私の和生活2002

 

02/07/07

果たして文字だけで浴衣は着られるか!?

高松に和工房あきという着物や、和グッズのお店があって、ここでは入会金1000円だけで着付けを教えてくれます。先生は綺麗で可愛いし、他の生徒さんは上品だったり、セクシーだったり、趣味が良さそうだったりと色々。
本当は着物の着付けを教えてくれるんだけど、夏場は浴衣が中心になっていて、着物は1枚も持っていない私は、ちょうどいいやと浴衣の着付けを教えてもらっている。
去年とか、コンサートに浴衣ででかけたりもしたんだけども、結局人に着させてもらったりしていたので、今年はもうこれで大丈夫だぞ!と思っているのだけども、果たしてどうか!?
ここで教えてもらった着付けの方法は、なんだか今まで浴衣の本に書いてあることと多少違っていて、より簡単そうな感じになっている。
で、それを文章だけで書いてみて、果たして浴衣を着る手助けになるかどうか!?にチャレーンジしてみよう(笑)

★用意するもの★
浴衣。半幅帯(浴衣用の帯)。伊達締め。下着(上が木綿で、下が化繊だと、動きやすい)。腰紐×2。コーリンベルト。タオル。 ★では着てみましょう★

1.下着を着る。補正をする。
私が持っているのは、長じゅばんタイプというか、上下一体になってて、上は汗を吸う木綿で、下は化繊のするするしたもの。これを着てから、タオルで補正。ウェストのくびれをなくすためにウェストにまく、というのもあるけども、胸の高さを感じさせないため、胸の下あたりに私はタオルをあてている。
・・・・・・・・・・・ウェストがくびれていないからなのか、先生・・・!
全体にまきつけるのではなくて、体の前面くらいの長さになるように適当にタオルはおってサイズをきめて、腰紐でとめちゃいます。こっちは普通の布製の紐で。
タオルの上の方に紐をあてて、後で1度交差させて、前にもってきたら、タオルの下側にあてるように交差させて、後は、余った布はジャマにならないように、紐そのものにひっかけておきます。

2.浴衣を羽織る。
別に、どう羽織ってもいいんだけども、人が多いところとか、着物を着た上に、羽織を羽織りたいなんて時には、着物をばさばささせずに着る方法もあります。
座ったまま、浴衣を体の前に持ってきて、お互い正面で向かいあうようにします。左右の共衿の縫い目部分を両手で持ちますが、その時の手は、お頂戴の手。お頂戴って両手のひらを上に向けたところに、縫い目部分を載せるようにして持ちます。そのまま、ぱたんと両手を合わせると、共衿の縫い目部分が重なるようになるんで、片手でそこを持っておきます。余った手で、浴衣をすくうようにして持ち、体の後に持っていきます。衿のとこを持った手は離さない様に。ここで、じゃあ、体の右を回すかい、左かいって言うのは、やりやすい方にとしか・・・。私は大抵右手で衿を押さえて、左側に回してる気がします。
後に着物が回ったら、また両手で、衿の縫い目部分を持つようにして広げると、ちょうどいい具合に浴衣が羽織れるようになっているはず。なっていれば正解とでも言うか。
衿の部分を持ったまま、まず右肩に浴衣を乗せ、左肩にも乗せ、そのまま、右肘をえい!と浴衣の中につっこめば、袖の中に肘が入るので、腕を伸ばせばOK。左腕も同じように。
羽織れたら、また衿のところを両手でもって、そこで、左右均等に手でタックを取っていくと、背中心がいきなり背中にちゃんとついてくるので、そのまま、すっと立つと背中心を合わせる苦労なし!
その時の手は、親指が中にはいって、4本指でタックをとってるようになってます。

3.合わせてみる。
立ちあがったら、タックをとった衿元は持ったまま、裾の長さを合わせますが、ここは、えい、っと持ち上げる、という言い方になります(笑)すくいあげるようにして、肘で布を押さえつつ、足元の長さを合わせていきます。見るとすごく簡単だけども、言葉にするのは難しい。
立ちあがった時には、裾を引きずってるはずなんで、それを持ち上げていくんだけども、そこで繊細に合わせなくてもいいというかね。くるぶしぐらいの長さになるようにします。
その時、襟元でタックを取っていた手は、多少前に出て、手がまたもやお頂戴のように上を向いてます。布の部分を人差し指中指で挟むようにもなりますね。
ここで、右足を半歩前に出し、前身ごろの位置を決める目安にします。左手を右胸のあたりまで持ってくるようにして、縫い目が右足の小指のあたりになるくらいに合わせるのが目安となるでしょう。これを知ってると、最悪鏡のないところでも着られるようになるそうな。
はい、ここね、と当たりをつけたら、今度は右手側の下前を移動。持ち上げず、床をするようにそっと動かしてって(もちろん前身ごろの方も開いてね)、また胸のあたりに右手でくるように。途中は上げずに床をなでるようにしておいて、最後で、10cmくらい上にひっぱりあげて、左ひじで、布を押さえ込むと右手は解放。
最後に前身ごろをちゃんと合わせるために、また床をなでるようにして移動させ、右足小指を意識しつつ、やっぱり最後はちょっと引き上げるようにして巻きつけます。
そしたら、右手人差し指で、前身ごろの、L字になってる部分を押さえます。その人差し指を基点に手をつぼませ、親指で上に撫でつけ、残った4本の指は、親指を基点にして、コンパスみたいに横から上に撫でていくと、体の右側の部分が綺麗に収まります。
と、言われています(笑)
私は何かの呪文のような気分で、つぼみをつくって、なでて、と唱えてますが(笑)

4.腰紐でともかく止める。
ゴム式になってるものが多分便利。ちゃんと自分にあった長さに調節しておく必要がありますが、先生に合わせてもらったので、何がどうかは不明(笑)右の腰骨あたりから、前をなぞっていって後に回し、1回交差させて前で結ぶというか、止める。これで下側は基本的に完成。
でも、もちろん、長さがおかしいとか、短すぎる長すぎるは、この段階で修正しておいた方が無難。上前をひらいた時に、右側は、体に沿ってるくらいの方がいいので、まっすぐになってるより、体にそうように引っ張ったりしてください。

5.上半身を整える。
身八つ口から手をいれて、『トントン』ってやります。好き。トントンって(笑)前身ごろでとんとん、後に回してとんとんってやると、おはしょり登場。ここまできたら、まぁ、一段落。
今度は、共衿の縫い目を合わせて、片手で持ち、もう片方の手は、背中心のとこを持って、前後に動かして、衿を抜いていきます。抜き方はお好みですが、抜きが少ないとボーイッシュに。多くあけると、色っぽく。首に、指4本分、くらいあけるといいんですって。
解りにく(笑)。先生は、指のつけねを首にあて、伸ばした指先が衿にあたるようにして調整しておったと思うのでございます。
これで、衿の抜きが決まったら、下身ごろを、そっと横に伸ばしていきます。ここで、下目にひっぱっちゃうと、せっかく抜いた衿がしまっちゃうんで、そっと横に。胸に添わせるように。衿の合わせは、喉の窪みあたり。
左の身八つ口から、コーリンベルトをいれて、胸の下あたりでとめます。上身ごろも、やっぱり喉の窪みあたりであるようにして、整えて、後から回してきたこーリンベルトで、上身ごろも止めます。
コーリンベルトの長さも調整が必要ですが、これまた先生にやってもらったんで、どうも解らず・・・。後、前身ごろ側で止める位置も、色々あるようなんですが、現在、理屈がまったくわからず、下身ごろと同じくらいの位置でとめるようにしています。
ここからが難しくなってくるよ!

6.さらに整える。センス必要(笑)
コーリンベルトでひっぱられてる部分がしわしわのはずなんで、整えていきます。
右手で、背中のおはしょり、背中心の部分を下からしっかり持って、左手で、コーリンベルトのせいでシワになった部分を、左の脇にむかって伸ばしていきます。逆の手でも同じように。背中心がずれないように、必ず下は押さえておきます。
しわしわの部分は、体の両脇でタックをとっていきます。
・・・説明はできない。ただ、三角を作れ、としか・・・(笑)
ともかく、ここで、タックを作って脇以外の部分を綺麗にしておくように。前身ごろの中に多少いれ込むように。でも、無理にしすぎると、せっかく整えた前身ごろとかがおかしくなっちゃうので、そこそこに。
その右のタックの部分を下からがっちり押さえ、左の身八つ口から手をいれて、中の始末を。今は、前のおはしょりのなかに、4重くらいになってるので、もこもこしてるから、それを左側から斜めにひっぱりあげていって、コーリンベルトの外がわにひっかけるようにして止めるんですが。後、引っ張り上げてって、腰紐までいけると、かなりいい感じなんですが。
ここが私にもどうもはっきり解らない。ここは結構かなり適当に。だって、コーリンベルトーー・・・!ってがんばってると、下身ごろをひっぱっていることになっていたりするから。ぐしゅん。
ここで、前、後ろのおはしょり部分が乱れてきていると思うので、また下に引っ張って整えて、最後の伊達締めでとめましょう。この時も、せっかく整えた部分が乱れないように、巻く方向等にも注意。なんかあったら、すぐにおはしょりは下に引っ張る!タックも整える!っていうのが基本!
ここまでやってきたのはいいけれど、やっぱり衿の抜きが気に入らないって時は、コーリンベルトを外してからやりなおしてください。

7.帯を巻く。

こんなものを、文字だけで表現できるのであろうか・・・。でも、世の中には、ラジオでのパソコン教室なんてすごいものもあったっていうから、ここで理解されなかったら、それは私が悪いだけだ。いいんだ。私のための覚書なんだから・・・!
帯は、片方を1m分くらい、半分の幅に折っておきます。細い方が体の左に来るように持って、背中を通って、太い方が右側。おなかの前で両方を合わせて、細い方を持って左手を伸ばしたくらいにすると、長さ的にちょうどいい感じ。これは、帯の長さによって調整の必要あり。
左の細い方で、帯を留めるようになります。幅の広い方はええ感じに折りたたんだりして、飾りに。
細い方の、体に当たってる部分は広げて体に添わせていきます。右の太い方は、右手をおちょうだいの手にした上に乗せておきます(表になる面を下にして)。
その帯の上に、細い帯をのっけて(折り目がどっちに向いていようと気にしないでも大丈夫そう!)、そのまま、太い帯を、うりゃ!と、体に添わせてしまえば、もう細い帯はおちませんので、しばらく放置してください。
帯は、二回巻きつけますが、帯を体に添わせつつ、自分がくるくる回ると狭い場所でもやりやすいです。1回巻いて、2回目の時には、こっちの帯も、幅を狭くしとかなきゃいけません。結べないので。
体の横くらいの位置で、下から斜めに折り上げてもいいし、リバーシブルの帯だったら、背中のあたりから斜めに折り上げていくと、最終的に背中側が正面にくるので、色味が変わって面白くもなります。この当たりはなれてきたら、センスで好きなように。
ともかく、折り上げて半分の体の中心にきた時に、半分の太さになるように調節してください。
これで、帯の上からぺろんと出ているはずの部分と、右手に持ってる半分が結べるようになります。今回も、右はお頂戴の手で持ってるところに、左の細くなってる帯を重ねて、それを、上にして結んでください。
そうすると、短い方が右手で持てるようになるんで、それを右にぎゅー!とひっぱり。太い方は左にぎゅー!と引っ張り。よし引っ張った!となったら、短い方を上、長い方を下に、さらに引っ張っておきます。
ここまでが帯の基本。
後は、センスで好きに巻いてってください。粋!と言い切ったもんの勝ちです(笑)
基本のお文庫って言うのは、長い帯を、肩幅くらいに巻いていって、結び目の上に乗っけます。そこで、リボンになるように、山・谷と左手で作ってって、上から、結び目ごとがっつりつかんでおきます。
その上に、短い帯を乗せて、結び目の下を通って、上に出す!
それを二度ほど繰り返して、ぎゅうぎゅう!上に引っ張りあげておいて、羽の形を調節。可愛く膨らましたり、何重かに巻けたんだったら、中にある巻きを外にずらしてみたりなんか。
そこはセンスで!
そして勢いで!!

ここで、ええ感じに羽ができたら、前側で全部やってしまうか、思い切って、後にずらした後、最後にまとめるかのどっちかを選びます。
・まだ慣れてないから前でやりたいってばやい。
上にぺろっと出てる短い帯を、帯の中に突っ込んでいきまして、下から引っ張り出す。ここでもしっかりひっぱっておきます。多分、下から出てきちゃうと思うので、これを適当に折りたたんで、帯の下からつっこんでおきますと、帯の部分の台になっていい感じに。
帯は、自分が上から見ていい感じなるよりも、もっと、上にあげるというか。羽の部分は、帯にちょこんとのっかってるくらいに上向かせておいた方が人から見たら綺麗だそうです。
そしたら、ちょっとおなかをひっこめつつ、後に回していきます。右回りでやった方がいいかと思います。左回りだと、着物がより一層ぐちゃっとなっちゃうから。
後に回して位置を整えたら、絶対!おはしょりがおかしくなってたり、帯も、伊達締め見えてんじゃん!みたいになってると思うで、ここを整えてってください。
おはしょりは下に引っ張る。後、腕を動かすと、左右のタックの部分が出てくるので、それはまた、押し込めるようにしてってください。
帯をした後も、動けばそこらがずれていきますんで、タックと、おはしょりには気をつけた方がいいようです。
・慣れてるから、後でも大丈夫ってばやい。
羽が出来た段階で後に回してしまいます。そこで、同じように帯の内側に短い部分をいれますが、その時、伊達締めの中を通してしまえば、帯がずれたりしません。前でこれをやってしまうと、もう帯が動かなくなります。
違っているのはそこだけで、後は、下から引っ張り出して、余った部分を折って、帯の下にいれるのも一緒。
でも、後でやるから、浴衣の乱れが前でやるよりもひどくなるっていう欠点が(笑)
でも、おはしょりを下に、タックも取りなおすってことで、対処してください。

さぁどうだ!これで浴衣は完成だ!
本当か!?

★帯のアレンジ
巻き寿司みたいに、クルクル巻くやり方は、屏風みたいに、ぱたぱた折るだけのやり方もあり。チョウチョにならずに、片方はぺろんと流してしまってもいいし、色々できます。
すべて、「センス」という言葉でやりたい放題です(笑)
見たことないのが出来たと思ったら「粋」と言い張ってください(笑)
帯は、人にやってもらった方が面白いのができますから、お友達同士でやってあげるといいと思います。
私!?いや、私はちょっと・・・(笑)
帯の種類によっても、色々違います。柔らかいリバーシブルの帯を途中でねじったりすると、ねじりはちまきみたいな形になって、「粋」(笑)です。
着付けの部分は、何度かやれば大体いけるってことは、実践してみて解ったので、ここからは帯!帯をどうにかしたいと思っています。
ライブ初日までに、後1度教室があるんでね・・・!ふふふふ・・・!


 

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