メオティアの惨劇

 “ディアスポラ”アルダに関する因果律である。 ここに分類されている二つの因果律は、事の発端は同じであるが、 その未来にかんしては全くの別物である。

メオティアの惨劇 GM向け:P273 , P274
番号 因果律名
039 果たされざる約束 P136
049 果たされざる贖罪 P156

果たされざる約束  ▼果たされざる贖罪


果たされざる約束

祝福
 フルキフェルの特技から「条件:森人」の物を一つ習得している。 ただし、「条件:」が「過去」「現在」「未来」の物を習得する事は出来ない。 LV型特技を習得した場合、LVは1LVとなり、 経験点を消費してこれを成長させる事が可能である。ちなみに、そんな物は無い。

 「条件:森人」の特技に関しては LoG P.17 BoA 2 P.165を参照のこと。 特技データなどが修正されているため、BoA RoG よりもこちらを適用するべきだろう。

 また、“ディアスポラ”アルダとは、親密な間柄である。 再会すれば、お互いがお互いのために生きようとするだろう。

呪い
 祝福で習得した特技には「代償:D3」が追加される。「条件:森人」には、 元々「代償:Dn」が存在しないので、書き足すだけでいい。

備考
 あなたはアルダの魂の伴侶である。あなた方二人は恋仲であった。 幸せな日々だった。平和な暮らし。妹のような恋人。だけれども、 その暮らしは終局を迎えた。

 焼き払われる森。ゲオルグシュローダー… 魔剣カーネイジの操り人形率いる軍隊により、 あなたの暮らしていた森、メオティアの森は焼き払われ、ターゲリードの氏族は、 アルダを除いて全てを殺された。

 復讐を誓うアルダは、同朋の聖痕を自ら宿した。そう、あなたの物も。 あなたを待ち続けるために。氏族の恨みを晴らすために。

Land of the Guilty P.136,137


果たされざる約束  ■果たされざる贖罪


果たされざる贖罪

祝福
 あなたを対象とした魔法の判定に、常にダイス−1の修正が来る。 魔法とは、<元力><祈念><言霊><魔術><秘儀魔法>をさす。 誤解の無いように補足をしておくが、全てである。

呪い
 祝福の効果は同時に呪いに変わる。 あなたに対する魔法は、例え≪聖光≫のように、あなたのためになる物であっても、 ダイス−1の修正が加えられる。

 範囲魔法にあなたが巻き込まれた場合には、意見が分かれるであろうが、 ダイス−1の修正を加えるとしても良いだろう。GMの裁量に委ねる。 質疑応答に期待。

備考
 あらゆる器物から、魔力を奪い去る大呪“消散の被疑”を頭脳に封じ込まれている。 これは、カーネイジ対策として、あなたが20年かけて各地を回り、切り札として手に入れた物である。

 西方暦1040年

 ゲオルグ・シュローダー率いる亡霊騎士団により、メオティアの森は燃え盛り、 そこに住んでいたターリゲードの氏族は全滅した。あなたはその殺戮騎士団に、 軍監と言う立場で入り込んでいた。

 そして、見てはいけないものを見てしまった。 エルフの少女に矢ぶすまにされたゲオルグ。その死体を動かす魔剣。

 狂気の世界だった。あなたの中で何かがはじけ、エルフの少女と共に戦い、 その場は何とか魔剣を退ける事に成功した。

 以来、あなたは彼の魔剣“カーネイジ”を滅ぼすために世界を彷徨っている。

Land of the Guilty P.156,157