シーン17:イグニス(逆位置)

ゲオルグ
では、レクスギルド到着。
「ウォン」
「いらっしゃーいっ。はっはっは」
ゲオルグ
「ここに、ウォンという男はいるか?」
「ウォン」
「あぁ、俺だけど?」
ゲオルグ
…そういえば、俺は何しにここに着たんだっけ…
ダーク
しょうが無いな*1… (いっころ)登場成功。
「ウォン」
「んで。何の用よ?」
ダーク
「ケルバーのレクギルドから着たんだけど」
「ウォン」
「あぁ、幼児誘拐事件か。さて、どこから喋った物かね。まず、何が知りたい?」
ダーク
「居場所と、主犯格」
「ウォン」
「居場所は解らん。主犯も不明。ただ、60年前*2にも似たような事件があった。 他でもちょっと流行ってるみたいだな… まぁ、この手のは愉快犯か、模倣犯かってとこだな」
ダーク
「氷山の一角か。大元を調べないと話にならないな」
「ウォン」
「大元が知りたいんなら、金よこせ」
ゲオルグ
「足りるか?」
30銀貨
「ウォン」
「十分。これは、60年前の話なんだが、なんでもその一団は魔神を呼び出そうとしたとか。 その生贄に用いたのが少年少女って話だな」
ダーク
「魔神の名前は?」
「ウォン」
「不明*3。ただ、魔神になった奴の名前は有名だな。ギヨームって奴だ」
ダーク
「誘拐犯の特徴は?」
「ウォン」
「そうだなぁ。ケルバーの事件では、全員でかい剣を持ってるって事ぐらいかな。 確か外見の特徴は、こんなやつだ」
写し絵をわたす。
ダーク
見覚えは?
GM
レオンが持っていた剣そのもの。
ダーク
あいつも共犯かよ。
「ウォン」
「そうだな、一つ妙な事があるとしたら、あんた等より先に来た一団が、村についた形跡が無いってのもあるな」
ダーク
「そりゃ、確かに…」
エミリエル
(いっころ)登場成功。
「うちの、でかい剣持ったおじさんいる?」
アゼル
(いっころ)こっちも成功。
「ちーっす」
「ウォン」
「あぁ、今ココア探してる*4
ゲオルグ
いや、さじをね。
「ウォン」
「棚の下から二番目。ココアは適当に使えや。牛乳代は払えよ」
エミリエル
「うちの会長お邪魔してません?」
「ウォン」
「今、ココア練ってるこいつか?」
エミリエル
「正しく、それ。例の主犯格と見られる女性と接触したのですが、 でかい剣を持ってこいと言われてしまいまして」
アゼル
「で、一時的に仲間になって、壊滅させようかと思ったんだけど、 どうにもその剣がね」
ダーク
「剣の形状はこんなのらしい」
ゲオルグ
「ふむ。では、この剣の形状をそのように変えれば良いのだな」
≪変形≫(笑)
「ウォン」
「器用だね… いや、おっさん。いくら甘党だからってそりゃ砂糖入れすぎ」
ゲオルグ
「ふははははは」
「ウォン」
「他に調べて欲しい事は? 一応ここを拠点にしてもかまわんぜ」
アゼル
「ガキを収容できそうな… いや、してそうな家と、出来そうな場所。 あと、でかい剣を持った二人組みを調べてくれ」
「ウォン」
「そうだな… ちょっと、地図見てもらえるか。昔この辺りは戦場だったらしくってさ。 まぁ、今もなんだけど、そのときに造られた砦がある。実はこの村はその砦の上に出来ててね。 そこに勝手に住み着いたかも」
ダーク
「よし、二手に分かれよう。砦を調べるチームと、誘拐犯と接触するチーム」
アゼル
「よし、俺は接触組に」
ゲオルグ
「私も行こう。戦闘なら私の仕事だからな」
ダーク
「それじゃ、俺とエミリエルは砦を調べようか」
エミリエル
「ですね」
ダーク
「ところで、砦の入り口ってどこ?」
「ウォン」
「あまり見せたくはないんだがな、実はこのレクスギルドはその砦の一角を改造したものでね。 この本棚の、本を抜くと入り口ができるんだよ」
がっこん。地下へと通る階段が、本棚の後ろから現れる。
ダーク
「このことを知ってるのは?」
「ウォン」
「村の人間なら誰でも知ってる」
時々かなわんのが、ジェスチャーを多用している時ですか。MD聞き返しても何の事かさっぱり。それをさらに文章にするとなるとまたさっぱり。編集者の記憶力がキモになります。とっても大変。(続く)
*1しょうが無いな…
 ナイス
*260年前
 ご存知、ギヨーム・ド・メーヌの起した事件。他でもちょっと流行ってるの方は、 復活したギヨーム本人の手による物。ライアンはいわば模倣犯。
*3不明
 魔神の名前は、モルトゥスです。早い話が、 この当時俺は魔神の名前を知らなかったと言うわけですわ。
*4ココア
 PLの行動をそのままPCの行動にしてやった。 ちなみに、このシーンの間ゲオルグ、ダーク、GMの三名は、 ずーっとココアを練りつづけながら、シリアスな会話をしてました。

 練っていたココアは「ヴァンホーテン」のココアで、無調整のやつ。 ココアの粉と砂糖を混ぜ合わせて、その後牛乳を軽く入れて練りつづける。 溶けたチョコレートみたいになったところで、牛乳をどっさり入れれば出来上がり。

 調整ココアは甘すぎ。甘さを控えるとただのお湯になるし。面倒だけど、こっちの方が絶対美味いので、 一度は試す事をお勧めします。おいしいよ?

【10/23 追加部】

 練りココア… 煉りココア…
「煉」のほうは、IMEで一発変換できないので保留。
***編集後記
 家にココアが無いのは非常に悔しい。しょうがないので今は、 ウーロン茶に牛乳を入れるという斬新な方法を試してみた。

 …斬新すぎて不味かった…

 んなこたどーでも良い。とりあえず、やっとこ、核心に迫ってまいりました。 ちなみに、普段はこの辺でクライマックスの戦闘に入ってるか、それに向かってまっしぐらのハズ。 でも、今回は黒幕の姿もまだ見えとらん。はふぅ… 長いよ…

 何はともあれ挑戦あるのみ。今度は砂糖を入れてみた。(そっちかい)

 …

 微妙