シーン3:ディアボルス(正位置)

GM
おっ? 自分なんか悪い事してきたやろ?
エイジ
なんでやねん。
GM
えー… で、今ですね。ブルーダーシャフトの自分と、青鮫団のブロウって人と共同作戦をしてる訳やねんか。 でまぁ、遺跡荒しをしてるわけですよ。で、最後の部屋の鉄の扉を、ブロウがぶった斬ると、目の前に光り輝く宝箱が。
「ブロウ」
「じゃ、アレよろしく」
エイジ
「俺が?」
「ブロウ」
「だって、俺が斬ると中身まで斬っちゃうじゃん」
エイジ
しゃーない。とりあえず試してみるか。何であければ… いや、その前に<知覚>を(コロコロ) 9。ダメだ解らん。
GM
宝箱です。光り輝いていますね。
エイジ
うっし、じゃ開けるぞ(コロコロ) あ。ファンブった…
GM
では、いきなり∵絶対命中∵*1。顔面に綺麗に入った。
六郎
いやぁ。おいしいなやっぱり(笑)
GM
なに悠長に構えてるんだよ。[束縛]な。
六郎
え?
GM
∵絶対命中∵っつたじゃねぇか。で、エイジさん。目の前の宝箱は、ミミックでした。 ちなみにあなたの顔面をどついたのは舌。ダメージは無し。鼻血流してむかついてくれ。
エイジ
殴っとくか。≪間合い≫≪硬運≫≪徹し≫≪修羅≫(コロコロ)クリティカル。
GM
みそ汁の貝のごとく、口をがっぱり。とりあえず、聖痕の開放ね。
エイジ
へろへろになってる所で、口ん中さぐる。
GM
そうすると、なにやら*2ありますな。
エイジ
よし。じゃ、それをこっそり手に入れることはできるかな?
GM
うむ。ブロウはただの強盗だから、そんな事は解らない。
エイジ
「何も入って無いぞ」
「ブロウ」
「あー… しゃぁないなぁ。その宝箱が高そうだから、俺それもらって帰るわ」
エイジ
「おう。そんじゃ」
「ブロウ」
「まぁ、またどこかでな」
エイジ
「おう。報告はやっとくよ」
GM
んでまぁ、ケルバーの町に帰る訳ですわ。そーすっと、やつれた人が出迎えてくれます。
「おかえり」
エイジ
やつれてるんかい(笑)
「大丈夫?」
「やつれてる奴」
「あんまり… とりあえず、食い物持ってない?」
エイジ
「持ってないよ」
「やつれてる奴」
「そうか… で、帰ってきたばっかりで悪いんやけど、早速頼み事がある」
エイジ
「メシ食わせろ、って言うんやろ?」
「やつれてる奴」
「いや。どーせ店行っても食えないから。実はな、この町の何処かから鼠が大量発生したらしく、 町の食料と言う食料を食われてしまってんねん。この鼠の発生源を突き止めて、叩き潰すというのを…」
エイジ
「お願いしたいと」
「やつれてる奴」
「そう。と言うか、俺はもういーかげん動けん。かれこれもう3日も。まだ動ける事は動けるけど、 もーええ加減しんどい」
エイジ
「え〜… やりたくないなぁ」
「やつれてる奴」
「頼まれてくれ。報酬はなんぼでも出す。命の恩人だからな。好きな金額を言ってくれ」
エイジ
「うーん。せやなぁ… 金額かぁ…」
「やつれてる奴」
「別に金じゃなくてもいいぞ。物でも何でも良い。食料以外は何でも用意できると思う。 事件解決した後なら、食料も用意しよう」
エイジ
「じゃぁ、格闘武器が欲しいな」
「やつれてる奴」
「解った。探しておく。ところで、何かあった?」
エイジ
「いや、特に何も。ブロウさんが空の宝箱持って帰ったけど?」
「やつれてる奴」
「あぁ… そう…」
エイジ
「なんか、ミミックやったけど」(笑)
「やつれてる奴」
「あぁ? そんなんもって帰ってあの人どうすんの?」
エイジ
「さぁ? 頭悪いねんって。多分」
「やつれてる奴」
「まぁ、ええわ。とにかく頼んだで。ホンマに頼む」
エイジ
「まかしとき」
キャラコンバートをどの様にするのかが、楽しみでもあるし、不安でもある(続く)
*1∵絶対命中∵
 もれんつぁでも書いたけれども、早め早めの[奇跡]。 PCの【DP】を減らせる時に減らしておこうとした物。 ただし、コレは失敗。どーせやるなら一回目のオープニングでやらないとね。

 [物忌み]のチャンスが無いときに【DP】を削って、PLを必死にさせようと言う狙いがあった。 モチベーションだね。
*2なんか
 誰一人として気が付かなかったみたいだが、 実はコレ、後半で物凄く大切な役割を果たしつづけてた。 ネコイラズだったんだけどなぁ…
***編集後記
 ソアラの導入の時もそうだったが、依頼人の口から語らせる前辺りに、 町が鼠であふれている事などの情景描写を、軽くしておくべきだった。 そうすれば、よりやばさ加減が伝わったのだけれども…

 今回のGMは、細かい見落としをしている点が多かった。リプレイ製作は、 こう言う事に気が付かせてくれる辺り、本当に偉大だなと思う。 めんどくさいのが無ければね〜。