楽屋裏

 あらすじの方は、結構見栄え良く編集してありますが、実際のアクトではもっともっとヘコヘコでした。 シーン数ももっと多かったし、書かれていないPC同士の無意味な絡みも結構有りました。 いやぁ、うろ覚えだと余計な部分欠かなくて良いから楽でいいなぁ。

 てなところで、例によってNPCの紹介です。

ボリヴァドゥス
 最強の魔神の一人に数えられる魔神で、アーグリフと仲が悪い。 数多くのフォールン・ウルフェンを従えている。ハイデルランド地方の台風の目の1つ。
Unknown

ポーク・ポーク・ポーク
 ボリヴァドゥスに使えるオーク。随分とベタな名前だが気にしてはいけない。 クレアを倒して彼女を自分の嫁にしようとしたが、思いっきり逃げられてしまった豚。 元々はエキストラに近い扱いだったのだが、良い性格をしているので格上げ。結構お気に入りのNPC。 僕がオークを登場させる場合は、大概こいつのアルカナをそのまま流用しているので、 性格だけではなく、データ面においても非常に重宝している。
Ventus = Furcifer = Furcifer

ルシ(獣人)
 フォールン・ウルフェン。こいつも結構お気に入り。最終の戦闘でその人外の力を余すところ無く発揮した。 ちなみに、本名は不明。PCに、さらに混乱を与える為にルシと名乗らせてみただけの話。最後の戦闘において、 彼の相手であるDaのキャラクターは、かなり戦闘に特化していたので、GMも遠慮せず彼に≪獣の力:8Lv≫を持たせるなど、あほな戦闘能力を与えてみた。 いやぁ、なんでルールブックに書いてある始めのキャンペーンで、≪能力増強:10Lv≫とか言う訳の解らん魔剣が出てくるのか、やっと理解した。 意外と何とでもなるもんだ。
Aqua = Furcifer = Gladius

ルシ(人間)
 不幸なエキストラ。嫁さんと離婚しても家族への愛情を捨てきれず、レクスまがいの事をやっては、 仕送りを続けていた。ちなみに、家族はケルバー在住。最終的には闇の鎖に毒され、それを見たレオンによって止めを刺される。 シナリオ的には単なる生贄
Unknown

アクシス(名前は失念)
 これまた不幸なNPC。ブレダの小部隊を率いて小競り合いに参加した物の、あっけなく全滅。 必死こいてボリヴァドゥスが住み着いたと言う噂の塚まで逃げ、彼の魔神の力で以って復讐しようとした人物。 結果はあらすじを見てのとおり。驚いた事に、アダマスであるクレアに対して≪雷撃≫一発で10を越える実ダメージを与えた。 危うく、オープニングの2シーン目でPC殺害などと言う、シナリオ崩壊以前の事態を引き起こす所だった。 さすが、「代償:R」。装甲馬鹿には強い。ちなみに女性だった。
Unknown = Axis = Unknown

 2001年のGW中に行ったアクトの中で、最も出来が良かったもの。ちなみに、シナリオの製作時間は5分。 元々なーんにもネタの無い状態で、Daに投げかけた質問がきっかけ。

「どっか行きたい場所ある?」
「んじゃ、ここ(塚を指す)」

 このたった二つのやり取りで、このアクトの内容が決定した。おそらく、 一番質が良くなった理由は、ボリヴァドゥスと言う巨大な存在が登場した事だろう。 セッションの結果、PCに何かしら大きな影響や、設定が大きく変わってしまうような出来事があると、 GMとしても大きな充実感を得られる。中々狙っても出来ないのが悔しいところだ。ただ、 マスタリングとシナリオ作成に、大きなヒントを与えてくれたシナリオでもあった。偶然の産物と言う物は恐ろしい。

 特に≪雷撃≫に関する収穫が大きかった。上のアクシスのところにも書いてあるように、 アダマスのPCをオープニングで殺害しかけてしまった。元々 I+5 で、クリティカルしたのでダイス2個。 魔法なので、≪対魔法防御≫が無い限り装甲のみ。フルプレ、クロスへルム、革マントの装備でも、金属の装甲が半分になるので、 I+4 の装甲しかない。なるほど、だから「代償:R」なのな。≪元力:雷≫は受けられるから、Rじゃないのか… と理解。 ちなみに、通常の装備品では≪雷撃≫に対する装甲は I+4 が最大…

 てゆーか、ダメージで10ゾロ振ったら16 21点の実ダメっすよ。 大概の初期キャラが死ねるダメージ(笑)
 正直な所、アクシスの価値は見直されるべき。見た目の派手さは、グラディウスやエフェクトスには劣るけれども、 万能性という意味において、これほど日の目を見ないアルカナは無いと思う。PCの活動範囲を極限まで広げてくれることに、 このアルカナの価値はある。シナリオの幅もそれだけ広がる訳だし。戦闘のサポートではなく、 展開フェイズにおいてのサポート力で、これほど他のアルカナの追随を許していないアルカナは無い。

 で、アクシスは置いといて、実際の所、このアクトはリプレイにするには、ちょっとためらう内容だったかもしれない。上の方でも書いたとおり、 正直言って無駄なシーンがかなり多かった。あらすじの方では、「方針の違いにより決裂」と、 簡潔に書いてしまっているが、セッション中ではこの10文字の部分に、実に5シーンほど費やしている。 現代の法律を語りだすアダマスはあまり文章にしたくは無い。データが破損して、かえって良かったかもしれない。

 今回使用した小ネタ群 …因縁の相手が死体となって襲い掛かってくる等… は、 皆様がシナリオを構築する際に、ピースの一つとして使用していただければ幸いです。 とゆーか、元々 Sigil のリプレイはその為だけにしか存在してないんですが、まぁそれは置いといて、 次回は「フィーナ屠殺」です。ちなみに、タイトルと内容は全くと言っていいほど関係有りません。 例によって物量作戦に出ています。シナリオ作成時の癖だな、こりゃ。んでわまた。