@ 最近のとほほ・その後の Jenna号、HD クラッシュ篇
全然関係ないけど、上の話で思い出したので書くことにした。
Jenna号とは 1998年の4月に制作したもので、当初は LX マザー、PII 300、Windows 95 OSR 2.5 なマシンとして稼動が開始された。いろいろ曲折はあったが、今年の5月ごろにマザーが死亡し、Socket 370 な Pentium III 1GHz マシンとして再生された……のも束の間、クーラーがらみのトラブルで石を飛ばすなどのドタバタの後、結局、P III 933 な Windows Me マシンとして安定稼動するに至った。
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そゆわけで、とりあえず使えていたのだけど、時間とともに謎の症状が出るようになってきた。最初がインテリマウスドライバが起動時に認識されないという問題。次に出たのが、IE でウェブを眺めていると「日本語表示モジュール」を要求するページが頻発するという症状。なんやそれ。そんなもんとっくに入ってるぞ。仕方なくもう一度入れようとすると、ダウンロードは成功するがインストールに失敗する。ちょうど今の Windows 2000 の「重要な更新パッケージ」のインストールの失敗と似たような症状だったり(え?)。
そんな感じでダマしダマし使っていたのだが、ある日、インテルから出たハードディスク加速ツールをインストールしたのが運の尽き、起動できなくなってしまった。うっへー。
幸いセーフモードでの起動には成功したようなので、そこから「システムの復元」を試みる。ありゃ? 今日の朝の分しかバックアップが無いみたいだぞ? なんでや? 例のパッチは当ててるんだが、なんか不安。でもともかく実行するしかない。ひやひや。
悪い予感は必ず的中する。「失敗する可能性のあるものは、失敗する」ともいう。またもやセーフモードで起動された Jenna号だったが、表示されたダイアログのどこにも、日本語も英語も、記号さえも表示されていないのである。ダイアログの右端を見てみようと横スクロールさせたが、うひ、どこまでいっても終わらないぞ。
悪夢のように巨大なダイアログを前に、私は途方にくれ、はしないで、とっとと「起動ディスク」を使って DOS で立ち上げた。まずお約束のスキャンディスク完全版。ところがこれが途中でエラーになりやがる。つまりスキャンディスクを終了できない。ぬう、本格的に死んだ、いや、死にかかっている可能性が高くなった。続いてディレクトリを取ってみる。うへ、いくつかフォルダが消えてるやんけ。そら起動できんわな。仮にスキャンディスクが成功したところで、この状況では OS の再インストールは必至である。なら壊れかけてることが明白なドライブ(ちなみに例によって WD 製)なんか捨てて、新しいディスクを導入するのが正しい選択であろう。
そう決意するのに時間はかからなかったが、ここで一つ問題が発生した。いや、その問題は前から出ていたのだが、今日までほったらかしてあったのだ。その問題とは、しばらく前の落雷により、Jenna号の CD-R ドライブが死んでいること(うへ)。このままではハードディスクを交換しても OS のインストールが以下略。ともかく私はショップに走り、一番安い ドライブを購入した。40G だった。CD-R は適当なドライブの在庫がなかったのでペンディングとし、手持ちの CD-ROM ドライブで乗り切ることにした。
といったことがあったのがアメリカで例の事件が起こる10時間ぐらい前のことである。ディスクがクラッシュした原因がインテルのソフトにあったのかどうかはわからない。もしかすると「システムの復元」のバグのせいなのかもしれない。そのあたりは判然としないが、確実にとどめを指した。ひょっとすると、PAT さんのところのディスククラッシュも似た要因では無いだろうかなどと疑っている。ついでに書いておくと、起動ドライブのフォルダが消失しいくつかデータを失ったわけだが、一番ショックなのは最新の「お気に入り」の消失だ。フォルダ自体は存在していたが、XCOPY によるサルベージも一部しか成功していなかった。つーかさー、なんでロングファイル名に非対応なのよ。しくしく。
こうして Jenna号からはオリジナルの部品がすべて消えた。それでもこのマシンを同じ名前で呼ばねばならない正当性はあるんだろうか?
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