お笑いパソコン日誌 1997年9月

Music by IKO-IKO

1997/9/1(月)

 昨夜からアパガードのCFのキャストが変わった。でも、頼むから相手役を変えてもっといいコンテ切ってくれよう>関係者 藤原紀香ファンからの切なるお願いだ。あ? もしかして藤原紀香が使えない女優ってことはないだろうな。しくしく。


 日本語版 MacOS8 の発売日が発表された。しかしわしは安くアップグレードできそうにもない。そもそもわしのマシンで動くかどうかわからんとゆー(笑)。

 相変わらず UMAX からは連絡がない。MacOS8 の件は承知の上で買ったものだから仕方がないけれど、自社製品につけたNICが動かせないなどという状態をいつまで続けさせるつもりだ?


 Saraビデオボードでは動画のキャプチャができる。というか、本来そちらがメインなんだろう。しかし、オフィスちきんのAVコーナーから Sara までの距離が遠く、ケーブルが届かないんだな。それで今まで試さずにいたのだけれど、今朝、仕事からの逃避行動でジャンクボックスを整理してると、3メートルのVIDEOケーブルが出てきた。これを使って SNAPPYVIDEO THRU 端子経由で接続に成功したのである。

 その結果、Sara がテレビとして使え(フルスクリーンモードがある)、ワンタッチでQT ムービーも作れるようになった。このあたりの簡単さはさすがに Mac か。ただし、AUDIOケーブルはつながっていないから、今のところ音は出せないのが寂しい。ビデオデッキでも買ってきてつないでやろうかしらん。そうなると今度はスピーカーが欲しくなり、以下略。


 さて、今回のお題はムービーのことではなく、Mac における画面キャプチャの話だ。

 もちろん、Mac にもシステムがサポートしたキャプチャモードはある。でも、ウィンドウズに比べるとこれがちょっとタコなんだ。なにしろこやつはフルスクリーンしか取れない。そのくせスクリーンセーバーの起動された画面はキャプチャできないのよ。ホットキーを押しても復帰しちゃうから。

 そういうわけで、使えるキャプチャソフトはないものかとしばらく前から探していたのだが、Snapz Pro というシェアウェアの評判が良いのでダウンロードして使ってみた。

Saraのデスクトップ画面  あれこれ試した結果、使えることがわかったので標準採用することに決定。ただし Snapz Pro はシェアウェアなので送金しなければならない。まだ Mac歴の短いわしだが、どうも比較するとWindows系ソフトよりMacの方がシェアウェアの比率が高いような気がする。こんなもんで金取るかー的ソフトも多いし。

 それはともかく、キャプチャしまくっている内にちょっと面白い事態が発生したのである。というのも、ビデオプレイヤーでテレビ表示中の画面をフルスクリーンモードでキャプチャし、できあがったファイルを表示したところ、ビデオプレイヤーのある場所(ピンクの窓の位置)でムービーが表示されたのだ。

 つまり、キャプチャした画像ファイルの中にビデオプレイヤーの起動情報が組み込まれ、今流れている映像がリアルタイムで表示されたということなのね。さらに、この画像をグラフィックソフトでフォーマット変換してみても、やっぱりビデオプレイヤーが組み込まれたのである。これって OPENDOC のせいなんでしょうか(よくわかっていない)?

 まあ、ウィンドウズでも同じことはできるんだろう。でも、たかが画面のキャプチャでこんなことになる必要はあるのかな? よくわからんぞ。


1997/9/2(火)

 ふと思いつき、NIFMac系フォーラムを探してみたら UMAX のフォーラムがあった。やれうれしやと800以上の書き込みを落とし、そのまま斜め読み。しかし私の問題の参考になる記事はないのであった。同じ機種を買ったユーザーもいないようである。しくしく。


1997/9/3(水)

 先日、マックについて

3)美しそうで美しくないGUI

 OS/2 でも同じことを感じたのだが、アイコンをすぱっと格子状に並べられないの が嫌いだ。コメントの長さに横位置が縛られちゃうからだが、これだとアイコンが散らかったように見え、美しくない。そもそもアイコンの整列というコマンドもない(OS/2 はある)ため、自分でアイコン位置をしこしこ調整しなければならないのもどうかと思う。


 などと書いたのだが、マックユーザーから続々お便りが(笑)。

うう、マックにもありますよ、整列コマンド。「グリッドに合わせる」つうやつね。もうやり方よく覚えてないんだけど、デスクトップをいじるコマンドがアップルメニューにあるとおもー。アイコンの間隔もそこで指定できたはず。一覧表示の時にアイコンの大きさを決めたりするやつ(ああ、まどろこっしい。笑)



 大量の画像をブラウザしていると、やがてリソース不足になって表示できなくなるなどという謎の不調が続くため、Windows 95 の再インストールを決行。

 その結果すべての不調はとりあえず解決。Dungeon Keeper も問題なく動くようになった。おかげで数時間 Dungeon Keeper にハまってしまうという副作用が(笑)。


1997/9/4(木)

 UMAX からおまけのスキャナが届く。

 夕方から飲み始め、六本木で朝。


1997/9/5(金)

 起きたら夕方である。そのまま某氏を呼び出し渋谷の割烹で悪事の打ち合わせをしつつ飲む。早くもふぐがつまみにでてきた。いやあ、秋ですな。

 その後別の店に移動し飲んだが、2時前には解散。我ながら珍しい。


1997/9/6(土)

 昼間は某氏と秋葉原を散策。ケーブル類を買った。もちろん飲み会に突入し、三茶でしめる。いや、三茶にちょっと気に入った店があるのよ。渋谷のあそこ(どこだ)よりグレードが高いのだす。土曜にもやってるあたりも素敵。またいこうっと。


1997/9/7(日)

 仕事。

 UMAX のスキャナを某氏に送付。ちゃんとウィンドウズ環境で動けばいいのだが、噂ではドライバが不出来のようなのでちょっと心配。


1997/9/8(月)

 アップルが UMAXMacOS8 のライセンス供与を決定したようだ。まあ当然といえば当然で、だいたい石の供給先であるモトローラーがマックOSマシーンを作っている以上、互換機の息の根を止められると考える方がどうかしているのかもしれない。


1997/9/9(火)

 Sidekick 95 から Sidekick 97 へのデータコンバータが配布開始

 え? ひょっとして今までコンバートできなかったのかって? そーなのよ。馬鹿ざましょ。ワープロならまだしも、PIM でデータコンバートできなかったら使えないじゃないかつーの。そんな間抜けなソフトを売る会社の気がしれんわな。


 いつまでたっても UMAX から連絡がないため、依然として Sara をうちのネットワークを参加させられないありさまである。このまま待っていても埒があかないので、新しい NIC を購入しようかとも考えたが、とりあえず Mac の一般的方法を試そうと、先日トランシーバーを買っておいた。今日それを取り付けるため Sara の後ろを見て愕然。

 ぬわーんと、AAUI ポートがないでわないか。な、なぜだーー。そんなものデフォルトで付いてるものではないのか? 単にうちのマシンが互換機だからあかんのか? やられたぜ、ぱったり。

 その後の調査で、プリンタポートにアダプタをカませばトランシーバーが使えるようだということがわかった。でもそのためにはまた出費を、、、。ちっ。


1997/9/10(水)

 Office97 サービスパックのアナウンスが出ていた。今回はオンラインでは配布されない模様。修正された障害の一覧はここ


 PC-VAN にも MacSIG があることを思いだし(おい)、眺めに行ってみたが、やっぱり、以下略。


 某***メーカーから*********の****の問い合わせが。取り次いでくれた人に受けると返事をしておく。


1997/9/11(木)

 このページが読めないというメールをいくつかいただいた。Netscape だと読めないのね。原因は、今月からこのページを少しリニューアルをした結果、頭の部分が入れ子になったテーブルの閉じ忘れである。IE3.xxはそのあたりの解釈が緩やかだから気が付かなかった。

 現在 IE4.0 は使っていないので、そちらでの見え方も多少違うのだろうが、当分3.xx対象のページのままの予定である。


 UMAX は今日も連絡をよこさない。温厚な性格の持ち主とはいえ、さすがのあたしも腹がたつ。結局、サポートに電話して強い口調で文句を言うことになってしまった。顔を見ながら話ができればもっと効果的(意味明瞭)であろうが、そもいかん(笑)。

 だってあーた、「こちらでは問題なくインストールできたので、恐らくディスクが壊れているものと思われる」などと、前回とまったく同じ話を繰り返すだけで、だからどうするという方向にいかないのだ。だったらとっとと新しいディスクを送ればいいじゃないかつーの。ところがこれが、検討して後で連絡するとなるんだから血が逆流する。いったい何日間検討してるんだ。もう少しで怒鳴るところだった。むかむかっ。

 まさかドライバのオリジナルディスクを送るとボードが一枚浮き、さりとてコピーを送るのもまた問題だ、といった葛藤があるのではなかろうな。

 ついでに OS8 へのアップグレードについても聞いてみたけれど、まだなにも決まっていないということであった。ただし何度も書いているように、わしはアップグレードパス付きのマシンを買ったわけではないので、UMAX が対応してくれなくても文句をいえる立場にはないのだ。しくしく。


 IrfanView32 は素晴らしい画像ビュワーだと長年いい続けてきた私でも、まだ知らないことがあった。これって印刷もできるんですね。しかも独自機能までついてる。

印刷ダイアログ

 たとえば、このオプションでベストフィットを選択すると、画像のサイズに関係なく用紙サイズぴったりの幅でプリントしてくれるのだ。便利な人には便利な機能でっしゃろ(当たり前だ)。

 ところで、IrfanView32 の作者は学生だったはずだが、しばらく前にソースを売りたいみたいなことを書いていた。しばらくバージョンアップもしていないから、もしかすると卒業してもうメンテナンスする時間がないのかもしれない。日本語化するからソース見せてくれっていってみたろかしら。

 ともかく、これはかなりのおすすめソフトなので、持っていない人はすぐゲットすべし。


1997/9/12(金)

 げげ、モトローラが Mac 互換機事業から撤退だと。こりゃ本当に息の根が止まりそうな気配だすなあ。でもなんでそんなに弱気なんだ?>モトローラ こうなったらアップル向けの石だけ供給を絞ったれ。

 もっとも、これで誰かの息の根が止まるとすれば、それはアップルであり Mac そのものではないか。いかに熱狂的支持者が多いプラットフォームでも、業務で使う人々の興味は NTUNIX となって久しい上、メディアの大勢が互換機支持である現在、この方針にポジティブな論調が出てくるとも思いづらい。ジョブスの言動から予想された結果ではあるものの、まったく愚かな決定をしたものだと思う。少なくとも、私はもう二度と Mac に手を出すことはないだろう。今使ってるマシンは、そのうち BeOS でも載せて余命を過ごさせてやろう(笑)。そうだ、MKLinux って手もあるな。うん、そりゃいいかもしれない。でもってサーバーにすると。

 うっ、その前に SaraNIC を認識させんと、話は1ミリも先に進まないではないか。うきー、どうなっておるのだ UMAX


1997/9/13(土)

 SCSIケーブルがいかれて、CD-ROM ドライブが認識できなくなってしまった。その結果、後ろにつながっているものも全部認識できなくなる。当たり前か。

 仕方なく近場のショップにケーブルを買いに走ったのだが、田舎の店のため品揃えが悪く、1メートルのものしか在庫していない。しかもこれが定価だ。何が悲しゅうてこんなものに5千円以上も出さんとあかんのよ。とほほほほ。

 この一連のドタバタで、95が勝手にドライバ情報を修正してドライブレターまで変えてしまった。わざわざ内蔵 IDECD-ROM ドライブを一番前にしてあるのに、また一番後ろに設定されてしまったわけである。くそ。うちはほれ、CD-ROM ドライブだけで10ドライブになるのよ。おかげでドライブレターの変更がややこしいんす。


1997/9/14(日)

 土曜に日経が書き、今日 PC Watch が書き、つーわけで、 NECAT 互換機戦略つーか、今後の PC-98xx シリーズの道筋が明らかになった。

 ここ数年、 NEC はソフトランディングの道を模索していたように見えていたわけだけれど、今回の話はその流れの中で予想された範囲内の動きにすぎない。だからこのニュース、特に驚くことではないんだよね。要するにパックベルブランドがなくなって NEC ブランドの AT 互換機が販売されるということで、いってみれば現状追認みたいなものではないか。ただし、マスコミがこれをどのように書く、あるいは煽るかによって、一気に PC-98xx の立場が危うくなる可能性がある。

 でも実は、NEC はそれでもいいと腹をくくった節があるんだよね。

 キーは、パックベル日本法人の立ち上げから今回のニュースまで、妙に時間がかかっていることだ。NEC が一気呵成にいかず、こんなに時間をかけたのは(社内的問題もあったあろうけど)、PC-98xx の販売網をそのまま使えるように整備し、この日を待つためだったという見方ができるのだ。もちろん、Windows98MS の提唱する PC98 規格を追い風にしうると判断もしているはずだ。現実に、現時点で USB 対応機器を販売している大手メーカーが NEC だけであるというあたりも非常に興味深い事実である。

 いずれにしろはっきりしてるのは、NEC ブランドの AT 互換機ならぜひ欲しいというユーザーがたくさんいるということだ。これまた以前からいわれ続けているように、結局 NEC の一人勝ちになる公算が高いんではなかろうか。


  IE3NewsReader でバイナリ系のニューズグループを読みに行き、添付された画像を IE3 で表示し保存する、といった作業を繰り返していると、いつの間にかリソースが使い切られ、やがて画像が表示できなくなる。それでもかまわずこの作業を続けると、最後にはハングアップするという症状がまた出た。

 つまり、これは当初考えていたように IE4.0 を導入したから引き起こされた不具合ではなかったということである。IE4.0 をアンインストールし、HD をフォーマットして 95 の再インストールをしたのに再現したのだから。

 しかし、この症状は IE4.0 以前にはなかったわけでもあるから、その後に入れた何かが引き起こす不具合ということになる。そうなると、考えられるものはミレニアム、あるいはサウンドブラスターのドライバぐらいしか思いつかないんだよね。怪しんでいたノートンユーティリテーズや PDF がらみのあれこれは、95の再インストール後に入れていないので、それらの疑いはこの件に関しては晴れたことになる。

 まあ、症状から見てミレニアムのドライバが一番怪しいということになるのかな。


 IrfanView32 の、何がそんなにいいのだという質問をもらったので、ここで答えておく。

 最初は JPEG 画像の高速表示が気に入って導入したのだけど、IrfanView32 はその後の進化で機能的にも多機能といってよいレベルに達した。

 まず、画像のおいてあるフォルダ内の一番最初の画像を IrfanView32 で表示してみよう。次に、スペースキーを押す。すると、そのフォルダ内の次の画像が表示されたはずだ。このようにしてスペースキーだけで連続表示できるのだが、本当に素晴らしいのは次の話だ。

 同じように画像を表示した後、その画像の上でマウスをダブルクリックする。すると全画面表示になったはずだ。そのままマウスをクリックし続ければやっぱり連続表示される。このとき、画像の縦サイズが実画面を越える場合は、実画面に合わせて縮小されるため、常に画像の全画面が見られるようになっている。素晴らしいでしょ?

 おまけに、このモードでの連続表示はマウスの右クリックと左クリックで進行方向を変えられるから、後戻りして前の画像の表示もできるわけだ。

 いんやー、こりゃホントーに便利ですぜ、旦那。画像系のニューズグループ愛好家は必須であろう。後は ThumbsPlus みたいなカタロギングツールを持っていれば完璧。ThumbsPlus はシェアウェアで、60ドルとちょっと高いんだけど、フォルダ内全画像のサムネイルを作ると同時に、HTML化もしてくれるので便利っす。価格分以上の価値はある。国内で日本語版のパッケージも売られているけど、これは買わないこと。バージョンが古すぎるばかりか、発売元に最新にしていこうという姿勢があんまり感じられないから。


1997/9/15(月)

 今朝の朝日にセガが次世代マシンをMSと共同開発し、WindowsCEをプラットフォームにするという記事が載っていた。

 セガMSの話は以前からぼちぼち話題になっていたけれど、セガはこの件を否定してるんではなかったか? それとも肯定してはいないんだったっけ? どっちにしても朝日が書いた以上、まったくのガセとも考えにくい。これが日経なら以下略(笑)。

 ただ本当だったとしてもなあ、CE をプラットフォームにするってあーた、そりゃサターンよりスケールダウンする話なのちゃうか? もっとも、サターン64ビット級(笑)マシンだから同じクラスって見方もできるんだけどさ。

 まあもちろん、現行のCEではなくて、将来のバージョン3だか4だかがターゲットという意味なんだろう。その場合Win32のサブセットではなく、独自APIを備えた別バージョンということにもなるんだろうが、それでも通常のコンシュマー機には勝てそうにもないんじゃなかろーか。先のことはわからないけどさ。

 だいたいMSと組んで成功したハードメーカーって以下略。


 いつの間にかリソースが使い切られる件が全く別の状況で再現。今度は QX 上で ATOK の動きが極端に遅くなり、結局再起動するしかなくなってしまったのだが、こうなるともう何が原因なのだかさっぱりわからない。

 あれこれソフトを試している関係上、VB5 関係のファイルが英語版に書き換えられた可能性はあるが、それだったらもっと違う形の不具合が起きるよなあ。うんむー。謎だ。

 それにしても、なぜ Agent97 はこのリソースリークを発見できないのだ。こっちもかなり納得がいかないぞ。


 今、CNN(本物の方)でマイクロソフトの株が大きく下がったといっている。英語オンリーのバージョンで見ているためしかとはわからないが、どうも Windows 98 の発売が遅れるという発表があったからのようだ。

 この時点で遅れることをアナウンスするなんて、ショーストッパーの登場か? それとも何か大幅な機能の追加を、いや、この期に及んでそんなことは考えられないから、過熱気味の株価を冷やすための戦略であろうか。

 まあ、どのみち今年のクリスマス商戦に間に合わず来年の1-3になったんだから、それが4-6になっても事態はたいして変わらないだろう。ただ、日本版がボーナス商戦に間に合わないとすれば痛いわな。


 久しぶりに UUDeview のページを見に行ったら、いつの間にか32ビットバージョンが作られているではないかー。これはバイナリ系ニューズグループ愛好家は必須のツールなのだ(こればっか)。とっととダウンロードし、インストールと、、うりゃりゃ。ミディアム版だと動かないぞ。むー、 VB5 のランタイム入りヘビー版を入れんとあかんのか? Office 97 が入ってればいいって書いてあるけど、日本語版じゃだめなんだな、やっぱ。

 てなわけでヘビー版でインストール成功。


1997/9/16(火)

 以前から DirectX 関係の画面キャプチャには困っていたけれど、こればかっりは対応ツールを使う以外に方法がない。あきらめて HyperSnapDX にレジストすることにした。実のところ、きちんと DirectX に対応したキャプチャツールはこれしかないので、選択の余地もないのである。

 Dungeon Keeper の画面をキャプチャしたサンプル(誰にだ)画像をお見せしよう。レジストしていないと、キャプチャ画像の左上にアンレジストバージョンとかなんとか書かれてしまうのである。この方式だと金を払わざるを得ない(笑)。


Dungeon Keeper の画面より

 640x400でキャプチャされるので、640x480 サイズの比率に変えてある。

 ちうわけで、長年キャプチャ専用ツールと化していた Paint Shop Pro とはこれでおさらばである。そりゃ専用ツールの方が使い勝手がいいに決まってるし、レタッチ目的なら Photshop を使うわな。でも、ペイントツールはなぜか SuperKiD を使っていたりするんだけど。

  HyperSnapDX はさすがに専用ツールだけあって、すべてのアクションをホットキーに割り当てられるのがいい。あんまり普通のキャプチャソフトでは見られない、フレーム内だけのキャプチャモードなんてのもプロ仕様である。これで20ドルなら安いんじゃないか。

 ところで Dungeon Keeper である。何も考えずに 14 面まで進んだところで行き詰まったのが2週間ほど前だ。それからあちこちのWebサイトで情報を収集し、正しいプレイの方法を知った。

 そんなわけですべてを捨てて最初からやり直し。えぐえぐ。


1997/9/17(水)

 今日のお買い物。

種別 対象 名称 メーカー 型番 価格
ハード 汎用 TA NEC AtermIT65Pro 30,800
消耗品 汎用 インクカートリッジ HEWLETT PACKARD HP 51629A 3,240

 インクカートリッジを買いに出かけたついでに、ふらふらと TA を購入。連日書いているように、いつまでたっても UMAX が連絡をよこさず、いまだに MacLAN に参加させられない。頭に来たので Mac でもインターネットにアクセスできる環境を作り、そっち経由でファイルをやりとりしようという、いやはやなんともトホホ者らしくお馬鹿な話なのさ。

AtermIT65Pro全体像  AtermIT65Pro を選択した理由は USB 対応機器だから、ではなくって、S点ユニットのデフォルト搭載。DSU 付きで、価格も安い AtermIT25 でも良かったのだけど、S点ユニットを付けたらたいして変わらなくなる。

 本当はルーターを導入する予定でいたのに、Mac がうちの LAN にアクセスできない以上、話はそこから一歩も先に進まず以下略、の堂々巡りである。

 ともかく、TAMac への接続と、AtermIT45DSU へのカスケード接続は何の問題もなく成功。ちょっと問題はあったものの、Mac からのインターネット接続もすぐ可能になった。などと書くと、いかにも Mac では簡単にインターネットにつなげられたと思われるかもしれない。しかし、当然もちろんアブソリュートリーにナチュラリーに、そんなわけはないのである。

 わしには今までの知識の蓄積があったからさほど時間がかからず済んだだけで、このあたりのややこしさや、ヘルプの不備といった状況は Windows 95 と変わりはしない。実際、SaraPPP 関連のモジュールが全部入っていないことに気が付かなかったらどうなっていたことやら>わし

 ところで、TA といえば今日 NEC からこんなニュースが出てた。TA に関してはもはや NEC が絶対の地位にいるよなあ。普通の人は PC-98xx の会社だと思っているだろうけど、NEC はもともと業務用通信関連機器の最大手なのだ。でも、そろそろ安価で高性能な民生用ルーターも出して欲しいところ。


1997/9/18(木)

 昨日書き忘れた話を一つ。

 買い物の最後にいつものように書店巡りをしてたら、某h氏の著書が5冊も並んでいた。この本が本屋に並んでいるのも初めて見たわしは、おお、増刷がかかったのかとすかさず奥付を確認(笑)。でも、初版の一刷りだったぞ。わはは。


 Mac 上の IE3Web を見ていると、いろいろな不具合に気が付く。いや、不具合というのは HTML の解釈違いによる表示問題だとか、環境の違いによる色味の違いなんですけどね。

 たとえば、ここや某氏のホームページのトップに使ってあるロゴ画像の背景は黒のつもりで作成されているけど、実は黒ではないことが歴然とわかってしまうのだ。まあ某氏のトップページのロゴはうちの環境で見ても明らかに黒ではないんだけど、まさかここのもそうだとは思っていなかった。暇なときに修正することにしよう。

 それにしても、MacIE3 って表示が遅すぎ。基本的には Mac 自体のレスポンスが悪いせいだが、画面をスクロールするとテキストの表示すら消え、しばらく待たされるのは我慢ならない。エディタやワープロでもこういう状況になるわけで、よくこんな環境で文章を書くライタがいるもんだと感心するくらいだ。


 しばらくチェックしていなかったところを見に行った結果、

 ○プロパティPLUS1.57 にバージョンアップしていた。
 ○Hidedrv1.3 にバージョンアップしていた。

 そのほか、割と頻繁に改訂されるのでここには書いていなかったけれど、

 ○QXエディタ評価版が 9/17 日版に。
 ○GetRight2.1 に。
 ○NukeNabber2.0a に。

 それから、WWWC もバージョンアップしてる、ってこりゃほとんど毎日か(笑)。

 WWWC は、シマンテックFastFind に入っている同種のソフト Notify などとっくに追い越しているけど、今度のバージョンにはパソコンの時計を合わせる機能まで付いた。世の中にはそれ専用のシェアウェアなんて物があるようだが、これだけ使えるソフトをフリーで提供してくれている作者には本当に頭が下がる。仮にシェアウェアでも、これならわしはレジストするだろう。インターネットユーザー必須。英語化したら外国でも受けるに違いない。


1997/9/19(金)

 結局今週も UMAX からの連絡はなかった。なめてるとしか思えんな。


1997/9/20(土)

 Mac でインターネットにアクセスし、IE でブラウズしているとこんなエラーがよくでる。

mac_err.gif

 他にアプリケーションを起動しているわけでもないのに、これは全く納得がいかない。そこでメモリーの使用状況はどうなっているか、動的に報告してくれるツールを探した。

 Memory Mapper というのがフリーだったので、使ってみた結果が下の画面だ。

mmapper.gif

 なんだよ、30メガも余ってんじゃないか。どーゆーことだ、これわ。

 中略。

 つまりあれなのね、Macではソフトウェアが使うメモリをユーザーが割り当ててやらんとあかんし、分断されたフリーエリアが修正されるわけではないから、アプリケーションの起動と終了を繰り返すだけでもいつかメモリが足りなくなると、こーゆーわけだね? もしかしてこれって凄くタコでわ?>Mac


1997/9/21(日)

 Mac を起動する度に金払え金払えとうるさくいってくるので、仕方なく Snapz Pro にレジスト。キャプチャーツールばかり買ってるわたし。


1997/9/22(月)

 今日、Pam のDドライブ(NTFS)が死んだ。原因は分かっている。NT4.0専用のデフラグツールを使ったからだ。いや、そのツールに問題があったのか、それともドライブが寿命だったのかどうか、本当のところはわからない。ただ、それが引き金になったことは確実だ。

 今から考えると、作業の途中でディスクエラーが出たのがそもそも運の尽きであった。当然、デフラグを中止しスキャンディスクをかけることになる。結果、オフィスのファイルが死んでいることがわかった。そのまま素直にオフィスの修復インストール、あるいはアンインストールをしておけばよかったのだが、Pamに入れてあるオフィスはバージョンが一つ前のもので、CD-ROMを探し出してくるのが面倒なため、そのままデフラグに再び突入、するとアプリケーションエラー、謎の症状発生、といった手順で事態は深刻化。

 とりあえずチェックディスクをかけるためマシンの再起動、オフィスのツールバーが起動できない、エラーログがいっぱいだ、ぶらーぶらーぶらー等、各種ウォーニングを眺めるが、起動には成功。よせばいいのにここでまたデフラグする馬鹿。これが致命的一撃となった。

 再びアプリケーションエラー、再起動と進んだわけだが、ブート途中で自動的にDドライブにスキャンディスクがかかり、ベリファイは終了したもののトドでも鳴いているようにドライブはぐぃんこぐぃんこと悲鳴を上げ、そのまま帰ってこなかった。  この音を聞いたらもはやあきらめるしか道はない。気休めに DOS で起動してみたけれど、当然ドライブは認識されない。つまり完全にお亡くなりになったのである。合掌。

 時間があればここでNTの復旧とか新しいドライブの増設とかいった方面に話と買い物が進んだろうが、今はそんなことをやっている暇がない。トホホ会はしばらく先になるであろう。

 そうそう、この状況で UMAX から連絡が来ても、NTftp サービスが使えなくなった、いやいや、NTマシンそのものが動かないんだからどうしようもないんだなあ。先に Mac をインターネット接続可能にしておいたのは大正解だったと自分を慰めておこう。


1997/9/23(火)

 あう、もう23日なのねー。わしは死にます。みなさんさようならー。


1997/9/24(水)

 わしは死んでいます。以下略。


1997/9/25(木)

 死んでいるにもかかわらず渋谷青山六本木だ。こんな時に朝9時まで飲む大バグ野郎。


1997/9/26(金)

 MacOS 8 の発売日である。だからといってどうすることもないわしであった。しかしなぜか必要に迫られ、Mac 用の After Dark バージョン4を購入。


1997/9/27(土)

 実のところ、昨日一日は使い物にならなかった。まさに死亡していたわけである。今日だって調子がいいというわけではない。

 ところで、ついに AT 化路線に踏み切った日本電気のPC-98である。キリンラガーが生になったくらいのインパクトという某氏の比喩は言い得て妙というか、おもしろいなあ。機会があったらパクらせてもらおう。

 某氏のページの他の記述を読み、以前、ある雑誌の記事に反論を書きたいと思ったことを思い出した。どの雑誌の記事だったのか忘れてしまい、そのままになっていたのだが、古雑誌を整理中に該当記事を発見した。そこで今更ながら一言書いておく。

 ブツは「ASAhIパソコン」19961215日号で、記事は『選ぶなら「ピュア」な」Windows95』。書いたのは村瀬康治氏。

 タイトルだけで記事の意図は見えてしまうが、この中で村瀬氏はPC-98について「よほど確信的な理由でもないかぎり、もはや比較検討の余地はありません」とまでいい切ったのである。

 余談だが、よくこれを編集部が通したよなあ。わし、もう朝日はNECの広告はいらないと腹をくくったのかと思っちゃったぜ(笑)。ちなみに、この記事の最初に Mac も同様に切り捨てられている。Macの広告も以下略。

 さて、中村正三郎氏などは日本のパソコン系ライターを腰抜け扱いしているが、いいたいことをはっきり書いたからといって、それが正しいとは限らないのが残念なところ。Windows 95 を動かすことに PC-98AT で大きな差などなかったことはこの2年間が証明している。それどころか、ほとんど遺物に近い PC-9821As2 などという我が家の486SXマシン(石は換装してるけど)で問題なく95が動くばかりか、英語版の DirectX3 だって普通に動いてるんだから、下手なメーカー製AT互換機と比べたらPC-98の方がよほどまともなものだ。

 村瀬氏はこの記事の中でマシンの「ピュアさ加減」という概念を説いた。もちろん95に対してピュアなマシンを選べという意味である。そして 98はピュアではないといい切り、同時にショップブランドマシンはピュア度が高いとも書いている。わしの経験ではそれだって怪しいもんだと思うが、それならなぜ富士通マシンの非ピュア度や、IBMマシンの非ピュア度についてメーカー名を出して言及しなかったのか、ここに疑問が残るわけさ。この記事が書かれた時点ですでにそれらの問題は顕在化していたのだから。

 つまりぶっちゃけた話、この文章はPC-98をおとしめるのが目的であったと読めてしまうわけね。

 だいたいATの互換性なんていささか幻想に近い。買ってきた周辺機器がもし動かなくても、それは相性が悪いの一言で片づけられてしまう程度のものなんである。そもそも汎用の部品や機器が使えない互換機など、本当に互換機と呼んでいいのか? AT互換機は世界標準だからPC-98よりいいのだと主張して売り出されたマシンが、高くつく専用メモリを要求したのはお笑いとしかいいようがない。それなら98と同じことではないか。

 などといつまでも古い話をあげつらっていてもしょうがないけどさ。

 それはそれとしてだ。パソコンを買いたいと考えている人は PC98-NX の発売で投げ売りされるであろう旧型PC-98を狙うってのも現状では悪くない選択かも。Ra あたりならわしも欲しい(笑)。


1997/9/28(日)

 1026日のナイル・ロジャ−スってちょっとそそられるなあ。**ちゃんを誘ってみようかしらん。あ、丸ちゃんじゃないぞ。先日紹介された女の子だからな、いっとくけど。←誰にだよ(笑)。ちなみに丸久美子はちょっと好き。


1997/9/29(月)

葉書の裏面  驚いたことに、先日レジストした Snapz Pro のソフトハウス AMBROSIA からエアメイルが届いた。左の画像がそれで、見たとおり絵葉書になっている。

 こういうものをもらって悪い気はしないが、全部オンラインで完結してるのにわざわざライセンスコードを送ってくるのはどうかと思わないでもない。そんなことにコストをかけない方がいいんちゃうやろか。今までライセンスコードを葉書でもらったのは東西麻雀ぐらいである。

 どうでもいい話だが、その昔 AMBROSIAっていう名前のプログレ系バンドがあったよなあ。渋谷のレストランにも AMBROSIAってのがあった。言葉の意味からはレストランの方が向いている。いや、ほんとにどうでもいい話。

 わけあってHTMLエディタをいくつかいじったが、結局手書きの方が早いという結論は変わらない。QX用のHTMLマクロかなり良くできてるんだけど、それでも滅多に使わないくらいだからなあ。同じ作者の表作成マクロもいいんだが、表の作成は主にエクセルでやっちゃうし。そゆわけでふつー手書きだ>a氏 あるいは perl で処理するという手もあるので、いいのができたらちょうだいね。

 あ、そうだ。縦書きのHTMLなんかとっくに実現されてるぞ>D氏 いくつか種類があるが、Virtical HTML というのがフリーだから試してみるように。サンプルページとしてはここが良くできてる。


1997/9/30(火)

 遅れに遅れた某社の仕事は、ついに全部は間に合わないことが決定。発注量の約3分の1ほどを書いて時間切れとなった。どうも本当に申し訳ありません>担当 これに懲りず、今後もおつきあいくださるよう伏してお願いいたします。

 とかいってるのにだめだし来るし。ぬう。


前のページに戻るホームへ戻る次のページへ