シーン16:フルキフェル(正位置)

GM
うーむ… シーンプレイヤーは… クリスだなぁ。 では、クリスさん。あなたの持つ青い奴が光を放ちながら奥へと飛んでいきます。 そんで、飛んでいった先にはやたらとでかいものが。
クリス
大○教授?*1
GM
ちがうっ。クリス君、君にはわかるね。カイル君だ間違いなく。
クリス
じゃ、ちょっとつぶやくように「カイル」って言ってみます。
GM
「ごおおぉぉぉん」って声がするだけですね。
ファン
「ん〜、よく解らないけど大きく育ったものだねぇ」
クリス
「そうじゃないだろ!」
GM
は、でわそんな所で電気がぱぱぱぱぱっとついて。そう、電気なんだな。 そして、その先には体のあちこちを改造されたカイル君が。 で、さっきの青い奴がそこへ入っていって、右手にはハルバードやらなんやらが。 左手にはレイピアやらがごてごてとついていて。下半身はでかいです。
ファン
やっぱり○槻先生になってるんだ(ぼそ)
三只眼
「カイル、キサマもとの自我は残っておるのか?」
GM
のこっとらん。
三只眼
ということは、さっきのカイルなのか、似たような奴なのかは解らんのだな。
GM
あんたにゃ、カイルと言うことすら解らん。
クリス
面影は残ってる?
GM
残ってるよ、一番上に首だけ。*2
三只眼
攻撃しかけてくるん?
GM
いや、まだ。
クリス
かなり迷ってます。
ファン
「まぁ、待ちたまえ。デクストラという性質上、 同じような顔を何個も何個も造っている可能性もあるしね 003-1となっていたって事はだね、4も5も6もあるかもしれないだろう?」
クリス
「でも、3-1だ3-2だからと言ってカイルじゃ無きゃいいのかって事でもないんだよ」
三只眼
「奴なら、番号があるであろう」フェイオーに調べさせてみよう。
GM
 でわ、フェイオーが近づいていくとだね、カイルの顔の下にまたでかい顔がでてきて 電源がONされます。で、フェイオーに攻撃。 パンチが3で当り。
三只眼
<回避>…だめ。
GM
Cで10点入る。で、吹っ飛ばされてくれ。
三只眼
ところで、フェイオーって“受け”たらどのくらい入るの?
GM
無いよ、そんなもの。何のためにHPを山のように与えてると思うんだね。
三只眼
命令したらずっと対象を攻撃しつづけてくれるって言うのは?
GM
却下*3。じゃ、戦闘開始ね。 順番は、ルーシー、ロボット、吽迦羅、クリス、ファンの順番。
三只眼
フェイオーに乗って攻撃する場合は?
GM
フェイオーの【AP】を使う。*4
ルーシー
んじゃ、私からですね。狙います。狙って終わりです。
GM
ロボは何もしません。
三只眼
呼び寄せて乗ります。*5
クリス
じゃぁ、近づいていって… あぁ、何も出来ない。おろおろしてる。
ファン
割と早くしたつもりだったんだけどっと。うーん説得しても意味無さそうだしなぁ。 まいいや、クリス君に説得しましょう。とりあえず<交渉>は1 「仮に彼がカイル君だったとしても、彼が苦しんでいるのを止めてあげるのは、君の勤めだよ」
クリス
(コロコロ)判定は成功したけど対決で負けちゃった。この場合どうなるの?
GM
ん? 言いくるめられる*6。 じゃ、2ndフェイズ。
ルーシー
撃ちます。≪精密射撃≫≪落雷≫≪剛力弦≫≪同時射撃≫≪穏やかな死神≫で≪速射≫。
えーと、10の… あ、クリティカル。
GM
いくつ組み合わせてやがる化け物がぁ〜。そんなもん、受けもくそも… あ、クリティカル。*7
ルーシー
あらら…
クリス
よーし、いくよ〜。元に戻れないのならせめて苦しまずに… ≪強振≫≪旋風撃≫ 5。
GM
受けは成功。
クリス
ダメージは、Sの28。
GM
つぎは? いないのね、それじゃ、逆位置をプレゼントだ
がおー
*1大月教授
「真・女神転生if…」の方。大学教授でわない。
*2首だけ
 それを面影というのかどうかはさておく。 まぁ、つまりは因縁を持っていないと、それが誰なのか解らないほど、 カイルは改造されてしまっていると言うことだ。
*3ファミリアへの命令
 命令をした場合、ファミリアはずっとその行動を新たな命令があるまでやりつづける。 明らかなルールミス。余談だが、命令は「はっきり」とさせた方がいい。 あまり融通の利くような命令は、時として、目標がダイス目で決められる可能性があるからだ。
*4【AP】
 ルールミス。[移動]のタイミングは騎乗動物の【AP】だが、 攻撃そのものは乗っている人間のものを使う(BoA P.89) 騎乗動物の[移動]とともに攻撃が出来るのは、 アダマスの≪突撃≫を組み合わせた場合のみである。
*5呼び寄せて乗る
 本来≪ファミリア・ライド≫が必要 通常、命令して呼ぶのに上手くいって1ターン、乗るのに1ターンかかる。
*6<交渉>による対決
<交渉>の対決に負けた場合言いくるめられるのだが、 キャラクター同士の場合、これはケースバイケースにした方が良いだろう。 本来<交渉>は情報収集用である。言いくるめるのはむしろ<言霊>の方である。
*7<射撃>を受ける
 [特技]なしで<射撃>を受けられる訳は無い。マスター特権と言うことにしてくれい。
***再編後記
“幼子”とか“友人”など、PCと親しい因縁は どうしても不幸な運命を与えたくなってしまう。 その方がPC、PL共に[殺戮者]へのモチベーションを上げる事が出来るからだ。 ただ、あまりパターン化するのもどうかと思うので、 現在新しい方法を思案中。因縁は使った方が絶対面白くなる。


シーン17:デクストラ(正位置)

GM
次はファンさんね。ちょうどシーンカードもファンさんだ(笑)*1
ルーシー
もう一度狙います
三只眼
あれ? うちは?
ルーシー
【AP】21なんですよ。狙って終わりです。
三只眼
じゃぁ、どうしようかな。まぁ、この程度でつぶれることは無いじゃろう。 ≪元力:輝≫≪元力矢≫≪元力槍≫≪元力集中≫ 3でクリティカル。
GM
うぬ、無条件であたるぞ。足元が固まってるから[避け]はしないんだ、こいつ。
三只眼
Iの16。防御修正が半分ね。
GM
修正だな? おっけー。
ファン
ねぇねぇ、敵の右手なり左手なりの爆破は出来るの?
GM
こいつのは出来るよ。今は武器だからね。
クリス
あ、でもここで神業を使われるともう≪旋風撃≫が出来ないじゃないか。
ルーシー
出来るよ。裏返った奴をもう一度表にして逆位置にすればいいんだ。
kes
あと、“神業”ではございません。[奇跡]です(笑)
クリス
しまった、N◎VAじゃなかった〜(笑)
GM
じゃ、こっち。<元力>を飛ばしてきた方に、ロケットパンチのようなものが… 10以下っ(コロコロ)はずれ…。
クリス
攻撃は2ndにするので、[物忌み]です。
ファン
うーん。これって範囲攻撃なんだよねぇ… ま、いっか。
ルーシー
「ま、いっか」って…
ファン
≪超巨大武器≫≪爆炎の杖≫ 6で成功。
GM
あ、クリス巻き込んだ(笑) では、その攻撃を誰かさんの手が防ぎます。 クリスの攻撃もこっちが一緒に受けます。ダメージおくれ。
ファン
Cの16。
GM
はう、カバーリングした腕が吹っ飛んだ。でわ、2nd。
ルーシー
もう一回…≪精密射撃≫≪落雷≫≪剛力弦≫≪同時射撃≫≪穏やかな死神≫≪速射≫ 3でクリティカルだ。
GM
受けはできねぇ〜。ダメージくれぇ。
ルーシー
はい、ダメージは、一本目がIの24。二本目は29。
クリス
あぁ、むしょーに∵無敵防御∵したい! どうしよう…
三只眼
やるがよい、心を開くかも知れんぞ。ってキャラクター発言でいいのかな?
GM
そりゃ、プレイヤー発言だね。行動を消費してくれ。
三只眼
じゃぁ、攻撃してる横でささやいてやれ。 「クレイをまも…」 …あぁ!クレイじゃない〜っ!(爆)
クリス
ええい、いいや。∵無敵防御∵!
GM
かきぃん。止まります。[束縛]発生。
ルーシー
どうなるの? 二本とも止まるの?
GM
えぇっと。宣言が遅かったから二本目を止めましょう。*2
クリス君には[鎖]と[運命の開拓]をあげよう。
クリス
あーうー。もっぺんカイルに<交渉>してみよう…。でも2ndだから出来ない…。
三只眼
判定判定じゃなくて、ロールプレイやったら出来るのにな。
GM
どっちにしろ、2ndじゃそれは出来ないよ…。
クリス
どうしたらいいんだぁ〜。
GM
何もしないのなら次のターンへ行きますぜ?
クリス
うん、そうして。
ファンさん
*1ファンさん
 上の画像がそう。 ファンさんはこういう人です。
*2∵無敵防御∵
 10D10を振るべきであった。 この場合は、≪同時射撃≫なので一回の攻撃となり、 そのダメージの合計を軽減すると言う形になる。 これが、防御行動を二回強要する≪二重矢≫や、≪幻矢≫等であれば話は別である。
***再編後記
 GMの思惑に見事にクリス君ははまってくれた。 実際のところ、この場面での説得は不可能。 と言うのも、カイルがすでに人語を理解していないから…ではなく カイルの人格が、首から下のロボに奪われているからで、 「カイル」と言う人格プログラムその物は正常に作動している。 ≪爆炎の杖≫からクリス君をかばったのはその為。 そして、次のラウンドで自我を行ったのはカイルではなく下のロボ。 カイルとロボは常に争いを繰り広げており、目の前にクリスが現われた事により その戦いに勝利する事が出来た。


シーン18:アルドール(正位置)

GM
この順番で行くと、ルーシーだね。 じゃ、クリス君。戦闘中だけど認めましょう。何を言うんだね?ちなみに、一行動消費。
クリス
あうー、じゃぁ<交渉>…
三只眼
ここでロールプレイせんでどうすんねんな。*1
クリス
じゃ、叫ぶ「カイルー!」
三只眼
もっと他に何か無いん?
Kes
失敗したって事にして次のターンに回すか?
GM
いや、もう一回チャンスをあげよう。(死んでまうわい)
クリス
なんて言おう…
全員
(沈・黙っ)
クリス
あぁ、いざとなると恥ずかしい〜。
GM
10秒前と言っておこう…
全員
10・9・8・7・6・5・4・3・2・1…
クリス
「お、おまえは本当に…」あぁ、はずかしい…
GM
ぶー、時間切れ(笑) 1ターンもちこしぃ〜。じゃ、次の人は三只眼。
三只眼
どうしよう… 移動して終わり。
GM
次は… あ! すまん、ルーシー忘れてた!
ルーシー
いいよ、どうせ待機するから。
GM
すまん。では、ロボットが説得されかけたので<自我>判定しましょう。 お、失敗。電源がOffになって、目の前の巨体ががらがらがらっと崩れていくかな。
クリス
え? 壊れたの?
三只眼
じゃぁ、中から美少年が…
GM
そんな物ぁねぇ。生首*2がこてんこてんと… で、奥に扉が見えます。
三只眼
「ほれ、その首に数字は書いとらんか?」
クリス
…3-1?
GM
3-1。K-003-1。
三只眼
「やはり、連れて帰らぬほうが良かったのか?」
ファン
「…まぁ、遅かれ早かれこうなっていたのかもしれないから。 君がこうしてあげたってことは、それで良かったんじゃないかな…」
クリス
「本当に…そうだったんだろうか…」
ファン
「…まぁ、人はいずれ死ぬものだから、そのために…」
クリス
「あの時に連れて帰らずに、一緒に… 一緒に僕と一緒に旅を続け…」
三只眼
「ええい! やってしまったことに、ごちゃごちゃ言っても何も始まらぬ!」
ファン
「そうだよ、君は病気で死んだ人間のことを救えるのかい?」
三只眼
「ほれ、奥に扉があろう。カイルにこういう事をした奴をぶちのめすのがわし等の使命じゃ」
全員
「そうだね」
ファン
「彼と同じような人間を増やしちゃいけませんよね」
あ、キャラ間違えた(笑)
クリス
じゃぁ、左手にカイルの生首、じゃなくて、頭を抱えたまま次の扉を開く!
GM
では、開いたところでシーンを切ります。 うわー短い…
あ、アルドールかよコレ…(爆)
*1三只眼の台詞
 かなり、ナイスなツッコミ。 とまぁ、このようなツッコミをせねばならないほど、我々は初心者である。
*2生首
 すでに、ケーブルやら鉄の延髄やらが見えているので、 これを「生」首と言うかどうかは非常に怪しい。 さて、この首だが、実は非常に重い。 ボウリングの、ボールの大きさ程の鉄球並だと言えば、 どれほどの重量かは、解ってもらえると思う。 クリスはこれを小脇に抱えて軽々と持ち上げたが、 アルドールだからこそ可能な芸当。
***再編後記
 このシーンは結構お気に入り。 テープを聞くたびに罪悪感に襲われてしまうが、 それでもお気に入りである。
 もっとスプラッタなシナリオにしても良かったかな…


彼らの前に立ちはだかった巨大なクレアータ。
それは、カイルのなれの果てだった。
扉の向こうに、間違いなくカイルを改造した奴がいる。
確信と怒りを抱いて、クリスは扉を開けた…