χ2検定には「適合度の検定」、「独立性の検定」、「比率の等質性の検定」の3種類の検定がある。
これらについてはこの文書を参照の事。
SPSSでχ2検定を行なう際は、あらかじめ度数を数えておいて、それを変数に入れる方法と、生のデータを並べて度数のカウントもSPSSにやらせる方法の2種類がある。
たとえば、意見の賛成/反対が1:1から離れているか否かを検定する場合(「適合度の検定」)、あらかじめ賛成/反対の度数を数えておきその度数をデータとする方法は、
賛否 度数
-------------
賛成 3
反対 2
というようにデータを入力する。このときは度数を表す変数(上の例の場合は「度数」)は[データ]メニューから[ケースの重み付け]を選択して、度数データである事を指定しておく。「ケースの重みづけ」の意味と両方のデータの例はここ。
一方、生のデータを並べる方法では
意見
-------
賛成
反対
賛成
反対
賛成
というようにデータを入力する。
適合度の検定のデータ例(度数データ):じゃんけん(度数データ)
適合度の検定のデータ例(生のデータ):じゃんけん(生のデータ)
独立性の検定のデータ例(度数データ):性別と献血(度数データ)
独立性の検定のデータ例(生のデータ):性別と献血(生のデータ) 性別と好きな食べ物(生のデータ)