シーン12:フィニス(正位置)

GM
どっちかだな… それじゃシーンプレイヤーは猫にしよう。騒ぎになってる森の中でしたね。

 皆さんが騒ぐ物ですから、前方の茂みががさがさと動き出して、ニキータに槍を突きつけながら少年が出てきます。
「出てけ!」
ニキータ
「はぅっ」
GM
その少年は、背丈はニキータと同じぐらいです。ただ、槍の持ち方が人間の持ち方ではないですね。 爪の延長みたいな感じで持ってる。
ニキータ
あざとかはある?
GM
うん。別に隠してる訳ではないみたい。狼の毛皮を適当に被ってる。
ニキータ
「もしかしてガイシュ君かにゃ?」
「ガイシュ」
「お前らまた殺されに来たのかよ。出てけよ! なんだよ、この猫!」
ニキータさん<交渉>を。
ニキータ
(コロコロ)5。
GM
村人たちと同様にこの少年にも余裕が無い。手とか震えてるね。 あと、周りに狼たちが控えてるのも解る。
リィナ
「それじゃ… 一つだけ聞かせてくれないかな。 君が村に下りて子供をさらったって聞いたから」
「ガイシュ」
「なんだよそれ! しらねぇよ! 大体先に手を出したのはお前らだろ!」
周りの狼たちが唸り始めます。
ファング
「狼だ! 下がれ! 戦いは我々がやろう」
と村人たちに… <交渉>で6。
GM
なるほど、村人たちの恐怖感を煽る訳だね。で、更に森の奥から一回り大きな片牙の狼が…  ファングさんは<知覚>を。
ファング
(いっころ)やばい! わからねぇ!
リィナ
それじゃ、その狼に向かって
「あなた達の内で最近村へ下りていった方はいますか?  この村人たちは子供たちをさらわれた恨みで、ここまで入ってきたようです」
「ガイシュ」
「俺たちは子供なんかさらってない。そっちの酔っ払いたちがここに入ってきたんじゃないかよ。 仲間を傷つけられて黙ってるほど、こっちはお人よしじゃないんだよ」
ファング
村人たちの反応を見ていよう。
GM
そうかもしれないって声は有るけど、子供をさらわれた連中はそれじゃ引っ込みはつかないらしい。
「仇って言うんなら解らなくも無いけどな。それ以上こっちに入ったら殺す」
とガイシュ君が≪王者の相≫≪戦意喪失≫(コロコロ) 結構な数の連中が引き下がります。
ファング
「お前らはもう帰れ。ここから先は俺が引き受けよう。報告は事が終わってからでいいな?」
と一方的に。
「村人」
「お、おうまかせた」
っていう人もいるんですが、息子を殺された親父殿は斧を振り上げて一歩前に出ます。
ニキータ
「だ、だめです〜」
って抱きつきます。
リィナ
その村人に向かって≪雷の杖≫を向けます。
「村人」
「な、なんだってんだよ! お前やつらの肩を持つのか? 譲ちゃんも放せ! 放してくれ!」
リィナ
「あなたの言い分もわかります。でも、狼たちの言い分もわかる。こんな、 外から来た小娘に言われるのはしゃくでしょうが…」
「村人」
「そうだ! あんたは黙ってろ!」
リィナ
いいんちょ
…黙るんかよ(笑)
リィナ
い、いや。言う事を考えてるんです(笑)
GM
それは、何も思いつかなくて考え込んでしまった事にしましょう。
ニキータ
一生懸命止めます。
「そんな事したって、息子さんは喜ばないです!」
「村人」
「夢に出て来るんだよ! 仇打ってくれって!」
ニキータ
「夢に出るのは、まだ悲しみから抜け出せないから…」
GM
とまぁ、すったもんだしている間に、例の体の大きな狼が後に回りこんで村人を気絶させます。
ファング
とりあず、命に外傷別状があるかどうかを…
GM
別状はないみたいですよ
ファング
それじゃ、そのおっさんを村人に預けて持って帰ってもらおう。
GM
では、一旦シーンを切りましょう
展覧会の絵 : ムソグルスキー :    友人の絵をモチーフにして作られた曲だな! 社会主義のひずみが生み出した名作だと思うよ! 俺はな! 大阪シンフォニカーの批評にも上がってるから読んで見てくれよな! GRTで書いてるぜ!
***編集後記
 ツッコミどころその2。例によってどことは言わんが。

 「第一(略」のメンツが持ってる欠点として共通の物と思われるのは、 「目的を忘れがち」というものだと思う次第。どちらかと言うと、 忘れがちと言うよりは「達成の為の手段をあまり考えてない」かも知れない。 だからシナリオの流れに「乗ってしまう」んじゃ無いかと思ってみる。流れを作らないでな。

 今までそう言うシナリオばっかりやってきたから…  が原因ではないと思う。