シーン1:オービス(逆位置)

GM
えーと…じゃぁファンさんから始めようかな。右回りに行っちゃえ。*1
ファン
じゃぁ、僕からですね。
GM
それじゃ、あなたはミドさんのお家ですね。
ファン
「はぁ〜…やっぱりこの雰囲気は落ち着くねぇ」
GM(ミド)
「新しい薬は出来たかい?」
ファン
「そりゃぁもうばっちりさ。君にだけ教えるけどね。 今までの味がちょっといまいちだったレーションを改造してね、 ちょっと美味しいレーションが出来ちゃったんだよ。 その代わりちょっとばっかりかさばるんだけどね〜。」
「ミド」
「ん〜、前のおなかコワスやつはどうしたんだい?」
ファン
「あれは、誰かさんがおなかコワシて、それっきりちょっと病院にかかりっきりになっちゃったからね」
三只眼
エルマー君か(笑)*2
GM
やれやれだぜ
ファン
「ちょっと本名は明かせないんだけどね。まぁ改良に改良を重ねてついに出来上がったって訳さ」
「ミド」
「それはおめでとう。これで君も…お金もうけばっちりだね(笑)」
ファン
「ん〜、とりあえずこれは10銀貨ほどで売ってから、 まぁ後は、特許でばりばりで印税生活かなぁって感じかなぁ。うははははは」
「ミド」
「あぁ、そうそう。ところで一つ頼みがあるんだけれども」
ファン
「なんだい?」
「ミド」
「あ〜うちの息子のカイルを知っているかな?」
ファン
「んー?やだなぁ、知っているに決まっているじゃないか。君と僕との仲だろう」
「ミド」
「いやぁ、実は彼がまた家出してしまってねぇ」
ファン
「あー、何というか。育ち盛りだから仕方ないんじゃないかな」
「ミド」
「思春期なのか反抗期なのか知らないけど…。まぁ、そんな訳で探し出してもらいたいんだけど」
ファン
「ん〜…。まあいいんじゃないかな。うん、いったげるよ。昔のよしみだからね」
「ミド」
「ごめんねぇ。まぁあいつのことだから… 最近ちょっとグレて悪い友達と付き合っててね。どっかでスリをやってるかもしれな〜と言うのが」
ファン
「あぁ〜、少々手荒になるかもしれないけど許してくれるかな〜」
「ミド」
「あぁ、手荒にやらないでおくれよ」
ファン
「(クス)ま、いいよ。何とかしてみるよ」
「ミド」
「すまないねぇ、お礼はまた“怪しいレーション”って事で(笑)」
ファン
(笑)
GM
てなところでシーンが切れます。じゃ、シーンカードを隣りのあなたに回しましょう
三只眼
おまえのばんっ(笑)*3
GM
おまえのばん。(シーンカードをクリスの方へ渡す) ハーイ。じゃ、つづいて…グラディウス正位置だって。よかったねえ(笑)
元気玉
*1右回り
 右回りは僕のクセだが、実はオカルトの知識に基づいた行動。 北半球では、物事は基本的に右回りに回っているため、 左回りに回す事は、そこの“場”を乱すと言う考え方。 当然だが、南半球では左回りが基本になる。
*2エルマー君
 いいんちょのキャラ。しかし、僕はこれを食べた覚えは無いのだが…。 エルマ・ヨーグについての詳細は、キャラ紹介を参照のこと。
*2おまえのばんっ
 オリジナルのシーンプレイヤーカード。今回はオリジナルのアルカナを使っている。 我々はこちらの方がお気に入りである。
 前回の方式では載せられなかったのだが、形式を変更する事で いままで日の目を見る事の無かった、オリジナルのアルカナを 紹介するスペースが増えたのでシーンカードとして紹介している。 各シーンにある訳注欄の上段にあるイラストがそれだ。
 ちなみに、作画はsixさん。
+++再編後記
 さて、このリプレイの様式はF.E.A.Rでおなじみの表示方法である。 実際作ってみて解ったのは、本編の中に無駄に注意書きを入れると 読み手に対して、それまでの流れを絶ち切ってしまうと言う事だ。 この形式にする事で、欄外の部分だけを読む楽しみも増える。
 ただし、問題が一つ。訳注と、元の文章とで横が揃わないのだ。 これは、表現方法の問題ではなく、HTMLと言う媒体の限界なので、 しょうがないと言えばしょうがない事なのだが…。
 手段として、スタイルシートを使用すれば何とかなるかもしれない。 しかし、個人個人によりブラウザの大きさは異なるどころか 同じ人物でも、その時々により、ブラウザの大きさは異なる。 どこをどう考え、文章を揃えるか…これについては今後研究するつもりだ。
 ただ、僕は再編後記等と言った「落書き」を書くのが大好きなので、 この手のスペースが無くなるのは非常に困る。と言う訳で、その技術が反映されるのは ほぼ間違い無く当分先で、少なくともリプレイではありえないだろう。
 悪い癖だなぁ…


かくして、怪しげな中華系錬金術師“黄”の導入が終わる。
果たして彼は、怪しいレーションを受け取ることが出来るのかっ!?