魔神ペルモー

 ペルモーの計画に関わっている因果律がここに分類されている。 これらの因果律を取得した者は、旅のあちこちでペルモーの影を見る事だろう。

魔神ペルモー GM向け:P281 〜 P283
番号 因果律名
007 膏薬の呪い P72
014 聖血を受けし者 P86
016 ヴァルタニクスの矢 P90
027 出る事の無い杭 P112
042 沈黙の守護者 P142
068 司祭への憧れ P194
073 変化の術 P204
082 裏切り P222

膏薬の呪い  ▼聖血を受けし者  ▼ヴァルタニクスの矢  ▼出る事の無い杭  ▼沈黙の守護者  ▼司祭への憧れ  ▼変化の術  ▼裏切り


膏薬の呪い

祝福
 1アクトに一回、クリンナップフェイズに4D10【HP】を回復する事ができる。 例え、あなたが昏倒状態であったとしても、この祝福を使用する事ができる。

呪い
 異性と肌が触れた瞬間に、両者共に1D10の実ダメージを受ける。 [奇跡]以外で、このダメージを軽減する事は出来ない。

備考
 あなたは昔、瀕死の状態にあった時に、エリクトーと言う女性に助けられている。 そのとき使われた軟膏の副作用で、異性と肌を触れると、強烈な痛みをお互いが持つようになってしまった。

Land of the Guilty P.72,73


膏薬の呪い  ■聖血を受けし者  ▼ヴァルタニクスの矢  ▼出る事の無い杭  ▼沈黙の守護者  ▼司祭への憧れ  ▼変化の術  ▼裏切り


聖血を受けし者

祝福
 【HP】に実ダメージを受けた際、1D10だけ軽減する事ができる。 ただし、[特技]の代償や、「[奇跡]以外では軽減できない」と書かれているものに関しては、 祝福によって軽減する事は出来ない。

 また、この因果律を持つ者からダメージを受けた際には、 この祝福を適用する事が出来ない。

呪い
 祝福によってダメージを軽減した場合、 「代償:R」を支払う事。
備考
 [特技]欄の下のほうにでも、以下のように書いておけば解りやすいだろう。

名前:聖血 技能:なし 判定値:なし 条件:因果律 対象:自身 代償:R 備考:1D10ダメージ軽減

 「条件:因果律」は、因果律専用である事を示すためで、深い意味は無い。 また、備考も各人で解りやすいように編集してもらいたい。

 かつてあなたは、マーテルの聖血を口に含んだ、或いは傷口に流し込んだ事がある。 儀式だったのかもしれない。が、それ以来、あなたの体にはマーテルと同じ血が、 聖血が流れるようになってしまった。

 聖血には二種類ある。剣などの物理的なものから身を守ってくれる、真紅の血と、 魔法から身を守ってくれる、黄金の血だ。PLが望むのならば、どちらか片方でも構わない。

Land of the Guilty P.86,87


膏薬の呪い  ▲聖血を受けし者  ■ヴァルタニクスの矢  ▼出る事の無い杭  ▼沈黙の守護者  ▼司祭への憧れ  ▼変化の術  ▼裏切り


ヴァルタニクスの矢

祝福
 ヴァルタニクスの矢を、一本だけ所持している。 ヴァルタニクスの矢のデータは、LoG P.91 下段RoG 2 P.120を参照。

 一本しかないので、当然1アクトに一回しか使用できない。

呪い
 ヴァルタニクスの矢を使用した際に、【DP】にダメージを受けていた場合、 【DP】のダメージと同値の実ダメージを受ける。 このダメージは、[奇跡]以外では軽減する事が出来ない。

備考
 ヴァルタニクスの矢は、処刑者ケインがマーテルを処刑する際に用いた矢で、 現在は真教の倉庫や、権威ある人物達によって、7本のうち5本が厳重に保管されている。

 行方不明の2本なのか、真教のあるお方から授かった者かはGMと相談して設定する事。

Land of the Guilty P.90,91


膏薬の呪い  ▲聖血を受けし者  ▲ヴァルタニクスの矢  ■出る事の無い杭  ▼沈黙の守護者  ▼司祭への憧れ  ▼変化の術  ▼裏切り


出る事の無い杭

祝福
 <祈念>の判定に、ダイス+1の修正を得る。

呪い
 とても謙虚である。ので、大切なチャンスを見過ごしてしまうかもしれない。 また、その謙虚さ、純真さゆえに、嘘を見破るための<交渉>や<自我>、 或いは[特技]の判定に、ダイス−1の修正を受ける。
備考
 マーテルが推奨される因果律。

 謙虚である。自己主張もあまりしない。だが、決して実力が無いわけではない。 むしろ、一般人など足元に及ばないほどだ。でも、謙虚である。

Land of the Guilty P.112,113


膏薬の呪い  ▲聖血を受けし者  ▲ヴァルタニクスの矢  ▲出る事の無い杭  ■沈黙の守護者  ▼司祭への憧れ  ▼変化の術  ▼裏切り


沈黙の守護者

祝福
 アルカナに関係なく、マーテルの全特技から一つを、そのアクトの間だけ使用できる。 LV型特技を習得した場合、LVは1LVとなるが、経験点を消費してこれを成長させる事は出来ない。

 また、あなたは“聖グラディウシア騎士団”の一員である。

呪い
 祝福で得た特技に「代償:H2」が追加される。

 また、聖グラディウシア騎士団の一員である事を、他人に喋ってはならない。 もし、信用の置けない人物に聞かれた場合、その人物を殺す事。

備考
 聖グラディウシア騎士団とは、腐りきった旧派真教に疑問をもち、 影から異端の監視を行う、陰の騎士団である。公的には認められていない存在であるが、 その影におびえる司祭は多い。

 聖グラディウシア騎士団の詳細に関しては、LoG P.143 下段を参照。

Land of the Guilty P.142,143


膏薬の呪い  ▲聖血を受けし者  ▲ヴァルタニクスの矢  ▲出る事の無い杭  ▲沈黙の守護者  ■司祭への憧れ  ▼変化の術  ▼裏切り


司祭への憧れ

祝福
 自分以外で誰か一人の、聖痕の開放時に起こる【DP】の回復の為に振るダイスを、 さらに1つ増やす事ができる。その人物の経験点は、この効果では減少しない。 だれのダイスを増やすかは、聖痕の開放時に決定する事。

 なお、この効果は[奇跡]などによって対象の拡大や打消しは出来ない。

呪い
 祝福を使用した場合、あなたの【DP】回復ロールのダイスが1つ減る。

備考
 ステラ専用で、さらにマーテルを持つ事が推奨される因果律。

 そもそも、あなたが司祭を志したのは、アルベーロの亡骸を、 魔神アーグリフから奪い返してきた、司祭エンゲルベルトの物語に憧れたからである。

 英雄との出会いを、あなたは望んでいるのだ。

 ちなみに、アルベーロはアイルハルトの祖父。

Land of the Guilty P.194,195


膏薬の呪い  ▲聖血を受けし者  ▲ヴァルタニクスの矢  ▲出る事の無い杭  ▲沈黙の守護者  ▲司祭への憧れ  ■変化の術  ▼裏切り


変化の術

祝福
 “変化の術”を習得している。 自分か、術をかけられることを望む者一人を、 望むままの姿に、1シーンの間変える事ができる。 変化している間、その人物は、変装の為の<隠密>に、 ダイス+1とクリティカル+5の修正を得る。

 武器、防具などは、使用する事は出来ないが、服などに変化するため、 術が切れれば使用が可能になる。

 なお、この術を使用するためには、あなたと対象(あなた自身なら、あなただけ)が、 1シーンの間、舞台裏で儀式を行わなければならない。特に判定は無い。

呪い
 変化の術をかけるための儀式が終了した時に、【DP】に5点のダメージを受ける。

備考
 変化の術は魔法の一種ではあるが、現存するどの魔法とも異なる魔法である。

 使い方次第では、人を不幸にも、幸せにもする事ができるだろう。

Land of the Guilty P.204,205


膏薬の呪い  ▲聖血を受けし者  ▲ヴァルタニクスの矢  ▲出る事の無い杭  ▲沈黙の守護者  ▲司祭への憧れ  ▲変化の術  ■裏切り


裏切り

祝福
 1シーンに一回、誰かの変わりに攻撃の対称になる事ができる。 ただし、身代わりになる対象は【AP】×2… つまり、 全力移動の範囲内にいなければならない。むろん、その後かばった対象とエンゲージする。 防御行動として取れる行動は、[受け]のみになる。

 [行動済]でもこの祝福を使用する事は可能である。また、 範囲攻撃などで、元々あなたもその攻撃に巻き込まれていた場合、 あなたは、二回ダメージを受ける事になる。

 誤解の無いように補足しておくが、攻撃の対象になるのである。 例え[受け]不可の攻撃であったとしても、身代わりになる事は可能である。 あなたが、防御行動を取れないだけだ。

呪い
 祝福の効果により、他人の身代わりになった場合、 例えクリティカルで受けきったとしても、1D10の実ダメージを追加で受ける。

備考
 身代わりになったとしても、それに気づかれる事は無い。

 あなたは、その昔裏切った事がある。 何を裏切ったのかは、PLが決める事。ただ、その裏切りによって、地位も名誉も財産も手に入れた。 しかし、裏切りによって手に入れた状況は、いつか他の者の裏切りによって、奪われるのではないか?  と言う疑心暗鬼に捕らわれた。

 だから、司祭に相談を持ちかけた。少しでも心を軽くするために。

 司祭の言葉はこうだった。“罪を犯したのであれば、償えばいい” その勧めに従い、あなたは旅を続けている。裏切りの贖罪を果たすために。

Land of the Guilty P.222,223