Guess Who? パソコン日誌 19986

Music by IKO-IKO

1998/6/1(月)

ジャストの浮川社長  ジャストSONY が資本参加というニュースにややびっくり。ジャストが資金を必要としていたことは周知の話だから、いずれどこかがやると予想されていたけど、IBM じゃなかったのねー。

 しかしこの話、ジャスト側にはともかく、SONY にはどんなメリットがあるのだろう。金額的にはたいしたことないといっても、もひとつそこんとこがわからない。まさかいずれマイクロソフトあたりと戦争をするための布石ってことはないよなあ。んー、しかしまあ、SONY が技術者を手に入れるつもりだったのなら安い買い物である。

 それにしても、アスキーはあんなことになっちゃったし、これでジャストが最終的にSONY 傘下に、なんてことにでもなったら日本のベンチャーは以下略。

 (*)2001年9月、JustNetは Sonet に買収された。

1998/6/2(火)

 ●QXがバージョンアップ。


1998/6/3(水)

 ここはどこ、わたしはだれ。


1998/6/4(木)

 ユタ対シカゴ。

 いんやー、第一戦からドキドキ大興奮の大接戦。延長戦のラスト残り時間ほぼ0秒、ピペンの3ポイントシュートが外れてユタが勝った。

 私は長年シカゴのファンだけど、同時にユタのファンでもある。だから昨年の雪辱を果たしたユタの姿も見てみたい。そんなわけでどっちを応援したらいいのかやや悩むところ。でもまあ、おそらく今シーズンを最後にジョーダンは引退しちゃうだろうから、シカゴに勝たせてやりたいよーな気もしてるのである。


1998/6/5(金)

 読みこみエラー。


1998/6/6(土)

 ユタ対シカゴ。

 おお、さすがにシカゴである。第一戦での問題点を全部クリアして敵地で一勝。この勝利は大きいかもなあ。むーん、負けるなユタ。


1998/6/7(日)

 インストール不可。


1998/6/8(月)

 ユタ対シカゴ。

 くー、もう少しでダブルスコアじゃないか。これほどの圧勝を見る、いや、惨敗を見れたのも珍しい。こんなゲームをしてしまってユタは立ち直れるのだろうか。どうでもいいが試合中にアイシング始めるなよー(笑)>ジョーダン

 ●QXがバージョンアップ。

 インテリマウスの日本語版ドライバアップデートが登録されたが、すぐに削除。なんか問題があったのであろう。情けない。

 あ、インテルが提訴された。


1998/6/9(火)

 初期化失敗。


1998/6/10(水)

 くらすたえらー。


1998/6/11(木)

 ユタ対シカゴ。

 んー、スコアや試合経過を見ると緊迫した試合だったという意見が出るかもしれない。でも私の見るところ、これは凡戦だったんじゃないか。ロドマンの活躍だけは楽しめたが、第3戦の歴史的大敗、あるいは歴史的大勝が両チームともに影響していたように見えた。つまり、シカゴは緩み、ユタは縮んだのである。

 ●WeMail32 バージョン1.70 が正式版に。
 ●インテリマウス日本語版ドライバ Version2.2がダウンロード可能に。
 ●CentreNET AT-承認メールお試し版がダウンロード可能に。

 アライドテレシスの販売しているメールクライアントAT-承認メールをダウンロードして試してみたが、メールを読みに行ったところでいきなり固まったのでとっととアンインストール。

 インテリマウスの日本語ドライバアップデートを今の環境に上書きしてみる。とりあえず問題は出ていないみたい。設定ダイアログがちょっと変わってるような気がするけど、もはや以前のものを覚えていないのではっきりしない。


1998/6/12(金)

 Perl用の統合開発環境 Perl Builder というのが登場した。CGI関連のウィザード機能、シミュレーション機能などがウリのようだ。上記のサイトから30日間試せる試用版がダウンロードできる。たいして大きくないので、その筋の人は試してみましょう。なお、いうまでもないだろうが、Perlのバージョン5が必要。

 ●Pluckit! がバージョンアップ。


1998/6/13(土)

 ユタ対シカゴ。

 ちょっと意外な結果。まあジョーダンとピペンの二人が不調の一方、マローンがこのシリーズ初の爆発と来たら仕方がない。しかしそれでもこの点差でしか勝てないというのがユタの困った点。


1998/6/14(日)

 必死に仕事をしました。やればできるもんです。のほほー。


1998/6/15(月)

 ユタ対シカゴ。

 まあシカゴの優勝は仕方ないけど、こんな負け方はつらいなー。何もかもジョーダンをよく見せるためのお膳立てになっちゃった。下手したらユタは次のシーズンまでこの敗戦が響いちゃうぞ。

 担当が替わったことと今後の打ち合わせで三田へ。その後深夜、、いや早朝だな、まで痛飲。


1998/6/16(火)

 しばらく前に知り合いの女の子からパソコン購入の相談を受け、本日はその約束を果たすべく、彼女のお供をしてお買い物をする日なのであーる。新宿で待ち合わせたが、安いブツを見つけられず、とっとと秋葉に移動した。

 ちなみに、総予算は三十万円。それだけあったら楽勝じゃん? うんうん、ふつーなら確かにそうなのねー。でもさー、彼女がやりたいといっているのは画像処理なんすよ。だからスキャナーとカラープリンターも要るんす。どうすか? 少し考えるでしょ。本気で画像処理なんてやろうと思ったら、いくらお金があっても以下略。

 ともかく、限られた予算内で出来るだけの事をしなければならない。そこでわしは、SCSI を捨て USBでまとめる、というプランを立てた。今後を考えるとその方が賢いし、なによりボード代が浮く。

 そうなると、スキャナーは NECMultiReader 300U しかなく、プリンタも予算その他から PICTY 320 しか選択肢はない。なら本体も PC98 NX にしてしまえばあらゆる意味で安心である。AT 化してしまったとはいえ、初心者には NECPC-98 シリーズというのは今でも有効だと私はかなり本気で信じている。

 スキャナとプリンタはそれぞれ、24,800円、29,800円だったので、残った金額は約24万円。この範囲で買える 17インチモニタ付属の最高品は、VALUSTAR NX Word モデルの春物 P6/266MHz 版であった。さらに少し予算が余り、64MDIMM も購入。トータルで、税込み 305,000円になった。ちょっと足が出たが、まあそういうものだろう。

 荷物を彼女の部屋に運び、セットアップ開始。途中で飯時になったのでそのまま飲み会に突入し、以下略。


1998/6/17(水)

 午後、昨日の続きでパソコンのセットアップなどをした。その後また朝まで酒を飲んでいたような気がするがもはや定かではない。ともかく、USBは思っていた以上に便利で、使い勝手が良い。Windows 98が普及すればあらゆる周辺機器がUSBになるだろう。

 それは別にしても、なんだか自分用に一台 PC98 NX が欲しい気分になった。かなり良いマシンだわ、これ。MultiReader 300U も悪くない。なによりスキャンの速さがマル。ただ、TWAINドライバは少しタコ(笑)で、表示位置が移動できないという謎があった。


1998/6/18(木)

 目がさめるといつもの場所である(どこだよ)。うだうだと午後を過ごし、結局夜中は飲んでいたのである。はっはっは。


1998/6/19(金)

 NHK衛星の週刊ブックレビューという番組の、国立国会図書館の特集で、パソコンによる図書の登録作業がチラッと出てきた。

 使っている OSWindows 95 なのに、図書登録ソフトはDOS窓の中で動いているのである。解像度は800x600。きっとソフトまでウィンドウズ化する予算がなかったのねー。はっきり確認できなかったけど、見たところネットワークでつながってるようでもなかった。もし本当にそうなら 95 化する意味ないよなあ。


1998/6/20(土)

 ●QXがバージョンアップ。
 ●HyperSnap-DX3.13.00に。

 なぜか溜まってしまった仕事などをこなす。

 以下、一部知人向け情報。

 ★奥村晴彦のホームページ
 ★Massangeana(益山)の趣味のページ

 いつのまにかお二人のページに「いろいろ」なページが(笑)。TeXな人は奥村さんのページ必見でしょう。近頃は Linux で遊ばれている模様。漢字と文字コード関係の人(どんなんや)は Massangeana さんのページへ。ここではスコッツバレーの写真も見られるぞ。ついでに、元祖(WEBでは)いろいろなひとのページは、

 ★すのもののホームページ入り口

 です。

 もうひとつおまけに、FreeBSDTeX を、なんてことを考えてる方は、

 ★Okada's Home Page

 も、見に行くとよろし。以上紹介したどのページもトリヴィアル、つーと否定的な意味になっちゃうから、完全主義的つーか、学者的とゆーか、その筋の人にはオモロイのだが、ひとことでいうとヲタク的? みたいな。

 あー、おれ、いったい誰に向かって紹介してるんだろう。


1998/6/21(日)

 引き続き仕事。

 以下、BAD's関係者向け情報。

 パック本が届いてるのだが、近所のコンビニがつぶれたため送付がめんどくさいことになっている。そのうち送るので気長に待つように。


1998/6/22(月)

 だから仕事だってば(泣く)。今月はもはやパソコン日誌ではないな。とほほ。

 しかし毎日こんな泣きごとばかり書いていても読者(笑)は面白くないだろうから、常日頃思っていることなど、少し意見を述べてみよう。ちゅーか、某氏の意見への婉曲レス。

 インターネットにはHTMLの書き方などを教えてくれるページがあちこちにある。それはそれで親切なことだと感謝するが、ブラウザ依存のページを作ってはいけないといった主張がついて来たりするのにはちょっとうんざりする。

 もちろん、IE 依存は気にいらないとか、MIDI があるページやフレームが嫌いだといった意見を持つのも表明するのも自由だ。正しいHTMLを書けというのも話としてはわからないでもない。

 だがなー、それがヤだったら見に行かなければいいんちゃうやろか。東京のそばはツユの色が濃くて気持ち悪いといわれても関東人は困惑するだけだ、ってこんな例じゃよくわかんねえぞ>をれ ともかく、それでも見に行きたいなら、だまって見に行くしかないだろう。

 蛇足ながら、これはマイクロソフトが気に入らないならマイクロソフトの製品を使わなければいいという話でもある。会社や仕事で使わされてる方はお気の毒というしかないが、個人までマイクロソフト製品を使わなければならないという法はない。


1998/6/23(火)

 ようやく QuickTime 3.0 を導入する。以前までのバージョンとは違って、JPEGとかに関連付けをしなくなったのはめでたい。しかーし、こやつ、日本語でつけられたフォルダ内のファイルを読めないではないか。なんでやねん。むー。

 なんてことをしていたらテレ東ワールドビジネスサテライトがアップル特集をしていた。タイトルは甦るアップル伝説とかなんとか。

 なんでも、パソコン売れ行き不調の中、アップルが出荷台数を伸ばしているとやらで、その人気の秘密を探るというのがテーマだ。しかしなあ、売れ行きを伸ばしているというデータが週アス調べの某ショップのデータだけというのは著しく信憑性に欠けやしまいか? もっとも、売れてるならそれはめでたいことなので、別段けちをつける気はない。

 その後、番組にはアップル信奉者たちが次々に登場し、ひとことずつ述べた。上図はASCII発行人の戸島氏の言。んー、わかるけどさー、これっていいかげん手垢つきまくりの表現ね。昔、巨人をやめた江川が「たかが野球、されど野球」といったときにもそう思った。

 ●IrfanView32 がバージョンアップ。

 変更点多数。アニメーションカーソルなどが読みこめるようになった。


 ひと月ほど前のことだ。特に名を秘す体の一部分に、腫物ができた。いわゆるおできである。それ自体は数日で消えたけれど、その後、特に名を秘す体の一部分の奥に小指の先ほどのしこりが残った。おおかたリンパ腺でも腫れたのだろうと気にしないでいると、それは日ごとに成長を続け、やがて親指の先ほどの大きさになった。私は、特に名を秘す体の一部分(左側の付け根)を指でもてあそびながら深く恐怖した。

 おーい、こんなもの何科で診てもらえばいいんだ?

 悪いが落ちはない。現在しこりは縮小しつつあり、今のところ病院には行かなくて済みそうである。多分、本当にリンパ腺が腫れただけなのであろう。それでも、まったく身に覚えがないとは断言できない私は、今日も少し怯えていたりするのである。

 みなさんも、ペリフェラルの増設とかインストール関係は慎重におこないましょうね。素性の良いものもそうでないものも、等しく危険です。なんのこっちゃ。


1998/6/24(水)

ビル・ゲイツとソニーの出井社長  高裁の逆転判決がほとんどのニュース番組で取り上げられた中、TBSNEWS23SONYの出井社長とビル・ゲイツが出演し、筑紫哲也と鼎談した(録画)。

 まあビル・ゲイツは当意即妙な受け答えのできる人ではない上、この二人と話し合うにはインタビュワーがナイーブすぎ、例によって面白いことも新しいことも聞き出せない。マイクロソフトとSONYの提携を中心に話を進めるならば、マイクロソフトとセガの関係についても聞くべきだろう。

 そんな基本的な質問もせず、ビル・ゲイツにアジアの経済危機について聞いてどうするのだ。そんなこと経済人なら誰に聞いたって同じことをいうって。日本の馬鹿キャスターどもはアメリカの大物がくる度に似たような質問をしてるけど、日本はどうしたらいいなんてことを彼らに聞いてもしようがない。学生が教師に教えを乞うような態度は彼らのプライドをくすぐるかもしれないが、逆に卑屈に見られかねない。少しでも脳味噌のある人間なら、そんなこと自分で考えろと腹の中で思っているだろう。

 さてそこで、この鼎談の注目は出井社長ということになるのだが、なんちゅーか彼、まるで仲代達也ばりのクールさでほとんど笑わないのね。いやあ、かっこいいなあ。発言の内容よりそんなことばかり気になったわしである。もっとも、これといって目新しい発言もなかった。

 ついでに書くと、草野満代より進藤晶子の方が私は好き。どうも津田塾の数学科とは相性が悪いようだ(いみふめ)。


 米国版ゴジラの評判が悪い。そりゃそうだろうと思う。アメリカ映画がリメークした作品にはろくなものがない。例えばミッション:インポッシブル。これは史上最低のリメーク(正確にはテレビドラマの映画化だが)で、オリジナルに対する愛も尊敬もなかった。単純に面白ければそれでいいというわけにはいかないのだ。ディ・パーマですらあのていたらくなのに、エメリッヒごときに、以下略。


1998/6/25(木)

深夜のパソコンショップ  色々あったが本日は Windows 98の発売日。アメリカのショップは前回同様深夜の発売を実施したものの、テレ東ワールドビジネスサテライトによれば、それほどぱっとしたものではなかったようだ。まあそりゃそうであろう。

 ここで Windows 98に対する私の意見を述べておくと、これが新しいOSというより、OSR3 だと考えれば、アップグレードする価値はあると思う。某氏によれば各種ドライバのアップデートなどがあるので、古い機種でもメリットは少なからずあるそうだ。問題は、今順調に稼動しているシステムを捨ててまで行う価値はあるか、ということだが、ゲーム系の人はある、ビジネス系の人はしばらく待て、かなあ。

 いずれにしても私は導入せざるを得ないんで(わらひ)、迷う必要はないのである。それに、どうせわしらは(ら、って誰だよ)トラブルが出るくらいの方が面白いんだから仕方なかですたい。


1998/6/26(金)

CrossPadの全体像  月刊ASCII今月号に掲載されているCrossPadの記事を読む。先日、チャットで某氏がこの記事にかなり興味を惹かれたといっていたからだ。

 んー、こりゃゼロ・ハリ氏の書いたものなのね。なぜこの人がASCIIに、といった疑問も感じつつ(笑)、彼が絶賛してるならまず間違いないといっていいだろう>某氏 この種のブツに関する限り、ゼロ・ハリ氏の信頼性は高いのである。だからすぐ買いなさい>某氏 つーか、わしもちょっと欲しい。円が反騰したら(するのか?)オーダーしてみたい。

 しかし決算時に円が下がる可能性もあるのよねー。すべては橋本・無能・あんぱん首相にかかってるけど、選挙は自民党の勝ちで決まりだろうし、今の内に発注した方が賢いかもなー。


 選挙といえば、陰気なCM打つなよ>自民党 タダでさえムード悪いのに、芝居がかった声で日本は駄目なんでしょうかって、あんたが駄目にしたんだろうっての。自分が大蔵大臣のときに株価が半分になり、首相になったら円の価値が5割以上下がったという事実を、胸に手を当ててじっくり考えてみようね。


1998/6/27(土)

 ●EGN がバージョンアップして 1.72a に。

EGNのアイコン  昨日の深夜 ftp.entr.net/pub/EGN/ をのぞいてみると、Egn172.exe26日付で登録されている。ほーとかいいつつ、落として入れたら不具合発生。その後しばらくしてさらに新しいバージョン Egn172a.exe が出てきたというわけである。

 EGN はいわゆるバディシステムのクライアントで、ICQ とか ichat みたいなものだが、どちらかというとオンラインゲーマー向けに特化している点が特徴。他のものと比べると本体のインターフェィスがマシ(笑)なレベル。しかしアイコン(上のやつね)がダサいのは他と変わらないから不思議。頼むから256色版も作ってくれちうの。


 ところで、AOL による買収によって、今後 ICQ が有料化されることはほぼ間違いないだろう(*1)。その時、ichatEGN にもチャンスが出るかもしれない。しかし何を選ぶにしろ、どれも最終的に有料化を狙っているわけだ。それだったら ICQ でええやんけという考え方はある。一方で、いずれマイクロソフトが参入して(*2)無料のクライアントをOSに入れて配布するだろう(*3)という予想もあったりするわけだが(笑)。

 (*1)予想は外れた。
 (*2)ずいぶん遅れたが、AIM 互換ソフトを出してもめたのはご承知の通り。
 (*3)今のところまだその動きはない。
 (*)2001年10月追記 結局、Windows XP にバンドルされた。


 PostPet ライクな日本語版バディシステムを作れば、そこそこ受けるんじゃないかな。***の****を作るよりましな選択だと思うぞ>***


1998/6/28(日)

 ●GV がバージョンアップ。

 竹中直人は営業からの要請で、中山美穂は宣伝部の要請という噂。

 いや、NEC が広告に採用したタレントの話です。PC98 NX の広告を見ていると、戦略的なぶれを感じてしまうのだが、すでに気がついてる人は気がついているように、今、NECPC98 という言葉を使っていない。単に、機種名を表示しているだけである。

 うーん、またぶれてるなあというのが私の感想。いっそのことですね、AT互換機の最高峰 とでもいったほうが、一般ユーザーにはアピールするんじゃないだろうか(笑)。いや、かなりまじで。


 マイクロソフトを批判する時の決り文句の一つに、物真似ばかりでオリジナリティがない、というものがある。間違ってはいないと私も思うが(笑)、よく考えてみてほしい。

 あなたは、オリジナリティにあふれた斬新なソフトばかりを使いたいですか?

 少なくとも私はいやだな。文章を書いたり絵を描いたりインターネットをブラウズするのに、あんまりそういうものを使いたいとは思わない。パソコンソフトは映画や音楽のような著作物ではなく、ごく現実的な道具に過ぎないのだから、楽な操作で快適に使えた方が数倍うれしいと思う。

 それに、そもそもパソコンソフトのオリジナルをたどっていくと、多分、どれも同じ所にいきつく。もちろん、これは画期的だというソフトが登場したことがないとはいわないけれど(例えばビジカルク)、しょせん計算機ですぜ、こんなもの。


 いやならマイクロソフト製品を使わなければ良いという意見に対し、他に現実的な選択肢があるのかという問いが寄せられた。

 その質問自体がすでに答えを含んでいるような気がするけど(笑)、一応お答えしておきましょう。

 私自身はいくらだって選択肢があると考えていますが、他の選択肢が現実的になるかどうかはあなた次第です。マックにしろ他の何かを選ぶにしろ、コンピュータを使う以上ユーザーに努力が要求されることに変わりはありません。しかも私とあなたは別の人格です。どこまでが努力でどこからが楽しみか、はっきり峻別して比較することはできないのです。

 である以上、仮に私が他のOSを良いといっても、それで何かが保証できるとはお考えにならないでください。もしも努力したくないというなら、今のままウィンドウズを使っていればいいのではないでしょうか。

 そんなことより、私にはいったい何があなたをマイクロソフト嫌いにさせたのか、そちらの方が興味あります。

 いや、本当に、何か具体的な迷惑を被られました?


1998/6/29(月)

 ●FD-A1(フラッシュパス)用ドライババージョンアップ。

 フラッシュパスというのは、デジタルカメラなどで記憶媒体として使われているスマートメディアを、FDドライブで読めるようにしてくれるアダプターだが、今回のバージョンアップでようやく16M版スマートメディアが使えるようになった。

 それはそれでありがたいことなのだけど、このドライバ配布により非フラッシュパスユーザのマシンでもフラッシュパス経由でファイルを読みこめるようになったという点を指摘しておきたい。つまり、フラッシュパスを可搬性の高いリムーバブルメディアとして使うインフラが整ったということなんざんす。わかりますね?

 てなわけだから、フラッシュパスを持っていないユーザーにも、これは意味のある配布なのだ。知人にフラッシュパスユーザーがいるなら、いつか使うことがあるかもしれない。ダウンロードするなり配布ページをブックマークするなりしておくといいだろう。


1998/6/30(火)

ゴジラのアイコン  左は Go!Zilla というソフトのアイコン。いわゆるダウンロードマネージメントツールで、GetRight はシェアだから嫌だという方向けのものである。

 ちゅーか、このカテゴリーではほぼ唯一のフリーソフトなので、結構有名だろうと思っていたのだが、意外に知られていないようで不思議。

 ダウンロード途中で落とされたときなどのファイルのレジュームはもちろん、同じファイルがあちこちにある場合、どこが一番速いサイトか調べてそこから取って来たりと、なかなか便利です。右はダウンロード途中の様子。ここでレジューム可能かどうかがわかります。ついでに速度もグラフで見られるよん。

 ただなー、最初は使い方がわからないかもしれない。でも、いいソフトなので、英語が多少わかる方なら試してみよう。でも、わしには質問しないでね(笑)。もーそーゆーのには以下略。


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