ただし高価なセーラFも,雪温の低い乾燥粉雪だとあまり効果がないそうです。やはりフッ素の撥水力がものをいう、雪温が高めの湿った雪の方が効くとの事でした。
またフッ素を使うとソールがコーティングされ、その後ワックスが浸透しにくくなるそうなので、後で違うワックスを塗り直す場合は、その前にホットワックスでクリーニングする必要もあります。
あと、フッ素を使うことによって、設定温度の範囲を広げることも出きるそうです。例えば湧別原野のようなスタート時は乾燥粉雪、ゴール時は湿雪のようなコンディションの時、パラフィンを低温気味に塗っておいてセーラFをかけけば,スタートからゴールまでよく滑るとのこと。
その時注意する事として、セーラFの蒸気を決して吸い込まないように,換気に気を付ける事!だそうです。フッ素の蒸気を吸い込むと中毒のおそれがあり(よく撥水スプレーによる事故が報道されています),窓を開けるなり換気扇を回すなりして,気を付けましょう。
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