シーン15:レクス(正位置)

GM
では、言いあいが始まった所で、光の球が全員の目の前を横切って行きます。 それを見たガイシュ君が
「あ、ミーシュ」
と。
ニキータ
「ミーシュ?」
「ガイシュ」
「あ、あぁ。妹だ」
そう言うと、草の陰からがさがさと鹿の毛皮を着た女の子と、ミントさんが出てきます。
ニキータ
「こんにちわですにゃー。ミーシュちゃんですにゃ?」
「ミーシュ」
「うん。触っていい?」
ニキータ
「にゃー… ごろごろごろ」(笑)
GM
で、ガイシュ君が何か弱みを握られたかのようにファングに耳打ちします
「とりあえず… ミーシュの前で喧嘩は無しな」
ファング
「解った解った。そう言うことにしておこう。で、ギルザ。この子達は一体なんだ?」
ニキータ
それには答えましょう
「んとねぇ。知り合いのフラウさんの子供たちなの。よく解らないけど、村のはずれに住んでる女の人の子供なの」
「ミーシュ」
「それってお母さんの事?」
ニキータ
「うん。あたしはニキータって言うお母さんの友達だよ」
「ガイシュ」
「なんだ… 昔のあの女の仲間かよ」
ニキータ
「お母さんの事あの女なんていっちゃダメだよ〜」
「ガイシュ」
「あの女はあの女だよ。親なんかいねぇって!」
ニキータ
「口悪いなぁ。お母さん元気にしてたよ」
「ガイシュ」
「会ったのか!? どこでっ!」
ニキータ
「村のはずれの…」
「ガイシュ」
「なんだ… 村の奴らと仲良くやってるってことか… もういいよ…」
ニキータ
「仲良くはしてないと思うよ。鎖で繋がれてたし」
「ガイシュ」
「はぁ? どーいう事だよ!」
胸倉を掴みかかります。
ニキータ
「それでね。危ないからね、この森から連れ出して欲しいって頼まれたの。 だから、君たち二人はあたしと一緒に、この森から出よう?」
「ガイシュ」
「… 今更なに言ってるんだよ… 俺はこの森出ないからな」
リィナ
「ちょっとよろしいですか? 私はレクスギルドの者ですが実は、依頼がありまして…  依頼の内容は伏せますが、その… 依頼者に問題がありまして」
「ギルザ」
「…込み入った話になるのであれば、ここで立ち尽くしているのは良くないのではないか…?」
ニキータ
「そうですね。おなかがすきましたですにゃ」
「ガイシュ」
「そうだな… 別にあんたらに話す事なんか無いんだけどさ。ミーシュもなついてるみたいだし、 飯でも食っていくか?」
ファング
「そうだな。ギルザと話たい事もあるしな」
レクイエム:ヴェルディ:    またレクイエムだ! 暗いとか言うなよ! 俺も親父の死を背負って生きてるからな! んなこたどうでもいいか! モーツァルトのに対してこちらは迫力満点だ! 昇天していく魂だけじゃなくて地獄に落ちる様も描いてるよな! 宗教画みたいだな! さすがヴェルディってことかよ!
***編集後記
 因縁って言う物を渡された時に、 どれだけ物語を想像できるかって言うのはPLの技量をあらわすと思う。 キャラ設定として、適当に決めたときもそう。

 セッションの時に渡される因縁は、GMが用意した各PLへの行動指針な訳だから、 そのような行動をした方がいい訳で。当然、GMのほうもその因縁を再現しやすいよう、 導いてやる事も必要になる。

 ただ、こう言う因縁を渡したから、こう言う行動をして欲しいなという期待だけは絶対にだめ、 というのを今更だが言ってみる。ブレカナの場合、 因縁を表現する為に前半を費やすのが基本だと考えて良いんじゃないだろうか。

 [対決]ではたまったフラストレーションを爆発させる方向にすれば、パワーもOK!

 っていうか、周りに設定厨が増えたせいかパワー不足に陥ってる今日この頃。そろそろ俺は融合させたい。 ってゆーか歴史を動かしたい。