com.nttdocomo.ui
クラス MApplication

Object
  |
  +--com.nttdocomo.ui.IApplication
        |
        +--com.nttdocomo.ui.MApplication

public abstract class MApplication
extends IApplication

待ち受けアプリケーションの雛型を提供します。 待ち受けアプリケーションは必ずこのクラスを継承して作成しなければなりません。

このクラスは待ち受けアプリケーションのライフサイクルを定義します。 また、ネイティブの時計の時刻変化に合わせてイベントを発生させることができます。
なお、待ち受けアプリケーションであっても、通常起動された場合は IApplication クラスで定義されるライフサイクルに従います。 その場合、このクラスで定義されるメソッドを呼び出すことはできません。

このクラスを使用してアプリケーションクラスを作成する場合の注意を以下に示します。

導入されたバージョン:
DoJa-2.0

フィールドの概要
static int CLOCK_TICK_EVENT
           ネイティブの時計の時刻が変化したことを表すイベントです (=3)。
static int FOLD_CHANGED_EVENT [iアプリオプションAPI]
           折りたたみ状態あるいはフリップの状態が変化したことを表すイベントです (=4)。
static int MODE_CHANGED_EVENT
           アプリケーションが非活性化状態/休眠状態から活性化状態に切り替わったことを 表すイベントです (=1)。
static int WAKEUP_TIMER_EVENT
           アプリケーションが設定した時間だけ経過したことを表すイベントです (=2)。
 
クラス com.nttdocomo.ui.IApplication から継承したフィールド
LAUNCH_AS_LAUNCHER, LAUNCH_BROWSER, LAUNCH_IAPPLI, LAUNCH_MAIL_LAST_INCOMING, LAUNCH_MAIL_RECEIVED, LAUNCH_MAIL_SENT, LAUNCH_MAIL_UNSENT, LAUNCH_MAILMENU, LAUNCH_SCHEDULER, LAUNCH_VERSIONUP, LAUNCHED_AFTER_DOWNLOAD, LAUNCHED_AS_CONCIERGE, LAUNCHED_AS_ILET, LAUNCHED_FROM_BROWSER, LAUNCHED_FROM_EXT, LAUNCHED_FROM_IAPPLI, LAUNCHED_FROM_LAUNCHER, LAUNCHED_FROM_MAILER, LAUNCHED_FROM_MENU, LAUNCHED_FROM_TIMER, LAUNCHED_MSG_RECEIVED, LAUNCHED_MSG_SENT, LAUNCHED_MSG_UNSENT, SUSPEND_BY_IAPP, SUSPEND_BY_NATIVE, SUSPEND_CALL_IN, SUSPEND_CALL_OUT, SUSPEND_MAIL_RECEIVE, SUSPEND_MAIL_SEND, SUSPEND_MESSAGE_RECEIVE, SUSPEND_MULTITASK_APPLICATION, SUSPEND_PACKETIN, SUSPEND_SCHEDULE_NOTIFY
 
コンストラクタの概要
MApplication()
           
 
メソッドの概要
 void deactivate()
           アプリケーションを活性化状態から非活性化状態に切り替えます。
 int getWakeupTimer()
           待ち受けアプリケーションを休眠モードから非活性化状態に移行するための タイマの値を取得します。
 void processSystemEvent(int type, int param)
           待ち受けアプリケーションに関連するイベントが発生した場合に 呼ばれるメソッドです。
 void resetWakeupTimer()
           待ち受けアプリケーションを休眠モードから非活性化状態に移行するための タイマを解除します。
 void setClockTick(boolean b)
           ネイティブの時計の時刻変化に合わせてイベントを発生させるかどうか指定します。
 void setWakeupTimer(int time)
           待ち受けアプリケーションを休眠モードから非活性化状態に移行するための タイマを設定します。
 void sleep()
           待ち受けアプリケーションが休眠モードに入ることを JAM に通知します。
 
クラス com.nttdocomo.ui.IApplication から継承したメソッド
getArgs, getCurrentApp, getLaunchTime, getLaunchType, getParameter, getSourceURL, getSuspendInfo, launch, resume, setLaunchTime, start, terminate
 
クラス Object から継承したメソッド
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

MODE_CHANGED_EVENT

public static final int MODE_CHANGED_EVENT
アプリケーションが非活性化状態/休眠状態から活性化状態に切り替わったことを 表すイベントです (=1)。 processSystemEvent(int, int) メソッドの引数のタイプに渡されます。 パラメータには 0 が渡されます。

関連項目:
定数フィールド値

WAKEUP_TIMER_EVENT

public static final int WAKEUP_TIMER_EVENT
アプリケーションが設定した時間だけ経過したことを表すイベントです (=2)。 processSystemEvent(int, int) メソッドの引数のタイプに渡されます。 パラメータには、時間通りにイベントが発生した場合は 0 が渡されます。 イベントが発生した時にアプリケーションがサスペンドしていた場合など イベントの通知が遅延された場合は 1 が渡されます。

関連項目:
定数フィールド値

CLOCK_TICK_EVENT

public static final int CLOCK_TICK_EVENT
ネイティブの時計の時刻が変化したことを表すイベントです (=3)。 processSystemEvent(int, int) メソッドの引数のタイプに渡されます。 パラメータには0時0分0秒からの経過時間を秒単位で表した値が渡されます。 例えば 1時23分45秒の場合、1 * 3600 + 23 * 60 + 45 = 5025 が渡されます。 ただし、実際には、分単位でしかイベントは発生しません。 イベントが発生した時にアプリケーションがサスペンドしていた場合は、 イベントは破棄されます。

関連項目:
定数フィールド値

FOLD_CHANGED_EVENT

public static final int FOLD_CHANGED_EVENT [iアプリオプションAPI]
折りたたみ状態あるいはフリップの状態が変化したことを表すイベントです (=4)。 折りたたみ型あるいはフリップ型の端末の場合にのみ発生します。 processSystemEvent(int, int) メソッドの引数のタイプに渡されます。 パラメータには、閉じている場合は0が、開いている場合は1が 渡されます。

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

MApplication

public MApplication()
メソッドの詳細

processSystemEvent

public void processSystemEvent(int type,
                               int param)
待ち受けアプリケーションに関連するイベントが発生した場合に 呼ばれるメソッドです。 このメソッドがシステムから二重に呼ばれることはありません。 このメソッド内で sleep() メソッドを呼び出した場合、sleep() メソッドから 戻ったらすみやかにこのメソッドから抜けなければなりません。

パラメータ:
type - イベントのタイプが渡されます。
param - イベントのパラメータが渡されます。 パラメータを持たないイベントの場合は 0 が渡されます。

sleep

public final void sleep()
待ち受けアプリケーションが休眠モードに入ることを JAM に通知します。 このメソッドが呼ばれると VM は全てのスレッドの実行を一時停止します。 実行を停止している間、端末が省電力モードをサポートしている場合は 省電力モードに切り替わります。

例外:
IllegalStateException - 通常実行時に呼ばれた場合や活性化状態時に呼ばれた場合に発生します。

setWakeupTimer

public final void setWakeupTimer(int time)
待ち受けアプリケーションを休眠モードから非活性化状態に移行するための タイマを設定します。 指定された時間が経過した時点で一度だけ、待ち受けアプリケーションの状態に かかわらずイベントが発生します。 複数回呼ばれた場合は、最後に呼ばれたもののみ有効です。 アプリケーションがサスペンド/レジュームしてもタイマは有効ですが、 アプリケーションが終了した場合はタイマは破棄されます。 タイマはこのメソッドが呼ばれた時に開始されます。

パラメータ:
time - イベントを発生するまでの時間をミリ秒単位で指定します。
例外:
IllegalStateException - 通常実行時に呼ばれた場合に発生します。
IllegalArgumentException - 引数 time に 0 未満の値が指定された場合に発生します。

getWakeupTimer

public final int getWakeupTimer()
待ち受けアプリケーションを休眠モードから非活性化状態に移行するための タイマの値を取得します。

戻り値:
メソッドが呼ばれた時点からイベントを発生するまでの時間をミリ秒単位で返します。 タイマがセットされていない場合は -1 を返します。
例外:
IllegalStateException - 通常実行時に呼ばれた場合に発生します。

resetWakeupTimer

public final void resetWakeupTimer()
待ち受けアプリケーションを休眠モードから非活性化状態に移行するための タイマを解除します。setWakeupTimer(int) メソッドによりタイマが設定されていない場合は、 何も行わずに無視されます。

例外:
IllegalStateException - 通常実行時に呼ばれた場合に発生します。

setClockTick

public final void setClockTick(boolean b)
ネイティブの時計の時刻変化に合わせてイベントを発生させるかどうか指定します。 デフォルトではイベントは発生しません。 イベントは待ち受けアプリケーションの状態に関わらず発生します。

パラメータ:
b - イベントを発生させる場合は true を、そうでない場合は false を指定します。
例外:
IllegalStateException - 通常実行時に呼ばれた場合に発生します。

deactivate

public final void deactivate()
アプリケーションを活性化状態から非活性化状態に切り替えます。 非活性化状態の時に呼ばれても何もしません。

例外:
IllegalStateException - 通常実行時に呼ばれた場合に発生します。


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