シーン9:アダマス(正位置)

キバァ
さて、そろそろ着いたかな?
GM
はい。着きました。魚人間を追って辿り着いた島には、酒樽がイパーイ。 で、ひときわ巨大な酒樽の中には、なにやら人の足のような物がイパーイ。 そしてなにやら、ごうんごうん言っております。ぐっちゃぐっちゃとも。
キバァ
不穏だな。
GM
でかい樽はパイプで繋がっております。
キバァ
繋がった先は?
GM
繋がった先からは、なにやら赤い物がトクトクと。それを作業員が酒樽に詰めてはどっかへ運んでおります。
キバァ
…作業員? なに? どんなん? 普通?
GM
普通です。何の変哲もありません。からすマスクのような物をつけていますが、 気にしてはいけません。あと、一本角が生えていますが、これも気にしてはいけません。
キバァ
「…何をしている?」
「???」
「… … … オレ? たるを〜、運んでいるであります」
キバァ
人語を解するな。しかも敵意は無いらしい。
「何でこんな所で樽を運んでいるんだ?」
こいつも馬鹿だ(笑)
「???」
「しっ、仕事ですから。はぁ」
キバァ
「どんな仕事だ?」
「???」
「こっ、この樽に赤い水を満たして、蓋を閉めて、運ぶ。以上ですっ。はっ。新しい上司の方でしょうか???」
キバァ
何も言わないでおこうか。
「上にあわせてもらおうか」
「???」
「上ですか? 今水の中であります。さっき放り込む物だけ放り込んで、どっかに行ったであります」
キバァ
「しばらく待たせてもらおう」
「???」
「明日の夜まで帰ってきませんが?」
キバァ
「構わん」
ところでこいつ個室とか持ってるのか?
「???」
いや。ないですね。 「寝るのは野宿に決まってるじゃないですか。部屋? 何ですかそれ?」
キバァ
「まぁいい。とりあえず待たせてもらおう」
単純明快な目的に対して、楽しませるストーリーで展開していきます。(続く)
***編集後記
 こう言うシーンを減らせるようにシナリオを組まんといかんなぁ…  と、ふと思ってみたり。

 何が問題かってーと、キバァのルートをこれっぽっちも考えてなかった事か。 この辺、きっちり考えてつくらんとイカンのう…