シーン15:フィニス(逆位置)

GM
次はそちらの五人組ですね。レクスギルドですが、 なんだか慌しいです。
アゼル
「なんや?」
デデュ
「どうしたんですかねぇ?」
「レクス」
「不信人物を追っていたら返り討ちにあってしまった…  緑色の髪のウルフェンとか言う報告を受けたんだが…」
サラ
「なんか… どこかで見たような…」
GM
全員<知覚>をしてみようか? 誰か一人でも成功したらいいから。
編集
5人中4人が成功。
GM
先ほど、ヴァン家の前で無関係だと一蹴した女性だとわかります。
ブルー
「どうします? 先にヴァンさんに会うか、彼女に会って事情を聞くか」
アゼル
「とりあえず、ヴァンに会わせてくれないか?  こちらも出来るだけレクスに協力するからさ」
「レクス」
「…解りました。非常事態ですからね。こちらへ」
と言って、ヴァンのところへ通してもらえます。
「ヴァン」
「…なんだよ」
アゼル
さっき手に入れた日記の、エリアのページを見せて
「これは何や?」
「ヴァン」
「人のモン勝手に見てんじゃねーよ!」
アゼル
むかっ。格子ごしに胸倉つかみます。
ブルー
「ヴァンさん。外で殺人鬼が暴れまわっているのをご存知ですか?  そして、その殺人鬼があなたの家族を皆殺しにして、あなたを狙っているとしたら?」
「ヴァン」
「…マジかよ…」
ブルー
「この日記にあることが真実ならば、あなた達を放っておいた方が、 世の中の為*1になるかも知れませんがね。アゼルさんはどう思いますか?」
アゼル
「今のところは守ってやる… 今のところはなぁ…」
鉄格子を少しずつ曲げて…
「ヴァン」
「お、俺、まだ死にたくねぇよ…」
ユーリ
「今回助かったら、もう二度と暴行などしないと誓えますか?」
「ヴァン」
「わ、解ったよ。誓うよ」
アゼル
さて。これでアゼル君は完璧な証拠を手に入れたわけだ。
サラ
「事情徴収はこれ位にしましょうか」
デデュ
「そうですね。それよりも、先ほどの騒ぎのほうが気になりますし」
ユーリ
「無差別っぽいですからね…」
ブルー
マスター。ここで≪導きの星≫を使います (コロコロ)成功。 暴行の被害者を追うか、騒ぎの犯人を追うか知りたいです。
GM
んなもん、前者の被害者にきまっとる。騒ぎの犯人はPCだし、 そんな騒ぎ、俺は予想しとらん。
ブルー
「皆さん。今毒電波星のお告げ*2が降りました。暴行事件の被害者を追いましょう」
サラ
「犯人がせっかく捕まったんだから、被害者の家族に報告に行ったほうが良くありませんか?」
デデュ
「けど、騒ぎのほうを止めないと、被害者が増える一方なんじゃ…」
ブルー
「その騒ぎは、事件とは全く関係ないと星は告げていますから、大丈夫です」
デデュ
「かといって、放っておくわけにも…」
ブルー
「では二手に分かれましょう。私とアゼルさんが被害者の家族の方へ。 サラさん、ユーリさんと、デデュが騒ぎの方へでよろしいですか?  集合場所は中央公園にしましょう」
テープを取った時期的に、3ヶ月以内に原稿が上がっていれば、本文の方は今とは違った内容だったんじゃないかなと。訳注部分も前後のリプレイと微妙にマッチ。人生万事、塞翁が馬か… どっちが良いとはいえんなぁ… 人間って合わせ鏡たぁ、良く言ったもんだわ。
*1世の中のため
 悪人にはひどいことをして良いのか?  答えは無論No。悪人には償いが必要なのである。
*2星のお告げ
 いいんちょです。

 原文の方では毒電波となっていたのですが、 それはさすがにどうかなと思ったので、 ステラっぽく「星のお告げ」にしてみました。

 頼むで Y's、も、ホンマに(泣)
***編集後記
 やっと少しずつ世界が動き出したと言えるシーン

 5人とも同じ所でうろちょろしないで分散しなさい。 それとも5人でやっと一人前の仕事率しかないのか?  全員が初心者ならともかく、身の振り方は解っているでしょうに。