シーン2:イグニス(逆位置)

GM
えーと、なんだこりゃ? …イグニスか。では、フレアさんです。
フレア
あ、私ですか?
GM
順番に行くっす。先ほど渡したリザベートのお屋敷なんですが、火急の用で呼ばれたと。
フレア
それは急いで行かないと。
GM
で、屋敷に向かうと出迎えるのはリザベートではなく、何故か執事さん
「申し訳ありません、お呼びたてしてしまって」
フレア
「それで、火急の用件とは…?」
「執事」
「実は、現在領主様は寝込んでおりまして…」
フレア
「なんですって!?」
「執事」
「その… 寝込む前に何が悪かったのかを調べてみた結果、前日の食事が悪かったのではないかと…  中でもワインがよろしく無かったのではないかと言う結論に達しました」
フレア
「それで、そのワインの出所は?」
「執事」
「最近ケルバーの町に新しく出来た“マイリのお店”と言う店が販売している物でして。 話の種にぜひ飲んでみたいと仰られるので食後におだししたら、翌日には… その…  言うのもはばかる状態に…」
フレア
「コロンといったと…」
「執事」
「いえいえいえ… コロンといってくれた方がどれだけ良かったか」
フレア
「そんなに悪いので?」
「執事」
「は。御覧になられますか?」
フレア
「まぁ、一応…」
GM
四肢をロープで縛られて、ベットの上でじったんばったん。 なんかこう、エクソシストの映画でも見てるような気分で。
フレア
目がイっちゃってるとか?
GM
はい。見事に。
「我々の方も手を焼いておりまして… なにせ翌日起きたらこのような状態になっていたものですから…」
フレア
「解りました。つまりマイリのお店が怪しいと…」
「執事」
「はい」
フレア
「では、その店は私が責任を持って調べておきましょう」
「執事」
「お願いします。なにぶん、領主様がこのような状態ですので、 我々だけで切り盛りしなければならないのですよ。あまり派手な問題は起さないで下さいね」
フレア
「…まるで私が問題児みたいではないですか」
「執事」
「あ、いえ。その、喧嘩とかになっても、我々で治められる範疇で行ってくださいと言う話でして。 決してそのような…」
フレア
「ご心配なさらずとも。それでは私も、そのおいしいと評判のワインでも戴きに参ろうかしら」
といって、領主の館から出て行こう。なんせフィニスだから酒のポイズンなんか効かないんだ(笑)
逆に参考にならないのは… Bastard、kyo、です。(続く)
***編集後記
 ここまでは考えていたオープニング。 どうやら、PLに合わせてシナリオを考えるクセがついてしまっているらしいです。 多分、コンベでGMできないタイプ…