男の子の場合は睾丸で精子が生産されはじめ、射精した時の精液が粘りけのあるものになります。そもそも性欲が強くなり、自慰(じい,マスターベーション)をしたくなって、自室やトイレでするようになります。女の子の場合も卵巣で卵子が成熟しはじめ、1月に1回くらいのペースで1個ずつ卵子が卵巣から子宮に送り出されてきます。これを排卵といいます。
排卵された卵子は受精すれば赤ちゃんへと成長しはじめますが、受精しなかった場合は数日で卵子は死んで外に排出されます。これが生理(せいり,メンス)です。この生理は女性が40〜50歳頃になるまで、妊娠中をのぞき毎月やってきます。排卵から生理の2〜3日後までは女性ホルモンのバランスが変化するため、感情的になりやすくなります(ちょっとした事で泣いてしまったりする)。「生理が重い」人の場合は一番きつい日は学校や仕事に出てこれないくらいきつくなります。男性の場合はこのような周期がなく、常に精子は生産され続けていますので、こういう不安定なことは起きません。
古い時代には男女とも自慰は有害なものと考えられ禁止されたり見つかると罰を与えられたりしたこともあります。しかし現代ではむしろ性をより豊かにするために必要なものと考えられ、少なくとも男の子の自慰はかなり保守的な人をのぞいては是認されるようになっています。しかし女の子の自慰には抵抗感を示す人もいて、そのため女の子の中には自慰をあまり経験せずに大人になって、結婚しても性が楽しくないという人もあるようです。本当は女の子もたくさん自慰をしていいのです。
男の子の自慰は一般に陰茎を手でつかんで前後に往復させるパターンで行われます。女の子の場合も陰核を刺激する人が多いですが、指で陰核を押さえてから前後に動かすより丸く回転させたほうが痛くなくて心地よいという人が多いようです。男の子の自慰の場合は手を往復させているうちに最高に気持ちよくなり射精したところで急速に性欲が消失し、自慰についてまだ良く分かっていない子の場合は罪悪感を感じてしまうこともあるようです。女の子の自慰の場合は射精(潮吹き)に至る人はまずいません。そのため気持ちよさがずっと長時間継続しますので、している時間はどうしても長くなりがちのようです。
なお、自慰のための器具がいろいろありますが、そういうのを使うのは大人になってからでよいでしょう。器具の刺激は強いので、まだ充分からだができあがっていない思春期に使うと、性器を痛めてしまう場合もあります。思春期のうちは手と妄想で頑張ってみましょう。
たいていの男の子は、ちんちんを切られたくないので「御免なさい。もうしません」などと言って自慰に対する罪悪感を強めるのですが、中にはちんちんが切られてしまった時のことを想像し、ちんちん無くなっちゃったらスカート履いて女の子として生活するのだろうか、などと妄想を広げていく子もいます。こういう子は将来、本当に自分の意志で女の子になろうとしはじめることが多いようです。
ちんちんを切るぞという警告がエスカレートして、女の子の下着を着せられるパターンも世界的にあり、これを英語では petticoat punishment (ペチコート罰)と言っています。ペチコートというのは女の子用の下着の名前です。これもされたことのある人もあるかも知れません。女の子のパンツだけでなくスカートまで履かされた人もあるでしょう。おちんちんを出す穴の付いていない女の子のパンツを履かせられると、ちんちんが無くなった時のことが現実的に感じられ、普通の子の場合は、自慰に対する罪悪感を強め、「その気」のある子の場合は本当にちんちん取ってこういうパンツをいつも履きたいと思ってしまいます。ただしどちらの場合も結果的には性的に興奮して女の子パンツの中でちんちんが大きくなってしまいとても困ります。