お葬式

 亡くなったインコの埋葬や供養の方法に付いてはひとそれぞれで納得がいくものを ということに尽きます。どれかがよくて どれかが、かわいそうというものではありません。また、非常にデリケートな問題ですので知人の方法をよくないとか、かわいそうとか評価するのは避けるようにしましょう。

<自分で埋葬>法律上、自分で埋葬可能なのは私有する土地に限られます。野良犬や放し飼いの猫などに掘り返されないよう、深めにしたほうがよいでしょう。土地を所有していなくても小型インコの場合は大き目のプランターなどに埋葬してらっしゃる方がいます。それから山や公園などに埋めてあげたい気持ちはとてもよくわかるのですが、残念ながら違法行為となってしまいます(もちろん、すでに埋葬された方を非難する主旨ではありません)。

<自治体> 法律的には一般廃棄物と区別する義務は自治体にはないのですが、飼い主の気持ちを考えて、動物専用の炉があったり、動物霊園などの業者に委託している市町村もなかにはありますので、 各自治体の清掃局などに問い合わせをしてみて下さい。 費用は2000円前後が多いようです。可愛いペットをごみのように、などと非難してはいけません。宗教的なことに抵抗がある方、業者の費用が高額に感じる方にとっては、公的な手段を使うのもまた一つの方法です。大事なのは飼い主が納得する方法で心から死を悼んで送り出してやることです。ちなみに飼い主のいない動物の場合は無料の自治体も多いようです。

<ペット葬儀業者> じつは日本では非常に発達していて、タウンページ には専門の項目があり、いくつかの業者から選べると思います。動物病院で情報を得られる場合もあります。合同葬、個別葬、火葬の立会い、埋葬、返骨など依頼者が選択できます。選択する弔い方とペットの大きさで費用が変わるようですが、鳥は体重が軽いので、1万円〜5万円というところが多いようです。葬式、墓地、石碑、墓地の管理などのオプションが加わると50万円以上というのもあります。 かたちとしては、仏式のところが多いです。

 葬り方の情報なんてそう必要になるものではありませんが、悲しみにひたりたいときに家族で意見が分かれたり、対応の悪い業者とトラブルがあったりすると辛いものです。鳥が健康な時に情報を集めたり、家族で話し合ったりすることも悪くないと思います。

 

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