シーン7:アクア(逆位置)

GM
流れからすると喧嘩どころではないだろうなぁ…
ファング
うら! かかってくる奴どんどん来い!(笑)
GM
じゃぁ、状況が片付いた後で村長の家。 といっても普通の家とあまり変わりなく、むしろ他と比べると小さいぐらいです。
「年より一人じゃと、これで十分でな… ほれ、茶じゃよ」
ファング
「ありがたく頂戴する。で? 事件について話してもらいたいのだが?」
「長老」
「と、言われても… どこから話したものかのう?」
ファング
「そうだな… 事件が起こったのは大体何年ぐらい前なんだ?」
「長老」
「…一月ほど前にな。森に入った若者3人が帰ってこなくなったんじゃ。 見つからんし、全く帰ってこない。それに… 最近やたらと狼達がうるさくての。  …夜になると、こちらを脅迫するように遠吠えの声がやまぬ…

 それでまぁ… これは魔物か何かが狼を操っているのではないかと、村の者たちは恐れているのじゃよ…

 実は… 魔物の正体には心当たりがあっての。いや、魔物ではないのじゃが…  我々にとっては恐ろしさと言う点では魔物と変わらないわけじゃ… いずれ人外じゃからな…」
ファング
「関わりが無いとも言い切れない。よかったら話してくれ」
GM
良く舌の回るウルフェンだな。<交渉>してみてください。
ファング
(いっころ)ギリギリ成功。あぶねっ。
「長老」
「森の入り口の所に見張り小屋が会ってな。14年程前からかのぅ、一人の女が住みついとるんじゃ。  …それがなぁ… どうにも厄介な物をくわえ込む趣味のある女でな。子供が二人おるんじゃが、 片方の父親がウルフェンで、片方の父親がエルフだ」
ファング
「ほぉ? それはまた珍しい」
「長老」
「それからまぁ… 8年ぐらい前にちと事件があってな。それは、 間違いなくその女がエルフをこの村に巻き込んだために起こった事件でな。

 かわったエルフでな。陰気な性格で無口。顔は長年の憎悪で歪んでおった。 たまに口を開けば敵意を剥き出しにして掴みかかってくる。村のものは相手をする事に疲れておっての。 それで、村を出て行くよう交渉しに行った若い者8人が殺された訳じゃ」
ファング
…ひでぇエルフだなぁ、おい!
「長老」
「ま、それからややあってエルフは他界しての。そうなると、怒りの矛先はその女と子供たちに向けられる訳じゃ。 子供二人は森に追放して、女はこの小屋の中に幽閉しとる。

 もしかすると、この子供たちかもしれん… 皆、心当たりがあるじゃろうからな…」
ファング
「なるほど。話はわかった。今のところは狼の仕業、と言うことで受けさせてもらおう。 で、もしだ。貴殿の話の子供たちが元凶であったのならば、貴殿らにも罪がある。 その場合、私としては手を出しかねる」
「長老」
「ふぅ… 一つ… 解ってもらいたいのじゃが。

 森に住む我らにとって、人外がどれほど恐ろしいかと言う事じゃ。 奴らの牙は鋭い。奴らの力は強い。奴らの動きは速い… 我々にも守っていかねばならぬ暮らしがあるのだ。 人外を恐れずしてはやって行けんのじゃよ…

 許してくれとは言わん。じゃが解ってはくれまいか」
ファング
「心に留めておこう。しかし、そう言った人外と手を結べるのも人間だけだと思うがね」
「長老」
「ワシも今、あんたと話すだけで手が震えておる…
 追放した子供たちだけが弱い訳ではない。我々もまた、弱者なのじゃよ…」
ファング
「…
 仕事は引き受けよう」
リィナ
それじゃ、シーンが切れるところで≪聞き込み≫を(コロコロ)失敗か…
ブレア・ウィッチ・プロジェクト:会社忘れたよ!:   名作だ! DVDの方は製作者のコメントが入ってるモードがあったりしてナイス! 斬新な一品だぜ!
***編集後記
 ウルフェンは嫌われる。

 長老の語っている事は、ブレカナの世界観的には一般論じゃないので、 かなり聡明なじいさんだっちゅーのが解る。

 だからどうしたと言われると非常に困るが。いや、書くことあんまり無いんですよ。 ネタ晴らしのやり様が無くってサ。