?

▼宇宙教師(ティーチャー)ボンバー!:唯洋一郎
8人のギャグ漫画バトラーの中で、私が唯一知っている人の作品。

裏原小学校6年3組の担任・凡場(ぼんば)先生は
一見パンチパーマで小太りの平凡な教師だが、
コイツの正体は地球侵略のために送り込まれた宇宙人だったのだ。

凡場先生は地球スパイ歴120年のため、
すっかり地球人に感化されちゃってますね。
もうこうなると地球を侵略する気なんて考えてないだろ。
言い換えれば120年経っても地球を攻略できてないってことだし。

ま、そんなわけで地球人に感化して
普通の教師となんら変わりない生活を送っている凡場先生ですが、
それでもちらほら宇宙人らしいところが
出てしまっているところがおもしろいですね。
味のある作品。

▼明日のサチ:西田協子
貧乏で不幸な小六女子・臼井サチ母子の苦境を描いた4コマ。
臼井サチ(うわぁ、縁起でもねえ名前)は貧乏だけど
前向きに生きているのが健気だ。
ただ、母の血ヘド付きシャツを「パンクっぽい」とほざく辺りは
前向きと言うよりは、もう親子揃っていつでも逝けるという
やけくそ気分で生きてる証なんだろうか。でも健気。

▼what’s!?ジャぱんだ:辛酸なめ子
「ジャぱんだ」とかいう奇怪なキャラグッズをテーマとしたマンガ。
ただでさえ4ページしかないのに、そのうち3ページは
「ジャぱんだ」の紹介ページに充てており、マンガは1ページだけ。

マンガの内容は「ジャぱんだ」が、
ぬいぐるみも卒業かな?って年頃の子供達に寄り添って
心の隙間を埋めるみたいな感じのお話。
要するに「ジャぱんだ」は中学生や高校生が持っていても
恥ずかしくないぬいぐるみであるとこう言いたい訳ですね。
ちゃんちゃん。

▼杉本ペロの総理大臣誕生!:杉本ペロ
犬の姿に扮した作者が総理大臣になって
JR中央線の時刻表を無くす野望に燃えるお話。

JR中央線の朝ラッシュ時は時刻表通りに走らないので
時刻表なんてあってもムダだからいらねえ、というのが理由らしいが、
そもそもそんな考えを起こすことこそムダである。
電車が駅を発車して間もなくすぐに次の電車が来るような
首都圏の朝ラッシュダイヤに定刻通りの運行を求めるのが酷なことは
分かりきったこと。

そんなことよりも漫画家はおもしろいマンガを読者に提供することに
全力を尽くしましょうネ。


・・・ということで出そろった8作品。
どれもこれも児童誌の域を超えたレベルのマンガですね。
大人になりかけた小六読者のみなさんは
全ての作品を一読した後にピーンと来た作品を
チョイスするといいだろう。

▼トップ 放課後社長は12さい:原作/野村伸・作画/岩田和久
小学生社長・文太は小学生らしい奇抜な発想で
大人向けのランドセルを新開発。

ランドセルは教科書やノートの代わりに
ノートパソコンや携帯電話を入れれば
それはもう大人の手提げカバンよりもはるかに便利な仕事道具に。
しかも背中に背負えるので両手が空いた状態になり利便性も高い。

・・・と理屈だけなら大人でもランドセルは便利な仕事道具として
使えそうな気がしますが、そんなもの実際売れるようにできるのか・・・?
社内限定であっても社員から奇異の目で見られることは必至なのに。

▼どこでもドラえもん 不思議発見!:まんが/岡田康則
今回は東北楽天イーグルスのホーム球場を取材。
漫画家を目指すゲストキャラの女の子は
球場をスケッチするためにやって来たらしいけど、
実際に来てしまったらスケッチどころじゃなくなるよねえ。
しかも初めて球場に来たのであればなおさら。
はしゃぎたくなる気持ちもよく分かる。

▼トホホな犬:あいみてつろう
おおー、タイヤ犬はそのまま死んでしまっても
タイヤが墓標になるんですね。
ナイスアイデア。


・・・さて、先々月号の就職特集、先月号のパズル特集と
この2ヶ月は1つのテーマに強烈なインパクトを憶えた誌面だったけど、
今月は・・・あれ?あれれ?
テーマはなんだったっけ?ああ、お笑い特集か。
芸能特集は今までの小六でもやっていたことなので
気がつかなかったぞ。

それよりも近々中学生になる読者のために
漢字にフリガナがふってないデートの特集ページがあるのがポイントだった。
小学館の児童誌と言ったら、漢字にフリガナが振ってあるのは当たり前なのに、
そこを敢えてフリガナを外すアイデアが斬新。
小学生諸君にとっては結構大人な気分が味わえたんじゃないかしら。

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2005年5月16日 月曜日


小学五年生 2005年6月号
2005年4月30日発売
小学館 540円
▼ないしょのつぼみ:やぶうち優
つぼみちゃん、服の上からおむねのちくびが目立ちはじめましたか。
男でそれだと大したことはないんですが(というか見たくねー)、
女の子だとやっぱり見る側はドキッとしちゃいますんで大変ですね。

それにしても縁は地球人のことをオスとかメスとかぬかしやがって
一体何様のつもりなんでしょうか。
間違ってはないけどお前に言われるとなんか腹立つ。

▼しっぽでハッピー!!:兄崎ゆな
5年3組の生徒達が全員犬を連れて遠足だなんて
どこまでも信じられないイベントしてるよな〜と思ったけど、
犬たちは犬たちで仲間とコミュニケーションをとっているし、
人間のほうも司くんがあやかちゃんに少しは心を開いたようなので
とんでもないこの遠足にも少しは親睦を深めるという意味では
効果があったのかな。

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/せきちさと
まだまだ続きます、シナモンが誕生してからカフェ・シナモンにたどり着いて
みんなとおともだちになるまでのお話が。

みんなと会ったばかりのシナモンは何故か知らないけどみんなから
笑われてしまったようですね。
でも暗闇の中に逃げ込んだミルクをシナモンが助けに行くことで
自然とおともだちになっていくことでしょう。

そんなことより、このマンガに人間の女の子が登場したり、
おしゃぶりを外したみるくの顔が見えたりと
めったにお目にかかれないモノが見られて必見ですよ。

▼Dr.コトー診療所 島の子供達:山田貴敏
おー、お年寄りパワー全開の回ですよ。
育(いく)ばーちゃん、平地では普通のおばあちゃんなのに
山の中では忍者のような素早さですよ。
その身のこなしに目が覚めるような思いだ。
育ばーちゃん、かっこいいぞ!
オレもあんな年寄りになりてー!!
・・・なんて。

▼マサルの一手:監修/森内俊之・まんが/村川和宏
麻舟くんのパソコンデータ収集は、裏を返せば
アメリカでは将棋を指してくれる人がいなくて
いつもひとりぼっちだったということ。

そう考えると彼の奇襲戦法もなぜか寂しいものを感じますねえ。
だけど、アメリカで知らない相手とネット将棋で対局することは
決して無駄なことではない。
ネットでは熱くなれないとはいえ、
強い棋士と対局すれば棋力だってあがるし、
その分、たまに人間と対局する時のうれしさもまたひとしおだろう。

再びアメリカへ行ってしまった麻舟くんですが、
今度マサルと会う時も得意の奇襲戦法で迎えうってくれるといいな。

▼ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし:姫川明
おお、フィールド上に至るところにある「エントランス」という穴を通れば
リンクは体を大きくしたり小さくしたりできるのですか。
これで状況に応じて体の大きさを自由に変化させることができるということですね。

小さな妖精・ピッコルと話す時はちっちゃい体で。
敵と戦う時はでっかい体で。
1話だけでもでリンクが大きくなったり小さくなったりめまぐるしく変わるので
見てておもしろいっすよね。
でももし小さい体で人間に見つかった時は・・・・・・
どうするのかなあ?

▼おねがいっ!!ラブ・ルビー:みななあゆ
あー、なるほどねー。O、A、B、AB、
それぞれの血液型の女の子の恋占いを
3ヶ月ずつのラブストーリーでお送りする魂胆か。
・・・ということは三角関係とかそんなの関係ないんじゃん。
ああよかった。
このマンガに複雑な恋なんて似合わない。
単純な甘い恋が似合うのよ。

・・・ってなことで4〜6月号はA型ガール栞(しおり)ちゃんのお話でした。
栞ちゃんのお部屋にズケズケと入り込み、キスまでしてしまう彼氏役の陸くんの
デリカシーの無さに爆笑。
こんなことされて本気で怒らない栞ちゃんもステキだ。

今度はB型ガールのラブストーリーを3回に渡って
お送りする予定です。

▼モンガの大地〜ボクの動物日記〜:菊田洋之
最終回。最後はモンガとの思い出よりも、
その後の優太の成長を主に描いて締め。
あまり過去の思い出に浸らず、後腐れがない
ビシッと引き締まった締めくくりとなりました。

おかげでモンガがいたからこそ今の優太があるのだということを
改めて思わされるよ。
モンガと出会う前と今とじゃ、優太の自然に対する考え方がもう全然違う。
今の方がよほど人間らしく生きていると思う。

優太はモンガとの思い出をグッと胸に秘めてしまっているもんだから
読んでるこっちがモンガの思い出を回想してしまう。
いやいや、とてもいいエンディングですよ。NICE!

▼あさりちゃん:室山まゆみ
あさりちゃん、運が悪くても気にしない気にしない。
犬のウンコ踏んでも「ウンがついた」と思う気の持ちようが大切だぞ。
多分ね。


☆ここから先は別冊付録

▼文具天国:そにしけんじ
水性ペンがノートの表紙にたかしくんの名前を書いたけど
ティッシュで拭き取られてしまい、
ならば消えないようにと名前の上からセロハンテープでコーティングしても
文字がにじんで読めなくなってしまった。

ノートの表紙、水性ペン、セロハンテープの特性を十二分に活かした
「なるほど」と唸らせる内容。
作者はよく文具の特性を調査してるね。

▼メイプル・メイド:山辺麻由
なんだ水波(みなみ)、楓に冷たい態度をとるだけかと思ったけど
いいヤツじゃないか。
いつ何が起ころうと、常に作り笑顔をするよりは素顔でいけと。
そうすることでお互い気兼ねなく打ち解けるとこう言いたいわけですね。

唯一の肉親であったおばあちゃんが死んでしまう悲しみを我慢して
いつも作り笑顔だった楓に
「作り笑顔は気持ち悪い」と暴言吐いて楓を泣かせたりしたけど
それは荒療治であって水波が一番楓の心を理解していたのですね。

まあ、読んでるこっちも楓は作り笑顔よりも素顔のほうが
何ごとにもハメをはずせそうなので
キャラとしておもしろくなりそうな予感はしますよ。

▼デュエル・ジャック!!:伊原しげかつ
このマンガとは関係ないですが、伊原センセが描いた
80ページもの超大作ポケモンマンガが
今度発売されるコロコロ6月号に載るそうです。

なるほど。この超大作のためにコロコロ5月号のデュエル・ジャックが
休載になったんだなきっと。
そこまでして描いたポケモン映画マンガがどんなもんなのか
大いに期待しちゃうぞ。

▼がんばれ!ドッジファイターズ:原作/村上としや・まんが/斉藤むねお
うわ、ノリノリのダンスチームとはこれまた一癖ありそうなチームが
出てきたモンだね〜。
でも上半身裸の演技を見せてくれた堂児のほうが
印象度は上だったけどな。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ななこちゃんは仕事も恋も前向き前向き。
そして恋人は汐見くん一筋。

なのにななこちゃんのCM撮影を見に来た汐見くんの前で
子役タレントの小日向遥貴にキスされちゃって
さーどーしましょって感じですかねえ。

しかしななこちゃん、いつの間にか
男の子にキスされちゃうような女の子に成長していたんですね。
女としての魅力があがったのはいいが、
肝心の汐見くんはどう思っているのか。
その反応がみてみたいな。

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2005年5月11日 水曜日


小学四年生 2005年6月号
2005年4月30日発売
小学館 540円
▼わいわい家庭学習 もっともっとファミリー:まんが・荒磯智之
今回は算数で「数字の歴史」がテーマになってます。
数字が考え出される前は絵文字や点などで数を表していたんですね。
1の点と10の点の組み合わせで数を表しているのがいかにも原始的。

現在はアラビア数字、漢数字、ローマ数字といろんな数字が活躍しています。
ローマ数字は表記が原始的で今でも少々分かりづらい面があり、
4はなぜ「IIII」と表さないんだろうと長年思ってたんですが
4(IV)は5(V)から1引いた数で表現しているという
とてもわかりやすい説明のおかげで長年の謎が解け、
「おお、そうか!」と素直に納得できました。
ためになります。

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/関千里
エスプレッソは芸術一家の家に住んでいるとはなんともゴージャスですな。
しかも現実にある芸術じゃなくて、エスプレッソのギターを弾くと
物に息吹を与え喋り出すという夢の芸術ストーリー。
こういう芸術なら退屈せずに楽しめますよね。

さて、今回はこの不思議なギターを使ってシナモン達が
古いお屋敷の中に突入です。
どんな物に息吹を与えるのでしょうね。

▼ちびまるぱらだいす:横山貴陽絵
ちびまる、激流を越えてカエルジャンプ!
すごい跳躍力。キミはカエルを超えた。

▼学校では教わらないまんが人物伝 世界を変えた日本人たち:
原作/上山明博・作画/帯ひろ志

第2回は夢の超特急・新幹線を造りあげた男、島秀雄氏の物語です。
新幹線は昭和39年(1964年)に華々しく開業しましたけど、
そのプロジェクトが戦前に既に始まっていたのには驚き。
もうこの時点で高速鉄道実用化の野望を抱いていたとは。

速度を上げると車輪が振動し始め、それがやがて大きくなって
脱線してしまう現象を鉄道世界では「蛇(へび)」と呼んでおり、
この「蛇」に立ち向かうべく島秀雄氏は
レールから車軸、車両の形状に全てに至るまで
あらゆる知識を注ぎ込んで、その集大成がついに完成、
走行試験でも時速256キロの偉業を成し遂げ、
夢の高速鉄道・新幹線ひかり号が現実のものとなったわけです。

舞台は今から40年以上も前の話だけど、そこはかとなく未来を感じさせますよね。
いつまでもガソリン車でもたついている自動車よりは数倍未来的だよ鉄道は。ウンウン。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
好きこそものの上手なれってわけじゃないけれど、
もし一つのことが夢中になれるくらい好きならば
才能に関係なく自然とそれが体に出てくるということですね。

何かと内気なななこちゃんですが
少なくとも美咲ちゃんからは、ななこちゃんの顔から
モデルをやるのが好きなんだなーってのが
伝わっているようでなによりだ。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
誰も読んでるヤツがいないからと勝手に決めつけて
テキトーなマンガを描く作者。

でもテキトーに描かれたじーさんと孫はかわいいぞ。
これからもそんな感じで連載してもいいんじゃないか・・・?

▼キラキラロック:溝口涼子
ハニーブランドとはただ敵対しているだけじゃなく、
ユイと剣人(けんと)の師弟対決も兼ねてるのかよー。因縁の対決じゃん。

▼光龍伝説ヒカル!:緒方さなえ
なんかアホなノリのファンタジーマンガだなー。
とりあえずヒカルが旅立った惑星では
ヒカルのじーちゃんがその惑星に「ゆうゆう国」という国を作った
創立者ということか。
しかしじーちゃんの顔といい、ゆうゆう国の住民といい
キャラがギャグマンガしててマヌケだ。

話の方は、ゆうゆう国から分裂してできた「ゆらゆら帝国」が
天然資源を狙ってゆうゆう国そのものを乗っ取ろうとしているらしい。
ヒカルはそれを防ぐために現れた救世主なのだそうで。
へ?
ヒカルは弟を追ってこの惑星にやって来たんだよ?
運命めいたものも伝説的なものも何も感じさせず
いきなりな救世主宣言に唖然呆然。
なんなんだこのつかみ所のないストーリー展開は???

これからヒカルたち地球人を交えて
ゆうゆう国とゆらゆら帝国の全面戦争をおっぱじめるつもりなのか?

本来なら緊張感が張りつめるところだけど
いかんせんアホなノリなのでそんな雰囲気全然ナッシング。

▼がんばれ!ドッジファイターズ:原作/村上としや・まんが/斉藤むねお
決勝トーナメント、ファイターズの最初の相手は沖縄チームの“クイーン・ユタ”。
めっぽう暑さに強い彼らは、試合会場の空調が壊れたと知るやいなや元気満々!
室内温度は34℃だというのに。

・・・でももし試合の途中で空調が直ったりしたらクイーン・ユタのみなさんは
どうなっちゃうんでしょ・・・???
東京に来た程度でクシャミをするくらいだから
風邪引いて熱出して試合続行不可能なんてことになりかねないぞ。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
イーダが造り出した迷宮の中に、
なんと甲虫界の首領・ヘルクレスオオカブトのヴィーダが幽閉されていた。
なんでも今までタンゴに襲いかかってきた外国産の甲虫たちは
カクタスの奴隷に過ぎないんだとか。
外国産の甲虫たちもカクタスの被害者だったんだなあ。

しかし今までさんざん外国産の甲虫を悪者扱いしてきたのに
ヘルクレスオオカブトだけはカクタスに反逆するプライド高き戦士かよ。
でもさすが王者の威厳だなとは思わせる。

そんな折り、キングのツノを折った大アゴのクワガタムシが登場。
キング、恐怖を乗り越えて一矢報いることができるか!?

▼あさりちゃん:室山まゆみ
食いしん坊のあさりちゃんもニンジンだけはダメ。
せっかく行列のできるラーメン店でさんざん待ったのに、
出されたのは麺にニンジンをすり込んたオレンジ色のラーメン。
あさりちゃんにとっては拷問同然の外食となりました。

あさりちゃんの言うように同じオレンジ色ならニンジンよりオレンジ(柑橘)の方が
おいしそうなのにねえ。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 小三1月号 2月号 3月号 小四4月号 5月号
2005年5月9日 月曜日


小学三年生 2005年6月号
2005年4月30日発売
小学館 540円
▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
クワガタのジョーは誰よりも強くありたい気持ちは人一倍なのに、
心技体のうちの「心」がキングと比べて
今ひとつかなわないところなんだよなあ。
ケンカが嫌いでも仲間のためなら強敵にも立ち向かうキングの方が
勇敢で頼りになるというわけだ。

でもそれはそれ。
自分本位なジョーだって、己のために傷ついたキングを見て
でっかい敵の前でも気を奮い立たせることができるのだから
もうそれだけで十分。
あとは司令塔のタンゴがうまいことカバーしてくれる。
タンゴもかなり頼れる存在になってきた。

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/関千里
シナモンってマイカーを持っていたんですか。
しかもオープンカーとはせーしゅんを謳歌しちょるねー。

さて、謎の宝の地図によって車ごと大木の前まで引き寄せられてシナモンたち。
そして持ってきたお菓子をいつの間にか食べてしまった謎の声が大木から聞こえるのだが
その正体は・・・?
まさかお菓子のなる木の逆バージョン、お菓子を食う木?
そんなのアリか?
この続きは次号で。

▼星のカービィ:さくま良子
デデデ大王って何万年も氷づけにされても生きてるのね・・・
一緒に凍らされたマンモスも生きてるのかしらん?

▼あさりちゃん:室山まゆみ
宿題とはいえあさりちゃんは、てるてる坊主の1つも作れないんですか。
「放火魔坊主」や「通り魔坊主」の悪魔的てるてる坊主のアイデアは
ポンポン出るクセに。

▼それゆけ!トンとり:杉木ヤスコ
地下帝国のボス・ネットカゲ、見事料理コンテストで優勝。
それと同時に根っから悪になりきれない性格であることが判明しました。
なので世界征服なんてやめちまいな。

▼ポケモン4コマ大百科:山下たかひろ
小銭と間違えてジュースのビンのフタを盗ろうとしたニャースが
おもしろし。

▼がんばれ!ドッジファイターズ:原作/村上としや・まんが/斉藤むねお
ははは、おもしれー。ただしギャグマンガとしてだけど。
白鳥麗奈のドッジボールをしているとは思えない
非常識な行動の数々が笑わせてくれる。

一瞬、麗奈が宙を舞うかに見えるフォーメーションを見て
ルイナは麗奈に「高いところが好きなのはケムリとあなただけよっ!」と言い切りました。
それって遠回しに「あんたはバカ」って言ってるのと同じ。
水面下で女同士の戦いが始まっている。


☆ここから先は別冊付録。
SHO☆3コミックランドVol.3ざます。


▼アイアンフェザー:小山愛子
おじいちゃんからもらった本が、フェザーの力が増す羽へと変化。
フライは邪悪に騙されはしたもののまたひとつ
世界を救う勇者として一歩近づいたようだ。

敵の正体が邪悪なのか闇なのかはっきりつかめていないが
フライの勇者としての資質は徐々に開花しつつある。
まだまだ未知なる強さを秘めているようなので
これから先どうなるか楽しみ。

▼ダイナマイトストライカー空:川久保榮二
島の外からやってきた翔矢は荒波空の家に住むことになった。
そしてかつて東京の強豪チームに所属していたことも判明。

今回は翔矢がいた東京レアルFCと島の子チームが対戦することになり、
そこで空と翔矢のナイスプレーが見られる。
空のプレーは荒っぽいがなかなか熱血してて東京レアルFCの反則行為をもろともせず
強引にゴールを決めて見せた。

・・・ということで空と翔矢が有望な選手だってのはよく分かりましたが
チーム全体としてはまるでダメダメ。
2人以外まるで役に立ってないし、
試合中にお菓子食ってるヤツがいるし、
試合結果も25−1ってのもいただけません。

まずはチームの立て直しだな。
前途多難だけどそれはそれでマンガとしては
おもしろくなりそうでいい感じ。

▼ロード・オブ・ザ・デュエル〜最強デュエリストへの道〜:難波孝
読み切りデュエルアクションマンガ。
主人公は出流マス太(でりゅうますた)。舞台はデュエルの世界。
マス太は知恵と勇気を兼ね備えた者でなければ開けられない扉の向こうにある
すばらしい宝を手に入れるため門番の魔女とデュエル対決する。
でも本当は・・・・・・

・・・ただの母と子のデュエル対決なのでした。ちゃんちゃん。
しかし母子のデュエル対決が現実世界を越えてここまで盛り上がるとは。

冷蔵庫にあるプリンを食べるため、かーちゃんとデュエルして勝たなきゃならないなんて、
ホビーにハマってしまった母親を持つと苦労しますねマス太。
でも子供とデュエルするマス太の母親は子供に理解力がありそう。

▼クリック!一発!ふしぎ組:ながいのりあき
人間は、壊れて使えなくなってしまった物をすぐに捨ててしまう身勝手な生き物。
だけどそれと、人間の祖先がマンモスを絶滅させちゃったこととを結びつけるのは
いかがなものかと。

その頃の人間は、今の科学文明と大きくかけ離れて大自然の中で生活していたはず。
逆に肉食獣から狙われることもあり、自然の摂理の中で彼らは必死に生き抜いたのだ。
なにより彼らのおかげで今の私たちがいるわけで、
彼らを今の私たち人間の身勝手さとを比べるための引き合いに出すのはおかしいし、
出される筋合いも全くない。

だから動物の絶滅を提起して人間の身勝手さを語るなら、
密猟者など、近代の人間の悪事を例に挙げないと説得力に欠ける。

☆男子禁制 女の子だけのないしょのおへや

毎度毎度土足であがらせてもらうよ。

▼リリカル☆ふぁんたじあ:池田多恵子
魔法の国からやってきたリリーちゃんのペット、プルル登場。
プルルは語尾に「でぷ」をつけて喋り、見た目もまあるいコミカルなヒヨコですが、
飼い主思いのやさしいヤツ。
今後もリリーちゃんがくじけそうになった時になにかと励ましてくれそうだね。
基本的に、お元気出してキャラだな。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
あきらは幼なじみの女の子に、ブスだの女じゃないだのと言い放って
典型的な悪ガキ小僧だな〜。
こういうヤツには口でどうこう言うより
女の魅力を引き出すメイクで大変身して黙らせるのが一番だな。

ななこは自分だけでなく、お友達のメイクカウンセラーもこなしてます。
女の子の強い味方。

▼わんこ・みっくす:あべさより
またまたタスケとクロワルさん対決。
小三ではこのままクロワルさんとわんこ達の全面対決編で
通すつもりなのかしらン?

しかし今回はいつもと勝手が違ってクロワルさんがついに本気を出した。
五郎の体を噛み砕こうとしたのだ!
ヤバイ!!警察犬マックスも手が出せず、
ついにわんこ・みっくす始まって以来の流血事件発生か―――!?

そんな緊張感漂う大ピンチな時でも、タスケはいつもどおりの平常心を保ち、
なんとバニーガールの姿で参上いたしました!

なぜだ?犬がウサギの恰好をするのが滑稽である以前に、
強者を前によくそんなふざけた恰好ができるもんだな。
これにはクロワルさんもたまげただろ。

本当にすげえなー。もはやタスケの天然ボケは底なしだ。
向かうところ敵なし。

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2005年5月6日 金曜日


小学二年生 2005年6月号
2005年4月30日発売
小学館 540円
いくらたまごっちが流行ってるからって、
たまごっちキャラを使って卵の特集をするというのは・・・
どうなのよ?

▼超人だじゃれマン:じょうさゆり

小児科で「小二か?」
「消毒二年生」
など、
今回は病院に関するダジャレが目白押し。

敵キャラのドクターNはダジャレで人々を困らせる
とんでもないヤツ。
そこでひゅう太もだじゃれマンに変身して
正義のダジャレでドクターNに対抗。

ダジャレで対決ってのが明るくていいよね。
とにかくひゅう太がとびっきりの笑顔でダジャレを言いまくるので
寒くも何ともないのだ!
自然と笑みもこぼれてくる。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
ニードル、懲りずに戦いの場にご帰還。
やっぱこうでなくちゃ。
ガキっぽいとはいえ、カクタスが送り込んだ刺客の1人が
あのまま立ち去ったんじゃあまりにも情けなさ過ぎますしね。

ニードルの針によって動けなくなってしまったキングに代わって
第2ラウンドはコクワガタのジャンボがタンゴと共にお相手します。
かつてのカナブン戦を思わせる展開で楽しみだ。

▼星のカービィ:さくま良子
デデデ大王はカービィを懲らしめるために
自分そっくりのロボットを作るも、敢えなく撃沈。
方向性は間違ってないんだけどねー。

ロボット第2号に期待。

▼とんでも刑事ブタコップ:兎野みみ
子供がブタコップに助けを求めているのに
ブタコップはさんざん子供につまらないギャグをかましておきながら
最後には「定休日」かよ。なんてヤツだ。

もうコイツに残された道はチャーシューか酢豚しかないぞお。
マジで。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
黒い怪獣の正体は牧場の子ブタくんでした。
かわいいけど牧場に子ブタくんがいるということは
もし大きくなったら子ブタくんを・・・まさかね。

▼ねこねこファミリー:そにしけんじ
猫山家の雨の日の犬(ケン)の散歩は
リードをものすごく長くして犬だけ外に出し
猫たちはリードを持って家の中にいるだけ。

まあ、確かに犬の散歩の目的は果たしているとは思うが
どうみても犬に対するイジメだよなありゃあ。

▼金色のガッシュベル!!4コマパラダイス:原作/雷句誠・まんが/雷電
ティオのサイフォジオがキズついた体を元に戻す効果があるとはいえ、
骨だけになったブリを元に戻すのは無理だろ。
それって死んだ者を生き返らせるのと同じだしねえ。

▼TV☆おわらいキャラ図鑑:じょうさゆり
今回はパペットマペット。
でも主な登場人物はうしくんとカエルくんで、
黒子くんの正体は謎に包まれたまま。

▼あっちもこっちもたまごっち+まんが劇場:かがり淳子

カタツムリ
デンデンムシ
マイマイ


かたつむりにもいろんな呼び方があるんですねえ。

まあ、某サイヤ人マンガでもカタツムリをベースとした
キャラの名前がうじゃうじゃ登場してましたけどね。
探せばまだまだカタツムリの変わった呼び名が出てくるんじゃないかな。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
マルチーズ、ローデシアン・リッジバック、バデー・フォーブ・ド・ブルターニュ、
プチ・バセット・グリフォン・バンデーン・・・

・・・犬の種類を必死に覚えようとするあさりちゃんですが、そりゃムリだよなあ。
こんな長ったらしい犬の種類の名前がたくさんいるんじゃ覚えきれないよ。うんうん。

オレも、だんだん何かの食い物の名前なんじゃないかと思えてきた・・・

▼わんこ・みっくす:あべさより
梅雨の季節になるとカビだけじゃなくて、
人間や犬の毛も生えやすくなるんですかねえ。

▼おシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
雨の中、ラブとベリーはカラフルなカサを持って
ハデな服来て楽しそうにダンスしてます。

それを見た芸能プロからラブとベリーをスカウトしにきた女性は
「この子たちには人を引きつけるパワーがある」と言っていますが。
そりゃそうでしょ。だってコイツら一応、魔法使いだもの。
ただ者じゃないってことさ。

▼学習体験コミック ドラえもんのなんでもチャレンジ:
キャラクター原作/藤子・F・不二雄・まんが/三谷幸広

今回のテーマは警察犬。
警察犬になるための訓練は、盲導犬よりもちと厳しそうですね。
犬種も逞しいものばかりだ。

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2005年5月5日 木曜日


小学一年生 2005年6月号
2005年4月28日発売
小学館 540円
動物の歯の特集がおもしろいっすねえ。
人間はキバみたいな歯はあっても肉食獣ほどすごくはないし、
草をかみ切ったりすりつぶしたりする歯はあっても
これまた草食獣よりはすごくない。
でも人間は料理したり、ナイフや箸などの道具を使ったりして
なんでも食べられるように発展したんですねえ。

さすが人間。食い物に関してはどの動物よりもどん欲だ。

▼ふわふわシナモン:げんさく/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
おお〜!夜に花壇一面に光り、綺麗に咲く星の花!
お菓子の花よりも魅力的。
発想からしてもう見事としかいいようがない。感動。

▼甲虫王者ムシキング 森の民の伝説:三鷹公一
ポポに愛の口づけをするチビキング。
可愛いけど、このマンガのストーリーを考えたら
情けないよね(苦笑)。

▼ラブリープリンセス ふしぎ星の★ふたご姫:山辺麻由
お、早速ファインが食い物食いまくりで
原作のイメージをぶち壊すべく暴走するかと思ったら
辛い物で自制しやがった。ちぇっ。

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
ラブとベリーは、内気だけどダンスが好きな女の子にオシャレをさせて
勇気を与えることに成功!

うんうん、順調に成長してるな。
自分だけじゃなく他人にオシャレをさせて大成功を収めるなんて
大金星じゃないか。
もしこれで変なセンスの服装を女の子にさせてしまったら
先が思いやられるところでしたが。

▼わんこ・みっくす:あべさより
タスケは泥だらけになって汚れてしまっても
洗って物干し竿に吊して干せますから
楽チンチンですネ♪

▼たたかえ!キーボッツ:寿ミナト
ん?今回敵として現れたザウル&ドラグーウイングは
4人目のブ・キーの勇者だと考えていいんですかね?
一見悪いヤツじゃなさそうですし。

▼星のカービィ:さくま良子
デデデ大王は大食い大会で優勝するために
カービィを利用することに・・・

バカだ。デデデ大王は本当にバカだ。
カービィが大食い大会に出てしまったら
優勝どころか試合にすらならなくなることが分からなかったのか。
今までの経緯からしてそれは分かっていたはず。
案の定デデデ大王はズルをした罰として
大食い大会の料理代を全部払うハメになり、ひどい目に遭いました。

分かったね、デデデ大王。今後は大食い大会の類に
カービィを連れてきちゃ絶対だめ!
そんなわけでもう二度と大食い大会にカービィを出さないよーに。

・・・と言ってもまた懲りずにいつか参加させるんだろーけど(苦笑)。

▼ママだって1ねんせい:都あきこ
今回は子供の友達作りがテーマ。

子供が友達の幅を広げれば
学校でどんなことをしているか情報の幅も拡がる。
引いては友達の親同士、情報も交換し合えるということですな。

ま、そんなわけで後々のために
一度できた友達は末永く大切にするといいですよ。

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2005年5月4日 水曜日


別冊コロコロコミックSpecial 2005年6月号
2005年4月28日発売
小学館 440円
▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
やたら弱っちいくせにやることはとってもえげつない
ちゃむらい再登場。
今回もじーさんと孫をキッチリ他界にいざなってます。

「他界たか〜い」と2人をあやめるあやす最強さんは
まるでタチの悪い閻魔大王みたい・・・
そしてちゃむらいは2人をいけにえを捧げた
最強さんの忠実な下僕役。やっぱりえげつない。

▼デュエルマスターズFE:松本しげのぶ
新生デュエルマスターズが別コロにも登場。
でも本編から外れたエピソードになってますので、
別コロでは「デュエルマスターズFE外伝」
とでも言うべきなのだろうか。

今回は勝ちゃんの父・切札勝利が3年前に名もなき島で
真の決闘者にめざめた少年・トーイに
デュエルマスターの使命を伝えるお話。

それにしてもトーイくんはかわいいですな〜。
こーんなちっこい男の子がクリーチャーを実体化することができる
真のデュエルマスターズだなんて一体誰が思うだろうか。

トーイは過酷な運命だが、オレとしてはいずれ勝ちゃんと
力を合わせてザキラをぶっ倒すという夢のようなシーンを思い描いてますので、
本編ではザキラの手に落ちないようにふんばってもらいたいもの。
ザキラの犠牲者は白凰だけでたくさんなのだ。

▼オッス!ムシキングッス!!:小西紀行
別コロでも他のキャラをパクるギャグは続けるんだな。
おもしろいからいいけど。

▼未確認ギャグ生命体 たまごっち!:立川史
コロコロで新連載になったたまごっちマンガが
別コロでも新連載。

まあ、たまごっちを知っている人にとっては
きっとおもしろいマンガなんでしょうね。

▼ポケットモンスターエメラルド 挑戦!!バトルフロンティア:伊原しげかつ
今月で最終回。
エンタくんがバトルフロンティア最強のトレーナーとバトルし、
その後、自分自身もトレーナーの頂点を目指して武者修行の旅に出るという
冒険マンガの王道ともいえるエンディングでありました。

エンタくんは理屈抜きに、ただひたすら強いバトラーと闘うことに喜びを感じ、
強くなっていくタイプ。
リラの正体を知った時に言ったエンタくんのセリフに
彼のポケモントレーナーとしてのスタイルが集約されてる気がする。
簡単に言えば直情バカってことですね。

これまでもエンタくんなりのトレーナーとしての成長が見て取れたし、
これからもさらに成長していくのだろう。
サラッと後味の良い読後感で個人的に満足。
単行本にも期待です。

▼ケシカスくん:村瀬範行
いや、ブレイクなんかしなくても作者自身このマンガで
サイン会もしたし単行本化もできたしで
大成功をおさめているからいいんじゃない?

無理にブレイクなんぞしなくても
今回みたいな二流ギャグでいってこそ
このマンガの持ち味が生かせるってモンよ。

▼D・M激王伝ゲット:倉谷友也
ゲットがお菓子の家で水文明のクリーチャーとバトルですか。
およそデュエルマスターズの世界では考えられない設定でおもしろいですよね。
水文明のアカシックを倒さずに改心させた
ゲットの友達思いな熱いハートがGOODだ。

▼トイレの神様:黒葉潤一

バタン!!
  カチャカチャ・・・、ズルッ・・・、


   ブリブリブリブリ!

   ・・・・・・・・・・・・
カラカラカラ・・・・・・ふきふき。


  ジャー・・・・・・。

す、すげぇ・・・
普通の成人男子がウンコする様子を
擬音だけでここまでリアルに再現するとは・・・
恐れ入りました。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
サルゲッチュ3の主人公、サトルがいつもの4コマではなく
長編で輝かしく初登場!
かつての主人公、カケルやヒカルよりもおバカさんまるだしで
オレの好きそうなタイプだ。
後藤英貴氏はサトルをそういうキャラに仕上げてきたかー。

サトルのすっぽんぽん姿、実にいいですね。
ピポサルのヘルメットがジャマしなきゃもっとよかったのになあ。
・・・なんて。

▼史上最強天狗冒険物語 天までとどけ!:谷口あさみ
予想を裏切り、テンはとっとと聖地に辿り着き、
そこで開かれる力比べ大会・リューグウ祭に出場して
優勝賞品の「勇者のベルト」を手に入れるんだってさ。

なんかありきたりでパッとしないなあ。
もしかして勇者のベルトを手に入れたら
そこで物語が終わってしまうんじゃないのか?
このままじゃあまりに華がなさすぎ。
でも勇者のベルトがタイムマシンの役割を果たすってのが
興味深くはある。

▼金色のガッシュベル!!:原作/雷句誠・まんが/矢高鈴央
名探偵ガッシュ・ベルですか。

もうこのマンガのガッシュ達は
オリジナルとは違ったキャラに成長してるよなあ。
そろそろオリジナルから切り離して
このマンガだけで独立して楽しんだ方がいいのかもしれない。

怪盗ゴールドも矢高ガッシュだからこそ決まるオチなのだと思うし。

▼ラチェット&クランク ガガガ!銀河のがけっぷち伝説:のむらしんぼ
百万円を百五円に書き直すギャグがちょっとウケた。
消費税込み。

▼一発逆転!パワプロくん:山下たかひろ
ピストルにマスコット付ストラップですか。
携帯する物とは言え、殺傷能力があるピストルを
携帯電話感覚で飾り付けする発想がすごすぎ。

▼激闘!エグゼ兄弟 ロックメ〜ン:川野匠

初めましてだわさ♪

うそつくんじゃねー!!
おまえわコロコロ2002年12月号にゲストで登場していた
ラブラブプリ子ちゃんじゃねーかっ!!
語尾に「だわさ」口調、そしてこの強烈な顔は
一度覚えたら忘れないぜ!

・・・ってなことで今回は冷二くん女難の回であります。
しかしこうしてみると冷二くんも実におもしろいキャラしてますね。
ラブレターをもらった時の兄貴に対する余裕というか完全に人を見下した態度。
実際いるよね、こーいうタカビーなシト。
これで相手がプリ子ちゃんじゃなかったら
兄貴に完全勝利したはずだったのに・・・(笑)

冷二は今ひとつ食いしん坊の兄貴に押さえられ気味で目立ってなかったけど
今回はとても目立ってましたね。
冷二の性格も良く出てておもしろかったよ。

▼いなばの父うさぎ!!DADDY RABBIT:桜ナオキ
読み切り。平凡な小学生・いなばタケシ(小3)くんのお父さんは
なんとウサギさん!!(しかもしゃべる)

・・・ということでタケシくんとウサギ親父の遺伝子を完全に無視した
親子ギャグマンガ。

結局、異常であるはずのウサギ親父がなぜかもてはやされ、
まともなタケシくんがもてあそばれてるわけですけど、
これがまた不思議なことになかなかおもしろい。
ウサギ親父は、キレまくっているようで
実はマイペースに物事を進めてるあたりがGOOD。
ウサギのクセにせっかちな様子が微塵も感じられないんですねえ。

ウサギを親父としたこと自体に意味は全くないけれど、
ウサギにしたからこその絶妙なおもしろさがこのマンガにはあるな。
女の子には嫌われそうだが男の子なら大抵は受け入れられるんじゃないのか。

▼豪快野球坊 ベスボル:毛内浩靖
今回ベスボルに背番号の増減はなかったけど、
LRとの投球合戦で、4000球以上も投げ続けたベスボルに
男のど根性を見た!
おまえには堂々とベースボール王国へ行く資格がある!
ちょっとドジだけどかっこいいです。ベスボル。

▼少年ファンタジスタ:たかはしひでやす
読み切りサッカーマンガ。
前にもサッカーマンガの読み切り描いてましたよねこの人。

今回はスペインから転校してきた期待のサッカー少年タマくんが
グランドを横取りする悪のサッカー部キャプテン・九雀帝(くじゃくみかど)を相手に
ヘタッピなのを隠してひたむきにがんばる。そんなお話。

前作ほどのインパクトはないけれど、
ヘタッピでもサッカーが大好きならじょうずになれることや
仲間の大切さを前面に出して
全体的に好感の持てるサッカーマンガに仕上がっています。

期待を持たせておいて実はヘタッピだったタマくんを
笑顔で迎え入れるクラスメイトのみんなが温かいっすね。
この友情こそタマくんの秘めたる素質を引き出すのに
必要不可欠なものなのだ。
なによりタマくんも決して自分自身にウソはつかなかったですしね。

最初から最後まで一貫してコロコロらしいスポーツマンガでいい感じ。

▼ロックマンゼロ:舵真秀斗
うーん、ロゼが実は敵だったというのは途中から読めてしまったな。
・・・に、してもロゼをこのまま一発キャラにしておくのは惜しい。
名前も行動もどこかマヌケでおもしろいキャラなので。

▼そらとぶペンギン風太:池生雅和
読み切り。大吉動物園で暮らすペンギンの風太(ふうた)は
いつの日か大空を飛ぶことを夢見てシャカリキにがんばる熱血ペンギン物語。

ペンギンが空を飛ぶ。なあんて夢のある話なんでしょ。
ペンギンなら誰もが思う空飛ぶ夢を、風太は自ら挑戦し、現実のものにしたのです。
そのためならば翼がのしいかになろうとも、
全身の羽が抜けようとも全く厭わない!
こういう元気溢れる邪気のない主人公が
いかにも池生雅和風児童マンガらしくて実にいい。

ペンギンだけどそのがむしゃらさに熱くなれるお話。

▼奇獣大活劇 ZOIDSじぇねしす:小西紀行
別冊読み切りゾイドギャグ。小型ゾイドが人間のペットになって大活躍!

野良ゾイドのメガラプトル(ガイコツみたいなヤツ)が
ルージくんのペットとして気に入ってもらうために孤軍奮闘するが
訳の分からないドジばかり踏んでしまい全くの役立たず。

うーん、くだらないけどおもしろいですね。
本来かっこいいはずのゾイドがペットに成り下がっちゃってる。
野良ゾイドからヒントを得たにしても犬同然の扱いにしちゃうのが笑えるよな。

アムドライバーやムシキングをもギャグにしてしまうセンスは
ダテじゃないってことか。ヤルヤル。

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
別冊にて。
ミツバチのブン太の夢のために
悪の手からお宝を取り返し、ブン太に返してあげるとは
ザックもなかなかいいトコあるよね。
本当は自分が欲しかったはずのお宝なのに。

きっと同じ夢を追う者として何か共感を得たのだろう。
毎度ニクいことするなあ。

ところでブン太のお母さんですがなかなか美人じゃありませんでしたか?
おおせキャラにしては。


今月号は地味におもしろいマンガが多かった。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 8月号 10月号 12月号 2月号 4月号
2005年5月2日 月曜日