部屋を極める

 部屋の説明。部屋の種類と解説、部屋毎の基礎強化メニューをまとめる。その前に基礎的な共通データ。 因素を含まないと、いかに基礎能力が貧弱な部屋になってしまうか一目瞭然であろう。
部屋のサイズと消費エネルギー・部屋ポイントの関係については龍酔洞さん参照。



■生産部屋(せいさんべや)→強化メニューへ

 主人公や仙獣がエネルギーを取り出せる唯一の部屋。名前の通り、エネルギー生産力が高い。この部屋を作らないと龍穴炉に振り込むエネルギーも部屋を作るエネルギーも調達出来ないので、一応最重要部屋。一応ってのは結局どの部屋も無きゃ困るからなんだけど、仙窟育成初期に作るべきはこの部屋なのは確か。といっても、生産部屋が出来ている状態ではじまるシナリオも多いので、この部屋ばっかり作ってると後半馬鹿を見る。
 土属性だと作れない。



■練丹部屋(れんたんべや)→強化メニューへ

 主人公や仙獣が仙丹を取り出せる唯一の部屋。仙丹生産力が高い。これも序盤に優先して作っていかないと仙窟の強化、仙獣の召喚などがスムーズに行かないので最重要部屋其の二。仙丹はエネルギーと違って、仙窟育成の後半になっても有り余るという事は滅多に無いので(本当に後半になるとダブつくけど)、部屋数が多すぎて困るものでは無い。
部屋から仙丹を取り出せるのは良いけれど、その分練丹部屋自体を強化するのに必要な仙丹が無くなってしまうので、練丹部屋の強化を重視するか、他の部屋の強化や仙獣の使役を重視するかは状況次第で判断する。
 消費エネルギーがかなり高めなので、普通の仙窟育成をしていたのではまず強化しきれないし、大赤字に陥る。エネルギー運搬を怠らないよう注意。例えば因素が皆無のところで練丹部屋を作ると「仙丹生産+8、エネルギー収支−10」という情け無い状況になってしまう。
 また生産部屋共々耐久力は最低ラインなので、気を抜いていると侵入者に破壊されてしまう事も。
 火属性土属性だと作れない。



■召喚部屋(しょうかんべや)→強化メニューへ

 仙獣を召喚/蘇生する為の部屋。生産・練丹部屋と合わせて、極端な話この三種類だけあれば仙窟として機能すると言われる。仙丹を生産する練丹部屋で必要な量の仙丹を確保して召喚部屋で仙獣を召喚、エネルギーや仙丹を運搬させて各部屋を稼動、強化していきエネルギーを龍穴炉に振り込む。確かに仙窟運営の基礎を成すのはこの三部屋。
召喚部屋一つにつき、仙獣パーティーを一つ組めるようになる仙獣パーティーは最大4つまでなので、召喚部屋も4つあれば十分。仙窟の規模によってはそんなにたくさん仙獣パーティーは要らない事もあるし、ましてや4部屋以上作っても殆どメリットは無い。一つの召喚部屋で1ターンに召喚出来る仙獣は1匹のみ。
 強化していく事で、最初から高いレベルで召喚する事が出来るようになるが、仙丹が多くかかるようになる。強化してあっても低いレベルの仙獣を召喚する事は可能なので、仙丹に余裕が出来てから高レベルの仙獣を召喚しなおすのが常套。普通にレベルを上げていくと30なんて気が遠くなる。
 最初から12形12種の仙獣は召喚出来るが、召喚能力を強化していく事により残り12種の仙獣も召喚出来るようになる。
 仙獣の詳しいお話は別項にて。
 火属性だと作れない。



■索敵部屋(さくてきべや)→強化メニューへ

 侵入者のワープアウト地点=飛天石出口の正確な場所が分かる部屋。索敵範囲は部屋の中心のモニュメントから一定距離までなので、仙窟の中心付近に作るのが基本。端の方に部屋を作ってもあまり活用できない。仙窟が大きくなると、とても索敵範囲が追いつかないので、範囲がかぶらないように適度に距離を置いて何部屋か作成する。もっとも風水強化で仙窟全体を索敵範囲にする事も出来るので、それを前提にするならば一部屋で十分事足りる。
 因みに索敵部屋では

の3つの機能が使えるが、使用中もタイマーが止まってくれる訳では無いのでお遊び以外では使い道が無い。この間もグループ視点で仙獣の戦いっぷりを眺めていたら、索敵部屋に敵が侵入してきたのに気づかず死ぬところだった(見ていたグループの行軍ルート上に自分の居る索敵部屋があったせいだけど)。
 金属性だと作れない。



■攻撃部屋(こうげきべや)→強化メニューへ

 機能その一、侵入者が部屋に入った時に攻撃してくれる部屋。逆に言うと部屋に入って来ない限りは何もしてくれない。
 機能その二、トラップの生産をしてくれる。部屋があるだけで最弱のトラップ「爆炸の計Lv1」は毎ターン一つずつ生産する(何も強化メニューが着いていなくても、赤字で停止していても)。強化メニューを増やすと1ターンで作ってくれるトラップの種類が増えていく。
ターン毎のエネルギー消費以外にも攻撃する度にエネルギーを消費するので、いくらエネルギー収支が黒字でも、侵入者が多い時などは機能停止してしまう事も。ギリギリ黒字だったりする場合はエネルギー運搬を欠かさない方が無難。
 攻撃部屋の機能の大半は風水が要求されるものであり、基礎強化メニューだけでは実力の10分の1も発揮出来ない。風水を意識して作成するのが前提の部屋。
 水属性金属性だと作れない。



■転送部屋(てんそうべや)→強化メニューへ

 仙窟内の別の部屋にワープ出来る部屋。部屋中央のオブジェから数えて、転送範囲内に少しでも入っている部屋へ転送出来る。仙窟が大きくなると、徒歩で巡回していたのでは飛天石出口の破壊も追いつかないし、侵入者の撃退にも手間がかかり過ぎる。転送部屋を使う事で、問題のある部屋、掘削が完了した掘削部屋等に直行出来、時間短縮や効率アップが図れる。
 ワープは一方通行なので(転送部屋からワープ出来るだけで、その他の部屋から転送部屋ワープ出来る訳ではない)、転送可能範囲の限界辺りにまた転送部屋を作って中継させて、連続転送によるスピーディーかつ広範囲の移動が出来る様にすると都合が良い。
 消費エネルギーがかなり多めで、余程因素に恵まれていない限り、素で組んだままでは最大強化まで黒字を維持するのは難しい。風水強化で全仙窟を転送範囲にする事も可能だが、前述の通り一方通行のワープなので、他の風水強化メニューほど役には立たない。
 木属性だと作れない。



■掘削部屋(くっさくべや)→強化メニューへ

 アイテムを入手出来る部屋。このゲームにはショップに該当する施設が無い。アイテムの入手経路は「侵入者を倒した時に落とす」「飛天石出口破壊ボーナスで出現する」「仙窟以外のダンジョン等に落ちている」のいずれかで、ランダム要素を多分に含む上に数も少ない。必要な数(性能)の装備品をそろえるのもままならないのである。この掘削部屋を作成する事で、任意でアイテムを入手出来る機会が初めて得られる。
 機能し始めると自動的にアイテムの作成(厳密には掘削だけどイメージ的にはこちらの方が掴みやすい)を開始し、(仙窟パートのタイマーで)一定時間が経過して完成すると効果音が響き渡って知らせてくれる。どの程度時間がかかるかは、作成しているアイテムと、部屋に含まれる掘削因素の数に左右される(当然多い方が短縮される)。出来上がったアイテムを取り出すには手持ちの仙丹が必要になる。どの程度要るかはアイテム次第。
 何が出来上がるかは出来てみないと分からないという手痛い欠点がある。一応掘削にかかる時間である程度の当たりはつけられるが、その掘削時間も一定量上下する事があり信用がおけない。掘削能力を強化していくと、より高性能のアイテムが作成されるようになるが、弱いアイテムを作らなくなる訳では無いので、希望の品を手に入れるにはかなりの根気が必要。
 どのタイミングでも、作成を中止して新しいアイテムの作成を始める事は出来るので、大して当てにならない掘削時間を参考に、望みの品だと思われる掘削時間が表示されるまで中止を繰り返すという地道極まりない作業が要求される。期待を持ち過ぎずに、出来るに任せて放っておくのも気楽で良いかも。
 風水強化で掘削可能アイテムを更に増やす事が出来る上、掘削アイテムの種類をある程度決定付けられるメニューも付加可能になるが、それでもやはりランダム要素が強い。即戦力になる強力アイテムを期待するにはやはり無理があるので、やりこみ用極め仙窟あたりで無いと有効性は低い。
 水属性だと作れない。



■倉庫部屋(そうこべや)→強化メニューへ

 機能その一、アイテムを保管する。ある意味最重要。アイテムが持ち歩けるのは主人公のみで、8個が上限(仙獣も含めて装備しているものは別枠で扱われる)。アイテムを入手出来る当てがそう多いわけではないが、それでもやはり持ちきれないケースが頻発する。そんな時に大活躍するのがこの倉庫部屋。1ページ辺り8種類のアイテムが保管出来(同アイテムは1項目でまとまる)、部屋を強化する事で容量も増す。倉庫部屋を複数作った場合は、どの倉庫部屋でも全ての倉庫部屋の中身を扱える窓口になり、面倒な管理は不要。
 更に注目すべきが、一つのセーブデータ内では倉庫部屋の中身は共有されるという事。このゲームでは一つのセーブデータ内に4つのファイルが存在する。ゲーム全体の進行状況は、セーブデータ全体で管理されるものの、4つのファイルそれぞれで違うシナリオを進められる様になっている。その上で、倉庫部屋の中身は全てのファイルで共有されているという訳。イメージとしては、倉庫部屋情報が別個あって、そこを参照出来るようにするのがこの機能といったところか。
これを活かすと「やり込んだ仙窟で発掘した強力アイテムを倉庫に収め、別のファイルで新規に始めて、直後に作成した倉庫部屋からそれらを取り出し一気に仙窟強化を進める/装備で能力アップを図る」という事が可能になるのである。
 機能その二、1ターンの龍穴炉振り込みの最大量を上げる龍穴炉振り込みは1ターンに一度しか出来ない。そして最大量の初期値は1000ポイント。ターン制限があって、急いで一定量振り込まなければならないシナリオではこの機能が重宝する。逆に言うとそれ以外で特に有効な場面は少ない。
 木属性だと作れない。



■階段部屋(かいだんべや)→強化メニューへ

 特殊な部屋で、一切の数値や強化メニューと無縁の部屋。主に龍穴炉に繋がる部屋だが、シナリオによっては別の地下ダンジョンに続いている場合もある。この部屋は属性も無く、風水を通さないので、仙窟の計画的拡大の阻害になる事もある。どの段階で作った部屋が階段部屋になるかはシナリオで大体決まっているので、それを把握しておく必要がある。
 階段部屋自体に属性は無いものの、龍穴炉に繋がる階段部屋の場合、その部屋を作った時の属性の部屋神様が出てきてちょっとしたボーナスをくれる。


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