com.nttdocomo.ui
クラス Graphics

Object
  |
  +--com.nttdocomo.ui.Graphics

public class Graphics
extends Object

グラフィックス クラスです。 キャンバスおよびイメージに対応するグラフィックスコンテキストを表します。

ダブルバッファリングを行うための lock(), unlock(boolean)メソッドは、かならず組みで使用してください。 Canvas.paint(Graphics)メソッド内でlock()メソッドを呼び出した場合、 必ずそのメソッド内で unlock(boolean)メソッドを呼び出してください。 バッファがフラッシュされていない状態でフレームが切り替わり、 再びキャンバスが表示されたときの状態は、機種依存になります。 なお、典型的な実装では、Canvas.paint(Graphics)メソッドが呼ばれた直後にバッファがフラッシュされます。

ミニマムスペック:


フィールドの概要
static int AQUA
          水色を表す色の名前です (=3)。
static int BLACK
          黒色を表す色の名前です (=0)。
static int BLUE
          青色を表す色の名前です (=1)。
static int FLIP_HORIZONTAL
           イメージ描画時の反転方法のうち、横方向に鏡像反転することを表します(=1)。
static int FLIP_NONE
           イメージ描画時の反転方法のうち、反転しないことを表します(=0)。
static int FLIP_ROTATE
           イメージ描画時の反転方法のうち、縦横方向に鏡像反転(180度回転)することを表します(=3)。
static int FLIP_ROTATE_LEFT
           イメージ描画時の反転方法のうち、左に90度回転することを表します(=4)。
static int FLIP_ROTATE_RIGHT
           イメージ描画時の反転方法のうち、右に90度回転することを表します(=5)。
static int FLIP_VERTICAL
           イメージ描画時の反転方法のうち、縦方向に鏡像反転することを表します(=2)。
static int FUCHSIA
          紫色を表す色の名前です (=5)。
static int GRAY
          灰色を表す色の名前です (=8)。
static int GREEN
          暗い緑色を表す色の名前です (=10)。
static int LIME
          緑色を表す色の名前です (=2)。
static int MAROON
          暗い赤色を表す色の名前です (=12)。
static int NAVY
          暗い青色を表す色の名前です (=9)。
static int OLIVE
          暗い黄色を表す色の名前です (=14)。
static int PURPLE
          暗い紫色を表す色の名前です (=13)。
static int RED
          赤色を表す色の名前です (=4)。
static int SILVER
          銀色を表す色の名前です (=15)。
static int TEAL
          暗い水色を表す色の名前です (=11)。
static int WHITE
          白色を表す色の名前です (=7)。
static int YELLOW
          黄色を表す色の名前です (=6)。
 
コンストラクタの概要
protected Graphics()
          アプリケーションが直接このクラスのインスタンスを生成することはできません。
 
メソッドの概要
 void clearClip()
           現在設定されているクリッピング領域を解除します。
 void clearRect(int x, int y, int width, int height)
          矩形領域を背景色で塗りつぶします。
 void clipRect(int x, int y, int width, int height)
           現在のクリッピング領域と引数によって指定された矩形との積(Intersection)を とって、クリッピング領域として設定します。
 Graphics copy()
          グラフィクスオブジェクトのコピーを生成します。
 void copyArea(int x, int y, int width, int height, int dx, int dy)
           矩形領域を、dx と dy で指定された距離でコピーします。
 void dispose()
          グラフィックスコンテキストを破棄します。
 void drawArc(int x, int y, int width, int height, int startAngle, int arcAngle)
           弧を描画します。
 void drawChars(char[] data, int x, int y, int off, int len)
          文字列の一部を描画します。
 void drawImage(Image image, int[] matrix)
           イメージに 2 次元のアフィン変換をかけて描画します。
 void drawImage(Image image, int[] matrix, int sx, int sy, int width, int height)
           イメージの一部に 2 次元のアフィン変換をかけて描画します。
 void drawImage(Image image, int x, int y)
          イメージを描画します。
 void drawImage(Image image, int dx, int dy, int sx, int sy, int width, int height)
           イメージの一部を描画します。
 void drawImageMap(ImageMap map, int x, int y)
           イメージマップを描画します。
 void drawLine(int x1, int y1, int x2, int y2)
          直線を描画します。
 void drawPolyline(int[] xPoints, int[] yPoints, int nPoints)
          指定された点を結ぶ線分を描画します。
 void drawPolyline(int[] xPoints, int[] yPoints, int offset, int count)
           指定された点を結ぶ線分を描画します。
 void drawRect(int x, int y, int width, int height)
          矩形を描画します。
 void drawScaledImage(Image image, int dx, int dy, int width, int height, int sx, int sy, int swidth, int sheight)
           イメージを拡大・縮小して描画します。
 void drawSpriteSet(SpriteSet sprites)
           スプライトセットを描画します。
 void drawSpriteSet(SpriteSet sprites, int offset, int count)
           スプライトセットの一部を描画します。
 void drawString(String str, int x, int y)
          文字列を描画します。
 void drawString(XString xStr, int x, int y)
           XStringの文字列を描画します。
 void drawString(XString xStr, int x, int y, int off, int len)
           XStringの文字列の一部を描画します。
 void fillArc(int x, int y, int width, int height, int startAngle, int arcAngle)
           弧を塗りつぶします。
 void fillPolygon(int[] xPoints, int[] yPoints, int nPoints)
          多角形を塗りつぶします。
 void fillPolygon(int[] xPoints, int[] yPoints, int offset, int count)
           多角形を塗りつぶします。
 void fillRect(int x, int y, int width, int height)
          矩形領域を塗りつぶします。
static int getColorOfName(int name)
          名前を指定してその名前に対応するカラーを表す整数値を取得します。
static int getColorOfRGB(int r, int g, int b)
          RGB 値を指定してそのRGB値に対応するカラーを表す整数値を取得します。
 int getPixel(int x, int y)
           点の色を取得します。
 int[] getPixels(int x, int y, int width, int height, int[] pixels, int off)
           矩形領域の画素の色を取得します。
 int getRGBPixel(int x, int y)
           点の色を0xRRGGBBの形式で取得します。
 int[] getRGBPixels(int x, int y, int w, int h, int[] pixels, int off)
           矩形領域の画素の色を0xRRGGBBの形式で取得します。
 void lock()
          描画デバイスに対して、ダブルバッファリングの開始を宣言します。
 void setClip(int x, int y, int width, int height)
           引数によって指定された矩形をクリッピング領域として設定します。
 void setColor(int c)
          描画に使用する色を設定します。
 void setFlipMode(int flipmode)
           イメージの描画時に反転または回転して描画を行うかどうかを設定します。
 void setFont(Font f)
          描画に使用するフォントを設定します。
 void setOrigin(int x, int y)
          描画の際の座標原点を設定します。
 void setPictoColorEnabled(boolean b)
           絵文字を描画する際にグラフィックスに設定された色を有効とするかどうかを指定します。
 void setPixel(int x, int y)
           点を描画します。
 void setPixel(int x, int y, int color)
           色を指定して点を描画します。
 void setPixels(int x, int y, int width, int height, int[] pixels, int off)
           矩形領域の画素の色を設定します。
 void setRGBPixel(int x, int y, int pixel)
           0xRRGGBBの形式で色を指定して点を描画します。
 void setRGBPixels(int x, int y, int width, int height, int[] pixels, int off)
           矩形領域の画素の色を0xRRGGBBの形式で設定します。
 void unlock(boolean forced)
          描画デバイスに対して、ダブルバッファリングの終了を宣言します。
 
クラス Object から継承したメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

FLIP_NONE

public static final int FLIP_NONE
イメージ描画時の反転方法のうち、反転しないことを表します(=0)。
イメージ描画時の標準の反転方法です。

導入されたバージョン:
DoJa-3.0
関連項目:
setFlipMode(int), 定数フィールド値

FLIP_HORIZONTAL

public static final int FLIP_HORIZONTAL
イメージ描画時の反転方法のうち、横方向に鏡像反転することを表します(=1)。

導入されたバージョン:
DoJa-3.0
関連項目:
setFlipMode(int), 定数フィールド値

FLIP_VERTICAL

public static final int FLIP_VERTICAL
イメージ描画時の反転方法のうち、縦方向に鏡像反転することを表します(=2)。

導入されたバージョン:
DoJa-3.0
関連項目:
setFlipMode(int), 定数フィールド値

FLIP_ROTATE

public static final int FLIP_ROTATE
イメージ描画時の反転方法のうち、縦横方向に鏡像反転(180度回転)することを表します(=3)。

導入されたバージョン:
DoJa-3.0
関連項目:
setFlipMode(int), 定数フィールド値

FLIP_ROTATE_LEFT

public static final int FLIP_ROTATE_LEFT
イメージ描画時の反転方法のうち、左に90度回転することを表します(=4)。

導入されたバージョン:
DoJa-3.0
関連項目:
setFlipMode(int), 定数フィールド値

FLIP_ROTATE_RIGHT

public static final int FLIP_ROTATE_RIGHT
イメージ描画時の反転方法のうち、右に90度回転することを表します(=5)。

導入されたバージョン:
DoJa-3.0
関連項目:
setFlipMode(int), 定数フィールド値

BLACK

public static final int BLACK
黒色を表す色の名前です (=0)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x00, 0x00, 0x00) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

BLUE

public static final int BLUE
青色を表す色の名前です (=1)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x00, 0x00, 0xff) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

LIME

public static final int LIME
緑色を表す色の名前です (=2)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x00, 0xff, 0x00) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

AQUA

public static final int AQUA
水色を表す色の名前です (=3)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x00, 0xff, 0xff) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

RED

public static final int RED
赤色を表す色の名前です (=4)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0xff, 0x00, 0x00) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

FUCHSIA

public static final int FUCHSIA
紫色を表す色の名前です (=5)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0xff, 0x00, 0xff) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

YELLOW

public static final int YELLOW
黄色を表す色の名前です (=6)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0xff, 0xff, 0x00) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

WHITE

public static final int WHITE
白色を表す色の名前です (=7)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0xff, 0xff, 0xff) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

GRAY

public static final int GRAY
灰色を表す色の名前です (=8)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x80, 0x80, 0x80) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

NAVY

public static final int NAVY
暗い青色を表す色の名前です (=9)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x00, 0x00, 0x80) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

GREEN

public static final int GREEN
暗い緑色を表す色の名前です (=10)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x00, 0x80, 0x00) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

TEAL

public static final int TEAL
暗い水色を表す色の名前です (=11)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x00, 0x80, 0x80) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

MAROON

public static final int MAROON
暗い赤色を表す色の名前です (=12)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x80, 0x00, 0x00) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

PURPLE

public static final int PURPLE
暗い紫色を表す色の名前です (=13)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x80, 0x00, 0x80) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

OLIVE

public static final int OLIVE
暗い黄色を表す色の名前です (=14)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0x80, 0x80, 0x00) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値

SILVER

public static final int SILVER
銀色を表す色の名前です (=15)。 この色に対応するRGB値は、(R, G, B)=(0xC0, 0xC0, 0xC0) です。

関連項目:
getColorOfName(int), 定数フィールド値
コンストラクタの詳細

Graphics

protected Graphics()
アプリケーションが直接このクラスのインスタンスを生成することはできません。

メソッドの詳細

copy

public Graphics copy()
グラフィクスオブジェクトのコピーを生成します。設定されている属性はそのまま コピーされます。

戻り値:
グラフィクスオブジェクトのコピーを返します。コピーが生成できない場合は、 nullを返します。

dispose

public void dispose()
グラフィックスコンテキストを破棄します。
[DoJa-1.0]
このメソッドを呼び出した後にこのオブジェクトにアクセスした場合の振舞は機種依存です。
[DoJa-2.0]
このメソッドを呼び出した後に dispose 以外のメソッドを呼び出した場合は UIException が発生します(ILLEGAL_STATE)。 このメソッドを呼び出した後に dispose メソッドを呼び出した場合は何もしません。


lock

public void lock()
描画デバイスに対して、ダブルバッファリングの開始を宣言します。 ダブルバッファリングをサポートしている場合は、ロックカウントに1を加えて、 以後の描画処理をバッファリングします。 ダブルバッファリングをサポートしていない場合は何も行いません。

関連項目:
unlock(boolean)

unlock

public void unlock(boolean forced)
描画デバイスに対して、ダブルバッファリングの終了を宣言します。 ダブルバッファリングをサポートしている場合は、ロックカウントが0より大きい場合は ロックカウントから1を引いて、次のような動作を行います。 ロックカウントが0のときにこのメソッドが呼ばれた場合は、このメソッドはなにもしません。 ダブルバッファリングをサポートしていない場合は何も行いません。

パラメータ:
forced - ダブルバッファリングがサポートされている場合に強制的にフラッシュするかどうかを 指定します。
関連項目:
lock()

setOrigin

public void setOrigin(int x,
                      int y)
描画の際の座標原点を設定します。 drawLine() などの描画メソッドを呼び出した場合は、実際には引数に渡した座標値に このメソッドで指定されたオフセット値が加算された座標に描画されます。 座標原点をデフォルトに戻すには、x と y の両方に 0 を指定してこのメソッドを呼び出します。 デフォルトでは (0, 0) が設定されます。

パラメータ:
x - X 方向のオフセット値を指定します。
y - Y 方向のオフセット値を指定します。

getColorOfRGB

public static int getColorOfRGB(int r,
                                int g,
                                int b)
RGB 値を指定してそのRGB値に対応するカラーを表す整数値を取得します。 各引数が、0より小さい場合や255より大きい場合は、例外が発生します。

パラメータ:
r - 赤要素の輝度を指定します(0〜255)。
g - 緑要素の輝度を指定します(0〜255)。
b - 青要素の輝度を指定します(0〜255)。
戻り値:
カラーを表す整数値を返します。 返される値は機種依存ですが、負数以外です。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 r, g, b に範囲外の値が指定された場合に発生します。

getColorOfName

public static int getColorOfName(int name)
名前を指定してその名前に対応するカラーを表す整数値を取得します。

パラメータ:
name - このクラスで定義される色の名前を示す値を指定します。
戻り値:
カラーを表す整数値を返します。 返される値は機種依存ですが、負数以外です。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 name に不正な値が指定された場合に発生します。 具体的には、このクラスで定義された色に対応する値 (Graphics.BLACK, Graphics.BLUEなど)以外の値が指定された場合に発生します。

setColor

public void setColor(int c)
描画に使用する色を設定します。 デフォルトでは、getGraphicsメソッドでGraphicsオブジェクトを生成したときに キャンバスが保持している背景色とコントラストのある機種依存の色が設定されます。

パラメータ:
c - 描画に使用する色を指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 c に不正な値が指定された場合に発生します。

setFont

public void setFont(Font f)
描画に使用するフォントを設定します。 Graphicsオブジェクトには、デフォルトでは、Graphicsオブジェクトが生成されたときのFontクラスのgetDefaultFontメソッドが 返すフォントが設定されています。

パラメータ:
f - 描画に使用するフォントを指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 f に null が指定された場合に発生します。
関連項目:
Font.getDefaultFont()

clearRect

public void clearRect(int x,
                      int y,
                      int width,
                      int height)
矩形領域を背景色で塗りつぶします。 このメソッドは、 左上(x, y), 右下(x+width-1, y+height-1)で、構成された領域(幅 width, 高さ height)を 背景色で塗りつぶします。width、heightのどちらか一方が正で他方が0の場合または両方が0の場合は、 なにも描画しません。

パラメータ:
x - 矩形の左上のX座標を指定します。
y - 矩形の左上のY座標を指定します。
width - 矩形の幅を指定します。
height - 矩形の高さを指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, heightのどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。
関連項目:
Frame.setBackground(int)

drawLine

public void drawLine(int x1,
                     int y1,
                     int x2,
                     int y2)
直線を描画します。 線分(x1,y1)-(x2,y2)を、setColor(int)メソッドで設定された色で描画します。

パラメータ:
x1 - 直線の描画開始点のX座標を指定します。
y1 - 直線の描画開始点のY座標を指定します。
x2 - 直線の描画終了点のX座標を指定します。
y2 - 直線の描画終了点のY座標を指定します。

drawRect

public void drawRect(int x,
                     int y,
                     int width,
                     int height)
矩形を描画します。 このメソッドは、 左上(x, y) 右下(x+width, y+height)で指定される矩形(幅 width+1, 高さ height+1)を setColor(int)メソッドで設定された色で描画します。

パラメータ:
x - 矩形の左上のX座標を指定します。
y - 矩形の左上のY座標を指定します。
width - 矩形の幅を指定します。
height - 矩形の高さを指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。

fillRect

public void fillRect(int x,
                     int y,
                     int width,
                     int height)
矩形領域を塗りつぶします。 このメソッドは、 左上(x, y), 右下(x+width-1, y+height-1)で、構成された領域(幅 width, 高さ height)を setColor(int)メソッドで設定された色で塗りつぶします。 width、heightのどちらか一方が正で他方が0の場合または両方が0の場合は、なにも描画しません。

パラメータ:
x - 矩形の左上のX座標を指定します。
y - 矩形の左上のY座標を指定します。
width - 矩形の幅を指定します。
height - 矩形の高さを指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。

drawImage

public void drawImage(Image image,
                      int[] matrix)
イメージに 2 次元のアフィン変換をかけて描画します。

イメージ上の座標 (x, y) の画素は、 以下のような行列演算によって求められる座標 (x', y') に描画されます。

 [ x']      1   [ m00 m01 m02  ] [ x ]
 [ y'] = ------ [ m10 m11 m12  ] [ y ]
 [ 1 ]    4096  [  0   0  4096 ] [ 1 ]
 
引数には、m00〜m12 の六つの要素の値を指定します。

パラメータ:
image - 描画するイメージオブジェクトを指定します。
matrix - 2次元のアフィン変換の行列の要素を指定します。 int 配列の先頭から順に m00, m01, m02, m10, m11, m12 の値を設定します。 配列の長さが7以上の場合、第6要素以降の値は無視されます。
例外:
NullPointerException - 引数 image または matrix に null が指定された場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 matrix の長さが6未満の場合に発生します。
UIException - 引数 image に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
導入されたバージョン:
DoJa-3.5

drawImage

public void drawImage(Image image,
                      int[] matrix,
                      int sx,
                      int sy,
                      int width,
                      int height)
イメージの一部に 2 次元のアフィン変換をかけて描画します。

イメージ上の座標 (x, y) の画素は、 以下のような行列演算によって求められる座標 (x', y') に描画されます。

 [ x']      1   [ m00 m01 m02  ] [ x ]
 [ y'] = ------ [ m10 m11 m12  ] [ y ]
 [ 1 ]    4096  [  0   0  4096 ] [ 1 ]
 
引数には、m00〜m12 の六つの要素の値を指定します。

パラメータ:
image - 描画するイメージオブジェクトを指定します。
matrix - 2次元のアフィン変換の行列の要素を指定します。 int 配列の先頭から順に m00, m01, m02, m10, m11, m12 の値を設定します。 配列の長さが7以上の場合、第6要素以降の値は無視されます。
sx - 描画元の矩形の左上の X 座標を指定します。
sy - 描画元の矩形の左上の Y 座標を指定します。
width - 描画元の矩形の幅を指定します。
height - 描画元の矩形の高さを指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 image または matrix に null が指定された場合に発生します。
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 matrix の長さが6未満の場合に発生します。
UIException - 引数 image に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
導入されたバージョン:
DoJa-3.5

drawImage

public void drawImage(Image image,
                      int x,
                      int y)
イメージを描画します。

パラメータ:
image - 描画するイメージオブジェクトを指定します。
x - X座標を指定します。
y - Y座標を指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 image に null が指定された場合に発生します。
UIException - 引数 image に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。

drawImage

public void drawImage(Image image,
                      int dx,
                      int dy,
                      int sx,
                      int sy,
                      int width,
                      int height)
イメージの一部を描画します。 描画元の画像サイズの範囲を超えて描画元の矩形が指定された場合、 範囲を超えた部分については何も描画されません。

パラメータ:
image - 描画するイメージオブジェクトを指定します。
dx - 描画先の X 座標を指定します。
dy - 描画先の Y 座標を指定します。
sx - 描画元の矩形の左上の X 座標を指定します。
sy - 描画元の矩形の左上の Y 座標を指定します。
width - 描画元の矩形の幅を指定します。
height - 描画元の矩形の高さを指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。
NullPointerException - 引数 image に null が指定された場合に発生します。
UIException - 引数 image に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
導入されたバージョン:
DoJa-2.0

drawPolyline

public void drawPolyline(int[] xPoints,
                         int[] yPoints,
                         int nPoints)
指定された点を結ぶ線分を描画します。 引数で指定された点を結ぶ線分を、setColor(int) メソッドで設定された色で描画します。 ただし、 最初に指定された点と最後に指定された点が異なる場合、その区間は描画しません。 引数で指定された配列のサイズより、引数で指定された点の総数が小さい場合、 配列の最初から点の総数個だけの要素が使用されます。 nPoints が 0 の場合は、なにも描画しません。 なお、点の数が 1 の場合、点を描画します。
[DoJa-3.0]
ミニマムスペックでは、点の数が 16点以下を結ぶ線分を描画することができることとします。

パラメータ:
xPoints - 点のx座標の配列。
yPoints - 点のy座標の配列。
nPoints - 点の総数。
例外:
IllegalArgumentException - [DoJa-1.0] 配列のサイズが点の総数より小さい場合、または nPoints が負の場合に発生します。
NullPointerException - [DoJa-2.0] 引数 xPoints, yPoints のどちらかまたは両方に null が指定された場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - [DoJa-2.0] 引数 nPoints に負の値が指定された場合、引数 nPoints で指定された値よりも配列のサイズが小さい場合に発生します。

drawPolyline

public void drawPolyline(int[] xPoints,
                         int[] yPoints,
                         int offset,
                         int count)
指定された点を結ぶ線分を描画します。 引数で指定された配列の offset 位置から count 個の点を結ぶ線分を、 setColor(int)メソッドで設定された色で描画します。 ただし、 最初に指定された点と最後に指定された点が異なる場合、その区間は描画しません。 count が 0 の場合は、なにも描画しません。 なお、点の数が 1 の場合、点を描画します。
[DoJa-3.0]
ミニマムスペックでは、点の数が 16点以下を結ぶ線分を描画することができることとします。

パラメータ:
xPoints - 点の X 座標の配列を指定します。
yPoints - 点の Y 座標の配列を指定します。
offset - 描画する点のオフセットを指定します。
count - 描画する点の個数を指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 xPoints, yPoints のどちらかまたは両方に null が指定された場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 offset に負の値が指定された場合、引数 count に負の値が指定された場合、 引数 offset または引数 offset + count の値が配列のサイズを超える場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-2.0

fillPolygon

public void fillPolygon(int[] xPoints,
                        int[] yPoints,
                        int nPoints)
多角形を塗りつぶします。 引数で指定した頂点で構成される多角形を、setColor(int) メソッドで設定された色で塗りつぶします。 ミニマムスペックでは、頂点の数が 16 点以下の多角形を塗りつぶすことができることとします。 引数で指定された配列のサイズより、引数で指定された頂点の総数が小さい場合、 配列の最初から頂点の総数個だけの要素が利用されます。 nPoints が 3 未満の場合は、なにも描画しません。 頂点数が 16 より多くて多角形の塗りつぶしができない場合の振舞は機種依存です。

パラメータ:
xPoints - x座標の配列
yPoints - y座標の配列
nPoints - 頂点の総数
例外:
NullPointerException - [DoJa-2.0] 引数 xPoints, yPoints のどちらかまたは両方に null が指定された場合に発生します。
IllegalArgumentException - [DoJa-1.0] 配列のサイズが点の総数より小さい場合、または nPoints が負の場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - [DoJa-2.0] 引数 nPoints に負の値が指定された場合、引数 nPoints で指定された値よりも配列のサイズが小さい場合に発生します。

fillPolygon

public void fillPolygon(int[] xPoints,
                        int[] yPoints,
                        int offset,
                        int count)
多角形を塗りつぶします。 引数で指定された配列の offset 位置から count 個の点を頂点として 構成される多角形を、setColor(int)メソッドで設定された色で塗りつぶします。 ミニマムスペックでは、頂点の数が 16 点以下の多角形を塗りつぶすことができることとします。 count が 3 未満の場合は、なにも描画しません。 頂点数が 16 より多くて多角形の塗りつぶしができない場合の振舞は機種依存です。

パラメータ:
xPoints - 点の X 座標の配列を指定します。
yPoints - 点の Y 座標の配列を指定します。
offset - 描画する点のオフセットを指定します。
count - 描画する点の個数を指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 xPoints, yPoints のどちらかまたは両方に null が指定された場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 offset に負の値が指定された場合、引数 count に負の値が指定された場合、 引数 offset または引数 offset + count の値が配列のサイズを超える場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-2.0

drawString

public void drawString(String str,
                       int x,
                       int y)
文字列を描画します。 文字列を、setColor(int)メソッドで設定された色で描画します。 描画位置は、ベースラインの座標を指定します。

パラメータ:
str - 描画する文字列を指定します。
x - X座標を指定します。
y - Y座標を指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 str に null が指定された場合に発生します。

drawChars

public void drawChars(char[] data,
                      int x,
                      int y,
                      int off,
                      int len)
文字列の一部を描画します。 文字列の一部を、setColor(int)メソッドで設定された色で描画します。 描画位置は、ベースラインの座標を指定します。

パラメータ:
data - 描画するchar型の配列を指定します。
x - X座標を指定します。
y - Y座標を指定します。
off - 描画する文字列のオフセットを指定します。
len - 描画する文字列の長さを指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 data に null が指定された場合に発生します。
IllegalArgumentException - [DoJa-1.0] 引数の値が不正な場合に発生します。 例えば、引数 data の配列の範囲外をアクセスすることになる引数の組み合わせの場合、この例外が発生します。
StringIndexOutOfBoundsException - [DoJa-2.0] 引数 off に負の値が指定された場合、引数 len に負の値が指定された場合、 引数 off または引数 off + len の値が配列のサイズを超える場合に発生します。

setPictoColorEnabled

public void setPictoColorEnabled(boolean b)
絵文字を描画する際にグラフィックスに設定された色を有効とするかどうかを指定します。 trueが指定された場合、絵文字の描画はsetColor(int)メソッドで設定された色で行われます。 falseが指定された場合、絵文字の描画はデフォルト色で行われます。 デフォルト色とは、各絵文字ごとにシステム側であらかじめ設定されている色を意味します。 デフォルト値はfalseです。

パラメータ:
b - 絵文字を指定された色で描画する場合はtrue、デフォルト色で描画する場合はfalseを指定します。
導入されたバージョン:
DoJa-2.0

setClip

public void setClip(int x,
                    int y,
                    int width,
                    int height)
引数によって指定された矩形をクリッピング領域として設定します。 クリッピング領域外におけるレンダリング操作は意味を持ちません。

[DoJa-2.0]
端末によって、本メソッドがサポートされない場合があります。この場合、呼び出しは無視されます。

パラメータ:
x - 新しいクリッピング領域の左上のX座標を指定します。
y - 新しいクリッピング領域の左上のY座標を指定します。
width - 新しいクリッピング領域の幅を指定します。
height - 新しいクリッピング領域の高さを指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-2.0

clipRect

public void clipRect(int x,
                     int y,
                     int width,
                     int height)
現在のクリッピング領域と引数によって指定された矩形との積(Intersection)を とって、クリッピング領域として設定します。 クリッピング領域が設定されていない場合は、引数によって指定された矩形が そのままクリッピング領域として設定されます。 クリッピング領域外におけるレンダリング操作は意味を持ちません。

[DoJa-2.0]
端末によって、本メソッドがサポートされない場合があります。この場合、呼び出しは無視されます。

パラメータ:
x - 積をとるクリッピング領域の左上のX座標を指定します。
y - 積をとるクリッピング領域の左上のy座標を指定します。
width - 積をとるクリッピング領域の幅を指定します。
height - 積をとるクリッピング領域の高さを指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-2.0

clearClip

public void clearClip()
現在設定されているクリッピング領域を解除します。

[DoJa-2.0]
端末によって、本メソッドがサポートされない場合があります。この場合、呼び出しは無視されます。

導入されたバージョン:
DoJa-2.0

copyArea

public void copyArea(int x,
                     int y,
                     int width,
                     int height,
                     int dx,
                     int dy)
矩形領域を、dx と dy で指定された距離でコピーします。 コピー先の矩形は、コピー元の矩形から右方向にdx、 下方向にdyだけ離れた場所に設定されます。 コピー元矩形よりも左や上にコピーするには、 dxやdyに負の値を指定してください。 グラフィックスオブジェクトが関連づけられているキャンバスやイメージの範囲外を含む矩形領域を指定した場合、 範囲外の領域はコピーできません。

[DoJa-2.0]
範囲外の領域がどの様に描画されるかは機種依存となります。
[DoJa-3.0]
範囲外の領域の画素に対しては何も描画されません。

[DoJa-2.0]
端末によって、本メソッドがサポートされない場合があります。この場合、呼び出しは無視されます。

パラメータ:
x - コピー元の矩形の左上のX座標を指定します。
y - コピー元の矩形の左上のY座標を指定します。
width - コピー元の矩形の幅を指定します。
height - コピー元の矩形の高さを指定します。
dx - コピー元の矩形からコピー先の矩形への水平距離を指定します。
dy - コピー先の矩形からコピー先の矩形への垂直距離を指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-2.0

setFlipMode

public void setFlipMode(int flipmode)
イメージの描画時に反転または回転して描画を行うかどうかを設定します。 標準では、反転あるいは回転して描画しません。

drawImage(Image, int, int)drawImage(Image, int, int, int, int, int, int)drawScaledImage(Image, int, int, int, int, int, int, int, int) メソッドにおける描画で反転または回転描画を行います。 オプションAPIのGraphicsクラスのサブクラスにおけるイメージ描画メソッドで 反転または回転描画の指定が有効か否かは機種依存です。

反転または回転描画の対象が転送元イメージのクリッピング処理と競合した場合 (drawImage(Image, int, int, int, int, int, int)において イメージをはみ出すような転送元矩形領域を指定した場合など)、 はみ出した部分を除く領域を転送元イメージとして反転または回転描画します。

各描画メソッドの x, y 引数で指定する座標は、 反転または回転後のイメージの左上座標を表します。

パラメータ:
flipmode - イメージの描画時の反転または回転方法を指定します。 FLIP_NONEFLIP_HORIZONTALFLIP_VERTICALFLIP_ROTATEFLIP_ROTATE_LEFTFLIP_ROTATE_RIGHT のいずれかを指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 flipmode に不正な値が指定された場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

drawScaledImage

public void drawScaledImage(Image image,
                            int dx,
                            int dy,
                            int width,
                            int height,
                            int sx,
                            int sy,
                            int swidth,
                            int sheight)
イメージを拡大・縮小して描画します。 描画元のイメージの(sx, sy)-(sx + swidth - 1, sy + sheight - 1)の矩形領域を 描画先の(dx, dy)-(dx + width - 1, dy + height - 1)の矩形領域に ちょうど収まるように拡大または縮小して描画します。 本メソッドの実行には時間がかかる場合があります。
拡大縮小のアルゴリズムは機種依存です。
なお、width, height, swidth, sheightのいずれかが0である場合には、 何も描画されません。
また、転送元矩形領域がイメージの領域外へはみ出している場合、 はみ出した部分に対応する転送先領域には何も描画されませんが、 その他の部分については正常に拡大または縮小して描画します。 この時の拡大率は、はみ出しによるクリッピング処理に関わらず常に一定 (width/swidth, height/sheight)となります。 また、グラフィックスオブジェクトがイメージと関連付けられていて、 かつそのイメージが描画元のイメージと同一であり、 描画元と描画先の矩形領域が重なる場合には、 正常な描画結果は保証されません。

描画するイメージが透過ありのイメージだった場合、 拡大縮小描画時にも透過ありとして描画されます (該当する画素に対しては何も描画されません)。

パラメータ:
image - 描画するイメージオブジェクトを指定します。
dx - 描画先の矩形の左上の X 座標を指定します。
dy - 描画先の矩形の左上の Y 座標を指定します。
width - 描画先の矩形の幅を指定します。
height - 描画先の矩形の高さを指定します。
sx - 描画元の矩形の左上の X 座標を指定します。
sy - 描画元の矩形の左上の Y 座標を指定します。
swidth - 描画元の矩形の幅を指定します。
sheight - 描画元の矩形の高さを指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 image に null が指定された場合に発生します。
IllegalArgumentException - 引数 width, height, swidth, sheight のいずれかまたはすべてに 0 未満の値が指定された場合に発生します。
UIException - 引数 image に既に dispose されているイメージが指定された場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

drawString

public void drawString(XString xStr,
                       int x,
                       int y)
XStringの文字列を描画します。 文字列を、setColor(int)メソッドで設定された色で描画します。 描画位置は、左端のベースラインの座標を指定します。

パラメータ:
xStr - 描画するXStringの文字列を指定します。
x - X座標を指定します。
y - Y座標を指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 xStr に null が指定された場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

drawString

public void drawString(XString xStr,
                       int x,
                       int y,
                       int off,
                       int len)
XStringの文字列の一部を描画します。 文字列の一部を、setColor(int)メソッドで設定された色で描画します。 描画位置は、左端のベースラインの座標を指定します。

パラメータ:
xStr - 描画するXStringの文字列を指定します。
x - X座標を指定します。
y - Y座標を指定します。
off - 描画する文字列のオフセットを指定します。
len - 描画する文字列の長さを指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 xStr に null が指定された場合に発生します。
StringIndexOutOfBoundsException - 引数 off に負の値が指定された場合、 引数 len に負の値が指定された場合、 引数 off または引数 off + len の値が 文字列の長さを超える場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

drawArc

public void drawArc(int x,
                    int y,
                    int width,
                    int height,
                    int startAngle,
                    int arcAngle)
弧を描画します。 このメソッドは、 左上(x, y)、右下(x+width, y+height)で指定される矩形(幅 width+1, 高さ height+1) をカバーする円弧(楕円弧)の指定される部分(開始角度 startAngle、描画角度 arcAngle) をsetColor(int)メソッドで設定された色で描画します。

弧の中心は、上記矩形の中心です。 弧の中心から弧の両端を結ぶ線(半径)は描画されません。

startAngleから始まり、 arcAngle角度分、描画されます。 角度は、0が時計の3時方向を差し、反時計回りです。 負の値の場合、時計回りになります。

弧は、幅width+1、高さheight+1の矩形を カバーします。

指定する矩形が正方形でない場合、 角度は矩形に相対する値となります。 楕円の中心と矩形の右上隅を結ぶ線が、常に45度の角度になります。 もし、矩形がかなり長い長方形の場合、 弧の開始および終了角度は、 長い軸の方にかなり偏ることになります。

パラメータ:
x - 弧の左上のX座標を指定します。
y - 弧の左上のY座標を指定します。
width - 弧の幅を指定します。
height - 弧の高さを指定します。
startAngle - 弧の始点の角度を指定します。
arcAngle - 弧の始点からの角度を指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

fillArc

public void fillArc(int x,
                    int y,
                    int width,
                    int height,
                    int startAngle,
                    int arcAngle)
弧を塗りつぶします。 このメソッドは、左上(x, y) 右下(x+width-1, y+height-1)で指定される矩形(幅 width, 高さ height) をカバーする円弧(楕円弧)の指定される部分(開始角度 startAngle、描画角度 arcAngle) をsetColor(int)メソッドで設定された色で塗りつぶします。

弧の中心は、上記矩形の中心です。

startAngleから始まり、 arcAngle角度分、塗りつぶします。 角度は、0が時計の3時方向を差し、反時計回りです。 負の値の場合、時計回りになります。

弧は、幅width、高さheightの矩形を カバーします。 width、heightのどちらか一方が正で他方が0の場合または両方が0の場合は、なにも描画しません。

塗り潰される領域は、上記条件で描画される弧と、 中心からstartAngle角度の直線と、 中心からstartAngle + arcAngle角度の直線で囲まれたパイ形領域です。

指定する矩形が正方形でない場合、角度は矩形に相対する値となります。 楕円の中心と矩形の右上隅を結ぶ線が、常に45度の角度になります。 もし、矩形がかなり長い長方形の場合、弧の開始および終了角度は、 長い軸の方にかなり偏ることになります。

パラメータ:
x - 弧の左上のX座標を指定します。
y - 弧の左上のY座標を指定します。
width - 弧の幅を指定します。
height - 弧の高さを指定します。
startAngle - 弧の始点の角度を指定します。
arcAngle - 弧の始点からの角度を指定します。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width, height のどちらかまたは両方に 0 未満の値が指定された場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

getPixel

public int getPixel(int x,
                    int y)
点の色を取得します。 点(x, y)のピクセル値を取得します。 ピクセル値は、setClip() メソッド等によって設定されたユーザクリッピング領域には関わりなく取得できます。

グラフィクスオブジェクトが関連付けられている キャンバスまたはイメージの範囲外の座標が指定された場合、 黒を表す機種依存の値(getColorOfName(BLACK)の値)を返します。 また、グラフィクスオブジェクトが関連付けられているキャンバスが カレントフレームでない場合、Dialog表示中の場合、 IMEが起動中である場合にも黒に相当する値を返します。

ダブルバッファリングを使用している場合、 バックバッファの内容が取得されます。 すなわち、lockメソッドを使用する場合も使用しない場合も、 描画内容が同じであれば同じ値が得られます。

XStringの文字列が描画されている場合、 このメソッドを呼び出すとセキュリティ違反により強制終了します。

パラメータ:
x - 点のX座標を指定します。
y - 点のY座標を指定します。
戻り値:
点のピクセル値を返します。 返される値は、機種依存の色を表す整数値です。 グラフィクスオブジェクトが関連付けられている キャンバスまたはイメージの範囲外の座標が指定された場合などは、黒に相当する値を返します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

getRGBPixel

public int getRGBPixel(int x,
                       int y)
点の色を0xRRGGBBの形式で取得します。 点(x, y)のピクセル値を0xRRGGBBの形式で取得します。 赤、緑、青の各要素の値は、256の階調を持ちます。 ただし、赤、緑、青それぞれ256階調のうち何階調が使用されるかは機種依存です。 ピクセル値は、setClip() メソッド等によって設定されたユーザクリッピング領域には関わりなく取得できます。

グラフィクスオブジェクトが関連付けられている キャンバスまたはイメージの範囲外の座標が指定された場合、 黒(値 0)を返します。 また、グラフィクスオブジェクトが関連付けられているキャンバスが カレントフレームでない場合、Dialog表示中の場合、 IMEが起動中である場合にも黒に相当する値を返します。

ダブルバッファリングを使用している場合、 バックバッファの内容が取得されます。 すなわち、lockメソッドを使用する場合も使用しない場合も、 描画内容が同じであれば同じ値が得られます。

XStringの文字列が描画されている場合、 このメソッドを呼び出すとセキュリティ違反により強制終了します。

パラメータ:
x - 点のX座標を指定します。
y - 点のY座標を指定します。
戻り値:
点のピクセル値を返します。 返される値は、0xRRGGBB形式の整数値です。 グラフィクスオブジェクトが関連付けられている キャンバスまたはイメージの範囲外の座標が指定された場合などは黒に相当する値 0 を返します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

getPixels

public int[] getPixels(int x,
                       int y,
                       int width,
                       int height,
                       int[] pixels,
                       int off)
矩形領域の画素の色を取得します。

引数 pixels にnull以外を指定した場合、結果はその配列に格納されます。 引数 pixels にnullを指定した場合、このメソッドが自動的に配列を確保し、 その配列に結果を返します。

戻り値の配列を rPixels とすると、 点(x+i, y+j) (i は 0 以上 width 未満、j は 0 以上 height未満) に対して、
rPixels[off + j * width + i] = getPixel(x+i, y+j)
を実行することと同じです。

XStringの文字列が描画されている場合、 このメソッドを呼び出すとセキュリティ違反により強制終了します。

パラメータ:
x - 領域の左上の X 座標を指定します。
y - 領域の左上の Y 座標を指定します。
width - 領域の幅を指定します。
height - 領域の高さを指定します。
pixels - null でない場合、ピクセル値はここに書き込まれます。
off - 配列中の結果の格納開始位置を指定します。 この値は、pixels がnullの場合にも適用されます。
戻り値:
ピクセル値の配列を返します。 引数 pixels がnullでない場合は、pixels と同じ値です。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width、heightのどちらかまたは両方が0以下の場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 off が0未満の場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 pixels がnullでない場合に、 pixels のインデックス off 以降の長さが width * height より短い場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

getRGBPixels

public int[] getRGBPixels(int x,
                          int y,
                          int w,
                          int h,
                          int[] pixels,
                          int off)
矩形領域の画素の色を0xRRGGBBの形式で取得します。

引数 pixels にnull以外を指定した場合、結果はその配列に格納されます。 引数 pixels にnullを指定した場合、このメソッドが自動的に配列を確保し、 その配列に結果を返します。

戻り値の配列を rPixels とすると、 点(x+i, y+j) (i は 0 以上 width 未満、j は 0 以上 height未満) に対して、
rPixels[off + j * width + i] = getRGBPixel(x+i, y+j)
を実行することと同じです。

XStringの文字列が描画されている場合、 このメソッドを呼び出すとセキュリティ違反により強制終了します。

パラメータ:
x - 領域の左上の X 座標を指定します。
y - 領域の左上の Y 座標を指定します。
pixels - null でない場合、ピクセル値はここに書き込まれます。
off - 配列中の結果の格納開始位置を指定します。 この値は、pixels がnullの場合にも適用されます。
戻り値:
ピクセル値の配列を返します。 引数 pixels がnullでない場合は、pixels と同じ値です。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 width、heightのどちらかまたは両方が0以下の場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 off が0未満の場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 pixels がnullでない場合に、 pixels のインデックス off 以降の長さが width * height より短い場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

setPixel

public void setPixel(int x,
                     int y)
点を描画します。 点(x, y)を setColor(int) メソッドで設定された色で描画します。

パラメータ:
x - 点のX座標を指定します。
y - 点のY座標を指定します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

setPixel

public void setPixel(int x,
                     int y,
                     int color)
色を指定して点を描画します。 点(x, y)を引数で指定された色で描画します。

パラメータ:
x - 点のX座標を指定します。
y - 点のY座標を指定します。
color - 描画する色を指定します。 指定する値は、 getColorOfRGB メソッド等で返される機種依存の色を表す整数値です。
例外:
IllegalArgumentException - 引数 color に不正な値が指定された場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

setRGBPixel

public void setRGBPixel(int x,
                        int y,
                        int pixel)
0xRRGGBBの形式で色を指定して点を描画します。 点(x, y)を引数で指定された0xRRGGBBの形式の色で描画します。 実際に描画される色は、 getColorOfRGB(0xRR, 0xGG, 0xBB) で得られる色です。

最上位のバイトは無視されます。

パラメータ:
x - 点のX座標を指定します。
y - 点のY座標を指定します。
pixel - 書き込むピクセル値を指定します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

setPixels

public void setPixels(int x,
                      int y,
                      int width,
                      int height,
                      int[] pixels,
                      int off)
矩形領域の画素の色を設定します。

点(x+i, y+j) (i は 0 以上 width 未満、j は 0 以上 height未満) に対して、
setPixel(x+i, y+j, pixels[off + j*width + i])
を実行することと同じです。

パラメータ:
x - 領域の左上の X 座標を指定します。
y - 領域の左上の Y 座標を指定します。
width - 領域の幅を指定します。
height - 領域の高さを指定します。
pixels - 書き込むピクセル値の配列を指定します。
off - 配列中の開始位置を指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 pixels がnullの場合に発生します。
IllegalArgumentException - 引数 width、heightのどちらかまたは両方が0以下の場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 off が0未満の場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 pixels のインデックス off 以降の長さが width * height より短い場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

setRGBPixels

public void setRGBPixels(int x,
                         int y,
                         int width,
                         int height,
                         int[] pixels,
                         int off)
矩形領域の画素の色を0xRRGGBBの形式で設定します。

点(x+i, y+j) (i は 0 以上 width 未満、j は 0 以上 height未満) に対して、
setRGBPixel(x+i, y+j, pixels[off + j*width + i])
を実行することと同じです。

パラメータ:
x - 領域の左上の X 座標を指定します。
y - 領域の左上の Y 座標を指定します。
width - 領域の幅を指定します。
height - 領域の高さを指定します。
pixels - 書き込むピクセル値の配列を指定します。
off - 配列中の開始位置を指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 pixels がnullの場合に発生します。
IllegalArgumentException - 引数 width、heightのどちらかまたは両方が0以下の場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 off が0未満の場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 pixels のインデックス off 以降の長さが width * height より短い場合に発生します。
導入されたバージョン:
DoJa-3.0

drawSpriteSet

public void drawSpriteSet(SpriteSet sprites)

スプライトセットを描画します。 スプライトセットに含まれる全てのスプライトについて描画を行います。 ただし、スプライトオブジェクトの配列の要素が null のものや、 可視でないスプライト、 dispose されたイメージオブジェクトを持つスプライトは描画の対象となりません。

スプライトセットに dispose されたイメージオブジェクトを持つスプライトが含まれている場合は、 描画の対象となる全てのスプライトの描画が完了した後に例外が発生します。

パラメータ:
sprites - スプライトセットを指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 sprites に null が指定された場合に発生します。
UIException - 引数 sprites のスプライトセットが保持するスプライトオブジェクト配列に、 dispose されたイメージオブジェクトを持つスプライトオブジェクトが含まれている場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
導入されたバージョン:
DoJa-3.5

drawSpriteSet

public void drawSpriteSet(SpriteSet sprites,
                          int offset,
                          int count)

スプライトセットの一部を描画します。 スプライトセットが持つスプライトオブジェクトの配列の中の、 指定されたインデックス位置から指定された数だけのスプライトについて描画を行います。 ただし、スプライトオブジェクトの配列の要素が null のものや、 可視でないスプライト、 dispose されたイメージオブジェクトを持つスプライトは描画の対象となりません。

スプライトセットに dispose されたイメージオブジェクトを持つスプライトが含まれている場合は、 描画の対象となる全てのスプライトの描画が完了した後に例外が発生します。

パラメータ:
sprites - スプライトセットを指定します。
offset - 描画するスプライトのオフセットを指定します。
count - 描画するスプライトの数を指定します。
0 が指定された場合はなにも描画しません。
例外:
NullPointerException - 引数 sprites に null が指定された場合に発生します。
ArrayIndexOutOfBoundsException - 引数 offset に負の値が指定された場合、 引数 count に負の値が指定された場合、 引数 offset または引数 offset + count の値がスプライトの数を超える場合に発生します。
UIException - 引数 sprites のスプライトセットが保持するスプライトオブジェクト配列の引数 offset から引数 count 個のスプライトオブジェクトの中に、 dispose されたイメージオブジェクトを持つスプライトオブジェクトが含まれている場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
導入されたバージョン:
DoJa-3.5

drawImageMap

public void drawImageMap(ImageMap map,
                         int x,
                         int y)

イメージマップを描画します。 イメージマップのウィンドウ領域の左上が、引数で指定された座標位置にくるように描画されます。

イメージマップのマップデータから dispose されたイメージオブジェクトが参照されている場合は、 ImageMap クラスの説明に書かれている条件に従って、 全てのセルの描画が完了した後に例外が発生します。

パラメータ:
map - イメージマップを指定します。
x - 描画先の X 座標を指定します。
y - 描画先の Y 座標を指定します。
例外:
NullPointerException - 引数 map に null が指定された場合に発生します。 また、引数 map にマップデータが設定されていない場合にも発生します。
UIException - 引数 map のイメージマップが保持するマップデータから dispose されたイメージオブジェクトが参照されている場合に発生します(ILLEGAL_STATE)。
導入されたバージョン:
DoJa-3.5


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