シーン7:ステラ(正位置)

GM
キバァさん行こう。行きたい所いってないでしょ?
キバァ
よし、じゃぁ俺は湖に一人で向かうわ。
フレア
取引の前って意味やんな?
キバァ
おう。
フレア
じゃぁ、ついていく必要は無いな。
GM
では、湖畔の方に行くとですね、確かにうめき声が聞こえます。<知覚>してみよう。
キバァ
そろそろ上着を脱がんといかんな(コロコロ) …失敗。ふるわねぇ。2レベルだぞ?
GM
うめき声の方向はアバウトにしか解りませんでした。
キバァ
では、あちらだ。
GM
確かにうめき声は大きくなってるんですが、複数聞こえてくるので場所の特定がきつくなって来てます。
キバァ
やはり、実体の無い物かな… ≪目星≫をつけよう(コロコロ) ぜんっぜんダメ。
GM
≪目星≫をつけたところには枯れ木が一本。うめき声は先ほどよりも増えております。
キバァ
うーむ。湖は遠いの?
GM
いえ。もう、湖に着いていると言う事で。
キバァ
そうか… それじゃ、湖をぐるっと一周してみようかな?
GM
何日か*1かかりますが… それでもやりますか?
キバァ
そんなに大きいのか…
マイス
多分、俺のLLLL*2がそこに居るんだろうな(笑)
キバァ
仕方ない。ちょっと適当に歩いてみよう。
GM
では、【希望】で。
キバァ
(コロコロ) 【希望】は成功すんねんな。
GM
どうやら、適当に進んだ方向は正しかったらしく、声がはっきりしてまいります。 前方には一本の大きな木があります。
キバァ
うーん。<知覚>してみようか(コロコロ)成功。
GM
遠いので良く解りませんが、木には果実のような物がぶら下がっております。
キバァ
問題なく近寄ろうか。
GM
近寄ってみるとですね。遠かったので良く解らなかったのですが、かなりでかい木です。 この木何の木みたいな大きさですね。で、うめき声ですが頭上から聞こえます。
キバァ
…何が見えるんだ?
GM
上を見るとですね、なにやらうめき声を発している… 人? みたいなのがぶらーんと。
キバァ
あくまでも、登ってみるよ。
GM
登っていくとですね。枝の一本一本も非常に太いです。で、その唸ってる人みたいなのに近づいていくとですね、 ブドウのように実っている人がぶらーんと。アクアのカードの絵柄に、 ブドウ状に頭がくっついている物と考えてください。
キバァ
…1房になってるんや…
GM
はい。[悪徳]を。
ヴァルム
あれ? [悪徳]は必ず逆位置じゃなかったか?
GM
因果律で“開かない真実の書”を持ってたらな。
キバァ
…足は?
GM
一つです。枝と一体化してますね。
キバァ
「な、なんじゃっ、こりゃぁ〜!」
GM
周りを見ると、そんなブドウがいっぱいです。もいっちょ<知覚>してみましょう。
キバァ
よし(コロコロ)成功。
GM
では、一人の人物がこちらへこそこそと近づいてきます。木によじ登ったあと、 おもむろに斧を取り出して、ブドウの足の部分を刈り取ります。地面に激突した1房は、 断末魔の叫びを上げて死亡します。謎の人物は、その死体をひきずって、湖へと入っていきます。
キバァ
こちらには、気がつかなかったのか?
GM
はい。
キバァ
よし、それじゃ追いかけよう。
GM
水の中へと入っていきますが…?
キバァ
…ぬぅ。いや、泳ぐよ、俺は。
GM
えーと… では【体格】の判定でクリティカルして見ましょう。
キバァ
(いっころ)んー、クリティカルは無理。
GM
では、常人とは思えないスピードで泳いでいきます。
キバァ
こいつ、人間じゃネェ。
GM
必死こいて追いかけている時に、ちらっと尾びれが見えました。
前者のグループ… たとえばエリア88の場合、裏切った友にその真実を確かめるため、生き残り続ける様が描かれています。(続く)
*1何日か
 ケルバーの湖と言えば、トリエル湖。外周は 10 の位を切り捨てて 200km 。 人にもよりますが、10日〜20日の距離。ちなみに、 トリエル湖から、中心の島であるヴァイスインゼルまでは、22km 程あります…

 待て

 一日で泳いで渡れる距離じゃないじゃないか…  ぎゃぁぁ… ミスったーっ
*2LLLL
 ファミリアの大きさ。元のサイズがLL。 ≪巨体≫でLLL。さらに≪巨大化≫でLLLL。

 データ上は最大LLなんですがね。まぁ、お笑いです。
***編集後記
 距離の算出の仕方は、∵魔器∵ハイデルランドの歩き方 を参照してください。

 2nd Edition では、P.193 の地図を使用してください。 ただし、1mm は約 4.4km に変わります。