
手袋と棒
新しい鳥と良好なコミュニケーションをとるには、捕獲されると連想させるようなボディ・ランゲージを人間から送らないようにしなければなりません。人工繁殖の挿し餌鳥であっても、健康診断、輸送、検疫などの時に手袋で捕獲されたり、棒で追いたてられたりした経験があるかもしれません。
馴れていない鳥にとって人間の手は最も用心しなければならないものです。何を持っていて何をしようとしているのか、とても神経質になっていることでしょう。
棒の場合、ある程度慣れて止まり木と認識できるようになれば、トレーニングの補助具として用いられるようになります。
手袋は、よく馴れていて手袋に対して嫌悪を抱かない鳥の、噛みグセ対策として用いられることもありますが、手袋に悪い思い出があるインコの場合は関係を悪化させる可能性もあり、議論のあるところです。