アマゾンのシステムがオンラインショップのデファクトスタンダードなのかどうかは知らないが、似たようなショッピングシステムを持ったサイトが多いのは事実だ。誰が考えても結局は同じようなシステムになるのだという説もあろうが、弱点(と私が考える)まで似ているのはどうかと思わないでもない。
ところで、さっきアマゾンの日本サイトで面白いことを発見した。その話を踏まえつつ、私が考えるオンラインショップの弱点を書いてみたい。
このところ古い曲聴きたい病が再発している私は、O.V. Wright の CD 発売状況はどうだろうかと海外サイトを調べてみた。結果は予想通りひどく、ほとんどコンピものばかりである。ついでに日本アマゾンもチェックしてみると、リスティングは米国アマゾンより劣り、半分の5件しか出てこなかった。彼の熱心なファンはアメリカより多いといわれる日本でもこんなものだ。でもとりあえず一枚カートに入れるあたし。画面はショッピングカートに移る。その画面の下の方にある「ショッピングを続ける」ボタン(上図)を押すと検索結果画面に戻れる、はずなのだが、面白いことに、なぜか今回は下のようなことになってしまった。
同じことをしても米国アマゾンではきちんと検索結果画面に戻れたのだが、日本サイトでは「O.V. Wright」が「O」になってしまうようだ。ピリオドが何かのキーになっているのか、あるいはシステムの日本語化で混入したバグなのだろう。まあたいした話ではない。しかし以下に書くような状況では著しく使い勝手が落ちるので、直せるものなら直した方がいいと思う。
さて、このバグというか不具合というか、ひょっとすると仕様? が、システムの不備と私が考えている点を際立たせてくれた。通常、買いたいアーティストや作家が決まっている場合、ショッピングの手順は次のようになるだろう。
ここで登場するのが、「一度に一つしか品物を選べない」という大欠点だ。複数の商品を選択するには、
- ショッピングカートに入れる
- ショッピングカート画面から検索結果画面に戻る
- 検索結果画面を眺めて商品を選ぶ
- 上の手順を必要な回数分繰り返す
- 購入画面に進む
といった感じになる。高価なものを買う時ならともかく、CD や書籍の場合、複数のアイテムを選びたいことはよくある。アマゾンに限らず、多くのサイトがこのようなシステムしか提供していないのは不思議だ。リストされた各商品毎にチェックボックスをつけ、複数選択してからまとめてカートに入れられるようにするのはそんなに難しいことなのだろうか。
ついでに書いておくと、アマゾン日本の商品説明ページで「イメージを拡大」ボタンを押すと、なぜか小さいサイズの画像が表示されることがあったりする。こりゃまあ単純ミスなんでしょう。でも、いいかげん誰か気がついてよ>スタッフ しかしどんなこ不都合があろうとも、送料無料の力は大きい。不備だらけのくせに送料を取るサイトでは買い物したくなくなったもの。
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