聖剣ペナンス

 数多の英雄がそれを手にし、数多の栄光を与え、数多の死を運んだ剣。 すなわち、聖剣ペナンスに関する因果律である。ペナンスに関する詳しい記述は、 BoA 2 224 及び RoG P.20 , 21 を参照。

聖剣ペナンス GM向け:P268
番号 因果律名
010 聖剣ペナンス P78
043 不断髪の誓い P144
079 ペナンスとの邂逅 P216

聖剣ペナンス  ▼不断髪の誓い  ▼ペナンスとの邂逅


聖剣ペナンス

祝福
 聖剣ペナンスを所持している。ただし、ペナンスはあなたを正式な主人としては、 まだ認めてはいないため、その力を抑えている。 始めのうちは、≪対魔法防御≫を取得している魔器として扱う事。

 ペナンスの形状は剣とは限らない。白兵で使用する武器の中から一つを、 GMと相談のうえ決定する事。槍でも盾でもアイアンクローでも構わない。

呪い
 現在の地位がどうであれ、ペナンスを持つ以上、あなたは英雄として振舞わなければならない。 英雄たる者として、しかるべき行動をとらなかった場合、ペナンスから罰が下る。

 また、ペナンスは数多くの血を吸ってきた剣である。 この剣を手にした時点で、あなたは多くの怨念とともに、 死の運命を手に入れてしまっている。

備考
 ペナンスが真の力を発揮するまで、この剣は単なる装備品である。 また、ペナンスにはここにある呪いの他にも、数多くの呪いが隠されている。 が、この呪いに関しては、物語の中で開かされることであるため、ここでは述べない。

 なお、余談だがペナンスの共感の高さは、これまで彼を使用してきた全ての英雄を、 因縁として取得しているためである。47人目である、この因果律を取得した者が死亡し、 新たな所有者が生まれた時。かつ、物語がまだ続くのであれば、ペナンスの共感を2増やしておく事。

 もちろん、ペナンスの記憶に刻まれるためには、クリアしなければならない一つの条件がある。 それは、ペナンスの真の力を解放することである。

Land of the Guilty P.78,79


聖剣ペナンス  ■不断髪の誓い  ▼ペナンスとの邂逅


不断髪の誓い

祝福
 【HP】が0以下になり昏倒した場合、【体格】×2ラウンド後まで、 止めを刺されない限り死なない。また、【HP】が−20になるまで死亡しない。

 通常の人間よりも、倍ほど死に対して強くなる、と考えればわかりやすいだろう。

 参考までに。通常、【HP】が0以下になり[昏倒]すると、<手当>や回復などの処置をされない限り、 【体格】ラウンド後に死亡し、【HP】が−10になると、[昏倒]すらせず死亡となる。 詳しくは BoA P.86 を参照。

呪い
 [気絶]から、自力で回復するための<自我>判定に、ダイスが−2される。 また、あなたの立てた誓いを、不可抗力であっても破ってしまった場合、 それ相応の悲劇が、あなたに降りかかる。

備考
 あなたの髪は、誰よりも美しい金髪である。 また、あなた自身はアイルハルト王に憧れを抱いており、 特に彼のスヴァンヒルデに対する誓いに強い感銘を受けている。

 そして、今、あなたはアイルハルトが、スヴァンヒルデに行ったのと同じように、 ある誓いを行ったところである。内容はGMや対象PCのPLと相談する事。

「●●に××するまで、この髪を切らない」

 と言うような形式にすれば、決めやすいだろう。キャラ紙の因果律の所か、 キャラ設定の辺りに、その誓いの内容を写しておくと解り易くて良いだろう。

Land of the Guilty P.144,145


聖剣ペナンス  ▲不断髪の誓い  ■ペナンスとの邂逅


ペナンスとの邂逅

祝福
 ディアボルスの全[特技]から一つを、そのアクト中に登場しているキャラ一人に対して、 習得させる事が出来る。LV型の[特技]は1LVとなる。ただし、経験点による成長は出来ない。

 対象がどのような武器、防具を装備していたとしても、 習得させた[特技]の効果を得る事が出来る。

 なお、当然のことながら、この習得させた技能はそのアクト中でしか使用できない。 紙にでも書いて、対象となるキャラを操るPL(GM)に渡すと良いだろう。

呪い
[特技]の代償に「D3」が追加される。元々代償にDがある場合は、 追加する事。なお、代償を受けるのはあなたである。[特技]を与えた相手が、 その[特技]の判定に成功するたびに、あなたは代償を支払う事。

備考
 あなたは、聖剣ペナンスを持つに相応しい人物を探し、 そして、その人物の力となる旅を続けている。 今まで多くの、ペナンスの継承者「かもしれない」人物の力となったが、 真の継承者は未だ現れなかった。

 誤解の無いように釘をさしておくが、[特技]を習得させる事が出来る対象は、 自分以外の誰かである。あなたがこの因果律によって直接受ける恩恵は、何一つとしてない。

Land of the Guilty P.216,217