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365深夜の露出ドライブ日記 羽衣 さん
      

 私は自動車が好きです。

 カーマニアといったものではないのですが、その実用性を愛しています。

 高校時代に比べ、私の行動範囲は飛躍的に拡大しました。

 まあ、高校時代もお金にあかせて(とんでもない奴ですね)まあ他の一般の高校生に比べれば行動範囲は広かったのですが。

 愛車は・・・秘密です。

 車種も色も。

 だってひょんなことから私が特定されるのも困りますから。ごめんなさい。

 特に今は深夜のドライブに凝っています。

 といっても制限速度前後のスピードです。

 安全運転です。

 パトカーに止められたら罰金だけでなく、本当に「一巻の終わり」になっちゃうから。

 だいたいさっしがつくでしょうね。私が言わんとしていることが。

 そうです。深夜の露出ドライブなんです。

 中学,高校までの自転車とは違って,車だと少々遠くまででも自由に外出できちゃうんです。すんごい幸せ。

 でもこの幸せも大学時代だけなのかなあ。

 そう考えるとちょっぴり淋しくなってしまいます。

 でも限りあるこの自由の時間だからこそ、有意義に使わなくちゃね。

 で、私は深夜ドライブにでかけます。

 国道はトラックやタクシーが高速道路なみにとばしますので、できるだけ静かな別の道を走ります。

 自動車で1時間も走ると、私の実家のような田舎や、温泉街に行くことができます。

 しんとした田舎道で停車します。

 ライトをおとしてエンジンを切ると私は外に出て素っ裸になります。

 ドアの開閉の音があたりに響きます。

 でも誰もいません。

 家も少なく、もちろん人っこひとりいません。

 私は自動車のカギを握り締めて駆け出します。

 一直線の道路だと、もうどこまでも駆けてしまいます。

 まるで誰かに出会うことを期待するかのように。

 交差点があると一応左右を確認します。

 「誰も来ないよね」

 そしてさらに駆け出すんです。

 「自動車が来たらどうするの、誰かが深夜の散歩としゃれこんでいたらどうするの」

 私の理性がささやきかけますが、私の本能はそれを逆にスパイスにしておま○こを濡らすんです。

 いつもずいぶん遠くまで走っていました。(健康のためのジョギング?)

 でもときどき明かりのついている家があったりします。

 その前を通るときはちょっとは息を飲みます。

 でも、そこを過ぎるとまた私の足は前へ前へと進むのです。

 こんな破滅的な私です。

 この1年ほどのあいだに、やっぱり見つかったことも何度かありました。

 そのときは生きた心地がしないのですが、でもあとでそのことが私に甘い蜜のような感覚を与えてくれるのです。

 やっぱり私は誰かに見られたいんです。

 見られることによってしか快感が得られなくなってしまったんだと思います。

 でも以前書いたように、誰かににやにや見られているのにその人に対して笑い返すなんてことはできない私です。

 まだまだ未熟者ですね。

 一直線の道路で後ろから自動車が来たことがありました。

 どこにも隠れる場所がありませんでした。

 ライトはどんどん近づいてきます。

 私は見知らぬ家の庭に飛び込んだのでした。

 自動車のライトはほんの数十メートルまで近づいていました。

 運転している人に気づかれないはずがありません。

 でもその自動車は何事もなかったかのように通り過ぎてくれたのです。

 こんなことは何度もありました。

 自分の自動車を出てすぐに見つかったこともありました。

 後ろにばかり気をとられていて前方を注意していなかったんですね、素っ裸で降りたとたんに1台の自動車が前方の交差点を曲がってきたのです。

 このとき、ライトは私を確実に照らしていました。

 私は急いで運転席に戻り、素っ裸のまま発進しました。

 するとその自動車も急ブレーキをかけてなんとバックで追いかけてきたのです。

 でもそちらもあせっていたのか、バックで蛇行し、結局あきらめてくれました。

 このときはほっとして、しばらく素っ裸のまま走行しちゃいました。

 他の自動車ともすれ違ったんだけど、夜間ってこっちからも対向車の運転席が見えないんだから、向こうからも当然見えないんですよね。

 でも、相手が自転車だとそうはいきません。

 それもライトをおとしていたので、ほんのそばにその自転車が来るまで気づかなかったんです。

 作業服を着たおじいさんでした。

 明け方近くだったので、農作業にでも行くところだったのでしょう。

 突然目の前に素っ裸の私が現れ、おじいさんは

 「あーっ」

 と声をあげました。

 驚いた私は逃げようとしましたが、おじいさんに呼び止められました。

 「若い娘がそんな格好で何してるんだ」

 おじいさんが説教を始めたんです。

 「昔の娘はそんなはしたないことはしなかったぞ」

 などなど、私はそのお説教を背中に聴きながら一目散に逃げました。

 幸いおじいさんは追っては来なかったのですが草むらに逃げ込んだあともずい ぶん胸がどきどきしていました。

 でもそれ以上に言われたとおりにその場でお説教をされていた自分の姿を想像するとおかしくなってしまいました。

 でも自動車のカギをなくしたときにはさすがにあせりました。

 もちろんスペアキーなんて持っていませんでした。

 走っている最中に汗ですべってカギを落としちゃったんです。

 ちゃりんと鳴ったので、アスファルトの上だろうと思ったのですが、見つ かりませんでした。

 「どうしよう」

 さすがに青ざめました。

 そのとき遠くから自動車のライトがこちらに向かってきました。

 とりあえず私は近くの看板の陰にに隠れました。

 自動車は途中で曲がっていなくなったのですが、さっきカギを落とした場所 がどのあたりだったか忘れてしまったのです。

 なにせ、何もない道路です。

 目印になるようなものはなかったのです。

 とりあえず看板のあたりからゆっくりと歩いてみました。

 10分くらい探したでしょうか。

 そのあいだ誰も来なかったのですが、空が白々としてきました。

 私は本当にあせりました。

 「こんな田舎だもの、みんな早起きよ」

 時間がありません。

 気ばかりがあせっちゃって頭の中はパニックでした。

 そのときです。

 近くの家で玄関が開く音がしました。

 私はとっさに道路脇の草むらに隠れました。

 エンジン音がして、軽トラックが出てきました。

 私は見つからないように頭を下げました。

 あたりはもう半分明るくなっていました。

 軽トラックが通り過ぎるのを生きた心地もせずにじっとからだを固くして待ちました。

 その音が遠ざかるのを確認してから再び道路へ上ろうとすると、なんとそこの 草むらにカギがあったのです。

 私は腰が抜けそうになるくらいほっとしました。

 「でも自動車まで行かなきゃ」

 またいつ誰か来るかわからないのです。

 私は明るくなってきた道路を一気に駆け出しました。

 道路を真っすぐ行った先を曲がると道路の周辺にこんもりした森があり、その向こうに自動車を置いていたのです。

 ずいぶん遠くまで行っていたものだと我ながらにあきれていました。

 幸い誰とも行き会うことがなかったので、そんなのんきなことを考えたのだと思います。

 ところが、その森がきれると、道路沿いに一面の畑が広がっていました。

 そして、何人かのひとが農作業をしていたのです。

 これだから田舎はいやなんです。

 道路に駐車した私の自動車は向こうの方に見えます。

 でもそこまで行くためには農作業している人たちのすぐそばを通らなければなりません。

 どこか抜け道はないか探してみようとも思ったのですが、見つかりそうもなかったのであきらめました。

 それにぼやぼやしていると人や自動車が通りかかるかもしれません。

 私は意を決して駆け出しました。

 はじめは誰も私に気が付かない様子でした。

 ところが自動車まであともう少しというところで顔をあげたおばさんが私の素っ裸の姿を見つけたのです。

 おばさんはあぜんとして私を見つめていました。

 私も目が合ってしまいました。

 でもおばさんはあぜんと立ち尽くしているだけでした。

 私は震える手でドアのカギを開け、運転席にすべりこみました。

 そのバタンという音にみんな一斉に私の方を見ました。

 おばさんがみんなに何か言っています。

 わかっています。

 「あの女の子、素っ裸なんだよ」

 私はエンジンをかけ、急発進してその場を逃れたのです。

 バックミラーにその姿が小さくなっていきました。

 私は停車して急いで服を着ました。

 あとは一目散に家まで帰りました。あはは。

 笑っちゃいられないよね。

 でも笑っちゃうんだ。

 自分が見つかりはしなかったけれど、ピンチを抜け出せたってことに。

 私が好きなのはこのスリルなんでしょうね。

 それからあるとき実家のそばにあるような小学校も見つけました。

 でもさすがに中に忍び込むことはできませんでした。

 でも深夜にその小学校の駐車場に自動車を停めて校庭で遊ぶことまではしてしまいました。

 駐車場は広ければいいというものではありません。

 大きな店舗や野球場の駐車場は広くて都合がいいように考えてしまいますが、他にも駐車している自動車があって、誰もいないと思っていたのに実は人がいたということがあるのです。

 私も以前深夜のスーパーの駐車場に自動車を停めて運転席で上半身だけはだかになったとき、目の前の自動車の運転席で休んでいた人がむっくりと起き上がってあせって逃げ出したことがあります。

 ですから、駐車場は広ければいいというものでもないのです。

 その点、そこの小学校の正門わきのの駐車場には1台もありませんでした。

 そのとき私はおもちゃも少し準備していきました。

 デイパックにつめこんでね。

 素っ裸にそれを背負って、私は正門の隙間から校庭に忍び込みました。

 そしてからだを低くしてそこからあたりをうかがいます。

 誰かがいるとも限らないのです。

 無人であることを確かめてから、私は校庭を一気に突っ走ります。

 おっぱいがぶるんぶるんするその振動が好きなのです。

 中学高校時代にはなかった楽しみです。

 そして校庭の真ん中に寝そべります。

 素っ裸で大の字です。

 月が出ていれば遠くからでも見えるかもしれません。

 私は大の字のままからだをいじりまわします。

 誰かに見られているかもしれない、その考えが私をさらに興奮させるのです。

 それから両足を立てます。

 そしておしっこをします。

 するとおしっこはお尻や背中に流れてくるのです。

 おしっこがまだ終わらないうちに立ち上がり、デイパックを持って垂れ流しながら校舎の方へ向かいます。

 足首を伝ったおしっこのあとが点々と続いています。

 こうしてようやく校舎側に到着です。

 私はデイパックからおもちゃを取り出します。

 首輪をして、乳首に洗濯バサミ、おま○こにバイブを入れて手錠で後ろ手に両手を縛ります。

 (余計なレクチャー1:洗濯バサミはあらかじめ紙などはさんでゆるめにしておくんですよ。新品だとほんとに痛いんだから。これから実行してみようって人は気をつけてください)

 手にはバイブのリモコンスターターです。

 誰が何といおうと私はこの姿が好きなんです。

 スイッチオン。

 全身がよじれます。

 でも手錠をかけているのでからだは不自然にしか動かすことができません。

 (余計なレクチャー2:手錠が手に入らないという人、猫の首輪を2本と百円ショップであるようなチェーンと南京錠で代用できます。お試しあれ)

 モーター音が無人の空間に鳴り響くようです。

 私は立ったままよろよろとしながら快感に身を委ねるんです。

 絶好の遊び場を見つけて3度そこで快楽の虜になっていたのですが、4度目のときです。

 遊び疲れて、さあ、帰ろうとしたとき、校庭の方に人の気配がするのです。

 私は素っ裸でした。

 こっそりと校庭をうかがってみると、正門から茶髪の男の人たちが数人こちらに向かってくるのです。

 この小学校は平地にあり、周りはフェンスで囲われています。

 フェンス沿いには立木が植えられていて、そのフェンスの向こうは道路です。

 ですから校庭も外からはあまり見えないのです。

 校舎の裏には小さな川が流れていてこちらはコンクリート塀で囲まれています。

 ですから、私の遊び場にはもってこいだったんです。

 でも、それは他の人たちにも同じことだったんですね。

 彼らは7〜8人です。

 暴走族なのでしょうか。

 女の人もひとりいました。

 黄色い髪でパーマをかけていました。

 私が一番苦手とするタイプです。

 ひとりよがりで、自己主張が強くて、ものを考えないタイプ。(偏見でしょうか)

 でもそのときはそんな好き嫌いをいっている場合ではありませんでした。

 たぶん彼らの自動車も私と同じ場所に駐車しているのでしょう。

 相手は以前のような中学生ではありません。

 見つかったら何をされるかわかりません。

 私は彼らが去っていくのをただひたすらじっと待たなくてはいけなかったのです。

 腕時計は2時でした。

 「1時間くらいで行ってくれるよ」

 自分で自分に言い聞かせましたが、不安は募るばかりでした。

 彼らは校庭にある朝礼台のあたりでビールか何かを飲んでいるようでした。

 でもいつ気まぐれをおこして裏側に来ないとも限りません。

 私は気が気ではありませんでした。

 まず私は万が一の隠れ場所を探しました。

 大きな木のふたのゴミ箱がありました。

 そっと開けてみると、ほとんど空っぽでした。

 「いざとなったらここよ」

 私はフタを開けておきました。

 その向こうには先生用の自転車置き場がありました。

 下の方にトタンが張られています。

 ここにも隠れられそうです。

 私はもう1度こっそりと彼らのいる方をうかがってみました。

 おしゃべりをしながらビールを飲んでいます。

 私は物陰からじーっとその光景を眺めていました。

 1人の人が

 「俺、しょんべん」

 と言って道路側のフェンスの方に歩いていきました。

 すると他の男の人も何人か

 「俺も」

 といってついていきました。

 黄色髪の女の人も

 「私もおしっこしたい」

 と言うと

 「じゃあ、一緒に行けよ」

 と男の人が言いました。

 みんなわっと笑いました。

 「じゃあ、私、ここの裏でしてくる。誰も来ないでよ」

 と言って私のいる方に歩いてきたのです。

 私は足音を立てないように気をつけてゴミ箱の中に飛び込みました。

 がさがさと人の気配がします。

 そしてファスナーを下ろす音。

 それからじゃーというおしっこの音が続きます。

 あたりは月明かりも届かず真っ暗でしたが私はゴミ箱の中からそのようすを目をこらすようにしてほんの小さな隙間から見つめていました。

 丸くて大きなお尻でした。

 その女の人は立ち上がり、来た方向に歩いていきました。

 ところが、男の人が2人、校舎の角からひょいと現れたのです。

 「おーい、終わったか」

 卑猥な声で女の人にたずねました。

 女の人は

 「何よ、変態」

 とつかみかかろうとしました。

 もうひとりの男の人が言いました。

 「おい、せっかくだから裏側を探検してみようぜ」

 ゴミ箱の中で私は愕然としました。

 「まさか、ゴミ箱まで開けないよね」

 でも相手はあんな奴らです。

 何をするか検討もつきません。

 私はひざを抱えてじっと息をひそめていました。

 彼らが近づいてきます。

 私はもう生きた心地がしませんでした。

 「お願い、開けないで」

 彼らが私のすぐ横を通り過ぎていきます。

 私は心臓の音が聞こえやしないかと心配していました。

 足音が去っていきます。

 声も遠ざかっていきます。

 でも物音がしなくなっても私はゴミ箱の中でじっとしていました。

 だって、正面にはまだ別の人たちがいるんです。

 いつこちらに来るかわからないのです。

 耳をそばたてていると、正面の方から声高な話し声や歓声が聴こえます。

 私はゴミ箱の中でじっとします。

 自分がみじめになりました。

 「なんでこんなところに隠れていなきゃならないんだろう」

 でもそれは私が望んでしていることなのです。

 誰のせいでもないんです。

 どれくらい時間が経ったのでしょうか。

 声もやみ、あたりも静かになってきました。

 「もういなくなったかな」

 私はこっそりとゴミ箱から出ました。

 からだにゴミの臭い(といっても紙ゴミばかりだったけど)が染み付いたような気がしました。

 「早く家に戻りたい」

 このときばかりはそう思ってしまいました。

 私は校舎の陰からそっと正面をうかがってみました。

 誰もいません。

 駐車場の方は見えませんでした。

 「いつのまに帰ったんだろう」

 ちょっと不審に思ったのですが、早く家に戻りたいという気持ちが強かったせいもあって不用意に校舎の表側に踏み出してしまったのです。

 すると、彼らが正面玄関前でひそひそと話をしているのです。

 幸い、誰も私の方を向いていませんでした。

 私はとっさに身をひそめました。

 そしてじっときき耳をたてていました。

 女の人が

 「怖い」

 と小さく叫びました。

 どうやら闇の中で怪談話をしているようです。

 「じゃあ、行ってみようか」

 彼らがこちらに近づいて来る気配がします。

 私はどうしていいかわからず、からだが固まってしまっていました。

 砂利を踏む音が近づいてきます。

 はっと我にかえった私は、急いで走りだしました。

 ゴミ箱に入ろうとしたのですが、彼らはさっきビールを飲んでいました。

 ひょっとしたらゴミ箱を開けるかもしれない。

 私は先生たちの駐輪場の青いトタンの陰に身をひそめました。

 彼らの姿が見えました。

 どうやら肝試しのつもりらしいのです。

 「早く行ってちょうだい」

 暗闇に目が慣れていたので、私からは彼らの姿がよく見えました。

 でもいくらか明るいところからやって来た彼らには私の姿は見えないはず。

 そう信じることにしたのです。

 彼らはそんな私の動揺にも気づかず、きゃあきゃあ言っています。

 一番後ろを歩いていた男の人がゴミ箱のフタを持ち上げて手を離しました。

 バタンという大きな音に女の人ばかりでなく、男の人たちも小さな悲鳴をあげていました。

 危機一髪でした。

 あの中に入っていたらと考えると、今でもぞっとします。

 彼らは抱き合うようにして私が隠れていた駐輪場に近づいてきました。

 私は膝を抱えるようにしてじっと息をひそめていました。

 彼らの足音が私のすぐそばを通り過ぎていきます。

 彼らのちょっと興奮した息遣いまで聴こえるほどの近さでした。

 私はじっと目を閉じて神様に祈っていました。

 なんとか彼らは通り過ぎてくれました。

 私はほっとしました。

 そしてトタンの上からちょっと頭をあげて彼らの後ろ姿を見守っていたのです。

 彼らは校舎の反対側の方まで行ってしまいました。

 あとは角を曲がってまた正面へ出るだけです。

 ところが、男の人のひとりが突然後ろを振り返ったのです。

 私はとっさに頭を下げました。

 「おい、あっちに今何かいたような気がしたんだけど」

 その男の人はきょろきょろとこちらを眺めていました。

 「しまった、見つかった」

 血も凍るほどでした。

 「だめよ、こっちに来ないで」

 私はいざとなったら反対側からこのまま、素っ裸のまま走って逃げようとも考えていました。

 でも、向こうは男の人もいっぱい。

 つかまったらどうしよう。

 でもだまってこのままつかまるよりはましよ。

 ほんの一瞬のことでしたが、頭の中ではそんなことまで考えていました。

 「やだよ、何にもいないよ」

 女の人が男の人たちの袖を引いているようです。

 「もう帰ろうよ」

 結局彼らは戻ってくることはありませんでした。

 私は今度は細心の注意でもって物陰から彼らの動静をうかがいました。

 彼らは正面に抜けてとぼとぼと正門の方へ歩いていきました。

 人数も確認しました。

 全員います。

 それからフェンスを乗り越え、しばらくして自動車のエンジン音、そして発車音。

 その音が遠ざかるまで、私はじーっと聞き届けていました。

 腰ががくんと落ちちゃいました。

 私は砂利の上にぺたんとしりもちをついてしまいました。

 危機を脱したという安心感からからだ中の力が抜けてしまったのです。

 あたりは白々と明るくなってきています。

 その日はウィークデイでした。

 腕時計は4時をまわっています。

 このままぼやぼやしていては早起きの田舎の住人に見つかってしまいます。

 私はあわてて校庭を走り抜けました。

 駐車場には私の自動車だけでした。

 私は急いでカギを開け、服を着ました。

 からだは土や泥で汚れきっていました。

 でもかまっている暇はありません。

 私はシートベルトを締めて急発進したのです。

 朝の農道では農作業の人たちや犬の散歩の人たちと行き交いました。

 もしもあのとき彼らがあのまま立ち去ってくれなかったら。

 そう考えると今でもどきどきします。

 もしもあのまま子どもたちが登校する時間まで校舎の裏にいなければならなかったら。

 そんなことはありえないのかもしれませんが、そのときのことを思うとどきどきしちゃうんです。

 ひょっとして私はそれを望んでいたのかな。

 だってその証拠に、こうやって書き込みしているだけで私のおま○こはもうべちょべちょなんです。

 どうしたらいいんでしょう、この私の性癖。

 たぶん今日も何かHなことをしちゃうんでしょうね。

 また朝になってしまいました。

 でも、勘違いしないでほしいんです。

 私だって1日中こんなことばかりしているわけではありません。

 勉強だってするし、友達と遊んだりもしています。

 でも、家にいるときはまあ、3日に1日くらいの割合でこんなことしちゃうんです。

 家で音楽を聴いたり本を読んだりとごく普通の生活をおくってるんですよ。

 誤解なきように。ばいばい。




(管理人より)

 いつもでたってもどんなに怖い目に遭っても深夜の露出生活からは足を洗えない羽衣さん。

 きっと彼女はこういった生活を一生続けていくのかもしれませんね。

 でも,今までは偶然危機一髪で見つからなかったとしても今後もそうだとは言い切れません。

 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。

 回数が増えればいつかどうにもならない状況に陥ってしまう危険性は高まります。

 見つかるだけならまだしも,今回のような男性達に見つかってしまって強姦されたりそれ以上に危険なことにだってならない保証はありません。

 羽衣さんの告白にはいつもどきどきさせられてしまいますが,くれぐれも気をつけてほしいものだと思ってしまいます。

 私は羽衣さんが好き。

 エッチな行動も彼女の心の動きや性格も合わせてね。

 そして,陰ながらでも彼女を守ってあげたいなと思ってしまうのです。

 ま,そういうことは彼女にとっては余計なお世話にしか過ぎないのでしょうけどね。

 まだ,彼女からの告白が2編残っています。

 なるべく早めに掲載できるよう努力したいと思います。


ハイヒールの小部屋管理人 Mr.hiheel



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