スキー日記 99年 3月編

99年3/28 (日)(曇り 地吹雪)
     昨晩は久しぶりの降雪。辺り一面、うっすらと雪化粧。この日はまず車で五色温泉まで行って、ここからニトヌプリ東ルートを行こうとしたが、今日は視界こそあるものの強風で地吹雪状態。五色温泉から尾根を登って台地に着きはしたが、時折ホワイトアウトになるなどで、行くのはやめた。

     でもどこか滑りたいと、アンヌプリ北壁へ取り付こうと移動する。しかしここは、昨晩うっすらと、風もなく静かに積もった雪の上に、10〜20cmの吹き溜まり雪が乗っかった状態。パウダーを楽しむにはまさに絶好の条件だが、ハンドテストすると、うっすらと積もった雪が弱層となり、いとも簡単にすぱっとずれる(手首どころか指でもずれる!)。何カ所やっても同じ結果。

     今日はやばそうな所には行かないのが賢明!(行きたい候補地は他にもあったのですが、みなやばい所ばっかし)。ゲレンデスキーはする気がせず、この日は昼前に帰ることにした。昨日あれだけよかったので、たまにはこんな日もあるさ!。


99年3/27 (土)(曇り後晴れ)
     前回のニセコ山行、がりがりの雪質でちょっと不完全燃焼。というわけで2週続けて今週もこの山域にやって参りました。前日金曜日の夜に栗山を発ち、ニセコで車中泊。翌朝蘭越の新見温泉へと一路車を走らせました。

     この日は午前中、雲底が低く、目国内岳の山頂だけはほぼガスに覆われていましたが、後は視界が利き、気温も程々。目国内岳東斜面&前目国内岳南斜面という、山スキーとは名ばかりの、おいしいとこ取りのダウンヒルスキーを楽しみました。

     午後は空も晴れてきて、時間も十分あったので、ついでにニトヌプリ南西尾根コースへと梯子スキー。山頂は風がえらく強く寒かったけど、下山すると照り返しで暑いくらいの別天地でした。

     明日も楽しめるかな?。今晩は冷え込むとの予報だったので、ニセコ町まで降りて、昨晩と同じ駐車場で車中泊。


99年3/21 (日)(晴れ後曇り)
     アンヌプリ周辺の喧噪から逃れるため、山スキーの定番コースの、チセヌプリ&シャクナゲ岳へ、山スキーに行って来ました。しかし残念ながら春のニセコの稜線は、スノーモービルのメッカと化してしまいました。国立公園内なので進入禁止のはずなのですが、そんなことおかまいなし。

     今日も、シャクナゲとチセの間のコルを、のべ30台以上も(数台ずつの団体がひっきりなしに上がってくる)来て、ただうるさいだけなら我慢出来ますが、縦横無尽で走り回るので稜線がトラックでずたずた。スキーが溝にはまって滑りづらいこと!。女の子のスキーヤーやテレマーカーなんぞは、ターンを諦めて、緩い斜面をひたすら斜滑降していました。

     狭い登りの尾根などはあの山高トラックで掘りまくり、下からハイ松だの灌木だのが、掘り出されて無惨な姿に。全く残念な事態です。

     山からスノモが下りてくる際、スノモのトランポを押さえれば、一網打尽で現行犯摘発出来るはずなのですが、行政・警察も騒ぎや事故が起きるまでは、どうやら腰が重いようです

     さすがにチセヌプリの山頂や周辺斜面だけは、斜度がありすぎて、スノモも登ってこず、ここだけはお陰で静かだったのが、唯一の幸いでした。


99年3/20 (土)(曇り 風〜強風後穏やか)
     久しぶりにニセコに行って参りました。”まずはアンヌプリ山頂を”と思い、ゴンドラとリフトを乗り継いで山頂直下まで行きましたが、凄い向かい風。おまけに視界も不良。これでは行くまでもないと、あっさり撤退。

     今度はスキー場の下り斜面が、数日前の10度を越える暖気の後の急な冷え込みで、まさに全山アイスバーン。やっとの思いで駐車場まで行き、傾斜も緩く標高も低いワイスホルンへと目標変更。

     ワイスホルンは風も天候も穏やか。山頂直下の第三リフトだけは風で運休していましたが、山頂まで歩いて登り、山頂から東に伸びる沢&尾根のオフピステコースを下りました。ちょうどいい具合にうっすらと粉雪が積もっていて、コンディションも最高。おまけにとても静か。天候も回復してきたので、ここを何回も滑りました。

     この日はニセコ泊。お金がもったいないので、宿泊は相変わらず当然車の中でした。


99年3/13 (土)
     買ったばっかりのカービング山スキー板の試し乗りにと、たまにはミーハーにもキロロでゲレンデスキー。でも山スキーの本領発揮はやはりゲレンデ外。と言うわけで、キロロ脇989m峰へも行って来ました。この日札幌近郊では、かなり気温が上がっていたのですが、さすがはキロロ周辺、パウダーを存分に楽しむことが出来ました。

     ついでにキロロゴンドラより上に登って、余市岳周辺のクラスト斜面まで行って、板の試し乗りしようと思ったのですが、この日の上部は、視界こそ悪くないのですが、あいにくものすごい風。これでは”飛行場”はとてもじゃないけど越えられない。ちょこっとだけ、山頂駅上からのオフピステ斜面を楽しんだ後、ゴンドラに数回乗りましたが、ゲレンデにもすぐに飽きて(整地されたコースをただ降りるだけじゃーねー)、早めに切り上げ帰りました。


99年3/7 (日)
     天気も悪いこともあり、今週末はめずらしくスキーはお休み。でも山スキー板を衝動買いしちゃったー!。ただ古い板からの金具の付け替え等に時間がかかり(衝動買いだけあって、用意してこなかったもんなあ)、すぐには納品されず残念。でも来週こそは初乗りだー。

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