χ2検定(度数の検定)

χ2検定には「適合度の検定」、「独立性の検定」、「比率の等質性の検定」の3種類の検定がある。

これらについてはこの文書を参照の事。

■ データの入力方法

SPSSでχ2検定を行なう際は、あらかじめ度数を数えておいて、それを変数に入れる方法と、生のデータを並べて度数のカウントもSPSSにやらせる方法の2種類がある。

たとえば、意見の賛成/反対が1:1から離れているか否かを検定する場合(「適合度の検定」)、あらかじめ賛成/反対の度数を数えておきその度数をデータとする方法は、

   賛否  度数
  -------------
   賛成    3
   反対    2

というようにデータを入力する。このときは度数を表す変数(上の例の場合は「度数」)は[データ]メニューから[ケースの重み付け]を選択して、度数データである事を指定しておく。「ケースの重みづけ」の意味と両方のデータの例はここ

一方、生のデータを並べる方法では

   意見
  -------
   賛成
   反対
   賛成
   反対
   賛成

というようにデータを入力する。

■ 実行方法

「適合度の検定」の実行方法

「独立性の検定」、「比率の等質性の検定」の実行方法

■ データ例

適合度の検定のデータ例(度数データ):じゃんけん(度数データ)

適合度の検定のデータ例(生のデータ):じゃんけん(生のデータ)

独立性の検定のデータ例(度数データ):性別と献血(度数データ)

独立性の検定のデータ例(生のデータ):性別と献血(生のデータ)  性別と好きな食べ物(生のデータ)

目次のページに戻る