この右手はエジプシャン・グリップといって、インコを手に乗せる代表的な手の型です(左写真)。
親指を内側に曲げて、残りの4本指をまっすぐしっかりと揃えます。人差し指の側面から手首にかけての皮膚は、ずれにくいので、鳥が安定して止まることができます。また人差し指の先は細く、手首に近づくにしたがってだんだんと太くなっているので、いろいろな大きさの鳥も自分が心地よい太さの場所を選ぶことができます。インコは、より高いところに向かう習性があるので、肘を低くすることによって、鳥が勝手に肩へ乗ろうとするのを防ぐことができます。また、鳥の目線を人間の顔より低い位置におくことで攻撃性を弱める効果もあります。エジプシャン・グリップの最も良い点は、お互いに向かい合うので、鳥は人間の、人間は鳥のしぐさ(ボディ・ランゲージ)をスムーズに受け渡しできる点です。
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