シーン4:エルス(逆位置)

ファン
「ん〜。いやぁ、今日もいい日和じゃないか。このおどろおどろしい雰囲気。 この灰色の空は僕の心にぴったりさぁ」
GM
(あ、アブねぇ…)ん〜、じゃぁ<知覚>判定ですねぇ。
ファン
(いっころ)2!
GM
2。ばっちり解りますねぇ。向こうの方からデケデケっと走ってくる少年と…少年たちの一団が。*1
ファン
一団? 若いってのはいいねぇ。僕も若いときはそうだった。
クリス
わーい【希望】判定〜! (コロコロ)失敗〜…。もーやっ。
GM
お、おやっ!?
三只眼
あ、でも因縁が有るからもう一回いけるんじゃ? おっけ成功
GM
ん〜。なら、出てくれ。…誰か一緒に出したい? こやつとか(ルーシーを指す)
kes
無条件で登場やろ。
三只眼
後ろから追っかけて来たんちゃうん。「ししょー」とか言って(笑)
ルーシー
じゃ、出ようか? (いっころ)成功だ。めったな事では失敗しないぞ私は。
三只眼
「おうファン。久しぶりじゃのう」
ファン
「えーと。君はいったい誰だったかな〜」っと(いっころ) 「思い出せないな〜、ごめんねぇ。最近人との付き合いが少なくなっちゃってね。なんて名前だったっけ?」
三只眼
「ふ、儂じゃ。サラスヴァティじゃ」
ファン
「うーん。君とはどういう経緯で付き合っていたんだっけねぇ〜?」
三只眼
840歳(ぼそ)
ファン
「………」
三只眼
「………」
GM
まぁ、そんなお話をしていると、君たちの目の前を子供たちがドコデケっと通り過ぎちゃうんですが。
ファン
「若いのは…」
三只眼
「待てガキ供!」≪元力球≫(笑)*2
kes
それやったら死にますよ。
三只眼
あ〜。足止め程度に足元にでも炸裂させてやろうか。
GM
やるのならどうぞ。
クリス
相手はエキストラだから判定の必要は無いと思うよ。
三只眼
うん、足元に着弾。
GM
足元に着弾「うわぁ!」とかいって止まるね 「な、何するんだよババア!」
三只眼
ばばあ? とりあえず見てくれは20だけど?
GM
子供っつーのは誰に対しても“ババア”っつーもんだ。
三只眼
確かにな。「ガキ。口を慎め。今度はおまえらに着弾させてやろうか? やろうか?」
ファン
「まぁまぁ。落ち着きたまえよ」
ルーシー
「師匠、早まらないで」
ファン
「相手はまだ子供じゃないか」
GM
「人殺しだぁ! うわぁ〜!」とか言って逃げるんですけど。あーファンさん。ミドがいるんですけど。
三只眼
1人ぐらい捕まえておく。
GM
ミドじゃねぇ(笑)カイルだ。
ファン
「これかな?」っと
GM
うん、それだね。まぁ、一緒になって逃げていくんで捕まえたければ<運動>でどうぞ。
ファン
うーん。それじゃ捕まえてみようかな。これを誰かに伝える事は出来るかな?
GM
そっちの二人が捕まえようとするなら。…そうだな。【共感】で
ファン
僕が? それともそっちの二人?
GM
そっちの二人です。
クリス
うー。こんなシーンに僕が出ていないのはおかしい〜。…判定に失敗したから仕方ないけどね。
ルーシー
【共感】は低いんだよっ(いっころ)はぁっ! ファンブル!
三只眼
愚か者〜。こっちは2。
GM
では、彼の捕まえようとした人物が解りますので、一緒に頑張って<運動>で頑張って下さい。こっちはね…9です。
三只眼
フェイオーに頑張ってもらおう。
ファン
8です。
GM
そんじゃカイル君は捕まっちゃうかな。
ファン
ぐわしぃぃ。
「カイル」
「離せよぉ!」
ファン
「放せば君は逃げないと約束してくれるのかなっ?」
「カイル」
「しないよそんなものぉ。逃げるに決まってるだろぉ!」
ファン
「だったら、そう言うわけにはいかないですね。お父さんが探していましたよ?」
「カイル」
「はなせぇー!」
ファン
「話せ? うーん、今を去る事」ぺらぺらぺら。とまぁこのくらいで私のせわ話は止めておきましょうか。
GM
もうすっかり日が暮れようとしています(笑)
ファン
カァーカァー。
三只眼
皆どこ行っちゃったんだよ〜(笑)
ファン
「それで、話が終わった所でそろそろ帰りましょうかね」
「カイル」
「だから離せってぇ!」
ファン
「子供は帰る時間ですよ〜」ずりずりずり。
GM
そのまま退場ですね。
ファン
はい。
三只眼
「何じゃったんじゃ? 今のは?」
ルーシー
「てゆーか、師匠。まるっきり悪党です」
三只眼
「やかましい」ばん!
ルーシー
「はう!」(笑)
ザ・ワールド! (ちがうって…)
*1走る一団
 実はこれは万引きの帰りなので、全員走っていたのだ。 ある店に集団で走りこみ、全員で一塊になって店内を走り、 手当たり次第に物を抱えていく…と言う手法。
 かなり力技だが、結構有効な手段で、メリットは多い。 防犯カメラはあまり早く動くと写らないので、顔がわかりにくいうえ、 集団、かつ走っているのでその場でも掴まりにくい。
 さらに、小魚が群れを成し、一つの大きな魚に見せるのと同じ原理で、 いきなりこれをやられると、その迫力に圧倒されてしまい、 捕まえる為の、始めの一歩を踏み出すのに、結構時間がかかったりする。
 ただ、まとめて掴まる可能性も高くなるのも事実だが…
*2待てガキ共!
 この行動はかなり疑問。三只眼とルーシーは、 カイルに関する情報を何一つとして持っていない。 一体この行動で何がしたかったのだろうか?  この子供達を≪元力球≫で全滅させたからと言って カイルの情報を全く持っていない彼等には、有益な事など何一つとして無い。
 PLとPCの持つ情報を混同してはイケナイ。
***再編後記
 リサーチフェイズに突入したわけだが ここでクリス君が登場しなかったのは、結構痛い。 彼が登場しなかったお陰でシーンが無駄に増えてしまった。 しかし、それはそれで面白いと思う。 RPGに主人公は存在しないのだから。
 …
 ちょっと待て。本当にそうか? 要るだろ、一人は。 そのアクト全体を引っ張る、或いは引っ張られる役目を持った奴が。 GMは主役となる人物を、ある程度は決めておくべきである。 そして、他のPLはその主役を引き立てるか、或いはその座を奪うような行動を取るべきだ。
 遊ぶ為の努力、と言う言葉…いや、表現は大嫌いだが そうすることで、歯車を回す事が出来る。 一度循環し始めれば、後は放っておいてもなんとでもなるものだ。
「遊ぶ為の努力」についてはいずれ∵天の火∵にて。 先に述べておくが、僕はこの表現方法が大嫌いである。 安直過ぎと言うのが、その理由である。


どうやら、ファンは怪しいレーションをゲットできそうである(笑)
カイルは相当嫌がっているようだが…?