シーン19:アルドール(逆位置)

GM
では次、飛んでる人。ちょっと町外れの丘のところで、 鼠と楽しく語らっててくれや。
ソアラ
何で喋れるの? こいつは?
GM
≪知能≫を持ってるから。
「羽付き」
「僕ねぇちび太●×▼って言うんだ」
ソアラ
「ふーん。ちび太って名前なんだ」
「羽付き」
「うん。番号で呼び合うんだけどね。イッパイいすぎて、 もう誰が誰だか解らないんだよね〜」
ソアラ
「で、なんでこんなにいっぱいいるの?」
「羽付き」
「生まれたからさ! はっはっはぁ!  ハツカ鼠は成長が早いのだ! どーだ恐れ入ったか」
ソアラ
「最近なんだかいっぱい食べてるみたいなんだけど?」
「羽付き」
「うん。そう言えば、そろそろお腹空いてきたなぁ。 やっぱりね、女の人の肉が一番美味しいんだけど、 女の人は食うなって言われてるからさぁ。いやぁ、残念だよ…  食べれなくてさぁ
ぎらぁん。
ソアラ
「食べてない女の人たちはどこに居るのかな?」
「羽付き」
「え? 食べてない女の人? 妊娠でもしてるんじゃない?」
ソアラ
「その妊娠している人たちはどこ?」
「羽付き」
「なんだ、産みたいんだ? それならそうと言ってくれれば良いのに。 こっちだよ〜」
ソアラ
「道教えて」
「羽付き」
「…一緒に行こうぜ?」
ソアラ
「いやいや。後から行くから」
「羽付き」
「一緒に行こうぜ。どうせあんたも、俺たちの仲間を産んでくれるんだろ?」
ぎらぁぁぁん。
赤屍 & 六郎
えげつな…
ソアラ
「いい子紹介しますよ」
「羽付き」
「あぁ?」
ソアラ
「道教えてくれれば、女の子連れて行きますよ」
「羽付き」
「…わかんねぇ女だな。もう良いよ。テメェはここで死にやがれ」
≪角≫≪訓練:<軽武器>LV3≫(コロコロ)3。
ソアラ
≪鏡像≫≪高速言語≫≪言葉紡ぎ≫(コロコロ)7じゃ当たりか。
GM
へ? (いっころ)I+16。
六郎
登場〜(いっころ)成功!
ソアラ
この… ≪幻撃≫≪高速言語≫≪言葉紡ぎ≫(コロコロ)4。クリティカル。
GM
(いっころ)1。
六郎
ではこちら。ゴーレムパンチ…
GM
ナニで殴るねん、自分。
六郎
あぁ、解ったさ。鼠の≪凝視≫だ(コロコロ)6。
GM
(いっころ)無理無理。
六郎
(いっころ)10点の直ダメ。
GM
はい、即死。ぐじゅぐじゅに溶けて*1消えていきました。
六郎
「大丈夫ですか? いやぁ、危うく殺されちゃう所でしてね」
ソアラ
「後から言うのもなんだけど、情報の手がかりが…」
六郎
「大丈夫です。途中までは覚えてますから。 そっからゴーレムで叩き割りますんで」
ソアラ
シーン切る前に≪聖光≫(コロコロ)クリティカル。 全快しました。
GM
ほいほい。
特に使用できるタイミングなどを、もっと明記して欲しかった。(続く)
*1ぐじゅぐじゅに溶けて…
 コレも≪古代儀式≫の産物だった。つまり、ちゃんとした生命体じゃなかった。 グレムリンみたいだなぁ。
***編集後記
 ≪知能≫を持ったところで、所詮子供レベル。ひねくれた事しか喋らない。 味わって食べる事を知らない子ですが、なんでも美味しそうに食べます。暗殺用に一匹どうでしょう。 あなたが最初に食事になる事請け合いのこの一品。早く購入してください。でないと、私が食べられてしまいます。 冗談で気を紛らせても、今にも檻が破られそうな状況には変わりが無いわけで。 お願いです。助けてください。早く誰か来て下さい。チーフはどこに行ったんだよ!
実験員Aの手記

 女性の胎内に、魔法生物を妊娠させる事に成功した。術の成功と共に、 対象の女性は妊娠する。3日目にして、もう生まれそうなほどだ。実験に使用したのはある魔器をベースに、 鼠を数匹使用した。母体となったものにはかなりの激痛が伴っている。

 問題なのは、イレギュラーによって妊娠したのが私だと言う事だ…  おそらく、明日、私の命と引き換えに魔法生物が生まれるだろう。 以下に儀式に用意するものと、手順、及び失敗の原因と思われるものをリストに上げておく。 願わくば、私のような失敗を繰り返さない事を。
ある秘儀魔法使いの手記

 ◎月×日
 ある魔法のローブを手に入れた。凄いローブだ。剣で軽く切っても切れ目がつかない。 このローブのおかげで連戦連勝だ。ただ、時折意識が無くなり、 気が付いたら周りの者が全員死んでいるのは一体どう言う事なのだろう。

 ×月▼日
 いい加減気持ち悪かったので、このローブは売っぱらった。ミアンとか言う少女が、 友達の鼠を探しに行くのに必要なんだそうだ。まぁ、あのローブを着ていれば、 その辺のごろつきなど、たいした事は無いだろう。

 ×月○日
 妊娠した。おかしいな。2年以上男と関係は持ってないのに…
あるグラディウスの日記

 ちび太が居なくなった。こんな時にエイジが居てくれれば頼りになるのに。 探しに行こうにも、後行ってないのは下水と、外と、領主様の島だけだ。 運良く、女の剣士さんが魔法のローブを売ってくれたので、これを着て明日探しに行こうと思う。 デザインがイマイチなのがちょっとなぁ。

 そう言えば、最近エイジの家から、ガサガサ音がするのは何なのだろう。 泥棒さんが泥棒さんに入られちゃおしまいだよね〜、とか思ってみたり。
ミアンの手記

 以上不幸の手紙でした。編集後記が何も思いつかなかったので、 手の動くままこんな物を書いてみた。頭くさっとるな、俺は。ところで、 日記と手記ってどう違うの?