シーン17:グラディウス(正位置)

GM
シーンの頭にガイシュ君がミーシュちゃんに泉の方で遊ぶよう伝えます。 ミーシュはそれに従って泉の方に行くみたいですね。ついていく人いますか?
ニキータ
じゃぁ、あたしが。
GM
では、残りの方にガイシュ君が
「あんたらに伝えたい事があるんだ。ちょっと予定が狂ってるんだけど…  今日、夜が明ける前に村に行こうかと思う。

 狼たちと戦いに行く」
ファング
「…打って出るという事か?」
「ガイシュ」
「あぁ…」
ミント
「じゃぁ、あの子は?」
「ガイシュ」
「森に… 待たしておく」
ミント
「それで安全? 村人が襲ってきたら?」
「ガイシュ」
「だからその前に叩き潰す」
ミント
「じゃぁ、お母さん要らないんだ」
「ガイシュ」
「…あいつは俺たちを捨てた!」
リィナ
「あなたがどんな手段をとろうとしているかは解るけど、守るべき戦いをしなさい」
「ガイシュ」
「… …先にやらなきゃ、やられるんだ… ついて来いよ」
リィナ
言われた手前ついていきますけど…
GM
5分ほど進んだ所に、百舌のはえにえのように木にぶら下がっている青年が3名。
「あいつらが森に入ってきて最初に出会ったのがミーシュだったんだ…  ミーシュがどれだけ怖い思いをしたと思う!? その時3つだぞ?  そんなちっちゃい子供に石を投げつけられるやつらだ。先にやっておかないとこっちが何されるか解ったもんじゃない」
ミント
「そのちっちゃい子を残して進む訳?」
「ガイシュ」
「それしかないと思ってるけど?」
ミント
「あの子と同じような力を持った子供たちが一杯いるところがある。あの子とできれば君にも来てもらいたい」
「ガイシュ」
「俺は… 俺は森を離れられない。でも… ミーシュはその方がいいのかな…」
ミント
「できることなら、君にも来てもらいたいんだけど… 君が残るというのならそれでもいいよ」
「ガイシュ」
「光で遊ぶ子でも大丈夫なんだな?」
ミント
「こっちも使えるしね」
「ガイシュ」
「羽が生えてて、耳が長くても大丈夫なんだな?」
ミント
「一杯いるでしょ。そんなのは」
「ガイシュ」
「あんたを信じていいんだな?」
ミント
「信じないのなら、あの子を一人だけここに残す?」
「ガイシュ」
「…やっぱだめだ。あんたは信じられない。なんか、隠してるだろ。…森には10頭残してミーシュを守ってもらう。 もし、負けた時は… そんときはあんたが逃がしてやってくれ」
ミント
「…解った。協力するよ」
ファング
「話が纏まった所で、準備はできてるのか?」
「ガイシュ」
「あぁ。合図一つでいつでも攻め込める」
ファング
「なら、少し時間を割いてもらいたい。君が本当に狼として生きる為の通過儀式だ」
「ガイシュ」
「俺はもう狼だ! それとも何か? ガキだってのかよ!」
ファング
「いや、坊主。まだ母親と言う心残りが有るだろう。捨てた捨てたという割には、随分動揺していたではないか」
「ガイシュ」
「それが何だってんだよ! あの女はミーシュが石投げられた時にも助けに来なかったじゃないか!」
ファング
「助けに来ないんじゃなく、助けにこれなかったのだとしたら?  君たちを助けに行く事で、更に状況が悪くなる状態に置かれているのだとしたら?」
「ガイシュ」
「それだったら… あの人、今はやばいって事か?」
ファング
「そうだな。人質にされるかもしれん」
「ガイシュ」
「だったら、真っ先に助け出して、それから突っ込ませる。ちょっと喋ってみてあんたの言う事が嘘だったら、 そん時は覚悟しとけよな…」
ファング
「どうとでもするがいい。…すこしやる事があるので席を外させてもらおう。作戦までには戻る」
Legendary Tales : Rhapsody :    ブレカナじゃお馴染みのバンドだな! このアルバムは 1st の時に紹介されてた物だから 2nd から始めた奴は手に入れてないかもな! 和訳した物を読むより自分なりに訳した方がネタにしやすいと思うぜ!
***編集後記
 このシーンの冒頭で語られているやりとり…  ガイシュの「話がある」までは、前のシーンで語られてたんですが、 好みの問題でこっちに持ってきました。

 漫画や小節、ドラマ、映画などでよく見られる手法ですが、 オンラインのHTMLでは続きを読ませようとするよりも、 簡潔に区切るほうが重要なのでこうしました。そのまま前のシーンの続きですし、 ここで連載してる訳じゃないですしね。打ち切られる心配は無いですから(笑)

 実際のセッションにおいては、有効な手段の一つであるとは思います。 ただ、俺個人としては前述したシーンの概念があるのであまり取りたくない手法の一つですね。

 たまにやってますけど。