シーン6:アクシス(逆位置)

GM
六郎。ベスティアね。アルーアに呼ばれて真っ暗な部屋の中。声だけが聞こえるって感じだね。
「アルーア」
「六郎よ。よく参った」
六郎
「お久しぶりです」
「アルーア」
「知っての通り、我々はディオスパーダを集めているわけだが… その情報が入った。 場所はエルフ・クロイツェの近くに有る、丘の内部にある遺跡だそうだ。何でも、一年前に急に出来た丘らしい。 少々ガセネタ臭いのだが… 長旅で疲れているだろう。慣らしも兼ねて、この手の簡単な仕事から始めるといい」
六郎
「お心遣い感謝いたします」
「アルーア」
「路銀としてこれを持っていけ。その机の上に100F用意してある。あの辺りだと、金貨は嫌われるからな」
六郎
「有難う御座います。では、早速その丘へと向かってみます」
GM
では、日の光に当たる場所に出たところで。
「六郎! 六郎! いやぁ、溺れるかと思うたぜよ!」
ゲオルグ
と、土佐弁?(笑)
六郎
「おぉ、九津笛か!」
「九津笛」
「うむ。九津笛じゃきに。いやぁ。今回は本当に死ぬかと思うたぜよ。で、話は聞いてきたかよ?」
六郎
「ん? あぁ、とりあえず任務は聞いてきたが」
「九津笛」
「それがやな。覚えちうか? その… なんちうたかのう… はち…  八櫛姫か。ほれ、我らが藤原君彦を切り倒したときに囚われとった姫君じゃよ」
六郎
「おお。あの姫さんがどないしたんや?」
「九津笛」
「うむ。その例の遺跡を作ったのが、姫さんやっちゅう話や。それでここはぜひ六郎をと、進言してみたんやが」
六郎
「なんと。九津笛、お前の仕業か」
「九津笛」
「うむワシの仕業じゃ。まぁ、感謝してくれや。姫さんとよろしくやるがええがに」
六郎
「他に何か知ってる事は無いんか?」
「九津笛」
「そうじゃの… あの丘は一年ぐらい前に出来たもんなんじゃが、その前日に、 金色のでっかいイノシシが突っ込んだっちゅう話は聞いたがの?」
六郎
「ほぉ?」
「九津笛」
「こっから先は、かなりガセ臭いんじゃが… 何でも、例の遺跡の入り口はそのイノシシの、 ケツの穴じゃっちう噂じゃ」(笑)
六郎
「なにぃ? それこそガセネタ臭いな(笑) で、その丘はすぐ解るのか?」
「九津笛」
「あぁ… 名物になっちうけに、すぐ解るぜよ」
六郎
「うむ。すまないな。では行ってくる」
「九津笛」
「ほいたらの」
ですが、シナリオ製作時にその外枠を埋める事は、パズルをくみ上げる時のそれと同じで、整理整頓の上で非常に重要になります(続く)
***編集後記
 土佐弁ってこれで合ってますか〜?

 九津笛がなぜ土佐弁なのかは不明。単なる思い付き。 閃きや直感の能力を鍛えたのはいいんだけど、こう言うことが起こるのは困るなぁ。 いい加減制御する訓練に入らんと…

 閃きと直感の訓練方法ですか?

 終わりの無い連想ゲームをすること。テーマのある理論を一つ身につける、あるいは模索すること。 後は、情報を整理していく能力を訓練すれば、ほっといても身につきます。データ−ベースみたいなもんです。