“黒い幽霊”

 “黒い幽霊”は常に新しい兵器を求めている。このカテゴリに分類されている因果律は、 現在彼らが追っている物、或いは彼らと深い関わりのあるものである。

“黒い幽霊” GM向け:P285 , P286
番号 因果律名
004 人造の鷹 P66
022 竜狩人 P102
089 銀色の魔弾 P236
092 銀の髪と毒の血 P242

人造の鷹  ▼竜狩人  ▼銀色の魔弾  ▼銀の髪と毒の血


人造の鷹

祝福
 クレアータラプターを連れている。クレアータラプターのデータは、 LoG P.67 下段RoG 2 P.122を参照。基本的に戦闘には参加しない。

 なお、この因果律を所持していて、かつエルスのアルカナを持つものは、 クレアータラプターをファミリアとして持つ事ができる。 この場合、LV0として、習得する事ができる。

呪い
 クレアータラプターの頼みを断れない。断ろうとした場合、 <自我>の判定にクリティカルする事。

備考
 クレアータラプターには、修道女の魂が封じ込まれている。 彼女は、クレアータラプターからの開放を望んでおり、その方法は、 彼女をクレアータラプターに封じ込めた、錬金術師、フレケンシュタインの転生者の血液に、 その身を浸す事だと言う。

 なお、クレアータラプターには、それぞれ固有名詞がついているので、 名前を付けてあげよう。体の素材となった金属の名前が必ずつくらしい。

Land of the Guilty P.66,67


人造の鷹  ■竜狩人  ▼銀色の魔弾  ▼銀の髪と毒の血


竜狩人

祝福
 片腕が特殊な義肢“銀竜の鉤爪”になっている。 銀竜の鉤爪のデータは、LoG P.103 下段右RoG 2 P.121を参照。

呪い
 銀竜の鉤爪による攻撃に成功し、実ダメージを相手に与えた場合、 <自我>判定を行い、失敗したならば、そのラウンドのあらゆる行動に、 ダイス−1の修正を受ける。

備考
 あなたは、幼い頃白銀に輝く竜と出会い、その竜とは友人であった。

 ある日、あなたの家に黒衣に身を包んだ男と、赤と黒の二匹の竜が現れ、 あなたの家族を、隣人を皆殺しにしていった。 あなたの片腕は、黒い竜に食いちぎられ、体力の限界と共に意識を失った。

 気が付いた時、あなたの食いちぎられた片腕は、白銀の鉤爪に変わっていた。 おそらく、幼い頃であった竜の物だろう。

Land of the Guilty P.102,103


人造の鷹  ▲竜狩人  ■銀色の魔弾  ▼銀の髪と毒の血


銀色の魔弾

祝福
 “銀の水”で満たされた小瓶をひとつ所持しており、 この水を塗った武器で攻撃する事で、装備1つを破壊する事ができる。 銀の水を武器に塗布するためには、メジャーアクションを消費する。 なお、塗布は、1アクトに一回しか行えないので注意。

 攻撃の際に、対象のどの装備品を壊すのかを宣言する事。 なお、≪斬鉄剣≫と異なり実ダメージを与える必要は無い。 [受け]を選択された場合は[対決]となる。もちろん、 対象に【HP】のダメージを与える事は出来ない。

 特に装備品に限らず、橋や壁なども破壊できる。

呪い
 嘘をついたり、他人を理由も無く差別した場合、 即座に1D10点のダメージを受ける。

備考
 その昔、“白髪姫”バランシアが用いた銀の≪雷の杖≫の弾丸を、 あなたは所持している。彼女の≪雷の杖≫は、城壁を一撃で破壊するほどの威力を持っていた。

 強い力は心を曇らせる。みだりに使わないよう心がけなければならない。

Land of the Guilty P.236,237


人造の鷹  ▲竜狩人  ▲銀色の魔弾  ■銀の髪と毒の血


銀の髪と毒の血

祝福
 あなたの体内に流れる血は、毒である。 2D10のダメージをクリンナップフェイズに与える。 ただし1ラウンドしか継続しない。

 血は乾いても毒の役割を果たすので、武器などにあらかじめ塗っておく事が可能である。 この場合、1点でも実ダメージでも与えた場合、毒のダメージが発現する。

呪い
 自然回復及び、[奇跡]以外では【HP】を回復できない。

 また、あなたの家の2つの家訓を守らなければならない。


 もし、上記の家訓を破った場合、あなたの体内に流れる血は、 災いとなってあなたに襲い掛かるだろう。

備考
 銀の髪と、銀の血を持っている。 家族でこの特徴を持っているのは、あなただけである。

 どうにもこの銀髪は、高貴なる者の証らしい。 あなたの家系はヤーデ島から始まっており、 その昔、ヤーデ島に住んでいた女王の髪の毛も、銀色だったのだ。

 そのことは誇れる。が、この銀色の血だけはどうしても誇れない。 あなたの血液に触った者が死んでいく様を、何度も見て来たのだ。 やはり、自分の体は呪われているのだろうか? そう思うたびに、 何度も聞かされた血筋の誓い「汝疑う無かれ」を何度も心で繰り返し、 自分の血筋を信じつづけてきた。

 高潔なる者の証である事を信じて。

Land of the Guilty P.242,243