シーン20:アダマス(逆位置)

アゼル
よし、それじゃ酒場のお姉ちゃんのところに向かいますか。
「適当に話合わせてくれ」
ゲオルグ
「わかった」
アゼル
と言うわけで、居ます?
GM
はいな。普通に本読んでる。
アゼル
「ただいま。一応仲間連れてきた。でかい剣つったらこいつでね」
「女性」
「…本気だったのか」
アゼル
「当たり前やん。金にならんのは痛いけど、姉ちゃんおるからええよ。とにかく、俺らはやる気やで」
「女性」
「剣みして… … 変った剣だな。まぁ、頑張ったんじゃないか」
アゼル
「はぁ? 頑張ったってどう言う事よ?」
「女性」
「形とか良く調べたねって事だ。魔器*1ってのは持ち主の意思で形を変えられるって聞いた事がある」
アゼル
「ほぉー。で、どないよ。戦力にはなるんちゃう?」
「女性」
「いや、戦力とかそう言う意味じゃなくて… そうだな、その通りだ。 まぁ、そんなに気になるんだったら、付いてきても良い。血の匂いに耐えられるのなら、だが」
アゼル
「あぁ、それなら大丈夫」
「女性」
「そうだろうな。血のジュースが飲めるぐらいだからな」
アゼル
「あ、やっぱアレ血だったのか。良かった。俺の味覚は確かやった」
ゲオルグ
「そう言う問題なのか? 俺は血のジュースを飲むのは遠慮したいのだが」
GM
ゲオルグさんや、<隠密>でもしてやって。
ゲオルグ
(いっころ)3
GM
ちっ。解らんかった。
「さ、それじゃ行こうか」
アゼル
ん? あ、向かうのね。
「女性」
「これは決まり事だからあんまり詳しくは話せないんだが…  昔この辺りは戦場だったらしい。こんな山も無かったんだそうだ。 ところが、トチ狂った領主が魔法を使ったがために、こんな事になったらしい。 古代儀式の一種だったと聞いている」
アゼル
「古代儀式ねぇ…」
GM
で、悪魔の口が扉になってるところに出る。
「実はこいつはダミー。本物はこっち…」
つって、もっている剣を横の穴に差し込んで、横に引っ張ると壁が開く。*2 下は燃えるように赤く、とっても明るい。叫び声も聞こえてくる。
ゲオルグ
「…戦場でこのような場所はよく見かけたが…」
アゼル
「こんな所あんねんや。で? 何したらええのん?」
つっても、訳注ついてるリプレイって滅多に無いけどね。続いてはリプレイ作成のスタイルについて。読む前にFEARにある、ドラゴンアームズのオンラインリプレイを見る事を奨めます。あれほど悪い例は無い。(続く)
*1魔器
 ハッタリ。形状が微妙に異なったので、フィーナはカマをふっかけた。 つまり、ゲオルグが見た写し絵が、あまり良い出来ではなかったと言う事。 こう言うとき≪模写≫って便利だよな。レオンの物を思い出せば良いんだから。
*2
 差し込んだ剣は、ノブにするんじゃなくて取っ手にするんだよ。 仕掛けそのものは、「DO」さんの、「クリスタルリナール」の物をそのまま拝借した。 LLサイズの尊厳無き死だからこそ出来る芸当。グレソでも出来るかな。 ハルバードやロングソードなんかは、ちょっと無理。
***編集後記
 エロゲーの紹介多いなぁ…(苦笑)

 でも、あの手のゲームで、特にファンタジー物でのレイプシーンって、 妙に人間臭くて好きだ。いや、レイプ嫌いだよ。そう言う意味じゃなくて、 極限状態とか、金に走った連中とか… とにかく、臭い物に蓋をしてない所が好きかな。

 人間なんて、誰だってそんなもんさ。食った以上トイレにゃ入る。 かっこ良いけど、間抜けで、残酷で、衛生的に汚い。良いなぁ… 人格の崩壊…

 それに、そう言うところに目を向けた方が、シナリオ的にも面白くなるし。 ただ、ロールするのがつらいから、描写で終わらせるけど。つらくなければヤル。と言う話でもある。