もう一度叫ぶと、いくつもの顔がこちらを向いたが、肝心のその人だけはやはり僕の呼びかけ無視した。
(377p上段)
・続けて大声出して呼ぶなんて、多分、私には出来ない。
・二度目は追っかけていって、肩に手をかけちゃいそう。しかし、それをしたら…(爆)
「もしかして、今のは十年ぶりに見つけた初恋の人か?」
そんなロマンチックなものではない。(377p段)
・十年も経てばかなり人の様相は変化している筈ですが、こういうトボけた物言いが江神さんならでは。
・それに反応するアリスもアリス(笑)
江神先輩はわずかに眉間に皺を作った。わざとわけが判らないようにしゃべるな、と言いたいのだ。(377p下段)
・某大学ミス研のように『犯人当てクイズ』やる時の癖で、ついそうなってしまうとか? ヤですね〜
薄汚れた店でまずいコーヒーを飲ませられるだけかもしれないけれど、あらかじめ覚悟していれば腹も立たない。(378p上段)
・あらかじめ覚悟していても、やっぱりイヤ(爆笑)
いくら唇の動きが似ているからといって、このケースで相手が「雑煮」と聞き違えるはずもない。(378p中段)
・もし、この状況下で雑煮が出てくる店だったら、寧ろ行ってみたいです。
「名前も聞いてなかったわけや」
「下心がなかった、ということですよ。ハンカチを持って歩いているのは、純然たる親切心からですしね」
(380p下段)
・江神さんは普通に状況を検分しただけなのに、すぐさま言い訳しているアリス。
・チョットはあったんじゃないでしょうか(爆)
・結局この後、部長から胡散臭げな言葉を返される羽目に。
「もしも、それが王家の呪われたハンカチやったとしてもおかしい。(後略)」(381p上段)
・部長…お茶目すぎ……真顔で言ってますね、きっと。
すとんと腑に落ちた。証拠も、それを確認するつもりもないけれど。(381p下段)
・江神さんに対するアリスの絶対の信頼ここにあり(笑) |