宮城陸運支局にて・・・バイクはこちらへ・・・

1 まずはじめに

今回使用した車

日産ADバン 1300cc(マニュアル5速)

4ナンバー商業車なので1年車検

変更箇所・・・ハンドル交換(ナルディ)
F・Rバンパースプレー塗装

つまりほとんどノーマル。

ユーザー車検とは・・・?

一般的にユーザー車検とは自分の所有・運転する車、バイクを業者ではなくユーザー本人が車検場に
持ち込んで車検を取ることをさしていると思います。難しそうに思われがちですが、実際足を運ぶと、
それほどでもないんですよ。しかも、業者を介さない分安くできる場合もあります。


※ここでは宮城陸運支局での検査を元に作成しています。他の自治体でもほとんど変わらないと
思うのですが多少の違いはあるのであくまで参考にしてください。


車検代について

よく、「車検代が9800円!」などと看板広告が出ていますが、間違っていけないのはこの金額はあくまで
車検の代行費用だという事です。これ以外にも車種によって金額が変わりますが、自賠責保険や、重量税、
検査料・・・などなど法定料金というものがあって最低かかるお金が必要になります。そして、部品の交換
などのプラスアルファ料金が足されるわけです。


予備車検場は大切!便利!

実は、予備車検場というのがありまして、民間の整備工場などが経営しているところなのですが、
陸運局の検査なみの事をやってくれるのでここに一旦車を持ち込んでみてもらうといいですよ。
それに簡単な調整ならかなり安価でやってくれるのでおすすめです!大体、陸運局の近くに
何件かあります。もし本検査でどこか1〜2箇所が悪くて検査に落ちてもすぐにここに持ち込めば
まずほとんど再検査で通ります。※(中にはユーザーお断りのところもあるそうです。)


まずは検査に必要な書類や小物の準備

まず、ユーザー車検を受ける方は事前に陸運局の場所の確認と施設を見学に一度足を運ぶほうが
いいでしょう。いくら車検が受けやすくなったといっても、施設内のどこに何があるかを知らないと行動
を起こせません。そしてなんといっても、個人で受ける人のためにすべての流れが書いてある用紙
などが入手できることが大切です。見学コースがあれば検査場をみたほうが理解がはやいと思います。

(継続検査の場合)※このHPでは継続のみの説明です。

検査票 実際の検査のときに使用するものです。陸運局内で販売、もしくは配布しています。この検査表に、検査手数料印紙を貼り付けます。(宮城の場合交通会館11番窓口で印紙を購入。検査票は10番窓口で30円。)小型自動車は1400円、普通は1500円。
検査申請書
(OCRシート)
これは、各手続きを役所が機械処理するためのもので、これも施設内で販売してます。機械で読み取るため、鉛筆で記入。押印する。(宮城の場合交通会館10番窓口で30円で購入。)
自動車重量税納付書 この書類に重量税印紙を貼り付けます。これも施設内で手に入ります。(宮城の場合交通会館11番窓口で印紙、用紙とも手に入れる。用紙はタダ。)自分の重量税がいくらか分からない人は交通会館の人が教えてくれます。
自動車検査証 いわずと知れた、車検証です。満期日の一ヶ月前から受検することができます。この場合、車検が通っても次回の有効期間は車検証に記載されてる日から1年とか2年ということになります。一ヶ月前からも受検はできますが、その場合受験日から有効期間になります。
自動車損害賠償保険証明書 自賠責や、強制保険といわれてるものです。これは、検査を受ける当日から、継続検査を受けて、更新される有効期間を満たす証明書が必要です。ちなみにこれがないと仮ナンバーが借りられません。
納税証明書 自治体から毎年郵送されてくる納付証。これを納付して、金融機関の印がなければ意味がありません。これも忘れたりなくす人が多いので注意してください。(宮城の場合紛失または登録番号が変更になった場合は交通会館12番窓口で再交付を受けられます。)
定期点検整備記録簿 自分の車両についていたものか、お店でいただいたものなど書式は自由?らしいです。※どうやらこれはなくても車検は通るようです。今年は提出しませんでした。(2000.10)整備についてはこちら。
お金 それぞれの手数料や、結果によっては必要な出費用。
印鑑、車載工具など OCRシートに印を押す個所があります。光軸検査などで落ちてもこの程度ならその場で簡単に調整出来るので工具はあったほうがいいです。


2 検査を受けるための手順や方法

検査の順序

予約 テレホンサービスによる予約。(宮城の場合 022-235-9777)
受け付け 書類をそろえて受付窓口へ。(宮城の場合、支局6番窓口)
検査コースに待機 受検する車両によって検査場のラインが違います。窓口で教えてくれます。
検査 1 同一性確認外観検査
2 機器による検査
3 下回り検査
4 総合判定(不合格でもここで指示を受けて窓口に行くか不合格箇所の修理などをする。)
有効期間の更新作業 検査場の総合判定が合格であれば更新のため窓口に書類を持っていく。
(宮城の場合、支局5番窓口)
終了 フロントのガラスに貼ってある検査標章を新しいものにかえる。


予約の方法


私の家のそばの宮城陸運支局では24時間電話で予約が出来ます。コンピューターの音声
ガイダンスにしたがえばいいだけです。車検を受ける日の前日にも予約が出来るのであせる
必要はないと思います。名前などの確認はないので安心です。

予約の受付期間
受検希望日の一週間前から前日24時まで。ただしお役所なので土日祝日は予約できません。
予約の受付方法 電話で行いますが、音声ガイダンスにしたがって数字を押すだけです。4桁の暗証番号を自分できめて、5桁の予約番号が流れるので必ずメモしておいてください。


詳しくは陸運支局にすべての流れが書いてある用紙がおいてあるので事前に入手しておく
ほうがよいでしょう。(宮城の予約手続き先 022-235-9777)


受付

午前の検査 8:45〜11:20     午後の検査 11:21〜12:00 及び 12:45〜16:00

検査コース

1コース(小型) 小型車で初心者の方、フルタイム4WD車
2・3コース(小型) 小型車
4コース(大小兼用) 中型、大型で初心者の方
5コース(大小兼用) 中型、大型車
二輪車コース オートバイ
計測コース 諸元(長さ、幅、高さ、重量等)の測定


検査項目

検査項目 検査内容等
1 同一性確認
外観検査
自動車登録番号標(ナンバー)、車体番号、原動機型式等の確認
灯火類(ヘッドライトやウインカーなど)の点灯状態、保安装置の装備、
外観の状態等の確認(車体番号などの部分は見やすいようにしておく。自分の車の
番号等がどこにあるか事前に調べておく。ミッドシップエンジンなど注意!)
2 機器による検査 排気ガス・・・・・・・・・・CO・HCの濃度の検査(ディーゼル車、二輪車は除く)
サイドスリップ・・・・・・・かじとり車輪の整列状態の検査
スピードメーター・・・・・速度計の指示誤差の検査
ヘッドライト・・・・・・・・・明るさ及び主光軸の向きの検査
ブレーキ・・・・・・・・・・・制動力、左右差等の検査
3 下回り検査 オイル漏れ、亀裂、ガタ、取付の緩みの有無等の検査
4 総合判定 コース出口付近のコントロールボックス(検査機器制御室、検査官がいるところ)
に合格でも不合格でも検査書類を提出する。合格なら支局の窓口へ、不合格なら
指示にしたがう。




3 その他

もし、検査で落ちたら・・・

検査自体はその当日中であれば何回でも受けられるのであせらずに予備車検場(民間)に持ちこんで
ください。そこで直せる個所であればすぐに調整してくれます。ただし、陸運局の本検査は午後4時までです。


再検査を受けてそれでも当日中に取れそうにない場合は・・・

限定自動車検査証について

検査の結果不合格で、翌日以降に再申請をする場合に発行される車検証でその有効期間内で
不合格箇所のみ検査を行うものです。陸運局だけでなく指定工場(民間車検場)でも検査を受け
られます。有効期間が交付を受けた日から15日間でこれをすぎるとまた最初から全部やりなおし
になります。

手数料・・・
◎期間内に不合格箇所の検査を受ける場合 1200円
◎指定工場で不合格箇所を整備して「限定保安基準適合証」
の交付を受けた場合
1100円

注意!

車検が無事とおっても、普段のメンテナンスは忘れないようにしてください。自分でできない部分は業者に
修理してもらい、時々きちんと点検してもらいましょう。車を長く、賢く乗りましょう。

詳しくは陸運支局で。




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