お笑いパソコン日誌 199712

Music by IKO-IKO

1997/12/1(月)

 ビートたけしがバンドマン用語であるところの「トラ」の語源を、トラブルの略とか虎の穴から来た(これは初めて聞いた)とか諸説あると今夜の番組でいっていたが、それはエクストラから来てるんではないかい?


 先月、Macがエイリアス(95でいうところのショートカット)を自由な場所に作れないのはタコだと思うと書いたところ、Windows 95 でもできないんちゃう? というご質問をいただいた。ここに95の基礎的知識を書くのもどうかと思うのだが、一応回答しておこう。

 やり方は簡単明瞭、ターゲットのアイコンを右クリックで目的の位置までドラッグ&ドロップするだけである。すると図のようなダイアログが表示されるから、ショートカットの作成を選ぶわけね。わかりましたか?>質問者 まあボタンが一つしかないMacでは、以下略。

 悪口だけでもアレだから、Macのいいところを書いておくと、実体を移動させてもエイリアスとのリンクが切れない点は良い。絶対に切れないというわけでもないようだが、普通に使っている限りまず切れることはなさそうだ。

 それに比べると95は問題外の大タコである。一応システム側が切れたリンクを調べようとするのはいいが、こちらは絶対といっていいほど見つけてくれることはない。それくらいだったらリンクが切れてるというダイアログをサクっと出してくれた方がまだましである。


 ここで繰り返し述べているように、個人的には PC + 95 or NT の方がMacより使いやすいと思ってるが、自分の仕事なり趣味なりで使えてるのだったらどっちだって構やしないのである。

 しかし、こういう記述を読まされることが多いから、なんだかなあと思っちゃうわけね。以下はほら貝のエディトリアルページ11月9日分からの引用。


 マックには文化があります。Windows95になって、ずいぶん手がこんできましたが、細部が無骨というか、がさつというか、所詮、無知蒙昧なビジネスマンのための機械です。(中略)マックは、よくも悪くも、仕事に使う機械ではありませんね。


 この記述は私には二重三重にイヤらしく読める。

 彼はマックは仕事に使う機械ではないとエクスキューズ付きでウィンドウズマシンを使っている。だが、決して自分を無知蒙昧だとは思っていまい。実際、ほら貝で読むことのできる彼の仕事は立派なものであり、これを見る限り無知蒙昧な人物ではありえない。そもそも彼は、SED という便利なものがあるのに文系の人間は使わないと嘆けるほどの人物なのである。

 しかし、この種の自信と追従(ついしょう)のないまぜになった物いいは、例えば文化はフランスだが商売ではアメリカを選ぶとか、日本の文化は全部中国や韓国経由のものでオリジナルはない、といったいい方に似て聞こえる。

 仮に、Macに文化があるとするならば、DOSにだって95にだって文化はあるのだ。また、繊細な文化が存在するように、無骨な文化だって存在しうるだろう。こういった異文化を認めない態度はおおむね差別的思想から生じる。その存在すら認めないのであれば、それは無知蒙昧以前の話ではあるまいか。


1997/12/2(火)

 Super Kid のサポートがアスキーサムシンググッドに移管したことと、新しく出る ULTRA Kid の優待販売の案内が届いた。

 ULTRA KidSuper Kid の上位バージョンだという触れ込みだが、実際のところ全く別のアプリケーションだろう。ペイントツールではなく、レタッチソフトと称しているあたりにもそれがうかがえる。なんにしろ、ツアイトは消え、その主力商品の名前も失われたのである。


 池袋イメクラ日記が読めないという報告があるのだが、いったいどういうブラウザで見るとそうなるのだろう? 表紙のカレンダーのレイアウトが崩れるという問題はあるものの、手元のNN3.04では見えているんだよなあ。

 おそらくその読者はここを読んではいないから、ここに書いても仕方ないのだけれど、このサイトはIE4.0以外のブラウザは基本的に対象としていない。色々考え方はあるだろうけど、Windows用のソフトがDOSMacで動かなくても文句はいわないでしょう? それでも動かしたかったら努力しますよね? それと一緒だと考えて欲しい。


1997/12/3(水)

 本日、QXエディタとその周辺ツールについてのメーリングリストを開設した。本当はとっくの昔にスタートしていなければならなかったのだが、あれこれあって今日まで延びた。公開式のMLだから、加入したい人は qx@mxe.mesh.ne.jp 宛のメールの一行目に、

 subscribe あなたのメールアドレス

 と書いて送ってくだされ。タイトルは何でも構わない。

 実は、忙しくてまだほとんどドキュメント類を整備していない。それをやっていたら年を越してしまいそうなので、このまま泥縄でいくことにした。何かと不備が目立つだろうが、QX関連ツールのユーザーはこぞって参加していただきたい。時間がとれたらちゃんとした案内を出す予定である。


1997/12/4(木)

 なんだかどたばたしていたような記憶があるが、何をしていたかは忘れた。


1997/12/5(金)

 所用で三田の某ビルへ。久しぶりの人や初めての人などに会い、3時間ほど討議。結果は来週発表される。

 その後三茶某Pで朝まで飲んだが眠くてへろへろ。


1997/12/6(土)

 友人二人と待ち合わせ秋葉をぶらつく。人混みを歩いていると忍者姿の男に追い越された。ぶはははは、こりゃサムシンググッドのプロモーションだなと直感し、刀はどうしたとつぶやいたところ忍者が振り向いて忘れてきたといった(笑)。そのまま彼と短い話を交わす。

 ところで、わしのいった刀とは日本刀のことではない。この業界でニンジャといったらサムシンググッド製のデータベースソフトのことであり、カタナはサムシンググッド製のFEPのことだった。ニンジャは良くできたプロダクツだったけれど、すでに歴史の彼方に消えた。発売元であったサムシンググッドも、しばらく前にアスキーと合体し、アスキーサムシンググッドになっている。アスキーには The Card というそこそこ売れているデータベースソフトがあり、もしニンジャが両社の合体時点まで生き残っていたとしても、同じ結果になったろう。

 だがニンジャという名前は、Internet Ninja に受け継がれた。まあ、Super KidULTRA Kid になったようなもので、生き残ったとはいい難いわけであるが。

 その Internet Ninja が先日バージョンアップし、プロモーションのために忍者姿をした社員が秋葉を歩いていたというわけだ。ちなみに九ノ一もいたのである(笑)。きっとあの衣装はログインとかアイコンの編集部から借りてきたに違いないと、友人たちと話し合った初冬の秋葉の夕暮れである。


 ところで、PC-98DOS を使っていた頃は、ニンジャやカタナに限らず市販ソフトの世界は群雄割拠で、日本製がパソコンソフト市場の多数を占めていた。しかし大半がウィンドウズの波に乗り遅れ、一太郎以外ほぼ全滅という悲惨な現状を招いた。

 先日やっとウィンドウズ版が発売された桐にしたところで、3.1版をスキップしたのが間違いだったのは明らかだ。Windows 98 が取りざたされている時期に NT では動かない 95専用の、しかもアナウンスした機能を積み残したバージョンを貧弱な箱に入れてロクなマニュアルもなしに3万円以上で売ろうなんて、客も市場もなめてるとしかいいようがない。

 松や桐は熱心なK3信奉者を生んだ優れたソフトだったけれど、高飛車なサポート、初期の不誠実なバージョンアップ料金など、会社としてのK3に良い印象を持ったことはない。日本で最初に作られたソフトハウスが凋落していくのを見るのは残念だが、凋落するにはそれなりの理由がある。もって他山の石としたい。


 5時から池袋の中華屋で某社の打ち上げに参加。その後中華屋(笑)での二次会を経由、最後はまたまた三茶某Pで朝までだ。むむむ。


1997/12/7(日)

 ここ数日で買ったお買い物のリスト。

種別 対象 名称 メーカー 型番 価格
ハード 汎用 SCSI HDD ( 2G ) メルコ DSC-U2000 28,960
ソフト Win32 ULTIMA ONLINE EAV EOL-7001 7,580
ソフト Win32 ENCARTA 98 マイクロソフト 196-980-501 12,800
ソフト Win32 Adobe PageMill 2.0J アドビ - 7,380
ソフト プレステ ワールド・ネバーランド リバーヒルソフト SLPS 01037 5,048


 年末のこの状況で、ウルティマ・オンラインなんかやっていられるわけがない。でも買っちゃったんである。おまけにフルインストールしようと HDD も買ったちうわけなんだ(核爆)。外付けのドライブにしたのは Liz にはもう何も内蔵できないからで、メルコを買ったのはベアドライブとケースを買って組み立てるより安く、ケーブルも付いていたから。

 ENCARTA 98 はわざわざ一ヶ月待ったけれど、あまり安くならない。ほとんどのショップが13,000円台をつけてる中、一軒だけ12,000円台の店を見つけて購入。3000円のキャッシュバック付きパッケージだったから実質一万円程度ということか。

 Adobe PageMill 2.0J は色々わけあって購入。

 ワールド・ネバーランドは某氏激賞だから買ってきた。なんでもウルティマ・オフラインといっていいゲームらしい。それにしたってやってるヒマがどこに?>をれ


 荷物を持って家に帰るとベクターからPack本が届いていた。今度はCD-ROM 10枚組である。ただ、一冊しか送られてこなかったのは謎。残りの分は来るのだろうかと思いつつ(こなくてもいいけど)、本日はそのままベッドに倒れて死に寝。

 つづく


1997/12/8(月)

ec98_01.gif  夜中に目覚め、HDの設置をした。これといって問題は発生せず、順調に終了。

 引き続き ENCARTA 98 をインストール。連装ドライブ対応はいかにと思ったが、これまた特に問題なし。図でわかる通り、差し替えて使うことも二枚目を別ドライブに入れて使うこともできる。この画面で一度検索された別ドライブは記憶されるので、以後は何もしなくても勝手に読みに行くようだ。

 行くようだ、などと未確認情報を書いているのはまだそういう状況になっていないから、ではなく、10台もCD-ROMドライブがあるくせに、2枚目を入れておくドライブがないからである(どひゃー)。

 その他、全画面表示がサポートされたのが大きな変更点。この種の物はたいていVGAモードだけなので、高解像度の画面では一覧性に欠けたり文字が小さくて読みにくかったりたくさん開かれたウィンドウの始末に困るといった欠点があったわけだが、それが解決されているちうわけだ。Macromedia Flashを使ってるわけなんだけど、それで全部オーサリングしたわけじゃないよねー?


 Macユーザーから昨日の日記が文字化けで読めないという報告を受けた。フォントタグの閉じ忘れだと思われる。よく閉じ忘れるので、気がついた時はどしどし指摘してください。

 しかし、個人的に存じ上げないマックユーザーからメールをもらうと、なぜかちょっと身構えてしまうわしである(わはは)。


1997/12/9(火)

 HyperSnap-DXver. 3.08.00 に。変更点は以下の通り。

1) Added saving on exit of the last disk folder (directory) used in File/Save As or File/Open and restoring it on next run.
2) Added two command line options: -nosetdir and -nosavedir to preserve the old behaviour if necessary.
3) Fixed: bottom margin in printing was not set correctly (right margin value was used instead).


 WeMail32 にちょっとした不具合を発見。レポートを送ったところ再現性を確認された。次期バージョンで対応するとのことである。

 これはメールを失ってしまう可能性もあるやや危険な不具合なのだが、正しく使っている分にはまず遭遇しないので、再現方法は書かないでおく。


1997/12/10(水)

 夕方から年末恒例忘年会週間に突入。あちこち回って最後は六本木某所で朝を迎える。


1997/12/11(木)

 起きたら再び飲酒大会開始。本日は中目黒、麻布十番と回り、最後は三茶某所で朝。


1997/12/12(金)

 引き続き飲酒日。なーぜか浅草が起点で、最後は渋谷。三茶、あるいは六本木まで体が持たなかったのである。いや、つきあってくれた相手がですが。


1997/12/13(土)

 ようやく自分の家で寝る(爆)。ほぼ一日中死亡。

 そうそう、ベクターから残りの分が届いていた。該当者には月曜より順次発送予定。ただし今回から代金受取人払い(笑)よん。


1997/12/14(日)

 ウルティマオンラインなどをインストールし、動かしてみる。とりあえず何をしたらいいのかわからず、30分ほどうろついて落ちる。ゲームを面白く感じられるまでにはちょっと時間がかかりそう。

 RealPlayer が正式版になっていたので取ってきてインストール。前回の、有無をいわさず常駐する問題が解決されていた。当然である。


1997/12/15(月)

 何をしていたかもう記憶にないので、先週のお買い物リストを書いておく。

種別 対象 名称 メーカー 型番 価格
ソフト Win95 Dungeon Keeper PREMIUM EAV - 7,280
ソフト Win32 HELLFIRE Sierra On-line - 4,980


 この Dungeon Keeper は日本語版である。ひょっとしたら英語版で抱えていた問題が解決しているかと思って購入した。すぐインストールしてみたのだが、問題が解決するどころか、むしろ悪化している感じ。むー。

 HELLFIREDiablo の公式拡張セットで、新たなキャラクタやアイテムが出てくる。ただしシングルプレイ用。未インストール。


1997/12/16(火)

 横浜で飲み始め(なぜだー)、渋谷経由三茶コースだっ。へろへろ。


1997/12/17(水)

 FlashPath が出回っている。もっと早く出ていれば速攻で購入したところだが、デジカメで撮影することの少なくなった今日この頃、ちょっとためらってしまい購入にいたらず。もう少し安くなったら買ってもいいかなとは思ってるけどね。

 世間はポケモン問題で騒いでいる。諸外国のニュースでも大きく扱われていたが、できれば DOOM 船酔い問題の時も騒いで(笑)欲しかった。わし、あれを30分もやったらその後一時間ぐらい気持ち悪くて立ち直れないのだ。そういう人いっぱいいたと思うぞ。


 サウンドブラスターのWin95用ドライバがバージョンアップ。DirectX関連の問題を修正したとのことなので直ちに導入、Dungeon Keeper を試してみた結果、ようやくこれまであった問題は(今のところ)解決されたように見える。

 IrfanView32がバージョンアップ。


1997/12/18(木)

 マイクログラフィックスから Graphics Suite のアップグレード案内が来た。夏前にバージョンアップしたばかりなのにもう改訂か? と思ったら、アップグレードをスキップしたユーザー向けにもう一度送ってきたのであった。

 バージョンアップ価格は前と変わらないはずだけど、今回はくりえいとカードという年賀状も作れるカード作成ソフトがおまけで付く。わし、もうこのソフトにつきあう気はないし、今頃年賀状作成ソフトをもらってもとても年内に間に合いそうにもないと思うんだけど、営業努力は認めたい。


 What's New ページにメールアドレスを載せたせいだが、これまで月に1〜2本しかなかったメールが激増し、菊池エリコーナーをなんとかせーというお便りまでいただいた(笑)。なんとかしたいのはやまやまなのだが、じ、時間がー。


1997/12/19(金)

 以前、探していると書いた GUISUBST ツールを発見したのでご紹介しよう。下がその起動画面で、Drive Maker という名前の作品。ネットワークドライブにも対応している。フリーソフト。

Drive Maker起動画面

 ちなみに、この作者は仮想CD-ROMドライブを作るソフトも発表している。つまり起動時にCD-ROMを要求するソフトを、ハードディスクで運用できるようにしてくれるものだすな。一般的にはそちらの方が需要は多いだろう。


1997/12/20(土)

 ミレニアムの95用ドライバがアップデート。

 夕方、飯を食い風呂に入った後、唐突に遊びたくなって三茶に(おい)。明日は早いという某氏を引っ張りだし、最後はPの女の子たちと六本木で焼き肉である。馬鹿か>をれ


1997/12/21(日)

 EDO32MB SIMM5000円台だ。どうなっておるのだ。でも買わないをれ。

 今月は何度も何度も電気街を歩いたのに物欲が刺激されない。ソフトは適当に買っているけど、ハードにはどうしても欲しいって思えるものがないんだよなあ。新マシンを作る気力もわいてこないし、スランプなの?>わし

 これではいけない(何がだ?)。そこで、しばらく前にオンラインで注文してうやむやになっていた Snappy の再注文を決意したのであるぞ。

 Cyberian Outpost ちうところを調べてみたところ、海外への発送もサポートしていたのでただちに検索、発見、そのまま発注をかけ無事終了。本体価格が128.95ドルで、送料が27.95ドルである。どう考えても国内で買うより安い。


 ぬう、伊丹十三が飛び降り自殺? 死を持って潔白を証明? 私には彼が女性問題で死ぬようなタイプだとは信じられない。岸田秀はなんというだろう。

 テレビ報道を見る限り相当酒を飲んでいたらしいが、複数の遺書を残せるくらいだから衝動的な死だとは考えにくい。映画製作にまつわるトラブル、早い話が金の問題ではないのか。まあその方が話としてはわかりやすいわけで、映画関係者の多くがそんなことを感じ、黒澤明の自殺未遂事件を思い出したに違いない。


 今の人には想像も付かないだろうが、かつて伊丹十三は若者のオピニオンリーダー的存在の趣味人で、「ヨーロッパ退屈日記」などの著作は後のポパイやブルータスといった雑誌にも大きな影響を与えたはずだ。

 当時、彼が提示して見せたライフスタイルは、ビビッドでおしゃれに思えたものだが、今にして思えばそれはただの保守的な世界だった。その体制寄りの本質が如実に現れたのが彼の作った映画である。そういうわけで、映画作家としてはあまり評価できないけれど、反面、壊滅状態にある現在の日本映画界にあってウエルメイドな娯楽作品を作ることのできた数少ない監督であった。合掌。


1997/12/22(月)

 今月の半ばごろからずっと風邪の初期症状だったが気力で振り払ってきた。それで飲み屋に通ってれば世話はないわけだが、ついに気力が風邪に負けてしまった。げほげほ。まあ、事ここに至ればどちらでも同じだ。もう仕事なんか以下略。


1997/12/23(火)

 げほげほげほ。

 咳き込むと意識が遠のく悪条件の中、HELLFIRE をインストールし、しばらくプレイしてみた。

  Diablo にはチートまがいの拡張キットがいくつか出ていたが、これは公式物で、新しいキャラとして図の修道僧(MONK)が加わり、クエストやアイテム、敵キャラ、魔法なども多数追加される。しかし一番うれしいのは町での移動速度が高速化されることかもしれない。さすがにダンジョンの中では変わらないのだが、これだけのことでもゲームバランスが改善されたと感じられるから面白い。

 まあ拡張キットとはいっても、シングルプレイ専用なのであんまりうれしくないという人も多かろうが、Diablo2 までのつなぎとして買ってもいいんじゃなかろうか。


1997/12/24(水)

fv4.gif  FileVisor のメジャーバージョンアップ版が出ているので、取ってきて試してみた。

 Windows 98/NT 5.0 を見越したバージョンアップという話だけど、ほとんどシェルそのものになろうとしているようだ。でもそれはちょっと、ヤなのね、わし。それから、料金は要求されないものの、旧バージョン登録者は新たな登録をする必要がある点も面倒なので、しばらくいじってアンインストール。しかしアンインストールしても右クリックメニューに残る(図)。シェルをいじるソフトにはよくあることだけど、なんだかなあと思う。ちなみに、上の方にある Add to MyExplorer というのも他のソフトの残滓である(笑)。消せよ>わし


 先日注文した SNAPPY は在庫がなく、Back Order - This item is due in on 12/25/97 ということになってるのだが、本当に明日入荷したとしても、年内は無理っぽいなあ。

 あ、私が注文したショップのサイトには、日本語ページがあるではないか。くー、なんてこったい今頃気が付くなんて。


1997/12/25(木)

 げほげほ。え? セガがアスキーを事実上買収? ははー、それで西氏の日記に大川氏が何度も登場していたわけね。まあどうでもいいや。今わし、おつむ回らないし。


1997/12/26(金)

 何を考えたか、MSKKがこんな物を送ってきた。せっかくサービスリリースで2000円徴収したのに、これでは結局赤字ではないだろうか(笑)。それにしても今頃これを送られても、年賀状には間に合わないぞ>MSKK

 ヨタはともかく、これはつまりサービスリリースで積み残した部分を、後から送付したってことなんだろうね? それとも Office97 のユーザー全員に送ったのかな? サービスリリース未導入ユーザーからの連絡を待つ。


 CD-ROM版大辞林の情報を取りに三省堂のサイトを見に行ったらちょっと笑えるページを発見した。このサイトのどこを探しても大辞林の情報が見つけられないのもどうかと思うが、このCD-ROM辞典のお薦め商品ページにも大辞林がリストされていない。紹介されてるのはなぜか全部他社製品である。なんなんだーこれわ?>三省堂

 ぬ、ソフトバンクが一部上場だって。すんごいなあ。以下略。


1997/12/27(土)

 テレ東で放送されている大前研一の番組にビル・ゲイツが出ていた。こないだ来日したとき橋本首相以外にこんな人物にも会っていたちうわけだね。まあ金の話ばっかりする馬鹿テレビキャスターどもに会うよりいくらかはましか。

 とはいうものの、番組の内容は予想される通り、これといって目新しい話は出てこなかった。ただ、一つだけ面白いことをビル・ゲイツがいっていたのでご紹介しよう。

 アメリカの官僚は日本のように強大なパワーがない、私が彼らに会いに行ったのは会社を設立してから15年後のことだ。

 これは経済的混乱に陥った現在の日本やアジア諸国の話という文脈の中で語られたことだが、そんなトロイことしてるから司法省に訴えられるんだ、っていうのはヨタがすぎるか(笑)。


 今年最後の(多分)お買い物である。

種別 対象 名称 メーカー 型番 価格
ハード 汎用 PiCTY320 NEC PR-320 29,800
ハード 汎用 FlashPath 富士フィルム FD-A1 10,800


 資料を買いに出かけたついでに購入したのだが、プリンタを今買うか?>をれ へろへろで家に帰り爆睡。詳細は明日。


1997/12/28(日)

 つーわけで FlashPath

 17日に書いたように、ホントーはまだこれを買う気はなかった。次に買うデジタルカメラがスマートメディアを使ってる機種だとは限らないわけで、もし他の記録媒体を使っている機種を買ったら全くの無駄になってしまう。

 しかし一方、これを導入することでデジカメの接続キットが使っているシリアルポートが一個空くのね。するとですね、ずいぶん以前に外したままになっているタブレットを Liz につなげられるようになるつーわけなの。んまー、こないだ見たときより価格は高くなってるけど、にしたって一万円程度のブツだし、年末でおねーちゃんのいる飲み屋もやってないし、風邪で頭痛くて咳も止まらないし、げんこー書けないし、おれ馬鹿だし、よーするに捨てるつもりで買ったと、ゆーことなんざんす。


 FlashPath の導入は簡単に終了、すぐに使えるようになった。

 面白かったのはドライバの導入マニュアル。こいつってば、徹底的に常駐ソフトを終了させようとするのだ。なにしろ Alt + Ctrl + Delete で出てくるダイアログが印刷されているという念の入れようで、それと同じ画面にしろと書いてある。そしてそのダイアログにはエクスプローラー他、本当に最低限必要な4つだけが表示されているのであった。

 実際にはそこまでする必要はないんだろうが、万が一を考えるとこれは正しい措置ではあろう。ただ、うちの環境では何度やってもATOKが終了させられず(落としても復帰しちゃう)、仕方ないのでそのままインストールしたぞよ。

 で、使い勝手だが、メディアの抜き差しが若干面倒、システム上に常駐するのでメモリを余分に食う、いずれバッテリが切れる、といった本質的に仕方がなさそうな部分はあるが、シリアル経由では一枚十秒以上かかる転送がエクスプローラーからのドラッグ&ドロップで2〜3秒になるのだから大変お手軽。

 また、メディアのフォーマットもPC上からできるし、PC側のファイルをスマートメディアに持っていくこともできる。ひょっとするとこれってちょっといいかもしれない。相手がどんなマシンでも最高8M(現状で)のファイルを持ち運べるってことを意味するからだ。こうなったらドライバの無料配布を望みたいところ。どですか>富士フィルム あ、権利は東芝なんだっけ?


 FlashPath が片づいたので、次はプリンタ、ではなくて、タブレットの再導入に突入。その途中コンセント不足を思い出し、コンビニにタップを買いに走る。ああ、いったい今年はいくつタップを買ったのでしょうか。お買い物日記につけてないからわかんないや。しくしく。

 んーと、引き続いて行ったプリンタの導入でちょっとハまっちまったぞ。だからその話はまた明日だ。ほげほげ。


1997/12/29(月)

 さてプリンタである。

 Chic-98号につながっている PiCTY200 のドライバと本体のケーブルを外し、そのまま PiCTY320 と入れ替える。この作業は問題なく終了。ただちにテスト印刷にかかった。

 

 左がPiCTY200で、右がPICTY320の出力結果。

 このサンプルは、元画像IrfanView32 で用紙の横幅に会わせ普通紙に印刷したものをスキャナで取り込み(72dpi)、再び画像化したもの。

 ちなみに専用紙への印刷も行ったが、スキャン画像では肉眼で見たほどの差が付かなかったため掲載しなかった。その前にオリジナル画像の品質が低すぎるという問題もある。もっとも、一般の人間が使う画像の品質はそれほど高くもないだろうから、参考データとしてはこのくらいの方がリアルでいいだろう。


 上のサンプルでわかるように、普通紙へのカラー印刷は美しく、実用になる物だ。また、モノクロ印刷の高速性には驚くほどだし(ホントにすんごいよ、これ)、印刷時の静粛性もちょっと類を見ない

 そんなわけで大変気に入ったプリンタなのだけれど、一つ大きな問題を抱えてしまったのである。ネットワーク経由の印刷がうまくいかないのよ。テキストだけなら問題ないが、カラー画像が入るとスプールにかかる時間が異様に長くなり、そのあげく印刷途中でエラーになってしまうのだ。これは困る。ヒジョーに困るぞ。


 わたしがプリントする素材の6割以上は、Webページである。CNETPC Watchなどのニュースサイトでめぼしい記事をどんどん印刷に回し、巡回をとっとと終わらせるのが目的だ。また、オンラインで長文を読むのは苦痛だという理由も大きい。ローカルのファイルとして保存し、後で読むという手もあるのだが、これだと行方不明になるか読まないかのどちらかになる確率が高い。

 だからこそ、わしは PiCTYを選んだのである。例えば給紙は横差しが望ましい。常に用紙が準備されている関係上、斜め差しだと一番上の紙が反ったりまっすぐ給紙されなかったりしてジャムる可能性が高くなるからだ。

 これ一つをとっても PiCTY、あるいは HEWLETT PACKARDプリンタを選びたくなるのね。PiCTYHPOEMだからどっちを選んでもいいのだが、市場価格はPiCTYの方が若干安めだったわけだす。ただ、同梱ソフトはHPの方が良いので、ちょっと心が揺れたぞ(笑)。

 もし写真印刷の美しさやドライバの性能を求めるならEPSONを選んだだろうが、わし、高品位な画像を印刷することなど年に何回もないっすよ。それに専用紙への印刷ならもはやどのメーカーを選んでも、いわれているほど劇的な差があるとは思えない。年末の秋葉でプリンタメーカー各社がうちの方が綺麗だと自分に都合の良いデータを使って比較広告しまくりだったのがその証拠である。従って、重要なのは普通紙印刷の品質なのだ。


 自分の買った製品を誉めてばかりでもしょうがないが、ネットワーク経由の印刷がうまくいかないと、我がCNNはその存在価値が根幹から問われてしまう(笑)。加えて、Liz号でマウスの動きが不調になるという謎の症状まで発生しちゃったのである。

 考える(までもなく)と、FlashPath と新プリンタ導入のドタバタで新しいドライバがたくさん突っ込まれた。タブレットのドライバも入れたし。マウス不調の原因はどれかのドライバが原因かもしれないと、ここから七転八倒しちゃうのである。

 この先はくだくだしいので省略させていただくが、ともかく、各種ソフトやドライバのアンインストール再インストール、IE4.01のアンインストール再インストールといった作業が延々繰り返されたのであった。とほほー。


1997/12/30(火)

 いろいろな意味でどたばた、いや、じたばたしていた一日。

 プリンタはどうしてもネットワーク経由でうまく稼働させられず、Liz号に直付けすることを決意。年が明けたらケーブルを買いに行くことにした。家庭内LANの意味が薄れるが、背に腹は代えられない。


1997/12/31(水)

 朝から家で酒を飲み続けへろへろの一日。

 某NEWSグループにBDG01@ix.netcom.comという人の大量ポストが開始され、以前失ったファイルの一部を取り戻せた。ありがとー>BDG01@ix.netcom.com

 夜には恒例の年越しチャット。年々システムが軽くなるのは良いことでもあり悪い兆候でもあるのことよ。


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