インコは目が側面についていることからもわかるように、広い視野で危険を察知したら逃げるという、「守り」の動物です。自分から攻撃をしかけるという「狩り」の本能はありません。インコが攻撃的になるのは、自分の生命、縄張り、配偶者、巣、雛を「守る」時です。
おとなのインコが噛もうとしているときは、まずそのインコに対して自分(人間)が攻撃的なボディ・ランゲージを送ったり、インコのテリトリーを侵そうとしていないかチェックする必要があります。
6ヶ月以内の雛の場合、噛む行為にあまり攻撃的な意味は少ないと思います。おそらく噛むことがクセになっているのでしょう。
6ヶ月以降で今までおとなしかったインコが鳥が変わったように激しく噛むようになる時期があります。自我に目覚めて自分の力の可能性や限界をいろいろと試そうという期間で「Terrible
Twos」と呼ばれています。
性成熟期になり発情すると、攻撃的になることがあります。これらはホルモンの後押しによる行動で、時期が過ぎると治まるのが普通です。
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