シーン4:アクア(逆位置)

GM
びぶろす… ゲーム雑誌*1か、お前は(笑)  まぁ、とにかく、リザベート・バーマイスターさんがお呼びです。
ビブロス
はいはい。じゃ、リザベートの所に…
GM
で、そこに行く途中で声をかけられます。
「???」
「お前、ビブロスだな?」
「ビブロス」
「いかにもそうだが?」
「???」
「借金の保証人になっているが… これはどういう事かな?」
ビブロス
「知らん!」
「???」
「とりあえず、借金した奴が払えないと言っているから、 貴様には支払ってもらわんとならんのだが…」
ビブロス
「知らんもんは知らん。てゆうか、こっちはそんな記憶全然ないんじゃ!」
「???」
「それは問題じゃない。で、今いくら持ってるんだ?」
ビブロス
「…16銀貨」
「???」
じゃぁ、その16銀貨の入った袋を分捕って
「16銀貨か… たらんな」
ビブロス
「あんた、一体誰だ?」
「???」
「私は、モレンツァと言う人だ。はっはっはぁ。 モレンツァはなぁ。偉いんだぞ*2
ビブロス
「知らんなぁ。初めて聞く名前だなぁ」
「モレンツァ」
「そりゃそうだぁ。モレンツァはマイナーだからな」
ビブロス
「じゃぁ、何であんたがこんな所に来てるんだ!」
「モレンツァ」
「それはな、借金のせいだ」
ビブロス
「だから、誰の借金だ!」
「モレンツァ」
「こいつの… ちっぷ?」
ビブロス
だ、誰それ?
GM
全然知らない人(笑)
ビブロス
「あのさぁ、人違いだよ、ぼうや」
「モレンツァ」
「ほら、筆跡はお前の物だぞ。 ちゃんと公用文書と照らし合わせて、お前と確認しているぞ。 ほら、このように」
ビブロス
「なんでそんな物持ってるんだよ。あんたレクスじゃないだろ!*3
「モレンツァ」
「モレンツァはレクスだぞ。昔な。今はレクスから出世して、 ヴィンス公国の偉い人だこのやろう。館長さまと呼びやがれ」
ビブロス
「見えない」
「モレンツァ」
「何とでも言うがいい。モレンツァは偉いんだ。わかったら来い」
ビブロス
「嫌だ」
「モレンツァ」
「いいか。モレンツァって人は偉いんだ。 そして、今お前の目の前にいるのはそのモレンツァって人だ。 わかったら来い」
ビブロス
「リザベートに呼ばれてるんだよぉ」
「モレンツァ」
「はぁ? リザベート? あんな弱小貴族どうでも良いだろうが。 とっととこの馬車に乗りやがれこのヤロウ」
有無を言わさずどかん。
ビブロス
「あうっ」
「モレンツァ」
「はいよ〜」
がしゃこがしゃこがしゃこ
ビブロス
「あぁ〜っ ケルバーが、ケルバーがぁ〜」
GM
遠ざかるケルバーの町(笑)
勘違いの無いように言っておくけど、これって見た目ほど不吉なカードじゃないよ
*1ゲーム雑誌か
 おそらく、ファミ通ブロス辺りと混乱したのだろう。 聞いた話によると、ビブロスは雑誌ではなく、何かのキャラクターらしいのだが…

 でさぁ、ちょっと聞いてぇや。この間本屋に行ったらな、ビブロスってエロ漫画雑誌が有ってんやんかぁ(笑)

 びっくりしましたわ。
*2偉いんだぞ
 この辺から壊れだした。えー、この台詞をはく直前、 実は私の頭脳にある人物の自己紹介文がよぎったのです。 その人物の名前は“オーマス”

 Diablo 2 の Act 3 に登場するNPCで、自分の事を “I am ...”と言わずに“Ormus is ...”と、自分の名前で呼ぶんですな。 この辺が運の尽き。テンパリ路線一直線。
*3レクスじゃないだろ!
 別にレクスじゃなくても、持ち出す許可ぐらいは貰えると思うのだが…  ってゆーか、公用文書って全部が全部レクスの管理下じゃないと思うのだが…

 いやはや。勘違いと言うのは怖い。それに対して「昔レクスだったぞ」 と返すモレンツァが俺にはもっと怖い(笑)
***編集後記
 上でも書いたけど、この辺からモレンツァは壊れだした。 キャラの性格をきっちりと決めていなかったが為に、 頭の中をよぎった不思議な生命体に毒されてしまった。

 オープニングとしては結構良い方だと思う。 まぁ、ビブロスのPLに依頼型を用意しても、 完遂してくれないって言うか、割とその場その場に流される事が多いので、 どーせなら始めっから流しちまえ。って事でホットスタートちっくにしてみました。