シーン5:クレアータ(逆位置)

GM
レオン。前回覚えてる? フィーナ屠殺。現在、その廃墟となった町の酒場で、 ポーク、ルシ、オラシオンの三匹と一緒に酒を飲んでます。
レオン
ルシ? …あぁ。あのアホみたいに強いフォールン・ウルフェンか。
「ポーク」
「今回の任務は楽でいいぶぅ。なぁ? レオン」
レオン
「は?」
「ポーク」
「この荷物を運べば、ボリヴァドゥス様は、俺たちに休暇をくれるって言ってたぶぅ。 と言うわけで、運んだらその辺を観光して回ろうと思ってるんだけど、どうだぶぅ?  イヤって言っても行くけどなぶぅ」
レオン
「せめて変装しろ! 臭いのはいいから、とりあえず見た目ぐらいは…」
「ポーク」
「ムリ まぁ、俺が町の中に入れば、石投げられるのは解ってるから、周りを見て回るだけぶぅ。 痛いのいやだぶぅ。うん」
レオン
「町の中に入らないのならば、別にいいけどな」
「ポーク」
「町の外である人物と待ち合わせをしてるぶぅ。その人物と合えば、ブツを渡すだけだぶぅ」
レオン
「ヤバイ代物じゃないだろうな?」
GM
ヤバイ代物やで? 尊厳無き死。
レオン
「それは、アカンって! ヤバイ!」
「ポーク」
「何言うてるねん。自分かて持っとるやないか。何やねんその背中にしょってるモンわっ」
レオン
「そ、そう言う事言うか…」
「ポーク」
「あぁ、もう。そんな細かい事はどうでもいいぶぅ。ほれ、馬車に乗った乗った!」
レオン
「こき使いやがって…!」
「ポーク」
「まぁまぁ、観光の気分、観光の気分」
レオン
「気分だけか」
「ポーク」
「そうそう。これが終われば楽しい休暇だぶぅ! …トラブルに巻き込まれなければ」(笑)
レオン
「実質的に無いってことな…」
「ポーク」
「うん」
レオン
「何だこいつ… もう、豚嫌い…」(泣)
「ポーク」
「そんな事言うなよ。おまえだって豚みたいなもんじゃないか。ぶぅ。ぶふぅん」
レオン
「臭くはないぞ」
「オラシオン」(six)
「でもオヤビン。匂いは移るっすよ〜」
GM
何故か馬車の中であぐらを組むオラシオン(笑)
レオン
えぇっ!? 引くんちゃうんかい!?
GM
オマエガナー
「と言うわけで、山有り谷有りの二日間行って見よ〜ぅ!」
レオン
「ちょ、チョットマテ! 山有り谷有り!? 死ぬぅ〜。  フィニスだと思って奴隷扱いしてるなっ?」
「ポーク」
「うっさい。はよ進め」
ぴしぃ
この時、注意しなければならないのは、「背景は外枠しか用意できない」と言う事です。背景は物語りの主軸にはなりえません(続く)
***編集後記
 もはや、家畜扱いやねぇ。

 一応、PLの視点からなら全体像が見えるようには組んで有った。 PLがどこまでシナリオの裏を読んでくれたかは、不明だけれども、