シーン12:マーテル(逆位置)

GM
シーンプレイヤーはヴァルムかな。
ヴァルム
ブドウ畑に向かいます。“同行者”はグロゥルとセシリア。
GM
高台の上でいいかな? ブドウ畑の藤棚が見下ろせる場所ってことで。
ヴァルム
いいよ。
リィナ
これで登場できなかったらつらいな… (いっころ)成功。
ヴァルム
「これはリィナ殿。合流できてよかった。彼女がもう1人のレクスだ。 そう言えばお互い自己紹介をしていなかったな」
グロゥル
「グロゥルだ」
セシリア
「始めまして。私の名前はセシリア・フォーゲルヴァイデですわ」
リィナ
「リィナです」
ヴァルム
「で、俺がヴァルムだ。で、確認しておきたいのだが、我々の目的はワインを葬り去る事。 そして、スティッキーを処罰する事。で間違いないな?」
グロゥル
「言葉は選ばなくてもいい。スティッキーは俺が斬る」
セシリア
「ちょっと待ってください。ワインってなんですの?」
ヴァルム
「この町で流行っているワインだな。そして、この町にある問題の元凶でもある。 でだ。このワインは人間を原料にして出来ている。先ず、人間をワイン漬けにする。 そして、そのワイン漬けにした人間の血が新たなワインになる… というわけだ」
グロゥル
「その話とここの光景とは随分違うようだが… ま、案外地面を掘ればそうなのかもしれないな」
リィナ
「もしかして、そのワインって人の名前とかついてません?」
ヴァルム
「そうだな。マイリも俺の知り会いだ」
リィナ
「と言う事はこのティナという名前も?」
ヴァルム
「可能性的にそうだろうな。で、気になる情報なんだが、次のワインはセシリアワインだとか…?」
セシリア
「つまり、私はワイン漬けにされてワインの元にされかけてたと?」
ヴァルム
「そう言うことになる」
セシリア
「…あの下郎がっ! 踏み潰してくれるわ」
グロゥル
「森ならば文字通り踏み潰せばいいのだが… ここではどういう手順を取るんだ?」
ヴァルム
「領主と一騎打ちがしたいのであれば、お膳立てぐらいはしてやれるが?」
グロゥル
「ジェフリィってやつの知恵だがな。今の領主の悪行を閉じ込められていた前領主が暴き立て、 そして、悪を追放すればいいのではないのか? それでお前の名誉は帰ってくるのではないのか?」
リィナ
「でも、町の人はみんなワインの言いなりになってるから… 領主の味方*1 と言う事ですよね。場合によっては私たちのほうが不利ですよ」
ヴァルム
「それについては俺に任せてくれ。俺には切り札がある」
セシリア
「そう。なら目の前のブドウ畑を処理しましょう」
ヴァルム
「ん? あぁ… それなんだが…」
グロゥル
「処理すればいいのだな? なら向かおう」
し〜は〜ん〜。いつになったら海外に行けばいいんですかぁ〜。いい加減仕事始めさせてください〜。もう、かっつんかっつんですよぉ〜
*1領主の味方
 むぅ…

 確かに選挙をすればそうだろうが…
***編集後記
 全員集合した割にはそんなに長くならなかったな。2つ前が長かったからか?

 このシーンはイメージ的には小高い丘の上って感じですか。 左手にブドウ畑を見下ろしながらシーンが進んでいくと。

 うむ。誰か挿絵描いてくれ。