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2011/10/22

  • 仙台に行ってきました。
    人間がいい加減なのと、へたれなのとで、震災の時、どの地区に、どのような被害があったのか、具体的には見てません。セキュリテでファンドに申し込んだ時も、どの地区のどのお店に支援しよう、じゃなくて、リストの中から、えーっと、と、ど・れ・に・し・よ・お・か・な、的にかなり適当に選んでます。
    それが、たまたま津田鮮魚店というお店でした。今回ツアーで行くまで、宮城だったか!という始末!ひどい!さらに、宮城の石巻か!
    どこ!?
    …私のバカ日本地図はひどすぎます。
    このような適当な人間が、お店の状況などを見るために仙台へ。
    仙台駅に集合して、お店の30歳の2代目さんと、スタッフさん二人、計3人に引率されて石巻に向かう訳ですが、仙台の町中は、何も変わってない感じ。事実、3月12日から電気も来ていて、仙台市内にある津田鮮魚店のアンテナショップも12日からオープン。(そこで、物資がなくなるという最初のパニックが来てて、お店の中のもの、ドレッシングの1本までなくなったそうですが!)
    でも、高速に乗ると、この高速の右側は浸水して、高速道路に阻まれて、左側は全然平気でしたー、なんて場所が。
    さらに石巻に近寄っていくと、地盤沈下で、ちょっとの雨で冠水する場所も増えてるようでした。津田鮮魚店のお店の前も、こないだのすごかった台風の時、店内に水が入ってくるー!という状況になり、22日も雨でしたから、ひょっとしたら店の前が冠水してるかもしれませんーなんて言われました。
    で、実際、お店に向かう道を歩いてたら、冠水して前に進めない!
    もう、お店は10mほど先に見えてるんですが、長靴でもなければ前に進めないくらいの冠水。
    お店から車を出してもらって、数人ずつピストン輸送するか!ってやってたんですが、ちょっと雨脚が弱まって、徐々に徐々に水が引き始めたので、じわじわ近寄っていって、最後は、ブロックを引いてもらった上を渡るってことでお店に入ることができました。
    でも、お店は、現在工事待ち中。
    3月11日は、2mの浸水。その日お店にいたのはお母さんお一人だったそうです。二代目とお父さんは仙台の催事に出ていて、地震が来て、これは大変、お母さんは何してる?と電話したら割と早くにつながって、ものすごい警報が出て、津波が来るから逃げるように言ってたんだそうです。
    石巻では、地震が来たら、津波が来るから逃げるように、というのが子供の頃から言われてるそうですが、津波くるくる詐欺的な感じで、ゆってもこなかったんですって。
    だから、お母さんもどうしたものかと思ったそうなんですが、仙台でも尋常じゃない揺れだったから、これは危ない。何も持たなくていいからとにかく逃げて!と言われ、お母さんは避難所に。結局お店は、海から1kmあるお店には、2mの浸水。
    幸い、建物自体は大丈夫だったので、内側を直して、再度小売を再開したい、というところですが、4・50m離れたところが壊滅状態で、人が引っ越していってるので、この場所で小売もどうかなーとも考えるそうです。現在は、おろしが中心。11月には、仙台市内に、石巻の魚をメインとしたお店と共同で出すという計画もあるとか!
    そこで、お父さんと、二代目さんの話を聞いてる間に雨があがり、水も引いたので、壊滅状態になったという地区へてくてくと…。
    綺麗なおうちが、ガラスが割れっぱなしになってたりとか、もう更地になっていたりとか、色々見ました。
    そんな光景見たことはない訳です。でも、あまりに日常とかけ離れ過ぎて、現実感がない。映画のセットに入ったような感覚になってしまいました。
    この後、仮設魚市場に連れていってもらって、バスの中から見ていた時も、工場などのぶっ壊れっぷりがすごすぎて、バスの中から見てるせいもあって、余計に、映画…?みたいになってしまいます。
    クジラの大和煮で有名な会社には、くじらの缶詰デザインの重油タンクがあって、それが大きな道路の中央分離帯に飛んできて、落っこちたままになってるんですけど、そんなの現実感ないざんしょ?道のど真ん中に、巨大なくじらの缶詰が落ちてんですよ??
    でも、ここらへんは空地じゃなくて、民家でした、という地区あたりに行くと…。
    あちこちにお花があったりなんかして…!
    おうちがあったところが何もない、というのが…。
    ………。これだけ海に近いところだから、そりゃあ大変なことに…。しょぼぼん…。
    …気を取り直して、石巻でランチ。
    予定ではバーベキューでしたが、雨も降ってたので、お店の中での食事になりました。おされ丸出しのオープンキッチンのお店で、さんまと、あなごと、いか。鮮度がすぐ悪くなるので、他の地区では食べられてないお魚のお汁。名前忘れたけど…。石巻ならではのお汁なんですよ!
    そして、特別なお米を特別な炊き方で炊いたご飯♪おこげ部分をいただいて、うひょーーー!です。
    さんまも、でかい!そして柔らかい!ほろっと身がほぐれる食べやすさ。1匹をささっと食べれてしまう〜。でかいのに!
    イカも、冗談だろうという肉厚で柔らかいイカ。あなごも美味しかった〜。ごはんももちろん!ささにしきの親品種、だそうです。
    ここで帰りにでも、と、カツサンドをお土産でいただき、十三浜というところの、たつみ食品というお店にもうかがいます。私のバカ日本地図にはもちろん存在しない土地名。自分が、東西南北どこに連れてかれてるのか解らない状態ですが、こちらは、わかめやこんぶの養殖、加工、販売をされてるところ。
    小さい浜で、奥がすぐ山なので水の逃げ道がなく15m??だか、すっぽり水で埋まってしまったという浜だそうです。ここには、地震がきたら津波が来ると思え、という石碑があり、それは津波の時、川に落ちてたりしてたんですが、今引き上げられてます。
    小さいけどいい浜で、品質のいいわかめが取れるとこなんですって。こちらは、わかめ、こんぶ、ほたてなどで1年を通して儲けがあるので、後継者問題には困ってないと。へーーー!
    やっぱり儲けがでるような仕事じゃないとだめですな。
    ここから仙台市内に戻って、津田鮮魚店のアンテナショップへ。ここで、地震の時、一人でお店にいたお母さんともお会いしました。
    地震の後、4日ほど避難所にいて、その後、仙台にうつって、娘さんのおうちで過ごしてたそうですが、夏になるまで、石巻の方には怖くて帰れなかったそうです。
    (ご遺体が流れてきてたりとかもあったようで…)
    幸い、ご家族みなさん無事でしたから、石巻が元々産業としてある漁業で立て直せるようにがんばっていきたいということでした。
    今度は、春に、たつみ食品でわかめの刈り取りをする時期に合わせて、刈り取ったわかめを、その場でしゃぶしゃぶなんていう企画はどうだろうと。
    天気が悪くでしろーいという印象でしたが、そこの浜は天気よかったらさぞかしきれいでしょうね!という場所だったので、参加したーいと思っております。
    私のようなぼけーっとしたものは、こうやって実際その場所までいかないと色々解りませんので、石巻のこと、関心持っていきたいなと思います。
    11月には、津田鮮魚店の魚が食べられるお店もできますので、仙台行く人はおでかけしてみては!?
    津田鮮魚店
    たつみ食品
  • 7時に仙台駅で解散、だったので、牛タンでも食べて帰ろうかと思ってたら、9時からIPPONグランプリがあるという。うわー!気づいてなかった!帰る!と新幹線飛び乗り(笑)
    まさかの、ホリケンVS元世界のなべあつという決勝戦が、予選と全然違いすぎる、というところがぐるっと回って面白うございました(笑)
  • 文房具は大好きなので、スマステも楽しかったな。
    どんだけシール買うねんってほど買ってしまう…。さすがに落ち着いたけど、一時、付箋ブームもすごかった…。全然使わないのに…。
    使わないのに…!
  • 11月12日、13日のチケット、お声かけていただいてありがとうございます!
    そして、譲って下さいてご連絡下さった方もおられて、すみません、そこまで集まるとはとても思えず…。
    お役に立てずに申し訳ないですー!
  • 夜:−0.05kg、−4.9%。
    朝:−0.6kg、−2.4%。
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